美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~

マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫

文字の大きさ
114 / 132
第4章 ヒロインズ・バトル

第112話 緊急作戦会議

しおりを挟む
 まずは、全員での作戦共有が必要だ。
 そしてルナのおちょくり機動でジラント・ドラゴンが攻撃の手を緩めた今は、作戦会議の大チャンスだ。

「ルナ! 風魔法で俺とアリエッタの会話を全員に聞こえるようにしてほしい!」

「っ! 了解! 微風そよかぜよ、の者の声を広く遍《あまね》く届けたまえ。エア・フォン!」

 微風が俺の口元にふわりと巻き起こり、前髪が小さく揺れる。
 言葉を遠くへと届ける風の魔法が、俺の周囲に展開したのだ。

 この魔法の最大の特徴は、対象の者同士を風魔法が繋ぐため、相手には聞かれることがないという点にある。

 ジラント・ドラゴンは明らかに知性がある。
 ともすれば人間の言葉を理解しているかも知れないからな。
 できれば大事な作戦会議は隠密にやりたい。

 というわけで、今から緊急作戦会議の開始だ。

「アリエッタ、このままだとジリ貧だ。リューネの魔力回復も無限じゃない。どこかで勝負をかけなきゃならない」

「同感ね。だけど勝負をかけるって言っても、どうするの?」

「全魔力をつぎ込んだフルパワーでペンドラゴン・アヴァランシュを撃つ」

「ペンドラゴン・アヴァランシュって初めて会った時に使ったSSランク魔法よね?」

「ああ。俺がいきなり大浴場にドボンして、アリエッタにいきなり決闘を挑まれた時に使った奴だな」

「い、今はその話はいいでしょ! あの時はちょっとカッとなってたの! 今はちゃんと反省しているもの!」

 いろいろと思い出したのか、アリエッタが頬を赤くする。
 照れたアリエッタが超可愛い。

 ──って、見とれている場合じゃない。
 ジラント・ドラゴンが再び攻撃を仕掛けてくる前に話を終らせないと。

「聖剣エクスカリバーがある時のペンドラゴン・アヴァランシュの威力は、SSランクを越えてSSSランクに到達する。俺の最大火力の必殺技だ」

 ソシャゲでは「やりすぎ」「もはや公式チート」などなど言われたい放題な、神騎士の誇る極大魔法だ。
 これをぶつける。

「SSSランクに!? 何週間もかけて大人数で行う大規模な儀式魔法級じゃない!」

「だけどその分、消耗も激しいんだ。1発撃ったらもう次はない。おそらくリューネの魔力回復でも消耗した魔力を回復しきれない」

 そもそもリューネ自身もかなり消耗をしている。
 これ以上の負荷はかけられない。

「もしそれで決まらなかったら?」
「決まらなかったら──後はみんなにお願いするしかないかな」

「お願いって、SSSランク魔法が通用しないなら、私たちの魔法じゃ到底通用しないわ。本当に一発勝負ってことね?」

「ああ。この一撃にすべてかける。それで、俺は今から詠唱に入るんだが、力を溜めつつだから、短い間とはいえ足を止めないといけない。だからみんなで時間稼ぎをしてほしい」

「分かったわ」
 アリエッタが頷くのと同時に、

「防御でしたら、このわたくしにお任せを。ユウタ様はこのユリーナ・リリィホワイトが命に代えても守ってみせますわ」

 ユリーナが自信満々に。

「(ゝω・)キララッ☆」

 キララはいつも通りノーテンキにポーズを決めながら。

「時間稼ぎならアタシに任せて! 注意を引いて引いて引きまくるから!」

 ルナはいい笑顔を浮かべて。

「ユウタさん、ご武運を!」
「カガヤ様に勝利の女神が微笑みますように」

 リューネとクララは祈るように。

 みんながそれぞれの思いを込めた力強い言葉を返してくれる。

「サンキューみんな! みんなで力を合わせてドラゴン討伐を成し遂げるぞ!」

 ジラント・ドラゴンは強敵だ。
 だが、ここにいる最高の仲間たちとなら、絶対にやりとげられる!

 俺は半ば確信のようなものを抱きながら、聖剣エクスカリバーを正眼に構えると、極大呪文の詠唱に入った。
しおりを挟む
感想 109

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について

沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。 かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。 しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。 現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。 その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。 「今日から私、あなたのメイドになります!」 なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!? 謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける! カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

処理中です...