sss級能力者の俺が下級魔導師とパートナーになるなんてありえない

クロエ マトエ

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ゼルア編

やみ

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夢を見た、アリスの物語……

むかし、むかし、悲劇のヒロインと言わん
ばかりの少女がそこには居たとさ。

そして、悲しくも、消え入りそうなアリス
は……いつも野山を走っていた

あとは、もう思い出せない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「もう……わかんないよ!! 」

そう、やはり、ゼルアは兄であって
兄でない……何か違和感がある

「落ち着いて!! 」

だが、アリスは落ち着いた様子を見せない
何かに怯えを感じているのか…

守る、守り抜く……。


血に染められた花は、綺麗に咲きやすく
だが……残酷にもその花は立っている


「ど…… どこにもいかないで 」

混乱しているのか…… 何でだよ……。

そして、アリスの手は震えていた……

咲き乱れた花は戻ることすら知らない……。


「行かないよ…… アリス 」

「うん…… お兄大好きっ!! 」

アリスは「ココニ居ル」絶対に僕から
離れない…… いまもこうしてアリスと一緒
に居る、絶対に…… 絶対に……。

「一人にさせない!!俺が必ず守ってやる
絶対にな!! 」

僕は、そう誓うと…… アリスを抱き締め……
「強さの決意 」を見せた
それを感じたアリスは僕の身体を更に強く
締め、泣き叫んだ

「うっ…… うっ…… お兄 守ってね……私
お兄しか居ないからさ…… うっ うっ 」

泣きながら喋る為、アリスは上手く喋る
事が出来ない……それを見たゼルアは……
クスクスと笑い

「ゆっくりでいいんだよ 」

「お兄のばかっ…… 」

少し拗ねるアリスそれを見てゼルアは更に
可愛いと思ってしまうのであった……。

「アヌビス、お前さ まあいいんだけどさ
おめぇーの所の信者が凄い敵意して来るん
だけど、どんな教育してるわけ? 」

カイドー六鬼神、 「選ばれた室 」にて
そこに居るのは、カイドーとアヌビス、
ハザール その三名のみ。

「知るか ボケ ハザール てめーがその
形相だからじゃねェの?」

「お前 俺に喧嘩売ってんのか? なら
殺すぞ  」

「殺してみろよ! ボケ ! ! 」

お互いが睨み合う中、間に入ってきた
男は カイドー六鬼神のトップ カイドー
本人である。

「やめろ!馬鹿共!! 」

その声に圧倒されたのか、二人は小さな
子供かのように、すぐに黙ってしまう

「ったく貴様らは、会えば喧嘩ばかりしよ
ってからに!! 恥を知れ!! 」

そういうと、アヌビスが拗ねた口調で

「でもー 」

「でもーではない!!アヌビス 」

「ハザールから喧嘩売って来たんだよ 」

そういうと、カイドーはアヌビスの頭を
拳一発で殴る…… そうするとまるで小さな
子供が部屋に落書きをして怒られている
様子にも見えた……。

「痛いな!!  カイドーさん アンタ鬼
だよ!! マジで痛いよ 」

それを見て、クスクスと笑う ハザール
逆にその様子を見て苛立つアヌビス、やはり
二人はとても仲が良いのだ。

「ハザールお前笑ってんじゃねーよ
ボケ!! 」

だが、よく考えて見ると、この選ばれた室
に居るこの三人はこの世界の中でもトップ
に君臨すると言っても過言ではない

だから、余計にもこの三人がとても凄い
と思ってしまうのだ……。


「やめんか!! 」

「はい! 」

「すいません!! 」

そして、カイドーは真剣な表情し始める

「今日御前達を呼んだのは、ゼルエスに
ついてなんだ!! 」

「あーあのチートのガキね 」

ハザールがそう言うと、アヌビスが少し
笑い

「ラゾラを失神させた奴だっけ? 」

「そうだ 」

そして、カイドーは二人を見つめ

「ゼルエスがいま、クラロワ地域に居ると
連絡を受けた 」

「クラロワですか?余り治安の良い地域
ではないですね…… 」

ハザールは大理石のテーブルの置いてある
お菓子を食べながら言うと、それを見た
アヌビスがハザールの食べているお菓子を
取る、だがハザールは先程カイドーに怒られ
たので、少し苛立ちを覚えたが、我慢した

「で?どうするんですか?殺せって
ことですか? 」

「アヌビス貴様一人では、ゼルエスには
勝てないぞ! 絶対にな 」

「俺さ、sss ですよ?  」

「ゼルエスは デバイス地点突破者だ 」

それを言うと、アヌビスとハザールは
驚く

「デバイス地点突破者?は?まじかよ……
ありえねー  」

唖然とする、言葉が出てこない、それが
本当の強さだと知った、アヌビスとハザール
は興奮した表情で…… 

「余計に、目障りですね 」

「殺すしかねーな ボケ!! 」

殺意が湧いた、そう自分達以外に「強者 」
と言う者は要らない……だから余計に殺意が
湧き、それ以外は何もない、ただ ただ
「殺したい 」それだけだ。
 

「なら、御前達にゼルエスの件は任せる 」

「了解です  」


そして、「この悲劇 」は避けられない
とゼルエスは後に知ることになる。

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