【五章完結】サラリーマン、オークの花嫁になる

花房いちご

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第五章 元騎士、オークの花嫁になる

元騎士、オークの花嫁になる【22】*

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 俺はまだ理性が残っているから【性欲大爆発】を起こしたんじゃないだろう。
 だがヒースは完全に発情してる。俺の体臭と唾液のせいか?それともキスと感情の昂りのせい……。
 いや、考えている場合じゃない!少し休ませた方が……!

「ぐぉ、おおっ!おおおっ!」

 俺は情け無く快楽にあえいだ。止める間もなく、ヒースの赤い舌が亀頭を舐めて白い手が幹を握ったからだ。
 れろれろ……んちゅっ……ちゅぶっ……!
 ヌルヌルした粘膜の感触が、亀頭やエラや幹の裏筋を舐める。同時に、強弱をつけて幹を擦る手管は絶妙で、俺は腰を揺らしてしまう。
 駄目だ。理性なんて保てない。キスもそうだったが、ヒースの愛撫が上手すぎる。
 そういえば、ヒースが前に言っていた。性交経験は女だけだが、男爵から色々されていたし奉仕を強要されていたので、知識と手管はあると……。

「ぐっ!……あぁっ!……ヒース!で、でる……!……っ!」

 にゅるんと口の中に招かれた。あの小さい口が、限界まで開かれて俺を奥まで誘う。もうまともに考えれない。

 ヒースの口の中!濡れてて温かい!ちんぽ気持ちいい!

 俺はヒースの頭を掴み、腰を使って快楽を貪る。
 ずぽずぽ、ずちゅずちゅ。
 卑猥な抽送で、小さな口に俺のちんぽを味あわせる。
 あの柔らかく笑う口、冷静に魔法を詠唱する口、俺を愛していると言った口に、俺の凶悪なちんぽを……。
 興奮が最高潮に達した瞬間、口が窄められ吸われて……俺の理性は完全に焼き切れ、喉に流し込むようにして射精していた。

「ヒース……!……おぉっ!……っ!……っ!」

「~~~っ!ぐっ……!んぶ……!んっ……!」

 ビシャビシャと、毎日抜いてるのに濃い精液が大量に放たれた。

「ヒース!すご……いっ!……うぅっ……!」

 俺は凄まじい快感に陶酔しながら射精した。一滴残さず飲ませたいと思いながら。

 我に帰ったのは、射精を完全に終えてからだ。

 無理させた!慌ててちんぽを引き抜く。ヒースは抵抗せず、ちんぽは喉奥と口内に撫でられながら抜けた。解放された口から精液をこぼしつつ、ヒースはうっとりと笑う。

「げほっ!けほっ……。がるぐ、せーえき……」

 長い指が精液に濡れた自らの首筋を撫で、汗で寝巻きが張り付いた胸元から腹までをたどる。

「せーえき、わたしのなか……はいって……あつい」

「っ!」

「おいしい……もっとお……ちんぽ……せーえきください……」

 あの上品なヒースが!精液まみれで笑いながら!下品な仕草で俺のちんぽに頬擦りしてる!

「あはぁ……びくびくしてる。んふふ。いいこ」

 ちんぽを頬擦りしながらチュッチュだと!?流石にスケベ過ぎる!
 あああ!すべすべした頬が!柔らかい唇が!ちんぽに響く!指で金玉揉むな!は、鼻血が出そうだ!

「ふふふ。おちんちん、またおっきくなったあ。ふふ……おなかあつい……おしりむずむずする……ほしい……」

「ひ、ヒース?……うおっ!」

 ヒースが身体を動かし俺を押し倒す。俺の上に跨って、寝巻きの裾をめくった。股間が露わになる。

「おしり、よういしたから、はいる……」

 ヒースは、自ら騎乗位で挿れようとした。夢に見た絶景だが、俺はあることに気づいてしまった。
 ヒースの腰を掴んで止める。

 太腿は想像通り白い。だが、切り傷らしき傷痕がいくつも走っていた。いつの間にか射精していた濡れたちんぽも、竿が不自然に赤黒い。

 これもオークの本能だろうか?性的に酷使された跡だとわかってしまった。

 傷ましくて、悲しくて、興奮が落ち着いていく。

「がるぐ……?」

 ヒースの太腿の傷痕を撫でる。切り傷だけでなく、火傷、鞭打ち、縄で長時間縛られて出来た物もある。
 保護された時に、最高の治療を受けたはずなのに消えていない。俺は知っている。古くて深い傷痕は、最上級の治癒魔法でも完全には治せないと。

 そんな傷痕を重ねてしまったヒースの過去を想うと、泣きたくなった。俺は身を起こして体勢を変え、ヒースと膝を突き合わせて向き合った。

「ヒースの身体を全部見たい」

「え……?」

 発情しきった瞳に理性が戻る。ヒースは寝巻きの裾を伸ばして脚を隠した。

「あ……で、でも、脱がなくても挿れれま……」

「君の傷痕を撫でてキスしたい。君を、君の過去ごと受け入れたいから」

「!」

 ブワッと涙があふれた。紫の瞳がキラキラ光る。

「は、はだか。き、綺麗じゃないです。気持ち悪いかも……」

「ヒースは綺麗だ。気持ち悪くない」

「でも……」

「俺は戦場帰りのオークだぞ?傷痕なんか見慣れてる。というか、むしろヒースは俺のちんぽは平気か?凶悪で気持ち悪い見た目だろ?」

「え?」

「我ながら馬鹿でかいし、使い込んでもないのに黒々としてるし、カリとか血管がグロいし……」

 実は昔から気にしてたので、無限に自分のちんぽの悪口が出る。

「……あはは!き、気持ち悪くないですよ!雄々しくて素敵です!それにとっても美味しいですし……。ふふっ!また大きくなった。素直な良い子ですね」

 弾かれたように笑って、発情した眼差しを俺のちんぽに向けた。

「私、貴方のおちんちん大好き」

「俺は君の傷痕が愛おしい。君が戦い耐えた痕だ。君の勲章だ」
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