13 / 19
13
しおりを挟む
騒ぎを聞きつけたギルマスは、バスローブ姿のままギルドの奥から出てきた。
「一体何だ!?落ち着いて事情を説明しろ!」
ギルマスを初めて見た姿がバスローブを着た間抜けな格好をしたギルマスだった。その姿に緊迫感の溢れていたギルド内が一瞬和む。
「あんたがギルマスか!?ハァハァ……よく聞け!私はアコウクー守備隊伝令のジョージである。ハァハァ……隣のアガサ地方からの侵攻軍だ!!千人規模の侵攻軍がここアコウクー地方に攻め入ってきている。既に辺境は落とされておる。各街強固に守備を固めよ!との伝令だ。良いか!?繰り返し伝える。各街強固に守備を固めて侵攻軍を撃退せよ!」
ギルドの中が一斉にどよめいた。この伝令は素人か?なぜ大事な情報を皆に知れるように伝えるんだ?
「また来やがったな!」
「やるんだろ?ギルマス!?」
「親父の仇を取ってやるぜ!」
一体どうしたんだ?ギルドの中が急に熱を持った様に盛り上がり始めた。
「みんな!聞いたか?さぁこの街を拠点とするお前らの見せ場だ。勿論報酬に糸目は付けねーぞ!いいか?奴等を撃退して恨みを晴らし、がっつり稼げ!宴の始まりだ!!」
「ウォォォォーー!!」
バスローブを開けながらのギルマスの演説にギルド内が一気に盛り上がる。冒険者達は拳を宙に掲げて呼応している。
どうやら隣のアガサ地方は何度も侵略を重ねてきている不倶戴天の敵らしい。
しかしギルド内部には多く見積もっても50人ほどの冒険者しかいない。千人規模で侵略してくる敵に対抗策はあるのか?
「敵は我らより多くの人数で攻めて来る。しかし我々は日夜、命を懸けて戦っている冒険者である。街の守備隊も200は居る筈だ。決して勝てない相手ではない!数の力に物を言わそうとする敵を殲滅してやるぞ!」
熱狂に当てられて、俺も興奮を隠し切れない。
「近距離戦闘部隊は、右手側へ!中・遠距離戦闘部隊は左手側へ。補助・回復部隊は中央へ移動してくれ!」
自軍の戦力把握か?俺は遠距離戦闘タイプだろう。言われるがまま中・遠距離戦闘部隊のいる左手側に入った。
「よし。中・長距離戦闘部隊の指揮はDランクパーティーのハッジに任せたぞ!」
「おう!任せときな!お前達、俺がハッジだ。Dランクパーティー『紅の夜明け』のリーダーだ。まぁみんな知ってるな?」
「で、ハッジどうする?」
「序盤はこの前と同じだ。近距離戦闘部隊は城壁から出て敵と対峙するだろう。俺達は城壁の上から、近付いてくる敵を殲滅していく。近距離戦闘部隊に手柄をやらないつもりで行くぞ!」
「一体何だ!?落ち着いて事情を説明しろ!」
ギルマスを初めて見た姿がバスローブを着た間抜けな格好をしたギルマスだった。その姿に緊迫感の溢れていたギルド内が一瞬和む。
「あんたがギルマスか!?ハァハァ……よく聞け!私はアコウクー守備隊伝令のジョージである。ハァハァ……隣のアガサ地方からの侵攻軍だ!!千人規模の侵攻軍がここアコウクー地方に攻め入ってきている。既に辺境は落とされておる。各街強固に守備を固めよ!との伝令だ。良いか!?繰り返し伝える。各街強固に守備を固めて侵攻軍を撃退せよ!」
ギルドの中が一斉にどよめいた。この伝令は素人か?なぜ大事な情報を皆に知れるように伝えるんだ?
「また来やがったな!」
「やるんだろ?ギルマス!?」
「親父の仇を取ってやるぜ!」
一体どうしたんだ?ギルドの中が急に熱を持った様に盛り上がり始めた。
「みんな!聞いたか?さぁこの街を拠点とするお前らの見せ場だ。勿論報酬に糸目は付けねーぞ!いいか?奴等を撃退して恨みを晴らし、がっつり稼げ!宴の始まりだ!!」
「ウォォォォーー!!」
バスローブを開けながらのギルマスの演説にギルド内が一気に盛り上がる。冒険者達は拳を宙に掲げて呼応している。
どうやら隣のアガサ地方は何度も侵略を重ねてきている不倶戴天の敵らしい。
しかしギルド内部には多く見積もっても50人ほどの冒険者しかいない。千人規模で侵略してくる敵に対抗策はあるのか?
「敵は我らより多くの人数で攻めて来る。しかし我々は日夜、命を懸けて戦っている冒険者である。街の守備隊も200は居る筈だ。決して勝てない相手ではない!数の力に物を言わそうとする敵を殲滅してやるぞ!」
熱狂に当てられて、俺も興奮を隠し切れない。
「近距離戦闘部隊は、右手側へ!中・遠距離戦闘部隊は左手側へ。補助・回復部隊は中央へ移動してくれ!」
自軍の戦力把握か?俺は遠距離戦闘タイプだろう。言われるがまま中・遠距離戦闘部隊のいる左手側に入った。
「よし。中・長距離戦闘部隊の指揮はDランクパーティーのハッジに任せたぞ!」
「おう!任せときな!お前達、俺がハッジだ。Dランクパーティー『紅の夜明け』のリーダーだ。まぁみんな知ってるな?」
「で、ハッジどうする?」
「序盤はこの前と同じだ。近距離戦闘部隊は城壁から出て敵と対峙するだろう。俺達は城壁の上から、近付いてくる敵を殲滅していく。近距離戦闘部隊に手柄をやらないつもりで行くぞ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?
山咲莉亜
ファンタジー
ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。
だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。
趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?
ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。
※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる