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異世界転生 11日目

第206話 《世界劫末セシ封印ノ黄金剣》

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 荷電粒子砲を猛烈にチャージしていくトワ=《スサノオ》をみて――、

「おっと、こいつはなかなかどうして……こりゃ今の出力だとATフィールドごと撃ち抜かれるか……ってことで、お前の出番だぞ神剣」

 俺は荷電粒子砲を跳ね返した時に溶解して、今や柄だけになっていた《草薙くさなぎつるぎ》にぐっと力を込めると、

「神竜より出でし、滅びと復活の象徴たる神なる剣よ、《草薙くさなぎつるぎ》よ――!」
 その偉大な神剣を神剣たらしめる伝説を、

「今ここに新たな姿となって生まれ変わるがいい――!」
 高々とうたい上げる――!

 俺の強烈な意志を受けた《天照アマテラス》がここが勝負とばかりに燃え上がり、カウンターチートをはねのけて怒涛の勢いで黄金の力をうみだしはじめた。

「『固有神性』《ヤマタノオロチ》、発動――!」
 《草薙くさなぎつるぎ》が、まばゆいばかりの黄金光に包まれていき――そうして俺の手の中に、刃渡り3メートルの黄金の大太刀が出現した!

 それは黄金の粒子を巻き上げ長さ数十メートルにもなる《天地開闢セシ創世ノ黄金剣アマノヌホコ》と比べれば、比べようがないほどに小さな――そして静寂しずかな剣だった。

 しかし――、

「これはっ! ATフィールドを刀に何重も重ね掛けしたというのですか!?」

 その本質は、最強の盾であるATフィールドを幾重にも重ねて作り上げた、全てをシャットアウトする超々高密度の絶対封印剣なのだ――!

「くっ、――ですが! 通常の荷電粒子砲は30%の出力で発射しているのに対して、《収束荷電粒子砲ハイパーメガ・パーティカル・カノン》は出力1000%超! 実に33倍以上です! たかが重ね掛けしたくらいで受け止めきれるはずはありません!」

「33倍か。それなら、ま、どうにかなるな」
「え――?」
 トワ=《スサノオ》が場違いなほどにきょとんとした声を上げた。

「今の全力をぶっこんで100倍ATフィールドの重ね掛けにしたんだけど、うーむ、少しやりすぎだったかな……」

「まさか……100倍などと、そんなれごとを……」

「戯れごとかどうかはすぐにわかるさ。ほら試してみろよ? その上で《神滅覇王しんめつはおう》のなんたるかをトワ、お前の身体と魂の、奥の奥まで刻み込んでやるからよ――!」

「く――っ、いいでしょう! もはや問答は無用です! 最強不敗の伝説とともに、塵と消え去りなさい《神滅覇王しんめつはおう》!」

 トワの構えたバスターキャノン荷電粒子砲が、俺をロックオンする。

 ――リーンリーンリンリンリンリンリンリンリンリン――――!!!!!

 まるで連打しているように激しく鳴り響く遠い鈴の音――。

「荷電粒子充填率1200%! 《収束荷電粒子砲ハイパーメガ・パーティカル・カノン》、ファイアァァァァァァァ――――――ッッッッッッ!!!!」

 トワのものとは思えない、たかぶった感情をそのままダイレクトに込めたような激声とともに、

 ズブシャアアアアアアアアーーーーーーーーーッ!!!!!!!

 耳をつんざく洪水のような異音とともに、破滅の粒子をまとった極太の荷電粒子ビームが発射された――!

 その破滅の熱線を、
「行くぞ――これが最終決戦だ――」

 迎え撃つはATフィールドを何重にも重ね掛けした結界によって作られた、何ものをも通しはしない、新たなる黄金不敗の絶対剣――!

「世界よ、劫末じろ――、《世界劫末セシ封印ノ黄金剣アマノサカホコ》!!」
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