1 / 19
1
しおりを挟む
「バリケード右に2人!」
「了解!俺近付くから、弾幕行ける?」
「了解!撃つぞ!」
バリケードに近付く為に敵チームの死角をダッシュする。ダッシュしている隙を狙撃されない様に仲間の井川さんが、リズミカルに援護射撃を続けている。
ここはサバゲーのための、フィールド。本日はフラッグ戦である。
無線で仲間と連絡し合い、有利な状況を作る。
「あ!ヒット!」
スコープ越しの井川の援護射撃が敵チームのひとりを捉えた。撃たれた敵は手を挙げて申告している。
「ナイスぅー!」
「ありがとぅーござーす!」
敵チームの前線をかなり押し込めている。人数差も出ているはずだ。バリケードに隠れながら、俺の心拍数は上昇している。
ハァハァ……息を整えて索敵をする。
!!!
そこで俺の記憶は途切れた……
◇ ◇ ◇ ◇
「と、まぁそういうこっちゃ!大体は理解出来たか?」
真っ白な空間で、目の前の自称創造神がとうとうと説明をしている。
何!?異世界転生?
「つまり俺は今までと違う世界で生まれ変わると?」
「ああ!そうだ。お前が得意だったというスキルを持たせてやる。感謝するんだな。」
どうやら特殊GUNスキルと、俺のしつこい直訴により異世界でのイケメン容姿も勝ち取れたようだ。
「ああ!感謝してるぜ。自称創造神様!」
「自称ではない!お前はどうもひと言余計じゃのぅ。まぁ良い。では覚悟は良いか?行くぞ!」
◇ ◇ ◇ ◇
再び意識を取り戻すと、草原の中で横たわっていた。
青臭い匂いで目を覚ました俺は周りを観察する。
「ここが異世界か?」
雲ひとつない青空。膝丈の高さの草っ原。少し先には、適度に生え茂った林が見える。
次第に自称創造神との会話が思い出されてきた。
「ステータス!だっけ?」
半信半疑で言葉を口にすると、目の前に半透明のウィンドウが出現した。
【アキラ】15歳 レベル1
[HP]20
[MP]100
[特殊スキル]GUN
お!自称創造神が言ってた様にアラサーだった俺が15歳に若返っている。名字という概念は不要。なるほど……名のアキラだけなのか。
[特殊スキル]GUN
これだ!コレ!
頭に使いたい銃の種類を思い浮かべればいいんだな?
「セット!」
言葉を発した瞬間、俺の手にはズシリと重量感を感じるハンドガンが握られていた。
うぉぉ!?
今ではあまり見なくなったが、僕がサバゲーでも愛用していたデザートイーグルじゃないか!?
重量がかなりあるが、アサルトライフルAK47に負けずとも劣らない威力を誇る、ハンドガン最強の銃だ。
カチッ!
リロードする。50口径の弾丸は入っていない。
空撃ちのつもりでトリガーを引く。
ズドン!!
弾を装填していないのに、デザートイーグルの物凄い反動が来た。弾が出た!?
マガジンを取り出し確認するが、弾は入っていない。
今度は前方の立ち木に向かって狙いを付ける。トリガーを引く。
ズドン!ズドン!ズドン!
こりゃサバゲーのエアガンの手応えじゃない……海外の実弾射撃場で撃った事のある実弾でもない。これが自称創造神が話していた魔力弾か!!
ステータスを再び確認する。
やはり俺のMPが減っている。どうやら一発撃つ度に、MPが1減少するらしい。
メリットは、マガジン交換の手間が要らない事か?デメリットはMPが無くなると弾切れを起こす事か?
そういえば、MPは時間経過で自然回復すると言ってたな……ステータスを見ていると1分経過する度に、MPが1回復していた。
しばらく考えた後、俺は言葉を発した。
「セット!」
思った通りだ。デザートイーグルは姿を消し、スナイパーライフルを手にしていた。
「セット!」
お次はM134ミニガンだ。3000Jを超える威力に1秒間に100発を連射出来るという性能だ。
これがあれば、目の前の敵を蜂の巣に出来るが、弾数が足りない。
ステータスにレベル表示があったので、おそらくレベルアップでHP、MPが上昇するのだろう。
となると……
「セット!」
射程距離2キロ、3キロと言われているブローニングも現れた。長距離射撃ながらも連射可能な武器だ。
これはイケる!
この世界は剣と魔法のファンタジーの世界だと言っていたが、この圧倒的なGUNスキルがあれば無双出来るに違いない。
俺は草原の中を、確信を持って歩き出した。
「了解!俺近付くから、弾幕行ける?」
「了解!撃つぞ!」
バリケードに近付く為に敵チームの死角をダッシュする。ダッシュしている隙を狙撃されない様に仲間の井川さんが、リズミカルに援護射撃を続けている。
ここはサバゲーのための、フィールド。本日はフラッグ戦である。
無線で仲間と連絡し合い、有利な状況を作る。
「あ!ヒット!」
スコープ越しの井川の援護射撃が敵チームのひとりを捉えた。撃たれた敵は手を挙げて申告している。
「ナイスぅー!」
「ありがとぅーござーす!」
敵チームの前線をかなり押し込めている。人数差も出ているはずだ。バリケードに隠れながら、俺の心拍数は上昇している。
ハァハァ……息を整えて索敵をする。
!!!
そこで俺の記憶は途切れた……
◇ ◇ ◇ ◇
「と、まぁそういうこっちゃ!大体は理解出来たか?」
真っ白な空間で、目の前の自称創造神がとうとうと説明をしている。
何!?異世界転生?
「つまり俺は今までと違う世界で生まれ変わると?」
「ああ!そうだ。お前が得意だったというスキルを持たせてやる。感謝するんだな。」
どうやら特殊GUNスキルと、俺のしつこい直訴により異世界でのイケメン容姿も勝ち取れたようだ。
「ああ!感謝してるぜ。自称創造神様!」
「自称ではない!お前はどうもひと言余計じゃのぅ。まぁ良い。では覚悟は良いか?行くぞ!」
◇ ◇ ◇ ◇
再び意識を取り戻すと、草原の中で横たわっていた。
青臭い匂いで目を覚ました俺は周りを観察する。
「ここが異世界か?」
雲ひとつない青空。膝丈の高さの草っ原。少し先には、適度に生え茂った林が見える。
次第に自称創造神との会話が思い出されてきた。
「ステータス!だっけ?」
半信半疑で言葉を口にすると、目の前に半透明のウィンドウが出現した。
【アキラ】15歳 レベル1
[HP]20
[MP]100
[特殊スキル]GUN
お!自称創造神が言ってた様にアラサーだった俺が15歳に若返っている。名字という概念は不要。なるほど……名のアキラだけなのか。
[特殊スキル]GUN
これだ!コレ!
頭に使いたい銃の種類を思い浮かべればいいんだな?
「セット!」
言葉を発した瞬間、俺の手にはズシリと重量感を感じるハンドガンが握られていた。
うぉぉ!?
今ではあまり見なくなったが、僕がサバゲーでも愛用していたデザートイーグルじゃないか!?
重量がかなりあるが、アサルトライフルAK47に負けずとも劣らない威力を誇る、ハンドガン最強の銃だ。
カチッ!
リロードする。50口径の弾丸は入っていない。
空撃ちのつもりでトリガーを引く。
ズドン!!
弾を装填していないのに、デザートイーグルの物凄い反動が来た。弾が出た!?
マガジンを取り出し確認するが、弾は入っていない。
今度は前方の立ち木に向かって狙いを付ける。トリガーを引く。
ズドン!ズドン!ズドン!
こりゃサバゲーのエアガンの手応えじゃない……海外の実弾射撃場で撃った事のある実弾でもない。これが自称創造神が話していた魔力弾か!!
ステータスを再び確認する。
やはり俺のMPが減っている。どうやら一発撃つ度に、MPが1減少するらしい。
メリットは、マガジン交換の手間が要らない事か?デメリットはMPが無くなると弾切れを起こす事か?
そういえば、MPは時間経過で自然回復すると言ってたな……ステータスを見ていると1分経過する度に、MPが1回復していた。
しばらく考えた後、俺は言葉を発した。
「セット!」
思った通りだ。デザートイーグルは姿を消し、スナイパーライフルを手にしていた。
「セット!」
お次はM134ミニガンだ。3000Jを超える威力に1秒間に100発を連射出来るという性能だ。
これがあれば、目の前の敵を蜂の巣に出来るが、弾数が足りない。
ステータスにレベル表示があったので、おそらくレベルアップでHP、MPが上昇するのだろう。
となると……
「セット!」
射程距離2キロ、3キロと言われているブローニングも現れた。長距離射撃ながらも連射可能な武器だ。
これはイケる!
この世界は剣と魔法のファンタジーの世界だと言っていたが、この圧倒的なGUNスキルがあれば無双出来るに違いない。
俺は草原の中を、確信を持って歩き出した。
0
あなたにおすすめの小説
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?
スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。
女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!?
ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか!
これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる