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異世界転生 14日目
第327話 大公マナシロ・セーヤ
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「話の流れが見えないんだけどさ? なんでまた急にそんな話に……? あとタイコーって?」
俺がはてなマークを浮かべていると、
「セーヤさんセーヤさん。『大公』は爵位の最上位である公爵の、さらに上です。原則、皇帝の兄弟にのみ与えられる特別な爵位なんですよ!」
またもやウヅキが説明してくれたんだけど、言葉の端々からウヅキがすごく興奮しているってのがよーく分かった。
そしてグーグル先生もびっくりな物知りウヅキさんのおかげで、俺の異世界生活はどうにかこうにか成り立っておりますです。
「えーと。つまりは『大きな公爵』で『大公』ってわけだな。うんうん勉強になったよ――っていやいや、俺は皇帝の兄弟でもないし、いとこでもはとこでもないんだけど」
「多分ですけど、帝国にとってそれだけセーヤさんが特別な存在だってことなんだと思います」
「おおむねそういうことだね。そして大公には『帯剣』と『不屈』、そして『公国』の3つの特権が与えられるのさ」
「……」
俺は無言のままウヅキを見た。
よくわからないので説明していただけないでしょうか? というさりげない意思表示である。
え、あ、はい。
さりげなくでは全くないですね、露骨ですねごめんなさい。
「『帯剣』は皇帝と謁見するときに剣を帯びたままでいいと言う権利です。同じく『不屈』も皇帝と謁見するときに、膝を屈する必要はないという意味で、つまりどちらも皇帝と同格という意味になるでしょうか」
「こ、皇帝と同格……」
なにそれ怖い。
「それでもう一個の『公国』っていうのは?」
「ここ東の辺境に、大公となったセーヤさんを国家元首とした自主独立国を開いていいという権利、だと思います」
「そのものずばり『マナシロ・セーヤ公国』の誕生というわけさ」
「ええぇぇぇ……」
えーとまとめると……。
俺は皇帝と対等で、そして自分の国を持った領主となるらしい。
「――ははは、それじゃあまるで俺は王様だな」
「まるでと言うか、文字通り王様ってことかな?」
「『え? なんだって?』」
当然のように暴発したディスペル系S級チート。
「まるでと言うか、文字通り王様ってことかな?」
「いやあの、え?」
「シュヴァインシュタイガー帝国は《神滅覇王》マナシロ・セーヤと、なにがなんでも仲良くしたいっていうこれ以上ない意思表示さ。そのためなら東の辺境を割譲することも、実質的に王権を付与することも、大した問題じゃないってわけさ」
「な、なんでまた……」
「そりゃあそうさ。もし《神滅覇王》マナシロ・セーヤがその気になってしまったら、間違いなくシュヴァインシュタイガー帝国は滅んじゃうからね」
「待ってくれナイア、俺はそんなことしないぞ」
大陸一の巨大帝国を戦火の渦に巻き込んでまで、それでも守りたいものとか俺にはないし。
「アタイらはセーヤの人となりを知っているからその言葉も信頼できるけど、《神焉竜》をも退けた《神滅覇王》の力を脅威に感じる人間は、特に為政者には少なくないってことさ」
「大公だなんてさすがです、セーヤさん!」
ウヅキはにっこりと満面の笑みで喜んでくれるんだけど、俺が大公になったらウヅキは大公妃だぞ?
きっとすごく大変だぞ?
ウヅキなら笑顔でこなせちゃいそうだけど。
「ううっ、なんか話が予想外の方向に進んでるような……」
俺はただただ、美少女がいっぱいのモテモテハーレムの主になりたいだけだってのに、どうしてこんな領地経営的なことに……。
「おっぱいが……おっぱいが、遠のいていく……」
俺がはてなマークを浮かべていると、
「セーヤさんセーヤさん。『大公』は爵位の最上位である公爵の、さらに上です。原則、皇帝の兄弟にのみ与えられる特別な爵位なんですよ!」
またもやウヅキが説明してくれたんだけど、言葉の端々からウヅキがすごく興奮しているってのがよーく分かった。
そしてグーグル先生もびっくりな物知りウヅキさんのおかげで、俺の異世界生活はどうにかこうにか成り立っておりますです。
「えーと。つまりは『大きな公爵』で『大公』ってわけだな。うんうん勉強になったよ――っていやいや、俺は皇帝の兄弟でもないし、いとこでもはとこでもないんだけど」
「多分ですけど、帝国にとってそれだけセーヤさんが特別な存在だってことなんだと思います」
「おおむねそういうことだね。そして大公には『帯剣』と『不屈』、そして『公国』の3つの特権が与えられるのさ」
「……」
俺は無言のままウヅキを見た。
よくわからないので説明していただけないでしょうか? というさりげない意思表示である。
え、あ、はい。
さりげなくでは全くないですね、露骨ですねごめんなさい。
「『帯剣』は皇帝と謁見するときに剣を帯びたままでいいと言う権利です。同じく『不屈』も皇帝と謁見するときに、膝を屈する必要はないという意味で、つまりどちらも皇帝と同格という意味になるでしょうか」
「こ、皇帝と同格……」
なにそれ怖い。
「それでもう一個の『公国』っていうのは?」
「ここ東の辺境に、大公となったセーヤさんを国家元首とした自主独立国を開いていいという権利、だと思います」
「そのものずばり『マナシロ・セーヤ公国』の誕生というわけさ」
「ええぇぇぇ……」
えーとまとめると……。
俺は皇帝と対等で、そして自分の国を持った領主となるらしい。
「――ははは、それじゃあまるで俺は王様だな」
「まるでと言うか、文字通り王様ってことかな?」
「『え? なんだって?』」
当然のように暴発したディスペル系S級チート。
「まるでと言うか、文字通り王様ってことかな?」
「いやあの、え?」
「シュヴァインシュタイガー帝国は《神滅覇王》マナシロ・セーヤと、なにがなんでも仲良くしたいっていうこれ以上ない意思表示さ。そのためなら東の辺境を割譲することも、実質的に王権を付与することも、大した問題じゃないってわけさ」
「な、なんでまた……」
「そりゃあそうさ。もし《神滅覇王》マナシロ・セーヤがその気になってしまったら、間違いなくシュヴァインシュタイガー帝国は滅んじゃうからね」
「待ってくれナイア、俺はそんなことしないぞ」
大陸一の巨大帝国を戦火の渦に巻き込んでまで、それでも守りたいものとか俺にはないし。
「アタイらはセーヤの人となりを知っているからその言葉も信頼できるけど、《神焉竜》をも退けた《神滅覇王》の力を脅威に感じる人間は、特に為政者には少なくないってことさ」
「大公だなんてさすがです、セーヤさん!」
ウヅキはにっこりと満面の笑みで喜んでくれるんだけど、俺が大公になったらウヅキは大公妃だぞ?
きっとすごく大変だぞ?
ウヅキなら笑顔でこなせちゃいそうだけど。
「ううっ、なんか話が予想外の方向に進んでるような……」
俺はただただ、美少女がいっぱいのモテモテハーレムの主になりたいだけだってのに、どうしてこんな領地経営的なことに……。
「おっぱいが……おっぱいが、遠のいていく……」
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