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第1章 突然のゲーム内転移
第1話 人生ドボンまっしぐら。
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「なぁオタクくーん? オタクくんってさ? 『ゴッド・オブ・ブレイビア』やってんの?」
昼休み。
高校に入学してすぐに、中学の時と同じく最初の友達作りに失敗してボッチになった陰キャの俺――加賀谷裕太(かがや・ゆうた)が、いつものように一人でソシャゲ『ゴッド・オブ・ブレイビア』を周回していると。
突然、クラスのカースト最上位の陽キャ様から声をかけられた。
声をかけてきたのは池谷涼介。
サッカー部の1年生レギュラーで、親は大臣経験もある有名な国会議員だ。
金髪でチャラくて女好きで、入学してからずっとこのクラスのボスとして君臨している。
「え、あ、うん」
そんな、俺とは正反対の陽キャから急に馴れ馴れしく話しかけられて、俺は内心おどおどしていた。
「結構やり込んでんの? ちょい見せてみろよ」
「あ、ちょっと――」
俺の意思を無視して、それが当たり前のようにスマホを取り上げられる。
「うわ、すっげ!? レベル99じゃん! これカンストって言うんだろ?」
「うん、カンストしてるよ。このゲームはオープンβの時から結構やり込んでるから」
「おーぷんべーた? なんだそれ?」
「正式スタート前の限定テストプレイのこと。ちなみに神騎士は2段階進化の最上位職なんだ」
「ふーん。よく分かんねーけど、つまりやり込んでるってことだろ?」
「まぁ、そういうことだね」
「ならちょうどいいや。実はオレさ、今狙ってる女がそういうの好きな、ちょいオタク系の子でさ。その子と話を合わせるためにこのゲームやりたいんだよな」
「はぁ……」
だから俺にプレイを教えて欲しいってことだろうか?
正直、俺には何のメリットもないんで気は進まないけど、池谷に逆らってもいいことはないしな。
どうせアイテムもせびってくるだろうから、攻略に便利なのといくつかレアなのをあげて機嫌を取るか。
――なんて俺の考えは、悪い意味で裏切られた。
「だからオタクくんのアカウント売ってくんないかな? 1000円で」
「1000円って、それはちょっと無理だよ」
オープンβからもう何年もやり込んでいるゲームアカウントを、たった1000円で売れなんてあまりにも非常識すぎる。
そもそもこのゲームでは、アカウントの売買が禁止されている。
見つかったら容赦なく垢バンだ。
しかし。
「あ? 今なんつった? もしかして無理っつった?」
「あ、えっと……その……」
池谷に凄まれた俺は、慌てて言い訳の言葉を探そうとする。
しかし俺が何かを言う前に、池谷が口を開いた。
「あのさ? このオレがわざわざボッチのお前なんかに、頭を下げてやってんだぜ? なのにお前、断んの? なぁ?」
「だって――」
「だってもクソもねーんだよ。ボッチ陰キャのお前が持ってても何の役にも立たないアカウントを、この俺が有意義に使ってやろうって言ってんだ。むしろ光栄に思えって差し出せよ」
「でも1000円だなんて……」
正式サービス開始前から始め、今に至るまでひたすら時間とお小遣いをつぎ込んできたこのアカウントは、もはや俺の分身だ。
いや、リアル人生が死んでいる俺にとっては、人生そのものと言ってもいい。
イベントでは上位常連なのもあって、交流掲示板には俺のアカウント名がたびたび登場するほどだ。
廃人だのなんだの馬鹿にするカキコもなくはないが、それでも大半は賞賛や羨むようなものばかり。
俺の人生はまさに『ゴッド・オブ・ブレイビア』とともにあった。
そんな大切に大切に育ててきたアカウントを、たった1000円ぽっちで売れだなんて、到底承服できるものではない。
バカにしているにもほどがある。
だけど俺の「常識」は、クラスを支配する池谷には通用しない。
「あ? 陰キャオタクの分際でオレに逆らう気かよ? 学校来れなくすんぞ?」
「う――」
「分かったら、とっととアカウントを譲れやボケ! ほら、IDとパスを教えろ!」
胸ぐらをつかまれそうになった俺は、反射的に席から立ち上がると、スマホをひったくるように奪い返した。
しかしそのはずみで、あろうことか池谷を突き飛ばしてしまう。
「ぁ……」
しまったと思った時にはもう遅かった。
「てめ、くそっ! やりやがったな! いい度胸しやがって!」
俺に突き飛ばされて尻餅をついた池谷が、顔を真っ赤にしながら怒声を上げる。
「――っ!」
その剣幕を見て、俺は反射的に教室から逃げ出した。
「てめっ! おいこら待てや! ぶっ殺してやる!」
背後から池谷のがなり立てる声が聞こえてくるが、もちろん待ったりはしない。
俺は昼休みの廊下を全力で逃げ走った。
「はぁ、はぁ……くそぅ、やっちまった……」
廊下を駆け続けていくうちに、猛烈な後悔が俺の胸に押し寄せてくる。
池谷に歯向かってしまった。
明日から俺は、池谷を中心としたカースト最上位グループに酷い目にあわされるだろう。
俺の意思なんて関係ない。
自分たちが常に正しい、よって歯向かう俺が悪い。
彼らはそういう思考をする人種なのだ。
事実、入学して早々池谷に逆らった生徒が一人、散々虐め抜かれた末にゴールデンウィーク明けには不登校になっていた。
しかも池谷の親が国会議員なのもあって、先生方はみんなダンマリときた。
このまま『ゴッド・オブ・ブレイビア』のアカウントを渡さなければ、今度は俺がその対象になる。
回避するには、悪くもないのに謝って(たぶん土下座とかさせられる)、大事なアカウントを渡すしかない。
「『ゴッド・オブ・ブレイビア』は俺にとってはリアルよりも価値がある、もう一つの人生なのに――」
それを奪われるのは、俺にとってもはや死と同じだった。
「なんとか、なんとかしないと――」
泣きそうになる心に勇気を貰おうと、俺は走りながらスマホを開くと『ゴッド・オブ・ブレイビア』を立ち上げた。
慣れた操作で、推しの子の、パートナーキャラにも登録している『烈火の姫騎士アリエッタ』のステータス画面を開く。
燃えるような真紅の髪。
ルビーのように赤く澄んだ瞳。
童顔ながらも、勝気で凛々しい表情。
俺はオープンベータでアリエッタに一目惚れして、最初に決める主人公のパートナーキャラに彼女を選んだ。
最初は外見だけで好きになった。
だけど俺は、強気な言動とは裏腹に、地道な努力家で。
何に対しても真面目で。
ツンツンしている裏で、純情な乙女心を持っていて。
天才の姉に大きなコンプレックスを抱きながら、一生懸命に頑張り続ける誇り高き姫騎士アリエッタを、俺はどんどんと好きになっていったのだ。
そんな推しの子の姿を目に焼き付けて勇気を貰いながら、今後どうするにしても、まず今は逃げようと、俺は廊下の突き当りを曲がり、下への階段を駆け下りようとして――。
その瞬間、足裏から床の感触が消えた。
続いて、落下する時の独特の浮遊感が襲ってくる。
「――っ!?」
まさか階段を踏み外したのか!?
嘘だろ!?
俺は恐怖に目をつぶった。
同時に、俺とアリエッタを繋ぐ大事なスマホをギュッと掴む。
襲ってくるであろう衝撃に耐えようと、身体を強張らせ、ギュッと歯を食いしばる。
だが階段を踏み外したにしては妙だった。
「――いつまで落ちているんだ、俺?」
いつまでたっても落ち続けていることに、俺は困惑を隠せないでいた。
階段を踏み外して転がり落ちるはずが、いつまで経っても身体は下へ下へと落ち続けているのだ。
死の間際は、時間が遅く感じるとか?
いやいや、それにしたって遅すぎる。
階段の踊り場まではほんの数メートル。
こんな悠長に疑問を口にしている余裕なんて、あるはずがない。
「いったい何がどうなって――」
疑問の限界に達した俺は、状況を確認するべく、目を開けようとして――、
ドボン!
その瞬間、なぜか盛大な水音がしたかと思うと、俺は大量の水の中に突っ込んでいた――。
――――――――
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突然、クラスのカースト最上位の陽キャ様から声をかけられた。
声をかけてきたのは池谷涼介。
サッカー部の1年生レギュラーで、親は大臣経験もある有名な国会議員だ。
金髪でチャラくて女好きで、入学してからずっとこのクラスのボスとして君臨している。
「え、あ、うん」
そんな、俺とは正反対の陽キャから急に馴れ馴れしく話しかけられて、俺は内心おどおどしていた。
「結構やり込んでんの? ちょい見せてみろよ」
「あ、ちょっと――」
俺の意思を無視して、それが当たり前のようにスマホを取り上げられる。
「うわ、すっげ!? レベル99じゃん! これカンストって言うんだろ?」
「うん、カンストしてるよ。このゲームはオープンβの時から結構やり込んでるから」
「おーぷんべーた? なんだそれ?」
「正式スタート前の限定テストプレイのこと。ちなみに神騎士は2段階進化の最上位職なんだ」
「ふーん。よく分かんねーけど、つまりやり込んでるってことだろ?」
「まぁ、そういうことだね」
「ならちょうどいいや。実はオレさ、今狙ってる女がそういうの好きな、ちょいオタク系の子でさ。その子と話を合わせるためにこのゲームやりたいんだよな」
「はぁ……」
だから俺にプレイを教えて欲しいってことだろうか?
正直、俺には何のメリットもないんで気は進まないけど、池谷に逆らってもいいことはないしな。
どうせアイテムもせびってくるだろうから、攻略に便利なのといくつかレアなのをあげて機嫌を取るか。
――なんて俺の考えは、悪い意味で裏切られた。
「だからオタクくんのアカウント売ってくんないかな? 1000円で」
「1000円って、それはちょっと無理だよ」
オープンβからもう何年もやり込んでいるゲームアカウントを、たった1000円で売れなんてあまりにも非常識すぎる。
そもそもこのゲームでは、アカウントの売買が禁止されている。
見つかったら容赦なく垢バンだ。
しかし。
「あ? 今なんつった? もしかして無理っつった?」
「あ、えっと……その……」
池谷に凄まれた俺は、慌てて言い訳の言葉を探そうとする。
しかし俺が何かを言う前に、池谷が口を開いた。
「あのさ? このオレがわざわざボッチのお前なんかに、頭を下げてやってんだぜ? なのにお前、断んの? なぁ?」
「だって――」
「だってもクソもねーんだよ。ボッチ陰キャのお前が持ってても何の役にも立たないアカウントを、この俺が有意義に使ってやろうって言ってんだ。むしろ光栄に思えって差し出せよ」
「でも1000円だなんて……」
正式サービス開始前から始め、今に至るまでひたすら時間とお小遣いをつぎ込んできたこのアカウントは、もはや俺の分身だ。
いや、リアル人生が死んでいる俺にとっては、人生そのものと言ってもいい。
イベントでは上位常連なのもあって、交流掲示板には俺のアカウント名がたびたび登場するほどだ。
廃人だのなんだの馬鹿にするカキコもなくはないが、それでも大半は賞賛や羨むようなものばかり。
俺の人生はまさに『ゴッド・オブ・ブレイビア』とともにあった。
そんな大切に大切に育ててきたアカウントを、たった1000円ぽっちで売れだなんて、到底承服できるものではない。
バカにしているにもほどがある。
だけど俺の「常識」は、クラスを支配する池谷には通用しない。
「あ? 陰キャオタクの分際でオレに逆らう気かよ? 学校来れなくすんぞ?」
「う――」
「分かったら、とっととアカウントを譲れやボケ! ほら、IDとパスを教えろ!」
胸ぐらをつかまれそうになった俺は、反射的に席から立ち上がると、スマホをひったくるように奪い返した。
しかしそのはずみで、あろうことか池谷を突き飛ばしてしまう。
「ぁ……」
しまったと思った時にはもう遅かった。
「てめ、くそっ! やりやがったな! いい度胸しやがって!」
俺に突き飛ばされて尻餅をついた池谷が、顔を真っ赤にしながら怒声を上げる。
「――っ!」
その剣幕を見て、俺は反射的に教室から逃げ出した。
「てめっ! おいこら待てや! ぶっ殺してやる!」
背後から池谷のがなり立てる声が聞こえてくるが、もちろん待ったりはしない。
俺は昼休みの廊下を全力で逃げ走った。
「はぁ、はぁ……くそぅ、やっちまった……」
廊下を駆け続けていくうちに、猛烈な後悔が俺の胸に押し寄せてくる。
池谷に歯向かってしまった。
明日から俺は、池谷を中心としたカースト最上位グループに酷い目にあわされるだろう。
俺の意思なんて関係ない。
自分たちが常に正しい、よって歯向かう俺が悪い。
彼らはそういう思考をする人種なのだ。
事実、入学して早々池谷に逆らった生徒が一人、散々虐め抜かれた末にゴールデンウィーク明けには不登校になっていた。
しかも池谷の親が国会議員なのもあって、先生方はみんなダンマリときた。
このまま『ゴッド・オブ・ブレイビア』のアカウントを渡さなければ、今度は俺がその対象になる。
回避するには、悪くもないのに謝って(たぶん土下座とかさせられる)、大事なアカウントを渡すしかない。
「『ゴッド・オブ・ブレイビア』は俺にとってはリアルよりも価値がある、もう一つの人生なのに――」
それを奪われるのは、俺にとってもはや死と同じだった。
「なんとか、なんとかしないと――」
泣きそうになる心に勇気を貰おうと、俺は走りながらスマホを開くと『ゴッド・オブ・ブレイビア』を立ち上げた。
慣れた操作で、推しの子の、パートナーキャラにも登録している『烈火の姫騎士アリエッタ』のステータス画面を開く。
燃えるような真紅の髪。
ルビーのように赤く澄んだ瞳。
童顔ながらも、勝気で凛々しい表情。
俺はオープンベータでアリエッタに一目惚れして、最初に決める主人公のパートナーキャラに彼女を選んだ。
最初は外見だけで好きになった。
だけど俺は、強気な言動とは裏腹に、地道な努力家で。
何に対しても真面目で。
ツンツンしている裏で、純情な乙女心を持っていて。
天才の姉に大きなコンプレックスを抱きながら、一生懸命に頑張り続ける誇り高き姫騎士アリエッタを、俺はどんどんと好きになっていったのだ。
そんな推しの子の姿を目に焼き付けて勇気を貰いながら、今後どうするにしても、まず今は逃げようと、俺は廊下の突き当りを曲がり、下への階段を駆け下りようとして――。
その瞬間、足裏から床の感触が消えた。
続いて、落下する時の独特の浮遊感が襲ってくる。
「――っ!?」
まさか階段を踏み外したのか!?
嘘だろ!?
俺は恐怖に目をつぶった。
同時に、俺とアリエッタを繋ぐ大事なスマホをギュッと掴む。
襲ってくるであろう衝撃に耐えようと、身体を強張らせ、ギュッと歯を食いしばる。
だが階段を踏み外したにしては妙だった。
「――いつまで落ちているんだ、俺?」
いつまでたっても落ち続けていることに、俺は困惑を隠せないでいた。
階段を踏み外して転がり落ちるはずが、いつまで経っても身体は下へ下へと落ち続けているのだ。
死の間際は、時間が遅く感じるとか?
いやいや、それにしたって遅すぎる。
階段の踊り場まではほんの数メートル。
こんな悠長に疑問を口にしている余裕なんて、あるはずがない。
「いったい何がどうなって――」
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