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第六部「チート学園」 異世界転生 ??日目
第415話 内偵捜査、開始! リューガン&テンシちゃん
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「あれ、ん、ないぞ……? どこやったかな?」
昼休み、俺は教室でカバンをガサゴソ漁っていた。
「どーしたのセーヤくん?」
それを見て、すぐ近くにいたリューガンが俺の席までとことこやってきた。
「いやな、弁当が見当たらなくてさ。どこやったかなーって」
「あ、そういうことら私に任せて! 『龍眼』発動! セーヤくんのお弁当は…………あそこ!」
そう言ってビシィッ!と指さしたのは、お昼休みのチャイムとともにお手洗いにダッシュして席を外していたケンセーのかばんだった。
ちょうどそこへケンセーが戻ってくる。
「なぁケンセー。ケンセーのかばんの中に俺の弁当入ってない? みつからなくてさ?」
「え? あ、ほんとだ。私のと一緒にセーヤくんのお弁当箱が入ってるよ。間違えて一緒に持ってきちゃったみたいだね。ごめんねセーヤくん、はいお弁当」
「ん、サンキュー、じゃあ昼飯食べるか。それにしても、さすがはリューガンだな! 簡単に見つけてくれて助かったよ」
「むふ、私の『龍眼』にかかればこれくらい朝飯前だから。また何か探し物があったら聞いてね、なんでも見つけてあげるから」
「おう、機会があったら頼むよ。そうだ、よかったらお昼一緒に食べないか?」
「いいの!?」
「全然オッケーだぞ」
「じゃあすぐにお弁当とってくるから」
リューガンはそう言うと、ふんふーん♪とそれはもう嬉しそうに自分の席にお弁当を取りに行ったのだった。
それを見送りながら、
「シロだな」
「だね」
俺とケンセーは小声でコンタクトをとった。
そう。
今回の一件はただの偶然ではなかった。
なにげない日常のワンシーンでチートに固有能力を使わせ確かめるという、俺とケンセーが仕組んだ作戦だったのだ!
ケンセーのカバンの中にお弁当を隠したのも、ケンセーがちょうど席を外していたのも、全ては仕込みによるチート観察モニタリングだったのだ……!
「おいおいチートかよ――って思うくらいに一瞬で見つけたからな。いやそのものずばりチートなんだけどさ」
「何の脈絡もなく一発で探し当てたもんね。あれは文句なしにS級チート『龍眼』だよ」
「これでリューガンは本物と」
「じゃあ次の作戦に――」
******
「あいたたた……」
廊下で盛大にすってんころりんした俺は、しりもちをついたまま腰のあたりをさすっていた。
「だいじょーぶ、セーヤくん!」
隣にいたケンセーがちょっとわざとらしく声を上げると、近くで友達とおしゃべりしていたテンシちゃんが駆け寄ってきた。
「セーヤくん、怪我したの?」
「怪我って程のもんじゃないよ。こけてちょっと腰というかお尻をうっただけ。大丈夫、たいしたことないから」
「だめだよセーヤくん、『月』の『要』って書いて腰なんだから。今から私が治してあげるからじっとしてて――S級チート『天使の施し』!」
テンシちゃんのその言葉とともにぶわっと俺の身体にオーラがまとわりついて、わずかにあった痛みがスーッと潮が引くように薄れていった。
「はい、これで大丈夫!」
「おおっ、もう全然痛くない。テンシちゃんありがとうな」
「いえいえどういたしまして! セーヤくんのお役に立てて良かったです!」
テンシちゃんはそう言って天使の微笑みでにっこりと笑うと、友達との会話に戻っていった。
それを横目で見ながら、
「シロだな」
「だね」
俺とケンセーは小声でコンタクトをとったのだった。
昼休み、俺は教室でカバンをガサゴソ漁っていた。
「どーしたのセーヤくん?」
それを見て、すぐ近くにいたリューガンが俺の席までとことこやってきた。
「いやな、弁当が見当たらなくてさ。どこやったかなーって」
「あ、そういうことら私に任せて! 『龍眼』発動! セーヤくんのお弁当は…………あそこ!」
そう言ってビシィッ!と指さしたのは、お昼休みのチャイムとともにお手洗いにダッシュして席を外していたケンセーのかばんだった。
ちょうどそこへケンセーが戻ってくる。
「なぁケンセー。ケンセーのかばんの中に俺の弁当入ってない? みつからなくてさ?」
「え? あ、ほんとだ。私のと一緒にセーヤくんのお弁当箱が入ってるよ。間違えて一緒に持ってきちゃったみたいだね。ごめんねセーヤくん、はいお弁当」
「ん、サンキュー、じゃあ昼飯食べるか。それにしても、さすがはリューガンだな! 簡単に見つけてくれて助かったよ」
「むふ、私の『龍眼』にかかればこれくらい朝飯前だから。また何か探し物があったら聞いてね、なんでも見つけてあげるから」
「おう、機会があったら頼むよ。そうだ、よかったらお昼一緒に食べないか?」
「いいの!?」
「全然オッケーだぞ」
「じゃあすぐにお弁当とってくるから」
リューガンはそう言うと、ふんふーん♪とそれはもう嬉しそうに自分の席にお弁当を取りに行ったのだった。
それを見送りながら、
「シロだな」
「だね」
俺とケンセーは小声でコンタクトをとった。
そう。
今回の一件はただの偶然ではなかった。
なにげない日常のワンシーンでチートに固有能力を使わせ確かめるという、俺とケンセーが仕組んだ作戦だったのだ!
ケンセーのカバンの中にお弁当を隠したのも、ケンセーがちょうど席を外していたのも、全ては仕込みによるチート観察モニタリングだったのだ……!
「おいおいチートかよ――って思うくらいに一瞬で見つけたからな。いやそのものずばりチートなんだけどさ」
「何の脈絡もなく一発で探し当てたもんね。あれは文句なしにS級チート『龍眼』だよ」
「これでリューガンは本物と」
「じゃあ次の作戦に――」
******
「あいたたた……」
廊下で盛大にすってんころりんした俺は、しりもちをついたまま腰のあたりをさすっていた。
「だいじょーぶ、セーヤくん!」
隣にいたケンセーがちょっとわざとらしく声を上げると、近くで友達とおしゃべりしていたテンシちゃんが駆け寄ってきた。
「セーヤくん、怪我したの?」
「怪我って程のもんじゃないよ。こけてちょっと腰というかお尻をうっただけ。大丈夫、たいしたことないから」
「だめだよセーヤくん、『月』の『要』って書いて腰なんだから。今から私が治してあげるからじっとしてて――S級チート『天使の施し』!」
テンシちゃんのその言葉とともにぶわっと俺の身体にオーラがまとわりついて、わずかにあった痛みがスーッと潮が引くように薄れていった。
「はい、これで大丈夫!」
「おおっ、もう全然痛くない。テンシちゃんありがとうな」
「いえいえどういたしまして! セーヤくんのお役に立てて良かったです!」
テンシちゃんはそう言って天使の微笑みでにっこりと笑うと、友達との会話に戻っていった。
それを横目で見ながら、
「シロだな」
「だね」
俺とケンセーは小声でコンタクトをとったのだった。
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