一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第3章 学園のアイドルと過ごす日々
第32話 早起き成功!学園のアイドルと一緒にバス通学。(1)
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優香と朝一緒に行くことを約束した翌朝。
「おっし! よくぞ起きれた俺!」
俺は目覚まし時計&スマホのアラームを駆使し、いつもより1時間も早く起きることに成功した。
やればできる!
俺は朝からテンションMAXで、ベッドの上で会心のガッツポーズを決めた。
……え?
なんで15分早いバスに乗るために、1時間も早く起きたのかって?
それはその、あれだよ。
いつもより身だしなみを整えようかな、的な?
朝シャンとかをしようかな、とか思ってみたり?
他意はないんだぞ、他意は。
ただその、さ?
学園のアイドルである優香に対して失礼がないようにというかね?
必要でしょ、そういう最低限の気づかいは?
ってなわけで。
俺は朝シャンをしてしっかりと寝汗を落とすと、石鹸の香りに包まれた身体にピシッとアイロンをかけた制服をまとった。
朝食を食べた後はこれまた念入りに歯磨きをし、さらには鏡の前でいつもより丁寧に前髪をセットしたりなどなど、入念な準備をしているうちに自然と時計の針は進んでいき。
最終的には当初の予定通りに、普段登校するよりもきっかり15分早くに俺は家を出た。
いつもと同じ慣れ親しんだ――けれど道行く人の顔ぶれは全く異なる――通学路を、何とも言えない新鮮な気分で歩いていく。
そしてバス停について待つこと数分。
やってきたバスに乗り込むとそこには優香がいた。
「おはよう蒼太くん。隣、空いてるよ~」
通路に顔を出して小さく手を振りながら嬉しそうに笑う優香は、なんだろう?
いつもよりも綺麗な気がするような?
ほんのわずかに覚えた、なんとも言えない違和感。
「おはよう優香」
俺は違和感を覚えつつも、挨拶を返しながら優香の隣の席にお邪魔した。
そして違和感の元を探ろうとして、肩を並べて座る優香の顔につい、じっと見入ってしまった。
「な、なに? どうしたの?」
「っと、ごめん。なんか今日の優香はいつもと雰囲気が違うなって思って、それが何かなって気になって思わず見入っちゃったんだ」
「そ、そう? 別にいつもと変わらないと思うけど? うん、私、普通にいつも通りだし?」
なぜか優香が少し早口になった。
もしかして会って早々に俺にぶしつけな視線を向けられて、不快に思ったのかもしれない。
さっきはそう思われても仕方がないくらいに、じろじろ見過ぎていたもんな。
ただ優香は「いつも通り」と言うものの、なんとも言えない違和感は依然として俺を捉えて離さなかった。
両者を天秤にかけた結果、俺はじろじろと無遠慮に観察するのを止めようとして――、
「じゃあ俺の勘違いだな。……でもあれ、もしかしてリップ変えた?」
ふと、優香の口元に視線が行った。
今日に限らず、優香の唇はいつも張りと艶があって魅力的だ。
だけど今日はそれにさらに磨きがかかっているような気がしたのだ。
「あ、うん!」
すると優香がすごくいい笑顔になって頷いた。
「やっぱりな。なんかちょっと違うなって思ったんだよなぁ」
ふぅ、やれやれ。
微妙な違和感を解消できて、心の中がしっくりときたよ。
「あ、でもでも今日のために敢えてリップを変えたってわけじゃなくて。今日はたまたまちょっと、こっちを使おうかなって思っただけっていうか? なんとなく思い立っただけであって、だから別に全然ちっとも私的には大したことじゃなかったから、さっきはいつも通りって言っちゃったんだよね。ごめんね?」
さっき自分で言った『私、普通にいつも通りだし?』って言葉と相反すると思ったからか、優香が事の経緯(ってほどでもないけれど)を説明してくれた。
その長々とした説明は、リップについて聞かれたらこう答えるって台本があって、それを丸暗記でもしてきたかのようだ――なんてな。
さすがにこんなことを思うのは、優香に対して失礼過ぎるだろ俺。
ただ、優香がしてくれた説明には、俺も大いに納得するところがあった。
「おっし! よくぞ起きれた俺!」
俺は目覚まし時計&スマホのアラームを駆使し、いつもより1時間も早く起きることに成功した。
やればできる!
俺は朝からテンションMAXで、ベッドの上で会心のガッツポーズを決めた。
……え?
なんで15分早いバスに乗るために、1時間も早く起きたのかって?
それはその、あれだよ。
いつもより身だしなみを整えようかな、的な?
朝シャンとかをしようかな、とか思ってみたり?
他意はないんだぞ、他意は。
ただその、さ?
学園のアイドルである優香に対して失礼がないようにというかね?
必要でしょ、そういう最低限の気づかいは?
ってなわけで。
俺は朝シャンをしてしっかりと寝汗を落とすと、石鹸の香りに包まれた身体にピシッとアイロンをかけた制服をまとった。
朝食を食べた後はこれまた念入りに歯磨きをし、さらには鏡の前でいつもより丁寧に前髪をセットしたりなどなど、入念な準備をしているうちに自然と時計の針は進んでいき。
最終的には当初の予定通りに、普段登校するよりもきっかり15分早くに俺は家を出た。
いつもと同じ慣れ親しんだ――けれど道行く人の顔ぶれは全く異なる――通学路を、何とも言えない新鮮な気分で歩いていく。
そしてバス停について待つこと数分。
やってきたバスに乗り込むとそこには優香がいた。
「おはよう蒼太くん。隣、空いてるよ~」
通路に顔を出して小さく手を振りながら嬉しそうに笑う優香は、なんだろう?
いつもよりも綺麗な気がするような?
ほんのわずかに覚えた、なんとも言えない違和感。
「おはよう優香」
俺は違和感を覚えつつも、挨拶を返しながら優香の隣の席にお邪魔した。
そして違和感の元を探ろうとして、肩を並べて座る優香の顔につい、じっと見入ってしまった。
「な、なに? どうしたの?」
「っと、ごめん。なんか今日の優香はいつもと雰囲気が違うなって思って、それが何かなって気になって思わず見入っちゃったんだ」
「そ、そう? 別にいつもと変わらないと思うけど? うん、私、普通にいつも通りだし?」
なぜか優香が少し早口になった。
もしかして会って早々に俺にぶしつけな視線を向けられて、不快に思ったのかもしれない。
さっきはそう思われても仕方がないくらいに、じろじろ見過ぎていたもんな。
ただ優香は「いつも通り」と言うものの、なんとも言えない違和感は依然として俺を捉えて離さなかった。
両者を天秤にかけた結果、俺はじろじろと無遠慮に観察するのを止めようとして――、
「じゃあ俺の勘違いだな。……でもあれ、もしかしてリップ変えた?」
ふと、優香の口元に視線が行った。
今日に限らず、優香の唇はいつも張りと艶があって魅力的だ。
だけど今日はそれにさらに磨きがかかっているような気がしたのだ。
「あ、うん!」
すると優香がすごくいい笑顔になって頷いた。
「やっぱりな。なんかちょっと違うなって思ったんだよなぁ」
ふぅ、やれやれ。
微妙な違和感を解消できて、心の中がしっくりときたよ。
「あ、でもでも今日のために敢えてリップを変えたってわけじゃなくて。今日はたまたまちょっと、こっちを使おうかなって思っただけっていうか? なんとなく思い立っただけであって、だから別に全然ちっとも私的には大したことじゃなかったから、さっきはいつも通りって言っちゃったんだよね。ごめんね?」
さっき自分で言った『私、普通にいつも通りだし?』って言葉と相反すると思ったからか、優香が事の経緯(ってほどでもないけれど)を説明してくれた。
その長々とした説明は、リップについて聞かれたらこう答えるって台本があって、それを丸暗記でもしてきたかのようだ――なんてな。
さすがにこんなことを思うのは、優香に対して失礼過ぎるだろ俺。
ただ、優香がしてくれた説明には、俺も大いに納得するところがあった。
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