ヤンデレの妹がマジで俺に懐きすぎてだるい。

クロエ マトエ

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ガイアナの過去編

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「何で涙目なんだ?」

「わかんないっ!」

「……恥ずかしくて死にそう」

そして、和也はそんなガイアナを見て。

「可愛いところあるんだなガイアナも」

「うるさい!」

そして、和也とガイアナは付き合う事になり
幸せの絶頂を迎えようとしていたその頃。

何処か、また別の組織。

「あのガキはいつまで俺らを待たせるんだ?
舐めてんのか」

「名簿パクるのに時間かかり過ぎだろ」

「まぁまだ、待てばいい、和也が反抗の
意思を見せたその時があいつの最期です」

そして、和也とガイアナは二人で
手を繋いで、街を歩いていた、
この陽があたる街で。

「ねぇ和也何処行く?」

「気ままでいいんじゃない?」

そんな何処にでもありそうな優しい日常の
風景。

温かい日々、人と人の優しい温かさ。

でも、ガイアナはあのアサに言われた
言葉が忘れられずに胸の何処かしらに違和感
として残っていた。

「私達に幸せになれる資格なんてねーよ」

そう、あの陽が優しく照らす、あの
呑気な、そんな場所が似合うあの公園で
アサは孤独を吐いたんだ。

そして、私も気にしないようにはしてた
けど…… 結局は気にしてしまう。

そして、そんな不安な表情をしている
ガイアナに和也は。

「大丈夫か?ガイアナ?」

それで、ガイアナもパッと自我に戻れた
そしてこれからするであろうデートに
心を弾ませた。

そして、そんな二人を遠くの位置から
見ているアサとシン。

「あれ程言ったんだけどなぁ……やっぱり
私の目は間違ってたかなシン?」

「いやあの目は確かに狂気染みていた……
己の復讐の為なら情も何もかも捨てれる
そんな目だったよ、だからアサよ間違っては
いないよお前の目は」

そして、アサは急に目が厳しくなり
冷たい言葉を吐く。

「和也の件なんだけど…… 」

「あ、一昨日だっけ?」

「何であいつ顧客名簿とか管理している
部屋にいたのかな?」

顧客名簿は裏稼業の奴等に取っては、
命と同等の価値のある物、それが無くては
死活問題にも発展する恐れがある。

「まさか……」

シンは何かを察したのか、アサの目を見た
そして同じくアサもその確定的で決して
口には出したく無いその物を、でもそれを
出さなければ自分達が破滅する側になる。

覚悟よりも、何の躊躇いも無く

言葉で表すなら、他人の頭を金属バットで
フルスイング出来るか否かだ、
それでもアサは出来る。


「あぁ…… シンこれは裏切りだよ、ウチらの
界隈じゃあ当たり前だろこんなの」

「確かになぁ…… 」

「ウチらを狙う組なんか馬鹿みたいに沢山
あるし、探すの面倒臭いけど、見つけるよ」

そして、アサとシンはその場を去った。

和也とガイアナはお互いに久しぶりの
そんな楽しい時間を過ごしていた、
自分達の忌まわしい過去も現在も捨て、
ただの男と女のそれぞれ時間を……。

そして、時間も過ぎて行き、
いつのまにか空も茜色へと染まっていった。

「ガイアナもうそろ夜だな…… 」

和也の顔は先程までデートをしていた
とは思えない程に寂しい顔をしている、
ガイアナはそれが何でなのか全く分からなかった。

ガイアナはただただそんな悲しい表情の
和也を見つめる事しか出来なかった。

「どうしたの?」

「いや、なんかさ寂しくなって」

「何でよ…… 」

ガイアナの声が、急に涙声になっていた。

「ガイアナ?」

和也はガイアナを見つめた、その時、
ガイアナのまた醜い欲の何かが爆発した
自分でも制御出来ない何かが……。

人が通る街、車のヘッドライトも眩しく
そして、私達の顔にその眩しさが掛かる。

「私が居て寂しいって何よ?馬鹿にしてんの?やっぱりあの時に居たあの女が好きなんだ、私とは遊びなんだ、遊びなんだろ!!
やめてよ…… 」

ガイアナの手が和也の首を絞めた、上手く
呼吸が出来ない、苦しさの反動で和也は
ガイアナのその手を強く握ってしまう。

「ねぇ?そんなに私って和也を寂しくさせて
しまうようなそんな女なの?何がそんなに
寂しいの?私じゃあ不安?」

言葉は止まる事を知らない、ガイアナの
根幹にあるそのどうしようもない毒は
決して治る事など無く、その人自信の根を
絶やす。

「…… 」

「何か言ってよ…. やっぱり好きってのは
嘘なの?嘘だったの!!?何でそんな嘘を
付いたの???もし和也が嘘を付いていた
としても…… 私は諦めないし、絶対に和也を
誰にも渡さないよ」

不安が不安を呼び、そしてそれが募れば
その不安って言うなの葉はトリカブトに
なってしまう、猛毒の葉に。

「和也を殺してでも…… 絶対に一緒 」

そして、和也はガイアナを手を取り、
自分の首を絞めている手を振り払い
和也は何事も言わずにガイアナを抱き締めた。

「ガイアナ忘れたのかよ、俺そんなに
モテねぇぞ…… だからお前以外なんて
考えらんないよ」

「和也…… ぅぅ」

和也の胸で泣くガイアナ、そして和也の
背中を車のヘッドライトが照らす。

「モテなくて、頼りなくて、誰にも
自慢出来ない彼氏だけど」

そして、そんな抱き締めている光景を
街を歩く人々はそれを目にしていた、
そして、そんな人々の中にこんな人物が。

「お兄様、あれ見てください」

「どうした柚子?」

「抱き締め合ってますよ!!私達もあんな
暑い熱い抱擁をしましょう!!!」

「いや、やめとこ」

そして、高城はふと、

「和也?いや、違うよな、あいつあんだけ
俺に彼女そんなの出来る訳無いだろって
言ってたくらいだし」

「お兄様早く家に帰りましょう」

そして、そんなアユに見られているとは
知らずに和也はそんなガイアナとの
淡くて切なくてそんな空間を感じていた。

「…… 大好きだガイアナ」

「嬉しい」


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