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第二章 出会い
第4話 露出過多アーマーの女騎士さん(すごい)
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「ま、手練れといっても傭兵崩れならこんなもんか」
最後に残ったリーダー野盗を斬って捨て、さくっと戦闘を終わらせた俺は、
「【カオウ】、 【ホーリー・フレッシュ】だ」
――りょーかい――
すぐに浄化の最上位精霊【カオウ】に呼びかけ、【黒曜の精霊剣・プリズマノワール】についた野盗の血と脂を、その聖なる力によって浄化した。
綺麗になった【黒曜の精霊剣・プリズマノワール】を慣れた手つきで鞘に納めると、俺はあわやひどい目にあわされるところだった女騎士へと近づいていく。
「よ、災難だったな」
軽く挨拶するように俺は片手を上げた。
もちろん敵意がないことを示すように、にっこり笑顔も忘れない。
あれはたしか【北の魔王】討伐の旅を始めてすぐの頃だったかな。
戦闘時の固い表情を引きずっていたせいで、助けた子供に怖がられた――なんて経験が俺にはあった。
表情一つで相手の受け取り方が180度変わるという得難い実体験だった。
「助力いただき誠にありがとうございました、旅の剣士様。なんとお礼を申し上げればよいのやら」
護衛の女騎士は自分の剣を拾い上げて鞘に納めると、腰を大きく折り曲げながら丁寧に頭を下げた。
胸がばいんと大きく腰がきゅっと括れていて、ビキニアーマーとまでは言わないけれど、露出が多く防御力が極めて低そうな――だけどとても高貴そうな白銀の鎧に身を包んでいる。
見栄え重視の祭典・儀式用か、そうでないなら何らかの術で防御加護でも付与しているんだろう。
でないとこの露出の高さ=例えばへそが見えているし、ミニスカートで太ももが露出している=防御力の低さは理解に苦しむよ、常識的に考えて。
鎧の意味がまったくない。
もちろん見る分には素敵なんだけれども。
そして頭を下げた時に金髪のポニーテールがぴょこんと可愛く揺れたのが目を引いた。
手入れされた透き通るようなさらさらの金髪に、とてもよく似合っている。
優雅さすら感じさせるアーマーのデザインといい、このどこか気品のある立ち居振る舞いといい、おそらく護衛の女騎士自身もそれなりに高い身分なのだろう。
そしてそれはつまり、それよりもはるかにやんごとない身分の者があの美しい白馬車の中には乗っているということだ。
まぁだからといって変にかしこまるつもりはないんだけどな。
平民上がりだし、マナーとか敬語とか堅苦しいのは苦手だからさ。
それにしても、だ。
助けに来てすぐに気づいてはいたんだけど、
「改めて見ると本当に可愛い女の子だな。好みか好みじゃないかと聞かれれば、めっちゃ好みだ」
「か、かわいい!?」
女騎士がぴょこんと小さく飛び上がった。
「え、あれ、声に出てた?」
「で、出ておりました旅の剣士様……」
「いやまぁ……うん、可愛いと思うぞ」
「あ、ありがとうございます……」
あまりこういったことを言われた経験はないのか、女騎士は耳まで真っ赤っかになってそわそわしちゃっていた。
さっきまでの凛々しい姿とのギャップが、可愛すぎてキュン死しそうだ……。
こほん。
まぁ、それはそれとしてだ。
「襲われている女の子を助けるのは当然のことだよ。見たところ怪我もないようで何よりだ」
人助けは元【勇者パーティ】の俺としてはしごく当たり前の行為だ。
なので俺的には、特に助けてどうのこうのって気持ちはなかったんだけど――、
「ああ、なんと素敵な殿方なのでしょう……」
金髪女騎士さんは胸元できゅっと右手を軽く握りながら、尊敬のまなざしと共にそんなことを言ってくるのである。
「お、おう……」
元【勇者パーティ】の凄腕【精霊騎士】とはいえ俺も人の子なので、可愛い女の子にこういう対応されるとまんざらでもないわけで――あ、いえ素直に嬉しいです!
そんな謎のこそばゆい雰囲気が出来上がったところに――、
「こたびは本当に助かったのじゃ。そなたの助力と献身に心からの感謝を――」
馬車から一人の少女が降りてきたかと思うと、ねぎらいの言葉が俺へと投げかけられた。
最後に残ったリーダー野盗を斬って捨て、さくっと戦闘を終わらせた俺は、
「【カオウ】、 【ホーリー・フレッシュ】だ」
――りょーかい――
すぐに浄化の最上位精霊【カオウ】に呼びかけ、【黒曜の精霊剣・プリズマノワール】についた野盗の血と脂を、その聖なる力によって浄化した。
綺麗になった【黒曜の精霊剣・プリズマノワール】を慣れた手つきで鞘に納めると、俺はあわやひどい目にあわされるところだった女騎士へと近づいていく。
「よ、災難だったな」
軽く挨拶するように俺は片手を上げた。
もちろん敵意がないことを示すように、にっこり笑顔も忘れない。
あれはたしか【北の魔王】討伐の旅を始めてすぐの頃だったかな。
戦闘時の固い表情を引きずっていたせいで、助けた子供に怖がられた――なんて経験が俺にはあった。
表情一つで相手の受け取り方が180度変わるという得難い実体験だった。
「助力いただき誠にありがとうございました、旅の剣士様。なんとお礼を申し上げればよいのやら」
護衛の女騎士は自分の剣を拾い上げて鞘に納めると、腰を大きく折り曲げながら丁寧に頭を下げた。
胸がばいんと大きく腰がきゅっと括れていて、ビキニアーマーとまでは言わないけれど、露出が多く防御力が極めて低そうな――だけどとても高貴そうな白銀の鎧に身を包んでいる。
見栄え重視の祭典・儀式用か、そうでないなら何らかの術で防御加護でも付与しているんだろう。
でないとこの露出の高さ=例えばへそが見えているし、ミニスカートで太ももが露出している=防御力の低さは理解に苦しむよ、常識的に考えて。
鎧の意味がまったくない。
もちろん見る分には素敵なんだけれども。
そして頭を下げた時に金髪のポニーテールがぴょこんと可愛く揺れたのが目を引いた。
手入れされた透き通るようなさらさらの金髪に、とてもよく似合っている。
優雅さすら感じさせるアーマーのデザインといい、このどこか気品のある立ち居振る舞いといい、おそらく護衛の女騎士自身もそれなりに高い身分なのだろう。
そしてそれはつまり、それよりもはるかにやんごとない身分の者があの美しい白馬車の中には乗っているということだ。
まぁだからといって変にかしこまるつもりはないんだけどな。
平民上がりだし、マナーとか敬語とか堅苦しいのは苦手だからさ。
それにしても、だ。
助けに来てすぐに気づいてはいたんだけど、
「改めて見ると本当に可愛い女の子だな。好みか好みじゃないかと聞かれれば、めっちゃ好みだ」
「か、かわいい!?」
女騎士がぴょこんと小さく飛び上がった。
「え、あれ、声に出てた?」
「で、出ておりました旅の剣士様……」
「いやまぁ……うん、可愛いと思うぞ」
「あ、ありがとうございます……」
あまりこういったことを言われた経験はないのか、女騎士は耳まで真っ赤っかになってそわそわしちゃっていた。
さっきまでの凛々しい姿とのギャップが、可愛すぎてキュン死しそうだ……。
こほん。
まぁ、それはそれとしてだ。
「襲われている女の子を助けるのは当然のことだよ。見たところ怪我もないようで何よりだ」
人助けは元【勇者パーティ】の俺としてはしごく当たり前の行為だ。
なので俺的には、特に助けてどうのこうのって気持ちはなかったんだけど――、
「ああ、なんと素敵な殿方なのでしょう……」
金髪女騎士さんは胸元できゅっと右手を軽く握りながら、尊敬のまなざしと共にそんなことを言ってくるのである。
「お、おう……」
元【勇者パーティ】の凄腕【精霊騎士】とはいえ俺も人の子なので、可愛い女の子にこういう対応されるとまんざらでもないわけで――あ、いえ素直に嬉しいです!
そんな謎のこそばゆい雰囲気が出来上がったところに――、
「こたびは本当に助かったのじゃ。そなたの助力と献身に心からの感謝を――」
馬車から一人の少女が降りてきたかと思うと、ねぎらいの言葉が俺へと投げかけられた。
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