【第1部、第2部完結】魔力無し令嬢ルルティーナの幸せ辺境生活

花房いちご

文字の大きさ
18 / 107
第1部

17話 夜の散策とナルシスのその後

しおりを挟む
 辺りを照らす最低限の灯りと、銀粉を散りばめたような星空、夜露に濡れた若葉の香り、柔らかな風。

 そして、隣を歩く鮮やかな青い瞳の美しい人。

 叙勲式後の宴会の席を抜け、私はベルダール団長様とミゼール城の中庭を散策していました。

 宴会場である大広間から近いからでしょうか?いつもの中庭より全体が整っていて広く開放感があります。三方は建物に囲われていますが、南側は低い塀があるだけです。頭上と南の夜空がよく見えました。
 魔境がある北の空はいつも暗く霞んでいますが、他の方角は美しい星空です。また、空の下には豊かな森と平原、それらを開墾した新しい集落が広がっています。
 特に、ミゼール城の南側の麓は街と言っていい規模で栄えています。

 北部辺境ミゼール領は、魔獣だらけの荒んだ地とされていますが、つくづく噂はあてにならないものですね。

彼奴あいつらがすまなかった。うるさかっただろう?」

 叙勲式の後、宴会で辺境騎士団団員の皆さまとお話しました。新参者の私にも気さくでお優しい方ばかりで、とても嬉しかったです。
 私は、しばらくは食事と会話を楽しめていました。ですが、こういった場に慣れていないせいか急速に疲れてしまいました。
 そんな私の様子をベルダール団長様は察して下さり、散策へお誘い頂いたのです。

「いいえ。皆さまとお話しできて嬉しかったです」

 昔の討伐の思い出、最近の討伐での出来事、この周囲の森のこと、開墾の現場のことなど、色んなお話を聞けました。
 ベルダール団長様のお話もお聞きしました。新入団員時代の話や、討伐での活躍などなど、とても興味深かったです。
 ベルダール団長様に、より詳しいお話をお聞きしたい所ですが。

『絶対に団長には黙ってて下さいね!』『俺ら殺さ……怒られるので!』

 と、仰られたので黙っています。私にはとても優しいベルダール団長様ですが、とても厳しい上官のようですので。

「彼奴ら……君に荒っぽい話を聞かせるなと言っておいた方がよかったな」

「いいえ。私は聞けてよかったです。ますます、辺境騎士団ここに来れて良かった、ポーションを作り続けて良かったと思えました。
……特級ポーションが無い頃のお話も、ほんの少しですが聞かせていただけましたから」

 六年以上所属されている方は、涙ながらに特級ポーションへの感謝を告げて下さりました。
 そして、特級ポーションがなかった頃の思い出話を聞かせて下さったのです。ベルダール団長様がそうだったように、誰もが遠くを見ながら……。
 どれだけの騎士様方が、無惨な死を迎えたか、それを防ぐためにベルダール団長様方がどれだけ苦労されたか……。

「ですから、皆さまを怒らないで下さいね」

「ルルティーナ嬢……わかった。訓練で少し締める程度にしておく」

「うふふ。そうされて下さい。皆さまも『団長閣下の訓練が厳しいのは俺たちを無事に帰すためだ』『恐ろしい上官殿ですが、頼りにしてます』と、仰られてましたよ」

「そうか。……走り込み三倍、いや五倍だな」

 後半は声が小さくて聞こえませんでしたが、皆さまにとって悪いようにはならないでしょう。

「今回の討伐では、大きな負傷をしたのはナルシス様だけだったそうですね。訓練が厳しいお陰だと、皆さま口を揃えて仰ってました」

「そうか。……ナルシスの懲罰だが、本当にあの程度でよかったのか?」

「はい。もちろんです」

 ナルシス様も今回の討伐に参加されました。懲罰の一環として。

 私は二日前、それを知ったのでした。



 ◆◆◆◆◆



 二日前の夕刻。
 私はミゼール城の地下に案内されていました。
 私があることに疑問を抱いたからです。

 その日はポーション作成後、ベルダール団長様と昼食をご一緒しました。和やかに食事をした後、私はベルダール団長様に疑問をぶつけたのです。

『ナルシス様はどうされているのでしょうか?』

 辺境騎士団第五分隊所属騎士ジュリアーノ・ナルシス様。
 私がミゼール城に着いた時、私と私を助けようとした衛兵様二人に暴力を振るった方です。
 衛兵様。ノイ様とイクス様は、治療を受けて回復されました。すでに職場復帰されています。
 ナルシス様は、ベルダール団長様によって倒されました。その後、懲罰を受けたと聞きましたが……。

『懲罰の一環で、今回の討伐に参加させた。改めて処分を下すまで独房に戻している。
あれの今後の懲罰と処遇だが、被害者である君の希望を取り入れるべきだとの声が多い。不快だとは思うが考えてもらえるだろうか?』

 私に暴力をふるった後から討伐までと、討伐から帰還してからずっと、独房に入れられていたそうです。

『かしこまりました。ではまず、ナルシス様にお会いしたいです』

『ルルティーナ嬢、それは……』

『危険です!』

 ベルダール団長様とシアンは止めましたが、私は譲りませんでした。

『会いもしないのに希望を出すことは出来ません。お願いします』

 それに、もし懲罰が行き過ぎているのなら止めるべきだと思ったのです。
 こうして私は、二人につきそわれてミゼール城の地下、独房の並ぶ区画へと向かったのです。

 看守役の衛兵様がうやうやしく案内してくれます。

『暗いので足元にお気をつけ下さい』

 石造りで、湿っていてカビ臭い空間でした。私たちの足音が反響します。
 廊下側は鉄格子をはめられ、壁で隣の房で区切られた独房が並んでいます。現在収容されているのはナルシス様だけなので、ほどんどの独房が空でした。
 ですが、なんとなく人の気配や負の感情が残っている気がして。

 ……私が居た、あのアンブローズ侯爵家の小屋を思い出して、少し震えてしまいました。

 密かに震えていると、大きな手が私の手を包んで下さりました。
 心配そうに揺れる鮮やかな青い瞳、こんな暗い場所でも輝いて見える金髪。
 ベルダール団長様に手を握られている。意識した瞬間、震えが止まり頬が熱くなりました。

『ルルティーナ嬢、気分が優れないなら引き返した方がいい』

『い、いえ。もう大丈夫です』

『しかし。顔も赤い』

『これは、あの、ベルダール団長様に手を握って頂いているので、その』

 パッと手が離れました。

『無意識とはいえ失礼した。無遠慮だった』

『いえ、嬉しかったので……先に進みますね!』

 私は小走りで先に進みました。背後でなにか呻き声が聞こえましたが、何を言っているのかはよくわかりませんでした。

『閣下はヘタレですねえ』

 という、シアンの一言がやけに響いたのでした。



 それから間もなく、ナルシス様の独房に着きました。

『ジュリアーノ・ナルシス。貴様に面会だ』

 最初、私は鉄格子の向こうで怯える方がナルシス様だと気づきませんでした。
 囚人用の服を着て、怯え切った様子で房の隅にうずくまり震えています。

『ヒッ!お、お許しください!お許しくださいいい!』

『ベルダール団長様、ナルシス様は治療を受けていないのですか?』

 まさに満身創痍でした。あの長く鮮やかだったオレンジ色の髪はざんばらで、何ヶ所かは頭皮ごと焦げています。
 顔を庇う手は指が何本かありません。他にも、肌が見える場所は今にも開きそうな生々しい傷痕だらけでした。

 ベルダール団長様は、冷え切った眼差しをナルシス様に注いでいます。

『これも懲罰の一環だ。最低限必要な治療は施している。君が案じてやる必要はない』

 そしてベルダール団長様は、ナルシス様が討伐でどのような目にあったか説明しました。

 ナルシス様はあの後、裁判にかけられました。
 処刑や懲役刑などの重い処分も俎上そじょうに上がったと聞き、血の気が引きます。

『君と衛兵たちへの暴行だけじゃない。ナルシスは三ヶ月前に辺境騎士団に入団したのだが、問題行動を繰り返していた。まあ、ここに来るまでも酷かったようだがな』

 ナルシス様は、近衛騎士として王城に勤めていらしたそうです。
 真面目で清廉な騎士と名高く、さらにはナルシス伯爵家の嫡男でもありました。正に、将来を嘱望された貴公子だったそうです。

 しかし、ここ数年の間に問題行動が増えていったそうです。
 周囲の忠告も虚しく、数ヶ月前に大きな醜聞を起こしてしまいました。結果、近衛騎士団からの除籍と、ナルシス伯爵家の後継者から外されることになったそうです。
 その後は謹慎されていましたが、ナルシス伯爵様の温情で辺境騎士団に入団することとなったそうです。
 この処遇に不満だったナルシス様は辺境騎士団に馴染めず、討伐に参加できませんでした。周囲に反発するため、連携と意思疎通に問題ありとされたためです。

『それをナルシス伯爵家への忖度そんたくと勘違いしていたようだがな。本当に愚かだ。ナルシス卿は、貴様の更生を信じて送り出されたというのに』

『う……うぅ……はいぃ……わた、私がおろかでした……』

『ナルシス様……』

 ナルシス様がハッとした顔で私を見上げ、頭を下げます。

『ルルティーナ様、乱暴な真似をして……まことに申し訳ございませんでした……』

 心からの謝罪に返答しようとしましたが、ベルダール団長様のお言葉の方が早かったのです。

『おまけに『魔獣だの瘴気だのの脅威も、褒賞欲しさに大袈裟に言っているに決まっている』だの『ポーションのような下らない薬を飲む奴の気が知れない。あまり者の墓場の連中は、どれだけ軟弱で愚かなんだ』などとほざいていたそうだ。
だからまずは『ポーション無し、最低限の治癒のみ』での討伐を経験させることにした。結果はこの通りだ』

 ベルダール団長様の口調が酷薄さを増します。思わずシアンの手を握りました。

『ナルシス、初めての討伐はどうだった?魔獣に手脚を噛まれて絶叫し、結界が破れるたびに瘴気を吸ってもがいていたが。
なあ、食いちぎられた指と腐りかけの内臓の具合はどうだ?ジュリアーノ・ナルシス』

『あ、ああぁ!あああああぁ!』

『ナルシス様に特級ポーションを飲ませて差し上げて下さい!』

 私は気付けば叫んでいました。

『ルルティーナ嬢、これに君のポーションを飲む価値は……』

『ベルダール団長様。私は、私の作ったポーションが必要な全ての方に飲んでいただきたいのです。その方が私をどう思っているかなど、小さな問題です。それに私は、ナルシス様へのこれ以上の懲罰を望みません』

 厳しいお顔をしていたベルダール団長様でしたが、少しだけ安心したような表情になりました。

『……そうか。君が希望するなら特級ポーションを飲ませよう。懲罰と処遇についても配慮する』

『ありがとうございます』

『ル、ルルティーナ様……』

 ナルシス様が呆然と見上げていました。オレンジ色の瞳が驚愕に見開かれています。
 私は膝をついて目を合わせます。

『ルルティーナ様!そのような者に膝をついてはなりません!』
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。

猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。 復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。 やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、 勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。 過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。 魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、 四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。 輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。 けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、 やがて――“本当の自分”を見つけていく――。 そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして”世界を救う”私の成長物語です。 ※本作の章構成:  第一章:アカデミー編  第二章:討伐軍北上編  第三章:魔王決戦編 ※「カクヨム」、「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位) ※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。

地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした

有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。

【完結】偽物聖女は冷血騎士団長様と白い結婚をしたはずでした。

雨宮羽那
恋愛
 聖女補佐官であるレティノアは、補佐官であるにも関わらず、祈りをささげる日々を送っていた。  というのも、本来聖女であるはずの妹が、役目を放棄して遊び歩いていたからだ。  そんなある日、妹が「真実の愛に気づいたの」と言って恋人と駆け落ちしてしまう。  残されたのは、聖女の役目と――王命によって決められた聖騎士団長様との婚姻!?  レティノアは、妹の代わりとして聖女の立場と聖騎士団長との結婚を押し付けられることに。  相手のクラウスは、「血も涙もない冷血な悪魔」と噂される聖騎士団長。クラウスから「俺はあなたに触れるつもりはない」と言い放たれたレティノアは、「これは白い結婚なのだ」と理解する。  しかし、クラウスの態度は噂とは異なり、レティノアを愛しているようにしか思えなくて……?  これは、今まで妹の代わりの「偽物」として扱われてきた令嬢が「本物」として幸せをつかむ物語。 ◇◇◇◇ お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます! モチベになるので良ければ応援していただければ嬉しいです♪ ※いつも通りざまぁ要素は中盤以降。 ※完結まで執筆済み ※表紙はAIイラストです ※アルファポリス先行投稿(他投稿サイトにも掲載予定です)

十年間虐げられたお針子令嬢、冷徹侯爵に狂おしいほど愛される。

er
恋愛
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——

赤貧令嬢の借金返済契約

夏菜しの
恋愛
 大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。  いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。  クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。  王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。  彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。  それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。  赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。

婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた

夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。 そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。 婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。

王家を追放された落ちこぼれ聖女は、小さな村で鍛冶屋の妻候補になります

cotonoha garden
恋愛
「聖女失格です。王家にも国にも、あなたはもう必要ありません」——そう告げられた日、リーネは王女でいることさえ許されなくなりました。 聖女としても王女としても半人前。婚約者の王太子には冷たく切り捨てられ、居場所を失った彼女がたどり着いたのは、森と鉄の匂いが混ざる辺境の小さな村。 そこで出会ったのは、無骨で無口なくせに、さりげなく怪我の手当てをしてくれる鍛冶屋ユリウス。 村の事情から「書類上の仮妻」として迎えられたリーネは、鍛冶場の雑用や村人の看病をこなしながら、少しずつ「誰かに必要とされる感覚」を取り戻していきます。 かつては「落ちこぼれ聖女」とさげすまれた力が、今度は村の子どもたちの笑顔を守るために使われる。 そんな新しい日々の中で、ぶっきらぼうな鍛冶屋の優しさや、村人たちのさりげない気遣いが、冷え切っていたリーネの心をゆっくりと溶かしていきます。 やがて、国難を前に王都から使者が訪れ、「再び聖女として戻ってこい」と告げられたとき—— リーネが選ぶのは、きらびやかな王宮か、それとも鉄音の響く小さな家か。 理不尽な追放と婚約破棄から始まる物語は、 「大切にされなかった記憶」を持つ読者に寄り添いながら、 自分で選び取った居場所と、静かであたたかな愛へとたどり着く物語です。

【完】夫に売られて、売られた先の旦那様に溺愛されています。

112
恋愛
夫に売られた。他所に女を作り、売人から受け取った銀貨の入った小袋を懐に入れて、出ていった。呆気ない別れだった。  ローズ・クローは、元々公爵令嬢だった。夫、だった人物は男爵の三男。到底釣合うはずがなく、手に手を取って家を出た。いわゆる駆け落ち婚だった。  ローズは夫を信じ切っていた。金が尽き、宝石を差し出しても、夫は自分を愛していると信じて疑わなかった。 ※完結しました。ありがとうございました。

処理中です...