19 / 132
第1章 突然のゲーム内転移
第19話 それが俺とアリエッタのエターナルだから……!
しおりを挟む
ソシャゲでもよく日常シーンの背景で使われていた、余計なものがほとんどないシンプルな室内だ。
学生寮によくあるワンルームや1Kではなく、シェアハウスのように複数の部屋がある作りで、入ってすぐのこの部屋は、共有ルームや客間のように使われることが多い。
魔法で稼働するキッチン機器や洗濯機もここにおいてある。
学生が1人で生活するにしてはかなり広々としているが、さっきアリエッタも言っていたように、エース級の姫騎士が育てば、それだけで得がたい財産となる。
よって育成環境はどれだけ充実していても、充実しすぎるということはないのだ。
「ユータの部屋はそっちね。入学してから1度も使ってないから、すぐに使えるはずよ。荷物も何も置いてないし」
「サンキュー」
「食事は食堂に行けば、深夜帯以外は基本的にいつでも食べられるわ。お風呂は男のユータに大浴場を使わせるわけにはいかないから、この部屋のシャワーを使ってちょうだいね」
「どっちも了解」
「でもシャワーは私も使うから、ユータが使う時は必ず脱衣所でノックをすること! 絶対に覗かないでよね! 覗いたら誰がなんといおうと、偶然の事故だろうと、絶対に退学にしてもらうから! 聞き入れてもらえないなら、もう一回決闘するから! はい、約束!」
「分かった。絶対に覗かないって約束する」
「絶対の絶対だからね!」
「ああ、絶対の絶対の約束だ」
俺はアリエッタを納得させるように、ことさら大きく頷いてみせた。
べつに決闘しても負ける気はしないが、これはそういう問題じゃないからな。
信義とか信用とか信頼の問題だ。
勝てば何してもいいだなんて俺は思わないから。
安心しろアリエッタ。
推しの子のお前を悲しませるような真似を、俺は絶対にしない。
それが真の「推し道」というもの!
推し道とは、推しと運命共同体となり、絶対に幸せにすることと見つけたり!
違う世界に生きていた推しの子のアリエッタと、同じ世界に生きることが許された以上、俺はアリエッタを推して推して推しまくるぞ!!
見てろよアリエッタ。
俺は神騎士LV99だ。
この力でもって、推しの子のお前を最高に幸せにしてみせるからな!
俺が内心で並々ならぬ決意を抱いていると、
「じゃあ早速、シャワーに入ってくるから。せっかくお風呂に入ったのに、決闘して汗かいちゃったし」
アリエッタはそう言うと、自分の部屋に着替えを取りに行ってから、シャワーに入りにいった。
一人取り残された俺は、使っていいと言われた、これからマイルームとなる部屋へと向かう。
ドアを開けると、家具も何もないがらんどうの部屋だった。
「たしかに荷物も何も置いてないけどさ? さすがに布団かベッドは欲しいかな? あといすも。今日は床で寝ろってことか?」
思わずボヤいてしまう。
俺は一般的な日本の家庭で育ったので、床で寝た経験なんてありはしない。
だがこれも推しのアリエッタと同棲――同居でもハウスシェアリングでもなく同棲と俺は言い続けるぞ!――できることの対価と比べたら安いものだ。
床で寝るのが何だってんだ!
俺は強い決意をしながら、がらんどうとした部屋で今の状況をおさらいしてみた。
「これで一応、衣食住の『食』と『住』は片付いたよな。あとは『衣』だけだ。今着ている高校の制服以外には服がないし、アリエッタがシャワーから上がったら、ちょっと頼んでみるか」
これだと洗濯すらできやしない。
「でもアリエッタは男物―なんて持ってないだろうしな、どうしたもんかな」
むしろ男物の衣類を普段から持っていたらショックすぎる。
ま、それでも俺はアリエッタを推すがな!
たとえアリエッタに男がいても、俺は血涙を流し唇を噛みしめながら、アリエッタを推し続けるぞ!
それが俺とアリエッタのエターナルだから!
そんな感じで今後のことを考えながら、俺は何気なく窓の外へと視線を向けた。
学生寮によくあるワンルームや1Kではなく、シェアハウスのように複数の部屋がある作りで、入ってすぐのこの部屋は、共有ルームや客間のように使われることが多い。
魔法で稼働するキッチン機器や洗濯機もここにおいてある。
学生が1人で生活するにしてはかなり広々としているが、さっきアリエッタも言っていたように、エース級の姫騎士が育てば、それだけで得がたい財産となる。
よって育成環境はどれだけ充実していても、充実しすぎるということはないのだ。
「ユータの部屋はそっちね。入学してから1度も使ってないから、すぐに使えるはずよ。荷物も何も置いてないし」
「サンキュー」
「食事は食堂に行けば、深夜帯以外は基本的にいつでも食べられるわ。お風呂は男のユータに大浴場を使わせるわけにはいかないから、この部屋のシャワーを使ってちょうだいね」
「どっちも了解」
「でもシャワーは私も使うから、ユータが使う時は必ず脱衣所でノックをすること! 絶対に覗かないでよね! 覗いたら誰がなんといおうと、偶然の事故だろうと、絶対に退学にしてもらうから! 聞き入れてもらえないなら、もう一回決闘するから! はい、約束!」
「分かった。絶対に覗かないって約束する」
「絶対の絶対だからね!」
「ああ、絶対の絶対の約束だ」
俺はアリエッタを納得させるように、ことさら大きく頷いてみせた。
べつに決闘しても負ける気はしないが、これはそういう問題じゃないからな。
信義とか信用とか信頼の問題だ。
勝てば何してもいいだなんて俺は思わないから。
安心しろアリエッタ。
推しの子のお前を悲しませるような真似を、俺は絶対にしない。
それが真の「推し道」というもの!
推し道とは、推しと運命共同体となり、絶対に幸せにすることと見つけたり!
違う世界に生きていた推しの子のアリエッタと、同じ世界に生きることが許された以上、俺はアリエッタを推して推して推しまくるぞ!!
見てろよアリエッタ。
俺は神騎士LV99だ。
この力でもって、推しの子のお前を最高に幸せにしてみせるからな!
俺が内心で並々ならぬ決意を抱いていると、
「じゃあ早速、シャワーに入ってくるから。せっかくお風呂に入ったのに、決闘して汗かいちゃったし」
アリエッタはそう言うと、自分の部屋に着替えを取りに行ってから、シャワーに入りにいった。
一人取り残された俺は、使っていいと言われた、これからマイルームとなる部屋へと向かう。
ドアを開けると、家具も何もないがらんどうの部屋だった。
「たしかに荷物も何も置いてないけどさ? さすがに布団かベッドは欲しいかな? あといすも。今日は床で寝ろってことか?」
思わずボヤいてしまう。
俺は一般的な日本の家庭で育ったので、床で寝た経験なんてありはしない。
だがこれも推しのアリエッタと同棲――同居でもハウスシェアリングでもなく同棲と俺は言い続けるぞ!――できることの対価と比べたら安いものだ。
床で寝るのが何だってんだ!
俺は強い決意をしながら、がらんどうとした部屋で今の状況をおさらいしてみた。
「これで一応、衣食住の『食』と『住』は片付いたよな。あとは『衣』だけだ。今着ている高校の制服以外には服がないし、アリエッタがシャワーから上がったら、ちょっと頼んでみるか」
これだと洗濯すらできやしない。
「でもアリエッタは男物―なんて持ってないだろうしな、どうしたもんかな」
むしろ男物の衣類を普段から持っていたらショックすぎる。
ま、それでも俺はアリエッタを推すがな!
たとえアリエッタに男がいても、俺は血涙を流し唇を噛みしめながら、アリエッタを推し続けるぞ!
それが俺とアリエッタのエターナルだから!
そんな感じで今後のことを考えながら、俺は何気なく窓の外へと視線を向けた。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる