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異世界転生 26日目
第526話 ケーキカフェに行こう!
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ナイアとの秘密のファッションショーを行った翌日。
軽く朝食を食べてすぐ、俺たちはみんなで連れ立ってアウド街の一角にオープン予定のオシャレなケーキカフェへとやってきていた。
メンバーはウヅキ、ハヅキ、トワ、シロガネ、サーシャ、ケンセー、巫女エルフちゃん、精霊さん、《神焉竜》。
ナイアとティモテ、クリスさんはお仕事で不参加なので、お土産に美味しそうなケーキを買って帰ってあげよう。
扉を開けるとカランコロンと耳に心地よいドアベルの音が聞こえてきた。
中にお客さんは誰もいない。
というのも新規オープンするに当たって大公マナシロ・セーヤご一行が、特別にプレオープンに招待されたからだった。
ちなみにトラヴィス商会が取り次いだ正式な「公務」だったりする。
単にみんなでケーキを食べるだけなので「公務」なんて言うのは心苦しいけどね。
サーシャ曰く、
「大公であり東の辺境の領主でもあるセーヤ様が食べたお店、ということを宣伝文句にしたいのですわ」
「ああ、なるほどね……」
とのことだった。
「ですがセーヤ様。ここのパティシエは帝都で何年も修業した確かな腕を持った職人ですの。ディリンデンの有名ケーキ店で働いていたのが、衛星都市アウドの開発を機に独立したのですわ。ですのできっと皆さんご満足いただけると思いますわよ?」
「だから特別に俺に取り次いで箔をつけさせようとしたわけか」
そんな話をしながらお洒落な内装の店に入ると、すぐに大きなショーケースがあって鮮やかにディスプレイされた多種多様なケーキが俺たちを出迎えてくれた。
職人肌なのだろう、話し慣れていないものの一生懸命に感謝の言葉を述べる姿に好感がもてるパティシエの話を聞いてから、早速俺たちはケーキを選ぶことにした。
「俺はこのパンケーキとコーヒーのセットをお願いします」
「かしこまりました」
ちなみにパンケーキは俺が食べるわけではなく精霊さんのリクエストだ。
もちろん食べるのも精霊さんだ。
「なぁ、精霊さんは別にごはん食べなくてもいいんだろ?」
「だってこれお菓子だし」
「そう言う意味じゃねーよ……まったくああ言えばこう言う……」
「立て板に水のごとく、それがアタシ!」
「ああそう……」
今日も朝から元気な精霊さんだった。
「えっと……じゃあ、わたしはこれにします」
ウヅキが指さしたのはガトー・ショコラ、つまりはチョコレートケーキだった。
ガトー・ショコラっていうのは、昭和ネーミングのチョコレート・ケーキをおフランスチックにオシャレに呼びなおしたものだ。
「うにゅ、ハヅキ、これ……」
続いてハヅキがガトー・フロマージュを指さした。
ガトーはケーキ、フロマージュはチーズ、つまりチーズケーキのことである。
子供らしくてかわいいね。
仲良しのトワはレアチーズケーキを、シロガネはカラフルなマカロンセットを選んでいた。
みんなで分け分けして食べるらしい。仲良しなのはいいことだ。
なんてほのぼの見ていると、
「ではわたくしはタルト・オ・ポワールにいたしますわ」
サーシャが大変流暢な発音で言った。
「タルト――え、なんだって?」
「ではわたくしはタルト・オ・ポワールにいたしますわ」
ディスペル系S級チート『え? なんだって?』が発動し、サーシャが再び大変流暢な発音で言った。
しかし俺にはやはり聞き取れなかった……。
頑張って端から順番に商品と名前を見比べていくと――あ、これのこと?
なんだよこれ、どう見ても洋梨のタルトじゃん……なら洋梨のタルトって書いてくれよな……。
軽く朝食を食べてすぐ、俺たちはみんなで連れ立ってアウド街の一角にオープン予定のオシャレなケーキカフェへとやってきていた。
メンバーはウヅキ、ハヅキ、トワ、シロガネ、サーシャ、ケンセー、巫女エルフちゃん、精霊さん、《神焉竜》。
ナイアとティモテ、クリスさんはお仕事で不参加なので、お土産に美味しそうなケーキを買って帰ってあげよう。
扉を開けるとカランコロンと耳に心地よいドアベルの音が聞こえてきた。
中にお客さんは誰もいない。
というのも新規オープンするに当たって大公マナシロ・セーヤご一行が、特別にプレオープンに招待されたからだった。
ちなみにトラヴィス商会が取り次いだ正式な「公務」だったりする。
単にみんなでケーキを食べるだけなので「公務」なんて言うのは心苦しいけどね。
サーシャ曰く、
「大公であり東の辺境の領主でもあるセーヤ様が食べたお店、ということを宣伝文句にしたいのですわ」
「ああ、なるほどね……」
とのことだった。
「ですがセーヤ様。ここのパティシエは帝都で何年も修業した確かな腕を持った職人ですの。ディリンデンの有名ケーキ店で働いていたのが、衛星都市アウドの開発を機に独立したのですわ。ですのできっと皆さんご満足いただけると思いますわよ?」
「だから特別に俺に取り次いで箔をつけさせようとしたわけか」
そんな話をしながらお洒落な内装の店に入ると、すぐに大きなショーケースがあって鮮やかにディスプレイされた多種多様なケーキが俺たちを出迎えてくれた。
職人肌なのだろう、話し慣れていないものの一生懸命に感謝の言葉を述べる姿に好感がもてるパティシエの話を聞いてから、早速俺たちはケーキを選ぶことにした。
「俺はこのパンケーキとコーヒーのセットをお願いします」
「かしこまりました」
ちなみにパンケーキは俺が食べるわけではなく精霊さんのリクエストだ。
もちろん食べるのも精霊さんだ。
「なぁ、精霊さんは別にごはん食べなくてもいいんだろ?」
「だってこれお菓子だし」
「そう言う意味じゃねーよ……まったくああ言えばこう言う……」
「立て板に水のごとく、それがアタシ!」
「ああそう……」
今日も朝から元気な精霊さんだった。
「えっと……じゃあ、わたしはこれにします」
ウヅキが指さしたのはガトー・ショコラ、つまりはチョコレートケーキだった。
ガトー・ショコラっていうのは、昭和ネーミングのチョコレート・ケーキをおフランスチックにオシャレに呼びなおしたものだ。
「うにゅ、ハヅキ、これ……」
続いてハヅキがガトー・フロマージュを指さした。
ガトーはケーキ、フロマージュはチーズ、つまりチーズケーキのことである。
子供らしくてかわいいね。
仲良しのトワはレアチーズケーキを、シロガネはカラフルなマカロンセットを選んでいた。
みんなで分け分けして食べるらしい。仲良しなのはいいことだ。
なんてほのぼの見ていると、
「ではわたくしはタルト・オ・ポワールにいたしますわ」
サーシャが大変流暢な発音で言った。
「タルト――え、なんだって?」
「ではわたくしはタルト・オ・ポワールにいたしますわ」
ディスペル系S級チート『え? なんだって?』が発動し、サーシャが再び大変流暢な発音で言った。
しかし俺にはやはり聞き取れなかった……。
頑張って端から順番に商品と名前を見比べていくと――あ、これのこと?
なんだよこれ、どう見ても洋梨のタルトじゃん……なら洋梨のタルトって書いてくれよな……。
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