美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~

マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫

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第4章 ヒロインズ・バトル

第74話 模擬戦 ユウタvsアリエッタ・ルナ・ユリーナ(1)

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 3人が簡単な作戦会議を終えると、3対1の模擬戦が始まった。

 そしてこの3人、いつも顔を合わせるたびに言い合いをしているイメージだけど、戦闘となると人が変わったかのように、すごく息の合った連携を見せてきた。

「ウインド・バルカン・フルバースト! うぉりゃぁぁぁぁ!!」
「相変わらずルナはものすごい弾幕だな!」

 まずは開始早々、ルナが風の弾丸をこれでもかと撃ちまくり始める。

「あははっ! こんなのまだまだウォーミングアップだし? 今日は派手に撃ちまくるよー! 安心して、お釣りはいらないから!」
「意訳すると、短期決戦向けに特別に分厚い支援砲撃ってことか!」

 俺もルナの弾幕張りはある程度予想していたので、最初は回避行動をとっていたものの。
 あまりに分厚すぎる弾幕をさすがに回避しきれなくなって、俺は足を止めると神龍剣レクイエムをルナに向けて、雨あられと飛んでくる風の弾丸を打ち消しにかかった。
 こういう防御シーンで最強の盾となってくれるのが、神龍剣レクイエムの強いところだ。

「天を穿うがて、アイシクル・スピア!」
 しかしちょうど足を止めた俺の足下で、設置型の魔法が反応する。
 氷の氷柱が5本、鋭い穂先を天に向けながら勢いよくせり上がってくる!

「うぉっ、ここに設置してあったのかよ!?」
「ふふふ、最強無敵のユウタ様ですら簡単には見抜けないこの完璧な設置偽装……さすがわたくしですわね」

清々すがすがしい程の自画自賛だが、マジで設置場所が判別できないんだよな! 純粋に凄いと思う!」
 俺はLv99神騎士なのに、その魔力感知を欺くとかヤバくね?

 しかもユリーナはそれだけで終わらない。

「氷雪の嵐よ、世界の全てを凍てつく大地に閉じ込めたまえ! 氷雪乱舞! ダイヤモンドダスト・ブリザード!」

 Aランク氷魔法を間髪入れずに発動し、流れるような追撃を入れてくる。
 強烈な冷気が水平方向の竜巻となって俺に襲いかかってきた!

「神龍剣レクイエムの効果範囲を計算に入れた、足元と前方からのドンピシャ同時攻撃か!」

 前方のダイヤモンドダスト・ブリザードか、足下のアイシクル・スピアか。
 どちらか一方にしか、神龍剣レクイエムの魔法無効化は使えない。

「さぁユウタ様、どうしますか!」

 常日頃から自画自賛を繰り返しているだけあって、かなり技術を要することをユリーナは当たり前のようにやってくるんだよな!
 学年主席のアリエッタをライバルというだけだって、ユリーナも本当にすごい姫騎士だよ!

「こなくそ!」

 俺は即断即決で、左斜め後ろに全力のバックステップを敢行。
 せり上がってくる氷柱に前髪の先をかすめられながらも、まずは下からのアイシクル・スピアをギリギリで回避する!

 そしてわずかにホーミングして俺の動きを追いかけながら向かってくるダイヤモンドダスト・ブリザードを、神龍剣レクイエムで打ち消した。

 ちなみに本来は直射魔法でまっすぐ一直線に飛ぶダイヤモンドダスト・ブリザードを、わずかとはいえ曲げているのは、ユリーナの高い魔術式理解があってこそである。
 いやもうほんとマジで、ユリーナってすごいんだよ。
 アリエッタがいなかったらぶっちぎりの学年主席だったんだと思う。
 だからこそ、アリエッタとはどうしようもなくバチバチしちゃうんだろうな。

 でも今のは少し危なかった。
 さすがはAランク姫騎士2人の連携攻撃だ。
 かなりドキッとしたぞ。

 しかしホッとしたのも束の間。
 俺が取ったこの行動は、3人の狙い通りのようだった。

「作戦通り追い込みましたわよ、アリエッタ・ローゼンベルク」
「デザインプレー成功♪ いっけー! アリエッタ!」

「作戦通りだって? まさか――」

 そこで俺はやっと、さっきまで視界に捉えていたはずのアリエッタの姿が、どこにもいないことに気が付いた。
 ユリーナが仕掛けたこのタイミングで、アリエッタは――おそらくライオネル・ストライク・トランジットを使って――俺の視界の外へと一気に移動したのだ!

 魔力の気配でアリエッタの位置を探ろうとしても、上手く察知することができない。
 ルナの激しい弾幕とユリーナの高レベル魔法の連打によって、一時的に周囲に大量の魔力がまき散らされ、アリエッタの魔力を感知することができなくなっているのだ。

 それもこれも全部、計算づくってか――!

「そのまさかよユータ! 炎獅子咆哮! ライオネル・ストライク! 貰ったぁーーっ!」

 俺の死角へと潜り込んでいたアリエッタが、斜めバックステップをした俺の移動先にちょうど重なるように、猛々たけだけしい炎の獅子をまといながら突っ込んできた――!
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