君に打つ楔

ツヅミツヅ

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35、道すがら

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 3日の日まで、バイトを連勤していた美優は、心待ちにしていたテーマパークへのお泊りデートに浮かれていた。
 明日は4日。早朝から壱弥が家に車で迎えに来てくれる予定だ。
「神崎さん、最近男出来たでしょ?」
 バイト先で清水が美優に冷やかす様に言った。
「え? どうして?」
 内心ぎくりと焦ったが出来る限り平静を装って訊ねてみる。
「なんか垢抜けて来たもん。いつも楽しそうだし」
「ホント? そうかな? 別に何も変わらないですよ?」
 木之崎がそんな二人の会話に入って来る。
「確かに神崎さん、最近楽しそうだし綺麗になったよね。ホントに彼氏出来た?」
「えっと……、ほら、社会人になったでしょ? だからお化粧覚えようと思って……。知り合いのお姉さんに今教えてもらってるんです」
 実際、これは全くの嘘ではない。
 本当に化粧などした事のなかった美優は今度穂澄と化粧品を一緒に見繕ってもらう約束をしている。
 基本的にビジネスメイクを教えてもらえれば充分だと思っているが、穂澄は色々と教えようと張り切っている。
「へえ、そうなんだ。女の子は大変だ。4月からうちの正社員だもんね」
 木之崎はそれで納得してくれた様だったが、清水は更に追及してくる。
「でも別にここには化粧して来てないじゃん? そういう事じゃないと思うんだけどな~~」
「あ、店長? そろそろ私上がってもいいですか?」
 これ以上色々追及されたら彼氏が出来たと言わざるを得ない状況になりそうだったので、早々に話題を切り上げた。
「うん、いいよ。お疲れ様。3日間休みだね。旅行かどこか行くの?」
「はい、友達とワイルドスタジオ行くんです」
「そっか、それでここ最近楽しそうだったんだね。楽しんできて」
「それ絶対彼氏でしょ?」
「そんなんじゃないですよ。お疲れ様でした、店長、清水さん」
「はい、お疲れ」
「お疲れ~~」
 早々にスタッフルームに入ってエプロンを外してそれをロッカーに仕舞って、鞄を出してコートを羽織る。
 スタッフルームを出ると清水が美優に手を振った。
「ワイルドスタジオのお土産楽しみにしてるよ~~」
「わかりました。何か買ってきますね。お疲れ様でした」
 お店を出て、従業員用の駐輪場に歩き、自転車の鍵を差し込んでいたら、何か後ろから視線を感じた。振り返ってみても人影は見当たらない。
 気のせいかと思い自転車に乗って家路を急ぐ。家路の途中で近所のスーパーに寄って、夕飯の買い出しを行って家に帰り着いた。
 ここ最近、何故だか誰かの視線を感じてしまう事があった。
 慣れた仕事とはいえ違う店に勤める事になるし、色々と急激に環境が変わってしまった疲れがここに来て出ていて神経質になっているのかもしれないと、軽く受け流していた。
 部屋に入って夕飯を作って食べ、明日からの二泊三日のお泊りの準備をする。
 初めてではないけれど、付き合って初めての壱弥とのお泊りなので、きっと一線を越える様な事があるのかもしれないと、少し緊張したけれど、やはり楽しみである方が強くてウキウキと準備を進めた。
 準備を終え、風呂に入り、音楽など聴きながらスマホで読書をしていると壱弥からのメッセージが入る。
 いつもの様にそれに応えてベッドに入った。

 楽しみ過ぎて寝つきが悪かったが次の朝は気力バッチリで目覚める事が出来た。
 準備を整えて、朝ごはんは食べずに壱弥が迎えに来てくれるのを待った。
 壱弥からメッセージが入る。
【もうすぐ着く@5分】
 それを読むと美優は荷物を持って玄関を出て、マンション前の道で壱弥の車が来るのを待った。
 しばらく待っていると、壱弥の白い車がやって来た。
 白い車は美優の目の前で停まって、運転席のドアが開く。
「おはよう、美優ちゃん、お待たせ」
 壱弥は車を降りながら美優に挨拶した。
「おはよう、壱弥君」
「さて、先ずはご飯食べに行こう。ちょっといい感じのパン屋さん見つけたんだ。そこ行こっか」
 そう美優に話しかけながら壱弥は美優の荷物をさり気なく受け取る。
「うん、どんなパン屋さんなの?」
「ちょっと郊外にあるんだけど、店構えが凄くメルヘンっぽいんだ。可愛い感じ?」
「そうなんだ。楽しみだな」
「パンも買って食べてみたけど凄く美味しかったよ。あとで知ったけど結構有名なお店なんだって。元々はチーズケーキが有名らしいよ」
「並んだ?」
「ううん。それがツイてたのか全然並ばずに買えたんだよね。バイクだったからさっと入ってサッと出て来られたのもあるのかも」
「なんか最近壱弥君ツイてるね。こないだのパーキングも空いてたし」
「そうだよね。確かにツイてる。美優ちゃんと付き合い出してからだ。きっと美優ちゃんは俺の幸運の女神様なんだろうね」
 いつもの優しい笑顔で荷物をトランクルームに仕舞いながら言った。
 その言葉に美優は困り顔で笑い答えた。
「そんな訳ないよ、大袈裟だってば、壱弥君」
「いや、ホントに俺、美優ちゃんと付き合い出してからめちゃくちゃ幸せだし凄くツイてるよ? だから、今日はいっぱい美優ちゃんにお返しするね」
「……ありがとう、壱弥君。実は楽しみ過ぎて寝つきが悪かったんだ。でも気力バッチリだからいっぱい遊ぼうね」
「そっか、じゃあ、いっぱい遊んでいっぱい楽しもう。それで今日は早めにホテルに戻ろうか」
 そう言いながら助手席のドアを開けた壱弥は優しい笑顔を向ける。
「さ、俺の女神様? どうぞご乗車下さい」
「やだ、照れくさいからやめて……? ありがとう」
 美優は照れて頬を紅く染めながら助手席に乗り込んだ。
「だって、ホントの事でしょ?」 
 そう言うと壱弥は助手席のドアを閉めて運転席側に回り込み、自身も車に乗り込んだ。
 助手席の美優に笑いかけて美優の手を取ってその甲に口づけた。
「俺の女神様、なんなりとお申し付け下さい」
「もう、やめてってば、壱弥君っ!」
「結構本気なんだけどな~~」
 そう言うと美優の手を放して前を向いてギアをドライブに入れた。
「じゃ、行くよ?」
 サイドブレーキを戻してアクセルを踏み込み、車は動き出す。
 そんな壱弥の横顔はやはりご機嫌で、彼もこの日を楽しみにしていてくれたのが良く分かった。
「うん、よろしくお願いします」
 車は順調に走り続けて郊外へと向かう。
「パン屋さん、ワイルドスタジオに行く途中にあるの?」
「うん、ちょっとだけ道逸れるけど、大した距離じゃないから」
「そうなんだね、壱弥君はどんなパン食べたの?」
「カレーパンとクリームパン。俺、カレーパン好きなんだよね」
「私もカレーパン好き」
「だよね、カレーパンはカレーも美味しくないとダメだから結構パン屋さんも手間がかかって大変だと思うんだ。でもだからこそ店の指標になるって思ってて」
「ああ、わかるよ、それ。カレーパン美味しいお店って何食べても美味しい事が多い気がする」
「そうでしょう? そこもカレーパン美味しかったんだ。だから美優ちゃんにも食べて欲しくて」
「そうなんだね。ありがとう。そういえばクリスマスの時に穂澄さんが買って来てくれたパン屋さんのクロワッサンも美味しかったな」
「ああ、ココロノベーカリーね。あそこは鉄板だよね。俺もあそこのパン好き」
「泊駅の周りって結構美味しいってお店多いよね。パティスリーアジャンタのザッハトルテとか」
「あ、俺それまだ食べた事ない」
「私もないんだよね」
「じゃあ、今度買いに行ってみようか?」
「うん。食べたい」
「あ、話してる内に着いた。ほら、道の右手にあるあのお店」
「あ、ホントだ。あのお店だけ急にメルヘンだね」
「そうでしょ? 凄い目を引くんだ」
「看板が先ず凄く可愛いね」
「そうでしょう?」
 壱弥はハンドルを切って車を店舗のパーキングに進めた。
 その店は駐車場に入る門扉までメルヘンチックで街灯はステンドグラス風のガス燈の様な造りをしていて、とてもレトロで可愛らしい。
 車を駐車して店舗に入る際も、玄関先に可愛らしいウサギやネズミのオブジェが花と共に飾られている。
 店舗自体も煉瓦造りの赤い三角屋根が特徴的なメルヘンチックな造りになっている。
 店に入るとやはりその方針はブレる事なくアンティークメルヘンの世界が広がっている。
 暖炉のオブジェがあり、薪をウサギやネズミが運んでいるオブジェが並べられ、奥の方にはイートインスペース用に用意されたこれまた猫足の可愛らしいテーブルと椅子のセットが4つほど並べられている。
 店の入り口にすぐ近くにあるイートインスペースに続く螺旋階段も木造で造花のツタと花が飾られていて、やはり可愛らしい雰囲気だ。
 壱弥は店の入り口前に積んであるトングとトレーを手に取った。
「何食べる?」
 美優に笑いかけ、早速店の中央に置かれた大きなテーブルの上の様々なパンを吟味し始めた。
「どれも美味しそうだけど……、サンドイッチにしようかなぁ……」
「いいね、サンドイッチ。じゃ、俺はさっき話してたカレーパンにしようかな。それとこれと……」
 二人はパンを選んでトレーに置き、キャッシャーまで持っていき、飲み物を注文して二階のイートインスペースへ続く階段を登った。
 二階の内装も一階と同じ様にアンティークレトロな造りで天井の梁から吊るされた電燈のカバーもステンドグラス風で各テーブルに一つぶら下がっている。
 二人は窓際の席に座り、テーブルの横の窓枠を見た。
「凄い凝ってるね。これ窓枠にも彫ってある」
「ホントだ。この店内装まで凝りに凝ってるね」
 美優は辺りを見渡した。お客さんは女性客の方が圧倒的に多くて男性客は片手の指で数えられる程度しかいない。
「……壱弥君、お客さん女の人ばっかりだけど、平気?」
 壱弥はコーヒーの入った紙カップを手ににこりと笑って答えた。
「ああ、俺そういうの全然平気だよ? 一人で甘い物とか全然食べに行ける。美優ちゃんは気にしちゃう?」
「私、自分がカウンターしかなさそうなラーメン屋さんとか定食屋さんとか入るのは無理かもしれない。他の人が入ってるの見ても何とも思わないんだけど、自分一人だとなんだかダメかも」
「そっか。俺としては男客の方が多いお店に美優ちゃんが一人で入るのは心配だからその方が嬉しい。行きたい時は誘って? 一緒に行くから」
「うん、ありがとう」
「穂澄とか棗先輩は平気で一人で入っちゃうタイプだよ」
「そっか……、なんかあの二人なら美人だし格好いいからそういうお店に入っても様になるよ」
「こないだのパーティでも忠也先輩も言ってたけど、あの二人俺達なんかよりよっぽど男らしいからね」
「確かに二人とも格好いい系のお姉さんタイプだもんね。独立独歩で格好良くてホントに憧れちゃうよ。私も頑張らなきゃ」
「美優ちゃんには俺がついてるから心配要らないよ?」
「でも、穂澄さんだって航生君がいるし、棗さんにだって忠也さんがいるでしょ? それでも二人ともちゃんと自分の道をしっかり歩いてる感じで自立してるでしょ?」
「あの二人を参考にされるとちょっと困るな~~」
 壱弥は冗談めかしながら苦笑いをしてコーヒーを啜った。
「さ、食べよっか」
「うん」
 美優は袋に入ったサンドイッチを一つ取り出す。海老とアボカドの挟まったサンドイッチだ。
 壱弥も同じ様に袋に入ったカレーパンを取り出して早速一口食んだ。
「うん、やっぱりここのカレーパン美味しい。美優ちゃん、一口食べてみて?」
 壱弥はカレーパンの齧り後のない部分を美優に差し出した。
「いいの?」
「うん、美味しいから」
 美優は壱弥のカレーパンを一口齧った。
 揚がったパンのサクサク食感とトロリとまずはカレーのスパイスの香りとフルーティな甘みが舌に蕩ける様に広がった。
 食む毎にカレーは甘さから辛さに変わっていき、フルーティさは残したままその辛さは舌を刺激した。
「美味しいっ……!」
「でしょ? ここのカレーパン、パンももちろんバッチリ美味しいんだけど、カレー自体がレベル高いんだよね」
「ホントだね、このカレーって泊駅の外れにあるキノキチカレーに似てるなぁ」
「ああ、あそこのカレー美優ちゃん食べた事あったんだ。俺もあそこのカレー凄く好きなんだ。一人で入れた? あそこカウンターだけの店じゃない?」
「お父さんと一緒に行ったんだ。美味しいから一緒に行こうって連れて行ってくれたの」
「そっか。元カレと行ったのかと思った」
「? どうして?」
「だって、あそこって美優ちゃんの中学校の辺りじゃない?」
「あれ? 私、中学校の話ししたかな?」
「前に美優ちゃんの元の実家の場所は大体教えてくれたでしょ? そこから校区大体推測した」
「そっか……」
 壱弥に中学校の話はあまりしてない気がしたので少し疑問に思ったが、ついつい壱弥には油断して色々と話をしてしまっている様だ。
 壱弥は自身でも認める程嫉妬深い男なので、意識的にあまり中学の話はしない様にしていた。
 彼氏との思い出がうっかり口をついて出てしまったら、きっと壱弥は気分が悪いだろうと思い普段から気を付けている。
 そんな事をぼんやりと考えながらサンドイッチを一口食べるとアボカドと海老、きっと自家製だろう酸っぱ過ぎない上品な味のマヨネーズ、そしてシャキシャキのレタスのコンビネーションの旨味が美優のぼんやりしていた思考をシャープにした。
「あ、これも美味しいよ、壱弥君。一口食べてみる?」
「うん、食べる」
 美優も壱弥の様に自分の齧っていない所を向けて差し出す。
 しかし壱弥は敢えて美優の齧った部分をパクリと食べてしまう。
「うん、美味しい」
 いつもよりももっと優しい笑みで美優に笑いかけて言った。
 その笑顔が本当に嬉しそうだったので、美優は何か恥ずかしくなって俯く。
 俯いた先の視界には太陽の光がキラキラとステンドグラス風のライトを映し出して、机から床にその色とりどりの色彩が伸びている。
 その光に埃がチラチラと舞っているのが見えて、それも綺麗だ。
 壱弥と居る時はいつも綺麗な物を見るなぁ~~……となんとなく思う。
 そんな美優を壱弥はコーヒーの紙カップを片手に、やはり微笑みを湛えてじっと眺めた。
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