一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第4章 プールデート
第60話「ね、ねぇ蒼太くん? 私もおんぶして欲しいなー、なんて?」
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美月ちゃんがマスターしたばかりのバタ足で、流れるプールの逆走(逆泳?)に果敢に挑戦する。
バタバタバタバタバタ!
バタバタバタバタバタバタバタバタ!
「……ちょっと無理でした」
しかし流れるプールの、無限に流れ続けるアンリミテッド・ウェイブ・ワークスの前に、早々に力尽きてしまい、すぐに流れに身を任せていた。
ははっ、こう言うところも可愛らしいな。
緩やかな水流に流されながら、美月ちゃんをおんぶしてあげたり肩車してあげたりして遊んであげる。
「蒼太おにーちゃん、このままザブンしてほしいです!」
「オッケー。鼻に水が入らないように、しっかり息を止めてるんだぞ? 3,2,1,うぉりゃっ!」
「はー、ふっ!」
美月ちゃんが息を止めたのをしっかりと感じとってから、俺は美月ちゃんを肩車したままで一気に水の中に潜った。
しばらくして浮き上がると、
「ぷはぁ! たのしいです!」
俺の肩の上で美月ちゃんが嬉しそうに笑った。
流れるプールで肩車して潜水するだけなのに何がそこまでツボっているのか、俺はいまいちよく分からなかったんだけど、美月ちゃん的には肩車ザブンがとても楽しいらしいので、ヨシ!
美月ちゃんを何度も肩車ザブンしてあげると、美月ちゃんは俺の肩から下りて今度は俺の背中におぶさってきた。
「蒼太おにーちゃん、このままグルグル回って欲しいです!」
「了解。しっかり捕まってろよ?」
俺は美月ちゃんをおんぶしたまま、水の中で回転を始める。
回りながらどんどん回転速度を上げていくと、美月ちゃんが遠心力と水の抵抗でスポーンとすっぽ抜けた。
「ううっ、蒼太おにーちゃんの勝ちです」
「もう一回やるか?」
「はい、今度は負けません!」
「じゃあいくぞ、よーく捕まってろよー」
そんな風に俺が美月ちゃんとプールの中でじゃれ合って遊んでいると。
「ね、ねぇ蒼太くん? 私もおんぶして欲しいなー、なんて?」
「えっ?」
突然飛んできた優香のビックリ提案に、俺は思わず驚きの声を上げてしまう。
「じょ、冗談だし……」
顔を赤くしながら、もにょにょと小声で呟く優香。
しかしその言葉尻に被せるようにして、
「じゃあ美月はおねーちゃんにおんぶしてもらうので、おねーちゃんは蒼太おにーちゃんにおんぶしてもらってくださいね。3人でおんぶごっこしましょう!」
言うが早いか美月ちゃんが優香の背中に、ぴょこんと飛び乗るようにくっついた。
「ちょっと、美月?」
「早くおねーちゃんも、蒼太おにーちゃんにおんぶしてもらってください」
「えっとね美月。今のはちょっとした冗談で――」
背中にくっつき虫をする美月ちゃんを、肩越しに振り返りながら説明をする優香だったが、
「はう、3人でおんぶごっこしないんですか? 3人で一緒におんぶごっこしたいです……」
美月ちゃんに甘えるように言われてしまって、
「じゃ、じゃあちょっとだけよ? 蒼太くんも、ちょっとだけならいいよね?」
「お、俺は全然かまわないぞ。むしろウェルカムだ」
「えっと、うん…‥」
優香は小さな声で頷くと、俺の背中にピタッとくっついた。
するすると優香の両手が俺のお腹の辺りに伸びてきて、優香が俺を後ろから抱きしめるような形になる。
必然的に、優香の大きくて柔らかいところが俺の背中にぎゅむっと押し付けられることになってしまった。
女の子の極めてビビッドな感触が、これでもかと伝わってくる。
あまりにも生々しい感触にダイレクトアタックされながら、しかし俺が理性を失った悪いオオカミさんに変貌せずに済んだのは、
「蒼太おにーちゃん、完成です。これでぐるぐる回って欲しいです!」
「了解だ。優香も美月ちゃんも振り落とされるなよ?」
「おねーちゃん、しっかりくっついておいてくださいね? これは蒼太おにーちゃんとの勝負なんですから」
「う、うん。も、もちろんよ?」
ただただ美月ちゃんの純粋さのおかげだった。
だがしかし、である。
この背中に感じた柔らかい感触のことを、俺は一生涯忘れることはないだろう。
俺は優香の柔らかい感触を、心の一番大事な部分にしっかりと刻み込んだのだった。
バタバタバタバタバタ!
バタバタバタバタバタバタバタバタ!
「……ちょっと無理でした」
しかし流れるプールの、無限に流れ続けるアンリミテッド・ウェイブ・ワークスの前に、早々に力尽きてしまい、すぐに流れに身を任せていた。
ははっ、こう言うところも可愛らしいな。
緩やかな水流に流されながら、美月ちゃんをおんぶしてあげたり肩車してあげたりして遊んであげる。
「蒼太おにーちゃん、このままザブンしてほしいです!」
「オッケー。鼻に水が入らないように、しっかり息を止めてるんだぞ? 3,2,1,うぉりゃっ!」
「はー、ふっ!」
美月ちゃんが息を止めたのをしっかりと感じとってから、俺は美月ちゃんを肩車したままで一気に水の中に潜った。
しばらくして浮き上がると、
「ぷはぁ! たのしいです!」
俺の肩の上で美月ちゃんが嬉しそうに笑った。
流れるプールで肩車して潜水するだけなのに何がそこまでツボっているのか、俺はいまいちよく分からなかったんだけど、美月ちゃん的には肩車ザブンがとても楽しいらしいので、ヨシ!
美月ちゃんを何度も肩車ザブンしてあげると、美月ちゃんは俺の肩から下りて今度は俺の背中におぶさってきた。
「蒼太おにーちゃん、このままグルグル回って欲しいです!」
「了解。しっかり捕まってろよ?」
俺は美月ちゃんをおんぶしたまま、水の中で回転を始める。
回りながらどんどん回転速度を上げていくと、美月ちゃんが遠心力と水の抵抗でスポーンとすっぽ抜けた。
「ううっ、蒼太おにーちゃんの勝ちです」
「もう一回やるか?」
「はい、今度は負けません!」
「じゃあいくぞ、よーく捕まってろよー」
そんな風に俺が美月ちゃんとプールの中でじゃれ合って遊んでいると。
「ね、ねぇ蒼太くん? 私もおんぶして欲しいなー、なんて?」
「えっ?」
突然飛んできた優香のビックリ提案に、俺は思わず驚きの声を上げてしまう。
「じょ、冗談だし……」
顔を赤くしながら、もにょにょと小声で呟く優香。
しかしその言葉尻に被せるようにして、
「じゃあ美月はおねーちゃんにおんぶしてもらうので、おねーちゃんは蒼太おにーちゃんにおんぶしてもらってくださいね。3人でおんぶごっこしましょう!」
言うが早いか美月ちゃんが優香の背中に、ぴょこんと飛び乗るようにくっついた。
「ちょっと、美月?」
「早くおねーちゃんも、蒼太おにーちゃんにおんぶしてもらってください」
「えっとね美月。今のはちょっとした冗談で――」
背中にくっつき虫をする美月ちゃんを、肩越しに振り返りながら説明をする優香だったが、
「はう、3人でおんぶごっこしないんですか? 3人で一緒におんぶごっこしたいです……」
美月ちゃんに甘えるように言われてしまって、
「じゃ、じゃあちょっとだけよ? 蒼太くんも、ちょっとだけならいいよね?」
「お、俺は全然かまわないぞ。むしろウェルカムだ」
「えっと、うん…‥」
優香は小さな声で頷くと、俺の背中にピタッとくっついた。
するすると優香の両手が俺のお腹の辺りに伸びてきて、優香が俺を後ろから抱きしめるような形になる。
必然的に、優香の大きくて柔らかいところが俺の背中にぎゅむっと押し付けられることになってしまった。
女の子の極めてビビッドな感触が、これでもかと伝わってくる。
あまりにも生々しい感触にダイレクトアタックされながら、しかし俺が理性を失った悪いオオカミさんに変貌せずに済んだのは、
「蒼太おにーちゃん、完成です。これでぐるぐる回って欲しいです!」
「了解だ。優香も美月ちゃんも振り落とされるなよ?」
「おねーちゃん、しっかりくっついておいてくださいね? これは蒼太おにーちゃんとの勝負なんですから」
「う、うん。も、もちろんよ?」
ただただ美月ちゃんの純粋さのおかげだった。
だがしかし、である。
この背中に感じた柔らかい感触のことを、俺は一生涯忘れることはないだろう。
俺は優香の柔らかい感触を、心の一番大事な部分にしっかりと刻み込んだのだった。
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