437 / 566
第六部「チート学園」 異世界転生 ??日目
第410話 これはこれで良し!
しおりを挟む
「そして私はS級チート『剣聖』です」
「そうだったのか……」
「騙しててゴメンね。こんなことして、セーヤくんに嫌われてもしかたないと思う」
ケンセーがしっかりと深く頭を下げた。
「そっか……そうか……そうだったのか……まさか『剣聖』が幼馴染で従兄妹な感じの美少女だったなんて……イメージ的には黒髪ロングの清楚クール系日本刀使いだったんだけど、でもこれはこれで良し!」
俺はこぶしを握って親指を立てるとグッとした。
「あはは、セーヤくんはほんとブレないねぇ」
それを見て苦笑いするケンセー。
「ははっ、それほどでもないさ」
褒められたので謙遜しておいた。
俺は奥ゆかしい日本人であるからして。
「うん、でもそれでこそセーヤくんだよね! ちなみに私は剣を持つと、上から目線で最強さんな性格に変わります」
「普段のケンセーからは想像もできないな……見てみたいような、見たくないような……」
「ふふっ、機会があればご披露しましょう――それで話の続きなんだけど」
「おっと悪い、話の腰を折っちゃって」
「ううんいいよ、それでね。セーヤくんが《精霊神竜》と《精霊融合-エレメンタル・フュージョン》したり《全チートフル装備》したでしょ。あれが引き金になって、S級を中心にいくつかのチートが自我を持ったんだ」
「チートが自我を持った!? そんなことありえるの!?」
なにそれスゴくない!?
いきなりさらっと、とんでもないこと言われちゃったんだけど!?
「チートと精霊がエネルギー体って意味で近いことは、セーヤくんも感じてたでしょ? だったらチートが精霊のように自我をもったって、ぜんぜん不思議じゃないんだよ」
「あ、確かにそう言われると納得ではあるな……同じような存在なんだもんな……でもそっか、精霊=自我を持ったエネルギー生命体って言われてそんなもんかと納得しちゃってたけど、精霊さんって考えてた以上に異質な存在なんだな……」
俺は精霊さんの特異性について改めて認識させられたのだった。
「そういう意味では、《精霊融合-エレメンタル・フュージョン》で《精霊神竜》の力を使うことができて。同じように『固有神聖』《全チートフル装備》もできたってことは――」
ケンセーのつぶやきに、
「――ってことは?」
さっきの逆で、今度は俺が聞き返した。
「うん。もしかしたらその2つと性質が似ているアストラル界っていう『もう一つの世界』そのものだって、なんらかの力とかエネルギーとして使える――かもしれないかなって」
「アストラル界の力を使う――ってどうやるんだ?」
「いや、私に聞かれても……あくまで可能性の話だし?」
「あ、そう……まぁそうだよな……」
アストラル界は俺たちがいる物質世界とは違うエネルギー世界みたいなもんだから、そういう可能性もあるかもってケンセーも単に思ったことを言っただけなんだろう。
「でも精霊さんはなぁ……もうちょっと言動が超越存在っぽければなぁ……。壮絶な勘違いをさらしたばかりのアホの俺が言うのもなんだけどさ? 精霊さんってば言動が軽すぎて、なんかもう半分ノリで生きてるみたいな感じというか……」
人生を楽しく生きたいパーリーピーポーっていうの?
一緒にいると楽しいんだけど、時々テンション高すぎてついていけないこともしばしばです。
「なんていうか自由の申し子だよね……そういう意味では、《神滅覇王》によく似ているかも」
「あはは、それは言えてる。いつもポジティブ&どこまでも前向きだしな。うん、
オッケー、俺が置かれている状況は分かった。じゃあ最後の質問だ。なんでこんなことしたんだ?」
それが一番の問題だった。
なぜ俺を騙してまで、こんなことをしでかしたのか?
もし何らかの危害を加えようっていうなら――うん、チートがない俺には何もできないぞ!?
ふえぇ、どうしよう!?(現実逃避で可愛く言ってみた)
「そうだったのか……」
「騙しててゴメンね。こんなことして、セーヤくんに嫌われてもしかたないと思う」
ケンセーがしっかりと深く頭を下げた。
「そっか……そうか……そうだったのか……まさか『剣聖』が幼馴染で従兄妹な感じの美少女だったなんて……イメージ的には黒髪ロングの清楚クール系日本刀使いだったんだけど、でもこれはこれで良し!」
俺はこぶしを握って親指を立てるとグッとした。
「あはは、セーヤくんはほんとブレないねぇ」
それを見て苦笑いするケンセー。
「ははっ、それほどでもないさ」
褒められたので謙遜しておいた。
俺は奥ゆかしい日本人であるからして。
「うん、でもそれでこそセーヤくんだよね! ちなみに私は剣を持つと、上から目線で最強さんな性格に変わります」
「普段のケンセーからは想像もできないな……見てみたいような、見たくないような……」
「ふふっ、機会があればご披露しましょう――それで話の続きなんだけど」
「おっと悪い、話の腰を折っちゃって」
「ううんいいよ、それでね。セーヤくんが《精霊神竜》と《精霊融合-エレメンタル・フュージョン》したり《全チートフル装備》したでしょ。あれが引き金になって、S級を中心にいくつかのチートが自我を持ったんだ」
「チートが自我を持った!? そんなことありえるの!?」
なにそれスゴくない!?
いきなりさらっと、とんでもないこと言われちゃったんだけど!?
「チートと精霊がエネルギー体って意味で近いことは、セーヤくんも感じてたでしょ? だったらチートが精霊のように自我をもったって、ぜんぜん不思議じゃないんだよ」
「あ、確かにそう言われると納得ではあるな……同じような存在なんだもんな……でもそっか、精霊=自我を持ったエネルギー生命体って言われてそんなもんかと納得しちゃってたけど、精霊さんって考えてた以上に異質な存在なんだな……」
俺は精霊さんの特異性について改めて認識させられたのだった。
「そういう意味では、《精霊融合-エレメンタル・フュージョン》で《精霊神竜》の力を使うことができて。同じように『固有神聖』《全チートフル装備》もできたってことは――」
ケンセーのつぶやきに、
「――ってことは?」
さっきの逆で、今度は俺が聞き返した。
「うん。もしかしたらその2つと性質が似ているアストラル界っていう『もう一つの世界』そのものだって、なんらかの力とかエネルギーとして使える――かもしれないかなって」
「アストラル界の力を使う――ってどうやるんだ?」
「いや、私に聞かれても……あくまで可能性の話だし?」
「あ、そう……まぁそうだよな……」
アストラル界は俺たちがいる物質世界とは違うエネルギー世界みたいなもんだから、そういう可能性もあるかもってケンセーも単に思ったことを言っただけなんだろう。
「でも精霊さんはなぁ……もうちょっと言動が超越存在っぽければなぁ……。壮絶な勘違いをさらしたばかりのアホの俺が言うのもなんだけどさ? 精霊さんってば言動が軽すぎて、なんかもう半分ノリで生きてるみたいな感じというか……」
人生を楽しく生きたいパーリーピーポーっていうの?
一緒にいると楽しいんだけど、時々テンション高すぎてついていけないこともしばしばです。
「なんていうか自由の申し子だよね……そういう意味では、《神滅覇王》によく似ているかも」
「あはは、それは言えてる。いつもポジティブ&どこまでも前向きだしな。うん、
オッケー、俺が置かれている状況は分かった。じゃあ最後の質問だ。なんでこんなことしたんだ?」
それが一番の問題だった。
なぜ俺を騙してまで、こんなことをしでかしたのか?
もし何らかの危害を加えようっていうなら――うん、チートがない俺には何もできないぞ!?
ふえぇ、どうしよう!?(現実逃避で可愛く言ってみた)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる