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異世界転生 24日目

第485話 全裸、緊縛、目隠し、そして三角木馬

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 ケンセーとの甘く切ない思い出を踏みにじられた俺が、怒りに打ち震えながら、

1、まずは知覚系S級チート『龍眼』で状況を把握する。

2、次に物理法則を無視していかなる緊縛からも抜け出すことができる、縄抜け系S級チート『君の縄きみのなわ』によって自由の身になる。

3、最後に、素手なら最強&ケンセーの形見ともいえる戦闘系A級チート『20世紀最後の暴君』でもって、秒殺でボッコボコのフルボッコにしてくれるわ、こんにゃろ……!!

 的な怒髪どはつてんくお仕置き作戦を考えていた時だった。

「あの、クレアさんクレアさん。これセーヤさん、起きてませんか?」
「えーと、そーですかー?」

 ……ん?
 おやおや、どうしたことだろうか……?
 この声は……??

 なにやらとっても聞きなれた声が聞こえてきたんだけど……?

「だって今までとは少し反応が違いますよ? 今まではムチで叩いてもただ気持ちよさそうな鳴き声をあげるだけだったのが、今はちょっと体に力が入っているような気がします」

「クレアには同じよーに見えたんですけど、ウヅキさんははおー様の一番の理解者ですからねー。わかりましたー。ウヅキさんがそう言うゆーなら、一度目隠しをとって確認してみましょー」

 それはウヅキと巫女エルフちゃんによる、のほほーんとしたどこまでも平和すぎる会話で間違いなかった。

 あ、念のため言っておくと、クレアっていうのは巫女エルフちゃんのことね。
 本名は確かクレアノーラだったかな?

 ……ごめん、俺もちょっと自信ないです。
 俺自身「巫女エルフちゃんは巫女エルフちゃんだろ?」と脳が認識しちゃってるせいで、たまに名前を忘れそうになるんだよな……。

 でも、え……あれ……?
 なに、どういうこと?

 なんで二人が俺を拷問(?)しているんだ……?

 困惑しきりの俺の、視覚を奪っていた目隠しを取ってくれたのは、やっぱり巫女エルフちゃんだった。

「はおー様、目が覚めたんですね! おはよーごさいますー、よかったですー」
「あ、うん、おはよう、巫女エルフちゃん……」

 俺と目が合った巫女エルフちゃんは、満面の笑みとともにバンザイしながらぴょんこぴょんこ飛び跳ねて可愛く喜びを表現した。
 必然的に俺の眼前では、薄着ではとても隠し切れない銀河級おっぱいがギュワン!ギュワン!って暴れまわっちゃうわけで。

 バインバインとかゆっさゆっさとかポヨンポヨンでは決してない、それはギュワンギュワンという擬音こそが相応ふさわしい、圧倒的大質量の激震のごときビッグウェーブであった。

 ふぅ、巫女エルフちゃんのおっぱいはいつ見ても破壊力満点だな……思わず拷問されていた理由とかその辺もろもろ全部忘れて目が動きを追ってしまうよ……。
 ご、ごくりーぬ……。

 そんな喜びの舞を奉納する巫女エルフちゃんに続いて、

「セーヤさん、ずっと目覚めないからわたし心配で心配で……でもよかったです! おはようございます、セーヤさん!」
「うん、おはよう、ウヅキ……」

 ウヅキも俺の前にやってきたんだけれど――、

「????」

 なぜかその手には『極めて特殊な用途』に使われると思しき、持ち手の先端に大きくて綺麗なクジャクの羽が付いた、あやしげなムチが握られていた。
 きっとこれがさっき俺の背中を叩いたのだろう。

 その不埒ふらちに過ぎるムチをガン見しながら、俺は戸惑いを禁じ得なかった。
 でもこれが普通の感性だよね?

 さらに、だ。
 どうやら俺は、いわゆる一つの「三角木馬」という器具にまたがっているらしい。
 どうりでお尻がイタ気持ちよくキュンキュンしているはずだ。

 お願いです、俺がお尻で気持ちよくなる変態さんになってしまう前に、早く三角木馬から下ろしてはいただけませんでしょうか?

 いやほんと、

「なぜ俺は目が覚めたと思ったら、ウヅキと巫女エルフちゃんに全裸で縛られ、三角木馬に乗せられたあげく、ムチで叩かれるなどというどこに出しても恥ずかしくない王道SMプレイをさせられているのだろうか……?」
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