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CHAPTER4
9
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学食で昼食を取りながら、我孫子拓哉の事情聴取を行ったが、結果は、W大生の重松、増田と同じで、正当防衛を主張し、遠山清志がその場に居合わせたかどうか訊ねてみても、何かの影に怯えているように口籠るだけだった。
「駄目ね。きっと何者かに口止めされているのよ。真相を喋ったらお前も石田と同じように自殺に見せ掛けて殺すぞ、とかいわれてね」
「比嘉警部補?」
「何よっ、行き成り上擦った声上げて?」
可南子は目を丸くして、細川の素っ頓狂な顔を凝っと見詰める。
「まるで石田が自殺した時に、現場にいた人物が犯人のような口振りですね……?」
「ええ、岡崎香織が事件を解く鍵を握っているのは確かよ」
可南子は自信あり気に頷き、構内を出ると駐車場に向かって歩き出した。
――ヤダわぁ、奥歯にさっき食べたきのこパスタのしめじが引っ掛かってる。念入りに歯磨きしたのに……。
「私、歯を磨いて来るから、ちょっと待っていて」
と可南子は細川に断りを入れ覆面パトカーの鍵を手渡して踵を返すと、再び構内へ向かって走り出した。
最寄りの洗面所で、ヴィトンのバッグから歯磨きセットを取出し、歯を磨き始める。口の中に溜まった泡を吐き出す。すると突然、何か思い出したようにスマホを手に取った。口を濯いだあと可南子は、最も信頼している部下である四係緒川順次巡査部長に電話を掛けた。
「私、比嘉。ジュンちゃん。今大丈夫、話せる?」
《どうぞ》
「ちょっとした頼みごとがあるんだけど、聞いてくれる?」
《何か怖いすっねぇ、主任からの頼みごとって》
「丸の内の南谷法律事務所の岡崎香織って女性弁護士が、過去に扱っていた案件に付いて調べて欲しいの?」
甘ったるい猫撫で声で懇願する。
《はぁあ? 南谷法律事務所の岡崎香織、ですか……?》
「うん。そうよ。調べて頂戴」
《……大学時代の友人に、ヤメ検弁護士やっているヤツ一人いるから、そいつに訊ねてみます》
「ありがとう、ホント助かるわ」
《主任のお願いなら、無碍に断れませんからね》
電話を切り、スマホをしまうと、可南子は駐車場で待っている細川の許へ向かった。
助手席ではなく、細川は運転席側に座っていた。
「遅かったですね?」
訊ねられ可南子はドアをあけながら、
「緒川君に電話していた」
とスマホを耳に当てる真似をして見せた。
「出して頂戴」
シートベルト装着しつつ告げる。
「どこへ行きますか?」
「赤羽西の松江羽留奈の自宅アパート……」
可南子は細川の顔を見ずにいうと、食後ということもあって不意に眠気に襲われた。狭い車内で両手を広げ、伸びをし、欠伸をする。
「どうぞ、自分にお構いなく寝ていて下さい。赤羽西に着いたら起こしますので……」
「大丈夫よ心配要らないわ。ちゃんと起きてるから」
――こんなエロジジイの隣で、無防備に寝ていられるかっていうのぉ。何されるかわかんないじゃない。
そう粋がっていても、富士見二丁目のH大を出て僅か五分足らずで完全に睡魔に襲われ、可南子は無防備な寝顔を細川に曝すことになってしまった。
国道二五四号線大塚三丁目交差点で信号待ちの停車中に、身体がガクッと崩れるような感覚とともに目覚めた。
「あっ……」
思わず声が出てしまった。
迂闊だった、私としたことが……と、反省するも既に遅い。脇の下には、びっしょりと寝汗を掻き、こともあろうに口許からは涎まで垂れていた。完全に爆睡していた。恥ずかしさの余り身体が熱くなった。
「何か、寝言いってなかった……?」
可南子が照れ臭そうに訊ねると、細川はいいえと小さく首を横に振った。
松江羽留奈の自宅、赤羽西三丁目の『コーポ山下』の前の路地に差し掛かった辺りで、細川はブレーキを踏み、覆面パトカーを停めた。彼女の自宅まではまだ距離がある。都道四六〇号線を北進し、埼京線の高架を通り抜け、住宅地へ入った辺りに『コーポ山下』は建っていた。その『コーポ山下』の前から都道四六〇号線までの僅か一百メートルほど間が渋滞していたのだ。
「まさか……?」
嫌な予感がした。最悪の事態が脳裏を過ぎる。
可南子は、車を降り、『コーポ山下』へ向かって駆け出した。彼女の後を追う細川が、「係長、何をそんなに焦っているんですか?」と声を掛ける。
追い付いた細川に可南子は、
「先に手を回されたかも知れないっ!」
と振り向き様に声を荒げる。
「いやぁ、流石にそれはありえません」
「ほら、あれ見なさいよ」
と可南子は数台の警察車両と規制線の前に立つ見張り役の警察官を指差した。
警察官に近寄り声を掛ける。
「警視庁捜一四係の比嘉です。何かあったのぉ?」
警察手帳を提示する。
「ご苦労さまです」
と敬礼する小太りの中年警官は、一瞬怪訝そうに可南子と細川を見た。
「この先の住宅で、空き巣がありましてね……。現金十万と貴金属が盗まれまして、でも何で本庁の捜査一課の方が……、三課ならわかるんですけど」
「空き巣っ!? 殺人事件じゃないのぉ?」
「はぁあ? 空き巣です……」
「比嘉さん、どうやら我々の早とちりだったようですなぁ」
「みたいね」
可南子はバツ悪そうに頷くと、
「一課が追っている殺人事件の捜査でこの先の『コーポ山下』に用があるから通してもらうわね」
と、照れ笑いを浮かべた。
警察官は、納得したように含み笑いを浮かべ、改めてご苦労さまですと告げながら規制線を持ち上げた。
「ありがとう」
可南子は小さく頷き、規制線を潜り、その場から逃げるようにして足早に『コーポ山下』へ向かった。
築二十年以上経つ三階建てのアパートだ。
階段を上り、二階へ行く。
「ここだ」
二十五号室、松江羽留奈の部屋の前で止まる。
インターフォンを鳴らす。
反応がない。
「留守でしょうか?」
例の『居酒屋□□本店』で事前に掴んでいた情報によると、松江羽留奈は富山県魚津市出身で、年齢は二十五歳。地元の高校を卒業後、芸能界に憧れ上京し、フリーターで生計を立てながら、ダンス教室に通っているということがわかっていた。
「仕方ないわね。出直すとするか……」
可南子は名刺を一枚取出し、裏に自分の連絡先とメッセージを書き込み、ドアの隙間から室内へ差し込んだ。
「帰宅後、名刺を見た松江羽留奈が、警部補殿宛てに電話を掛けて来るって訳ですな」
「気付いてくれればの話だけど……」
「で、次はどこへ行きますか?」
「K大へ行って、直接遠山に会って揺さぶり掛けてみるか?」
「相手の本陣へ乗り込む気ですか?」
「まあ、そういうこと」
可南子は頷くと、意味あり気な含み笑いを浮かべた。
「駄目ね。きっと何者かに口止めされているのよ。真相を喋ったらお前も石田と同じように自殺に見せ掛けて殺すぞ、とかいわれてね」
「比嘉警部補?」
「何よっ、行き成り上擦った声上げて?」
可南子は目を丸くして、細川の素っ頓狂な顔を凝っと見詰める。
「まるで石田が自殺した時に、現場にいた人物が犯人のような口振りですね……?」
「ええ、岡崎香織が事件を解く鍵を握っているのは確かよ」
可南子は自信あり気に頷き、構内を出ると駐車場に向かって歩き出した。
――ヤダわぁ、奥歯にさっき食べたきのこパスタのしめじが引っ掛かってる。念入りに歯磨きしたのに……。
「私、歯を磨いて来るから、ちょっと待っていて」
と可南子は細川に断りを入れ覆面パトカーの鍵を手渡して踵を返すと、再び構内へ向かって走り出した。
最寄りの洗面所で、ヴィトンのバッグから歯磨きセットを取出し、歯を磨き始める。口の中に溜まった泡を吐き出す。すると突然、何か思い出したようにスマホを手に取った。口を濯いだあと可南子は、最も信頼している部下である四係緒川順次巡査部長に電話を掛けた。
「私、比嘉。ジュンちゃん。今大丈夫、話せる?」
《どうぞ》
「ちょっとした頼みごとがあるんだけど、聞いてくれる?」
《何か怖いすっねぇ、主任からの頼みごとって》
「丸の内の南谷法律事務所の岡崎香織って女性弁護士が、過去に扱っていた案件に付いて調べて欲しいの?」
甘ったるい猫撫で声で懇願する。
《はぁあ? 南谷法律事務所の岡崎香織、ですか……?》
「うん。そうよ。調べて頂戴」
《……大学時代の友人に、ヤメ検弁護士やっているヤツ一人いるから、そいつに訊ねてみます》
「ありがとう、ホント助かるわ」
《主任のお願いなら、無碍に断れませんからね》
電話を切り、スマホをしまうと、可南子は駐車場で待っている細川の許へ向かった。
助手席ではなく、細川は運転席側に座っていた。
「遅かったですね?」
訊ねられ可南子はドアをあけながら、
「緒川君に電話していた」
とスマホを耳に当てる真似をして見せた。
「出して頂戴」
シートベルト装着しつつ告げる。
「どこへ行きますか?」
「赤羽西の松江羽留奈の自宅アパート……」
可南子は細川の顔を見ずにいうと、食後ということもあって不意に眠気に襲われた。狭い車内で両手を広げ、伸びをし、欠伸をする。
「どうぞ、自分にお構いなく寝ていて下さい。赤羽西に着いたら起こしますので……」
「大丈夫よ心配要らないわ。ちゃんと起きてるから」
――こんなエロジジイの隣で、無防備に寝ていられるかっていうのぉ。何されるかわかんないじゃない。
そう粋がっていても、富士見二丁目のH大を出て僅か五分足らずで完全に睡魔に襲われ、可南子は無防備な寝顔を細川に曝すことになってしまった。
国道二五四号線大塚三丁目交差点で信号待ちの停車中に、身体がガクッと崩れるような感覚とともに目覚めた。
「あっ……」
思わず声が出てしまった。
迂闊だった、私としたことが……と、反省するも既に遅い。脇の下には、びっしょりと寝汗を掻き、こともあろうに口許からは涎まで垂れていた。完全に爆睡していた。恥ずかしさの余り身体が熱くなった。
「何か、寝言いってなかった……?」
可南子が照れ臭そうに訊ねると、細川はいいえと小さく首を横に振った。
松江羽留奈の自宅、赤羽西三丁目の『コーポ山下』の前の路地に差し掛かった辺りで、細川はブレーキを踏み、覆面パトカーを停めた。彼女の自宅まではまだ距離がある。都道四六〇号線を北進し、埼京線の高架を通り抜け、住宅地へ入った辺りに『コーポ山下』は建っていた。その『コーポ山下』の前から都道四六〇号線までの僅か一百メートルほど間が渋滞していたのだ。
「まさか……?」
嫌な予感がした。最悪の事態が脳裏を過ぎる。
可南子は、車を降り、『コーポ山下』へ向かって駆け出した。彼女の後を追う細川が、「係長、何をそんなに焦っているんですか?」と声を掛ける。
追い付いた細川に可南子は、
「先に手を回されたかも知れないっ!」
と振り向き様に声を荒げる。
「いやぁ、流石にそれはありえません」
「ほら、あれ見なさいよ」
と可南子は数台の警察車両と規制線の前に立つ見張り役の警察官を指差した。
警察官に近寄り声を掛ける。
「警視庁捜一四係の比嘉です。何かあったのぉ?」
警察手帳を提示する。
「ご苦労さまです」
と敬礼する小太りの中年警官は、一瞬怪訝そうに可南子と細川を見た。
「この先の住宅で、空き巣がありましてね……。現金十万と貴金属が盗まれまして、でも何で本庁の捜査一課の方が……、三課ならわかるんですけど」
「空き巣っ!? 殺人事件じゃないのぉ?」
「はぁあ? 空き巣です……」
「比嘉さん、どうやら我々の早とちりだったようですなぁ」
「みたいね」
可南子はバツ悪そうに頷くと、
「一課が追っている殺人事件の捜査でこの先の『コーポ山下』に用があるから通してもらうわね」
と、照れ笑いを浮かべた。
警察官は、納得したように含み笑いを浮かべ、改めてご苦労さまですと告げながら規制線を持ち上げた。
「ありがとう」
可南子は小さく頷き、規制線を潜り、その場から逃げるようにして足早に『コーポ山下』へ向かった。
築二十年以上経つ三階建てのアパートだ。
階段を上り、二階へ行く。
「ここだ」
二十五号室、松江羽留奈の部屋の前で止まる。
インターフォンを鳴らす。
反応がない。
「留守でしょうか?」
例の『居酒屋□□本店』で事前に掴んでいた情報によると、松江羽留奈は富山県魚津市出身で、年齢は二十五歳。地元の高校を卒業後、芸能界に憧れ上京し、フリーターで生計を立てながら、ダンス教室に通っているということがわかっていた。
「仕方ないわね。出直すとするか……」
可南子は名刺を一枚取出し、裏に自分の連絡先とメッセージを書き込み、ドアの隙間から室内へ差し込んだ。
「帰宅後、名刺を見た松江羽留奈が、警部補殿宛てに電話を掛けて来るって訳ですな」
「気付いてくれればの話だけど……」
「で、次はどこへ行きますか?」
「K大へ行って、直接遠山に会って揺さぶり掛けてみるか?」
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