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異世界転生 25日目

第525話 潜入! 秘密のファッションショー!

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 こうして、俺とナイアの秘密のファッションショーが幕を開けた。

「ど、どうだい……?」
 そう言ってナイアが見せてくれたのは――、

「ふぉぉおおおおおっっっっ!? なんだこれは!!」

 それは、お尻に大きな穴が開いた真っ白なショーツだった。
 ナイアの引き締まった――しかし女性としての柔らかさをしっかりと残した魅力的なお尻が、後ろから丸見えになってしまっているのだ!

「ほ、本当にお尻に大きな穴が開いている……いったい誰がこんなものを考え付いたんだ!?」

 俺はこれを作った職人の感性――というか拗らせたフェチズムの前に、ただただひれ伏すしかなかった。

「前から見ると清楚な白のおかげで、ちょっと際どいくらいのギリギリセーフな見た目なのに、後ろを向いた途端まるで天と地が入れ替わったかのように全く別の表情を見せてくる……なんという異次元のセンス……! 負けた……俺は負けたんだ……認めざるを得ない、完全な敗北というものを!」

 しかもだよ!?

「うん、セーヤがそこまで喜んでくれてアタイも嬉しいよ」

 そう言って嬉しそうにナイアがはにかむんだよ。
 お尻丸出しで見返り美人しながら、綺麗なお姉さんが嬉しそうに俺にはにかんでくるんだよ!

「ヤバイ……普段カッコよくて素敵なお姉さんがこっそりえっちな下着を身につけて、しかもそれを恥ずかしそうに見せてくれるとか、なにそれここは天国だったのか!?」

 ここといえば、ちなみにココは別室にいた。

「もちろん2人の邪魔なんかしないよー? あ、終わったら呼んでねー」

 とのことだった。
 相変わらず友人思い&気配りのできるココさんである。

 さらにナイアとの秘密のファッションショーは続いてゆく。


「これは……! 紫色のスケスケ下着……! しかも敢えて覆う面積を広めにとることでスケスケ部分を増やして、スケスケによる視覚効果を徹底してアピールしてくるときた! 大人の色香で真っ向勝負する、なんてアダルティな下着なんだ! マーベラス!」

 ナイアの繰り出すさまざまなえっちな下着の連続攻撃の前に、俺はもう完全にフェチポイントを解説するだけのマシーンとなってしまっていた。


「うぉっ、これもうほとんどヒモじゃん!? しかも限界まで股の浅い超ローライズだ! お尻の谷間が見えちゃてるよ! でも見えない、見えないんだ! 大事なところはちゃんと隠れるようにギリギリまで計算しつくされているんだ! これが職人の匠の技というやつか……! ブラボー!!」


「なっ、今度はスリングショットだと!? しかもほとんど紐のブイ字だよ!? 首から胸、そしてへそ下に至るまで素肌がむき出しになってるんですけど!? なにこれファンタスティック!!」


 こうして俺はナイアが素敵な下着を見せてくれるたびに、心からの称賛と絶賛を繰り返したのだった。


 …………
 ……


「これとこれとこれとこれとこれとこれとこれとこれ。全部もらうよ」
「まいどありー」

「おいおいナイア、今日着た下着、これ全部買うのか?」
「だってどれもこれもセーヤがすごく喜んでくれたからね、なかなか選びきれなくてさ。それにたまにはこういう風にぱぁっとお金を使うのも悪くはないかなって」

「確かにどれも甲乙つけがたくナイアには似合いまくってたけど」
「て、照れるだろセーヤ……でも、ありがとう、嬉しいよ」
「お、おう……」

 俺とナイアはアダルティな雰囲気をちょっと引きずったまま、いつもとは全然違ったなんとも言えない空気感に包まれていた。

 でもそれがまたくすぐったくて悪くない気分で――。
 それもこれも、秘密のファッションショーに俺を呼んでくれたココに感謝だな。

 ほんと友達思いのいいやつじゃないか――と、ココが小さな声で何事かつぶやいていることに俺は気が付いた。
 なんとなく気になったので知覚系S級チート『龍眼』でこっそり聞き耳を立ててみると――、

「にひひ……おにーさんを連れてくることで、堅実派のナイアちゃんの財布のヒモが信じられないくらいにゆるゆるだよ……すべてはココの計算通り……にひひひひひ……」

 ……色々と台無しだった。
 本当に台無しだった。

 それはそれとして。
 ナイアとの約束はこうして無事に果たされたのだった。
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