異世界でマシンガンぶっ放したら最強だった件

ぽっちゃりおっさん

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 騒ぎを聞きつけたギルマスは、バスローブ姿のままギルドの奥から出てきた。

 「一体何だ!?落ち着いて事情を説明しろ!」

 ギルマスを初めて見た姿がバスローブを着た間抜けな格好をしたギルマスだった。その姿に緊迫感の溢れていたギルド内が一瞬和む。

 「あんたがギルマスか!?ハァハァ……よく聞け!私はアコウクー守備隊伝令のジョージである。ハァハァ……隣のアガサ地方からの侵攻軍だ!!千人規模の侵攻軍がここアコウクー地方に攻め入ってきている。既に辺境は落とされておる。各街強固に守備を固めよ!との伝令だ。良いか!?繰り返し伝える。各街強固に守備を固めて侵攻軍を撃退せよ!」

 ギルドの中が一斉にどよめいた。この伝令は素人か?なぜ大事な情報を皆に知れるように伝えるんだ?

 「また来やがったな!」

 「やるんだろ?ギルマス!?」

 「親父の仇を取ってやるぜ!」

 一体どうしたんだ?ギルドの中が急に熱を持った様に盛り上がり始めた。

 「みんな!聞いたか?さぁこの街を拠点とするお前らの見せ場だ。勿論報酬に糸目は付けねーぞ!いいか?奴等を撃退して恨みを晴らし、がっつり稼げ!宴の始まりだ!!」

 「ウォォォォーー!!」

 バスローブをはだけながらのギルマスの演説にギルド内が一気に盛り上がる。冒険者達は拳を宙に掲げて呼応している。

 どうやら隣のアガサ地方は何度も侵略を重ねてきている不倶戴天の敵らしい。

 しかしギルド内部には多く見積もっても50人ほどの冒険者しかいない。千人規模で侵略してくる敵に対抗策はあるのか?

 「敵は我らより多くの人数で攻めて来る。しかし我々は日夜、命を懸けて戦っている冒険者である。街の守備隊も200は居る筈だ。決して勝てない相手ではない!数の力に物を言わそうとする敵を殲滅してやるぞ!」

 熱狂に当てられて、俺も興奮を隠し切れない。

 「近距離戦闘部隊は、右手側へ!中・遠距離戦闘部隊は左手側へ。補助・回復部隊は中央へ移動してくれ!」

 自軍の戦力把握か?俺は遠距離戦闘タイプだろう。言われるがまま中・遠距離戦闘部隊のいる左手側に入った。

 「よし。中・長距離戦闘部隊の指揮はDランクパーティーのハッジに任せたぞ!」

 「おう!任せときな!お前達、俺がハッジだ。Dランクパーティー『紅の夜明け』のリーダーだ。まぁみんな知ってるな?」

 「で、ハッジどうする?」

 「序盤はこの前と同じだ。近距離戦闘部隊は城壁から出て敵と対峙するだろう。俺達は城壁の上から、近付いてくる敵を殲滅していく。近距離戦闘部隊に手柄をやらないつもりで行くぞ!」
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