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第4章 ヒロインズ・バトル
第107話 アリエッタとユリーナ、2人はマブダチ!
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「ありがと、ユリーナ! 助かったわ」
いつもの喧嘩腰はどこへやら。
アリエッタは着地すると、するすると後退してジラント・ドラゴンと距離を取りながら、ユリーナにとても素直なお礼を言った。
「礼など不要ですわアリエッタ・ローゼンベルク。わたくしは自分の役目を果たしただけですもの」
しかしユリーナはサラリと右手で横髪を耳にかけながら、澄まし顔で答える。
だけどちょっと頬が赤くなっていた。
ユリーナは色白だから、少しでも赤くなるとすぐ分かるんだよな。
本人はその辺、気付いていないみたいで、いつも表面上はクールぶっているけど。
「褒めているんだから素直に喜びなさいよ」
「別に喜んでなんていませんわ。痛くもない腹を探るのはやめて頂けますかしら?」
おおっとぉ!?
そんなことを言いながらも、ユリーナの口元がヒクヒクしているぞ!
どうやらアリエッタにベタ褒めされて、かなり嬉しいらしい。
「喜んでるでしょ」
「しつこいですわよ、アリエッタ・ローゼンベルク。そもそもあなたを倒すのはこのわたくしの役目なのです。わたくしのことをあれこれ言う前に、まずはたかがドラゴンごときに後れを取らないようにして欲しいものですわね」
しかもいかにもツンデレライバルな台詞まで来たーーっ!
「はいはい」
「何を笑っているのですか」
「別にー?」
「言いたいことがあるなら言えばよろしいですわよ」
「だから別にないってば」
「いかにもありそうな顔をしておりますわ! 気になるでしょうが!」
「強いて言うなら、ありがとうかな? なんだかんだ言って、ユリーナは頼りになるわ」
「と、当然ですわ」
「性格が面倒くさいけどね」
「一言多いですわよアリエッタ・ローゼンベルク!」
なんかさぁ。
本っっっ当に仲が良いよな、この2人。
よくもまぁ毎回毎回、飽きずにこうも似たようなやりとりを繰り返すもんだ。
ここまで来たらもはやマブダチだろ?
心が繋がっちゃってるだろ?
どんだけ2人の世界に入ってんだよ?
俺ちょっと疎外感を覚えてしまったぞ?
いやもうほんとマジな話。
まさかユリーナが、俺と推しの子を巡って争うライバルになるとはな……!
意外な伏兵だぜ……!
そして一連のやりとりの間に、
「いたた……肘を擦りむいちゃった……( ˘•ω•˘ )」
最初に吹っ飛ばされたキララも土煙の中で、ゆっくりと立ちあがって戻ってきていた。
(本人はもう一回突っ込もうとしたのだが、クララに『いったん戻って回復してくださいお姉さま』とキレ気味に言われて、慌ててクララとリューネのいる最後尾まで戻っていった)
「あの様子を見ていると、キララは大丈夫そうだな」
本当に頑丈な子だ。
でもあの派手なやられ方はちょっとドキッとするから、できれば控えて欲しい。
そしてルナはというと、
「ウインド・バルカン・フルバースト! うぉりゃぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」
さっきからジラント・ドラゴンの周囲を高速機動魔法で飛び回ってまとわりつきながら、特に顔を狙ってしつこくウインド・バルカンを打ち込んでいた。
アリエッタとキララが安全に後退する時間を稼ぐためだ。
ジラント・ドラゴンは鬱陶しそうな様子でルナを振り払おうとするものの、機動力を生かして付いては離れを繰り返すルナを、全く捉えきれないでいた。
さっきの魔獣戦でも見せていたが、小回りの利くルナの高機動力は、ドラゴン相手にも十分通用するようだ。
というわけで、ファーストコンタクトを終えて、まずはこれで仕切り直しとなった。
いつもの喧嘩腰はどこへやら。
アリエッタは着地すると、するすると後退してジラント・ドラゴンと距離を取りながら、ユリーナにとても素直なお礼を言った。
「礼など不要ですわアリエッタ・ローゼンベルク。わたくしは自分の役目を果たしただけですもの」
しかしユリーナはサラリと右手で横髪を耳にかけながら、澄まし顔で答える。
だけどちょっと頬が赤くなっていた。
ユリーナは色白だから、少しでも赤くなるとすぐ分かるんだよな。
本人はその辺、気付いていないみたいで、いつも表面上はクールぶっているけど。
「褒めているんだから素直に喜びなさいよ」
「別に喜んでなんていませんわ。痛くもない腹を探るのはやめて頂けますかしら?」
おおっとぉ!?
そんなことを言いながらも、ユリーナの口元がヒクヒクしているぞ!
どうやらアリエッタにベタ褒めされて、かなり嬉しいらしい。
「喜んでるでしょ」
「しつこいですわよ、アリエッタ・ローゼンベルク。そもそもあなたを倒すのはこのわたくしの役目なのです。わたくしのことをあれこれ言う前に、まずはたかがドラゴンごときに後れを取らないようにして欲しいものですわね」
しかもいかにもツンデレライバルな台詞まで来たーーっ!
「はいはい」
「何を笑っているのですか」
「別にー?」
「言いたいことがあるなら言えばよろしいですわよ」
「だから別にないってば」
「いかにもありそうな顔をしておりますわ! 気になるでしょうが!」
「強いて言うなら、ありがとうかな? なんだかんだ言って、ユリーナは頼りになるわ」
「と、当然ですわ」
「性格が面倒くさいけどね」
「一言多いですわよアリエッタ・ローゼンベルク!」
なんかさぁ。
本っっっ当に仲が良いよな、この2人。
よくもまぁ毎回毎回、飽きずにこうも似たようなやりとりを繰り返すもんだ。
ここまで来たらもはやマブダチだろ?
心が繋がっちゃってるだろ?
どんだけ2人の世界に入ってんだよ?
俺ちょっと疎外感を覚えてしまったぞ?
いやもうほんとマジな話。
まさかユリーナが、俺と推しの子を巡って争うライバルになるとはな……!
意外な伏兵だぜ……!
そして一連のやりとりの間に、
「いたた……肘を擦りむいちゃった……( ˘•ω•˘ )」
最初に吹っ飛ばされたキララも土煙の中で、ゆっくりと立ちあがって戻ってきていた。
(本人はもう一回突っ込もうとしたのだが、クララに『いったん戻って回復してくださいお姉さま』とキレ気味に言われて、慌ててクララとリューネのいる最後尾まで戻っていった)
「あの様子を見ていると、キララは大丈夫そうだな」
本当に頑丈な子だ。
でもあの派手なやられ方はちょっとドキッとするから、できれば控えて欲しい。
そしてルナはというと、
「ウインド・バルカン・フルバースト! うぉりゃぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」
さっきからジラント・ドラゴンの周囲を高速機動魔法で飛び回ってまとわりつきながら、特に顔を狙ってしつこくウインド・バルカンを打ち込んでいた。
アリエッタとキララが安全に後退する時間を稼ぐためだ。
ジラント・ドラゴンは鬱陶しそうな様子でルナを振り払おうとするものの、機動力を生かして付いては離れを繰り返すルナを、全く捉えきれないでいた。
さっきの魔獣戦でも見せていたが、小回りの利くルナの高機動力は、ドラゴン相手にも十分通用するようだ。
というわけで、ファーストコンタクトを終えて、まずはこれで仕切り直しとなった。
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