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第四部 古の盟約(いにしえのめいやく) 異世界転生 12日目(前編)

第222話 目隠し鬼ごっこ(せまりくる、きょうい)

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「はおーさま、こっちこっちー」

「お、こっちか~?」

 完全に視界が封じられた状態で、聴覚だけを頼りに俺は巫女エルフちゃんたちを追いかけてゆく。

「むむっ? ……そこだっ!」

 意を決して伸ばした両手はしかし――、

「あ、おしー。でもざーんねん、こっちなのでした~」
 少し離れたところから聞こえる巫女エルフちゃんの声。

「くそー、今のは絶対タッチしたと思ったんだけどなぁ」

 ……なにをしているかというと「目隠し鬼ごっこ」をしているのだった。

 「目隠し鬼ごっこ」をするのも小学校時代以来のことで、椅子取りゲームと同じく子供のお遊戯だと思ってたんだけど――、

「鬼さんこちらー」

「おっと、そこに黒髪エルフお姉さんの声……! おりゃっ!」
 急な方向転換ステップから伸ばした両の手が、

 むにゅりっ!

 あ、黒髪エルフちゃんの柔らかいものをぐわしっと揉み掴んじゃった、てへへっ。

「あーん、タッチされちゃったー」
 そう、これまたとってもアダルトなイケナイ遊びだったのだ……!!!!

 見えないんだから、おっぱいにタッチしちゃっても過失だよねっ!

 むにゅむにゅっ!

「ほれほれどーだ、タッチしちゃったぞー?」

 むにゅむにゅっ!

「もう、そんななんどもタッチして、覇王様ったらえっちー」

「ごめんごめん、でも視界が奪われていると不安感があるというかさ。手に触れてるものをなんとなく触り続けていたくなるんだよな~。不可抗力っていうの?」

 これは真実2割、不誠実8割と言ったところだったんだけれど、

「あ、嫌じゃないんだよぉ? 覇王様の不安な心を癒してあげるのも、巫女エルフサポート部隊の大事なご奉仕だしー?」

 なんて言って、にっこり笑って許してくれるのだ。

「もう、はおーさま! まだクレアがのこってるんだからねー」
「おっとそうだったそうだった。よーし俺すぐ行くからな~? にゅふふ、タッチしちゃうぞ~」

「はおーさま、こーちらー。手のなるほーへー」

 ヤバいな。
 楽しい、楽しすぎるぞパワー回復プログラム!

 回復するためにも、もっともっといっぱい色んなことやって、いっぱいいっぱい女の子たちときゃっきゃうふふしないとな!

「ひゃっほぅ! やっぱりエルフ村は最高だぜ! 可愛い女の子がいっぱいで、しかもえっちに優しく尽くしてご奉仕してくれるときたもんだ。いやー、しばらくここにいるのも悪くない気がするなぁ――」

主様ぬしさま、実に楽しそうで何よりじゃの」

「そうなんだよ。巫女エルフちゃんたちみんなご奉仕精神にあふれてて、もう俺うはうはでさ――ん?」

 あれ……なんだろう、空耳かな……?
 今なんか《神焉竜しんえんりゅう》の声が聞こえたような……?

「ほぅ、それは良かったのじゃ。主様ぬしさまの喜びは、すなわちわらわの喜びでもあるからのぅ?」

 ははっ、そんなまさかな――。

 だってエルフ村に《神焉竜しんえんりゅう》がいるはずがないもんな――?
 いるはず、ないもんな……??
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