ヤンデレの妹がマジで俺に懐きすぎてだるい。

クロエ マトエ

文字の大きさ
22 / 91
アサとリアの過去編

存在価値

しおりを挟む
なぁ…… 俺はどうすればいいんだ……。
理由は、たった一つアサとリアを普通に
すること……。

「楽しみにしてるよ…… ライ 」

「ああ…… そこで楽しみに待っていろ
滅茶苦茶美味いもん作ってやるから 」

ライは優しかった…… 私にこんなに愛情を
注いでくれたのはライだけだから

私の心はまだ病気なんだ……。

「おう 任せとけ!! 」

ねえ? リア私は絶対に仲良くなることは
ない…… そりゃあそうでしょ…… 絶対に
信用なんかしない、もう騙されない。

睨むアサ、それを悲しく見つめるライ
アサの心は濁ってる、それを浄化出来る
方法などあるのだろうか…… 俺の頭の中は
不安でいっぱいだった

「…… 絶対に信じちゃダメなんだ 」

リアもまたアサを見つめる、あたたかい
お家、あたたかい匂い、あたたかな部屋
お姉ちゃんはこの状況でもまだどこかに
不安があるんだ

「信じろとも言わない俺は、だけどなあ
お前達を苦しめてきたクズな連中らと……
一緒にはすんな 」

そうライが言うと、アサは冷たい視線で

「一緒だよ…… 」

「まぁ見てればわかるって! 」

ライは怒らず、ニッコリと微笑んだ
その心の器の大きさ、私も見習わないとな
なんて思ってたりもした……。

「なぁ?アサ お前はこの世界が憎いか? 」

「憎いよ…… 貧困だからって理由で
私達を人間扱いしてくれないこの世界が……
憎くて仕方ないよ 」

そう、この時代のアメリカは富裕層の
人間だけしか夢を語れない。そして食べる
事も許されていないのは貧困層の人間。
食うことすら許されない時代。

「世界に逆らいたいと思うか? 」

お姉ちゃんは無言になり、そしてライを
見つめた……。

「私は…… 世界を壊したい、そして……
金持ちとか、貧乏だとか、そんなの関係
無く生きれる世界を作りたい!! 」

涙ながらお姉ちゃんは、自分の思いを
赤裸々にぶつけた、もう何も残す事は無い
の勢いで、そして、ライはその言葉を冷たく
返すのであった

「無理だ……時代は変わるかも知れない
だけどなぁ…… 時代が変わろうと、格差は
絶対に消えない、人は優越に浸らないと
ストレスが溜まる生き物だ…… だから常に
自分より下の生き物を探そうとする…… 」

「…… 」


「格差がそこにあるなら、差別は決して
消えない…… 差別がある限り金持ちと貧困
の間に比べは消えない 」

そう、言うとアサは床に崩れ落ち、涙を
流した。

「人間ってどの時代も醜いんだね 」

ライはただ、その姿を黙って見る事しか
出来なかった

「あー醜い…… 醜さしかねーな……
だから人間ってのはその醜さを隠すか
晒すかの二つしか出来ないんだ 」

涙は枯れ、床には涙の跡だけがあった
夜、月がライの家を照らした、これが
月明かりと言う奴なんだろうか

「なんで…… なんで…… 私達がこんな
思いをしなくちゃいけないの! 」

ライは、アサを抱き締め

「 もう考えなくていい…… お前達はもう
普通に生きれる、あたたかな食事だって
食べていいんだよ 」

ライ…… 私はさ人間が醜いって言ったよね
なら、ライも醜いんじゃないの?ライだけが
特別なの?そんなのあり得ない話じゃん。

「俺がお前達の存在意義になってやる 」

「ライ…… 」

「…… 」

そして、ライは、台所に戻り、料理を
作り、テーブルに並べた

「ビーフシチューと、ハンバーグと
シーザーサラダとピラフとグラタンと
ドリアと、りんごのパイだ!!お前達
さぁ食せ!! 」

そして、リアは食事を頂いた、だけど
アサは食べる事は無く、後ろの方にある
ソファーに横になった……。

「ライ…… ごめんね 」

「大丈夫だよ…… 俺も最初から信用され
ようなんて思ってないよ、だってさ時間は
長いんだから…… 少しずつ信じてもらえる
ようにするさ 」

「ありがとう…… ライ 」

そして、リアは美味しそうに色々な物を
食べた。

「ねぇ?ライは何をしている人なの? 」

「えーっと…… 」

はぁ…… そりゃあ聞くよな、俺はこの辺を
仕切らせてるアリアファミリーの幹部、まぁ
簡単に言うなら「マフィア 」って奴さ 

「武器商人だよ…… あはは…… 」

リアはすぐにわかった、ライが誤魔化して
いると言うこと、だけどリアは深く追求は
しなかった

「武器商人ってすごいんだね 」

「当たり前だ!! 俺なんだからな!! 」

私はさそれを見て、思ったんだ、ライは
優しいってね、もう何回も言いたい程の
器の大きさ、こんか貧乏な私達を助ける
って言ってくれたんだからさ

「ねぇ?ライ  お願いがあるんだけど
いいかな? 」

リアはライの顔を見て、照れた表情をする

「なんだ?お願いって? 」

「お父さんって呼んでいい? 」

ライは食べていた手を止め、床にフォーク
を落とした……。

「うん…… いいよ 」

ビックリしたけど、嬉しい。


しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)

MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。 かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。 44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。 小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。 一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。 ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

妹の仇 兄の復讐

MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。 僕、寺内勇人は高校三年生。妹の茜は高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。 その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?

無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。 どっちが稼げるのだろう? いろんな方の想いがあるのかと・・・。 2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。 あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。

処理中です...