雪女と鬼の長

河伊

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牢で二夜目※

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目を覚ますと六花は見知らぬ空間にいた。そして全裸で手枷と足枷をつけられていた。

どう見ても六花は牢屋の中にいた。床は畳だが、四方の壁のうち三方は土壁で一方は格子状だ。唯一の窓にも格子がはめられている。
その牢屋は罪人用なのか、厳重な結界で覆われていた。枷にも妖力封じがしており、力を発揮しようとすると吸い取られ、力が抜ける仕組みになっている。

六花は昨夜のことを思い出そうとした。鬼に買われ無理やり抱かれ、快感に溺れているうちに気を失った。そこまでは覚えていたが、その後どうなったのかわからない。体は綺麗に拭かれているようだが、脚の間からは昨夜の名残がまだ垂れてきていた。

その時、誰かが部屋に入ってくる気配がした。六花は咄嗟にしゃがみ込み、全裸の体を隠す。

「おお、目が覚めたか。おはよう」

入って来たのは昨夜六花を抱き潰した鬼の男だった。手には食事の載った膳を持っている。

「昨日は無理をさせすぎたな。朝餉を持ってきた。食べるといい」
「いらない」
「食べないと体が回復しないぞ。あちこち痛むだろう」

六花は顔をしかめた。言われた通り腰や股が痛むが、その原因である張本人から施しを受けるわけにはいかない。

「ここはどこだ。私をどうするつもりだ」
「ここは鬼の郷だ。自己紹介がまだだったな。俺は酒呑童子。この郷の長をしている」

酒呑童子!
鎖国状態の雪女の郷にまで知られている名だ。数多の鬼を従える日本三大妖怪の一人。

(そんな有名人が私を閉じ込めてどうする? 雪女の郷に売る気か?)

六花は次期頭領になるのが嫌で、雪女の郷から逃げ出してきた。郷は血眼で六花を探している。思わず六花の顔が険しくなる。

「そう怖い顔をするな。せっかくの美人が台無しだぞ」
「世辞はいい。なぜ私をこんなところに閉じ込めている?」
「おぬしを俺の妻にしようと思ってな」
「…………は?」

予想外の言葉に六花は目をパチクリさせた。酒吞は勝手に話を続ける。

「一度抱いたら手放しがたくてな。身請けしたのだ。おぬしはもう俺のものだ」
「私は誰のものでもない!」
「抵抗されるのはわかっていたから、牢に入れたわけだ。ここは懲罰用の牢で暴れても平気なように作ってある。おぬしには悪いが、夫婦になるまでここにいてもらうぞ」
「夫婦になどなるわけないだろう! 雪女は結婚などしない!」

酒吞は片眉を上げて怪訝そうな顔をした。

「もしや……雪女は女しかいないから、結婚もしなければ夫婦も存在しないということか?」
「そうだ、だからお前とも結婚しない!」
「なるほど。だがそれは雪女の郷での話だろう。ここは鬼の郷だ。鬼は三日三晩交われば結婚が成立する」

酒吞が一歩、また一歩、六花に近づいてきた。六花は後ずさって逃げようとしたが、すぐに壁にぶつかり逃げ場を失った。

「あっ!」

体を隠す六花の腕を無理やり退けて、昨日散々いじられてまだ赤いままの乳首を酒吞はギュッと摘んだ。

「さ、触るな! 今日は香が焚かれてないから気持ちよくなんてならないぞ!」
「それは今夜わかること。今日が二晩目、明日が三晩目だ。その後儀式をして俺たちは夫婦になる」
「何を馬鹿なことを……」

酒吞はさらに乳首を押し潰したりカリカリ引っ掻いたりと責めを激しくする。六花はおもわず両ひざを寄せ股をこすり合わせる。

「自分の立場がわかっていないようだな。おぬしごとき小娘、その気になればいつでも殺せる」
「んん、なら殺せ!」
「殺す理由がない。手元に置いて可愛がってやりたいのだ。気の強い女は嫌いではないが、早く素直に可愛がられてほしいものだ」
「そんな日は来ない! あんっ」

はあ、はあと六花の息が荒くなってくる。
しかし酒吞はそこでピタリと指の動きを止めた。

「この程度にしておくか」
「え……?」
「朝から盛るものではない。楽しみは夜に取っておこう。早く朝餉を食え」

六花の乳首はジンジン熱を持ち始めていたのに、半端なところで終えられた。六花は胸を手で押さえ昂りを収めようとする。だがふにゅんと潰れる胸をもっと揉みしだいて刺激したくなる。

(胸を揉みたいなんて。昨日あれだけ揉まれたから、まだ変なままなんだ……)

「どうした? 食わないのか?」

そう言われ六花はハッとなって朝餉に意識を戻した。朝餉は白飯と味噌汁、惣菜が二品の至って普通の食事だが、六花の食指は動かない。

「そんな何が入ってるかわからないもの食べない」
「薬など盛ってないさ」
「信用できない」

やれやれといった様子で酒吞は箸を手にすると、ご飯を一口分だけ食べた。

「ほら、食べても平気だろう。お望みなら全品毒見するぞ」
「お前に効かなくても私には効くかもしれない」
「本当に疑り深いな……まあいい。飯は食べたい時に食べろ。そんなことより聞きたいことがある。おぬしの背中の火傷跡はどうした?」

服を脱がされ全裸にされている以上、折檻の跡である大火傷を酒吞に見られたようだ。しかし六花にはこの火傷の理由を説明する気はなかった。なぜ会ったばかりのやつに話さなければいけないのかと思っていたし、単純に辛い記憶なので話したくなかった。
六花が黙っていると酒吞は勝手に話し始めた。

「店でつけられたものではないな。売り物である遊女に傷をつけるわけがない。そもそも雪女は郷から出ないのに、おぬしが遊郭にいた理由も気になるところだ。何か罪を犯し拷問され、追放されたか?」
「……」
「それに火傷の上に雪輪紋の焼き跡があるのも気になるな。罪人の証か? それとも何か特別な意味があるのか?」
「……」

雪輪紋の焼き跡は雪女の頭領である祖母が、六花が正式な後継者であることを示すため焼きごてを押し付けて作ったものだ。自分の立場を明らかにするようなことは言えない。

「だんまりか。いずれにしろおぬしが雪女の郷にいられなくなったのは事実だろう? 俺のもとにいれば食うには困らせない。何が来ても守ってやるさ」
「私を全裸にして牢に閉じこめてる張本人が何を言うか」

「それもそうか」と酒吞はガハハと笑った。

「すぐに打ち解けられるとは思っていない。ゆっくりやっていこうではないか」
「……」
「次は昼餉を持ってくる。またな」

そう言って酒吞は部屋から出ていった。
六花は酒吞の言っていたことを反芻し、今後のことを考える。

(力では敵わない相手だ。しばらくは従っておいたほうがいい。あいつは夫婦になるまではこの牢に入れておくと言っていた。鬼が夫婦になるには三日三晩交わりその後儀式をするだけらしい。その儀式の後に隙を見て逃げるしかない)

逃げられる隙を見つけるまで、酒吞と夫婦をやるしかない。しかし六花には一般的な夫婦というものがどういうものかわからなかった。彼女にも両親がいたが、父は幼い頃に亡くなり母もすでに死んだ。雪女の郷には夫婦がいなかった。

(夫婦が何をするかよくわからない私が、上手く妻をやれるわけがない……いずれ向こうが飽きるだろう。それまでは耐えるしかない)

耐えることには慣れている。雪女の郷を出るまで耐えることができた。ここを出るまでも耐えてみせる、と六花は決心した。





六花は朝餉も昼餉もちゃんと食べた。食事を摂って体力をつけることは逃げるために大切なことだ。幸い何も盛られていなかったようで、体に異変は起きなかった。

夕餉も酒吞が牢まで運んできた。夕餉は握り飯が2つだった。六花はそれもモリモリ食べると「食欲があって感心だ」と酒吞は言った。

「案外逞しいのだな。グズグズ泣かれるより全然いい」
「泣いて何になる。泣いたところで誰も助けてはくれない」

六花が雪女の頭領から折檻を受けていたことは、何人もの雪女が知っていた。しかし皆、頭領を恐れて助けてくれなかった。最初は泣き叫んでいた六花もいつからか泣くことをやめ、ただ時が過ぎるまでひたすら耐えた。
今回も同じことだ。相手が満足するまで耐えていればいい。

「それで、今夜も昨日と同じことをするのか?」
「そうだ」
「……さっさと終わらせてくれ」

六花は床に横になり足を開いた。本当は恥ずかしくて堪らないが、恥じ入ったところで酒吞がやめるとは思わない。一時の恥を捨て早く終わらせたほうが身のためだ。
しかし酒吞は眉を下げ苦笑いし、六花を抱き起こした。

「あのな。男女の交わりとは挿れればいいというものではないのだ。互いに気持ちよくならなければ意味がない」
「は? 昨日私が気持ちよかったのは香のせいだ。今日は香がないんだから、気持ちよくなるわけない」
「それはこれからのお楽しみよ」
「んっ……」

酒吞は六花に口づけした。これだけ筋肉に包まれた体なのに唇は柔らかいのが六花は不思議だった。真一文字に引き結んだ六花の唇を和らげるように、酒吞は舌でぺろりと舐めた。ちゅ、と軽く吸うのとぺろぺろ舐めるのを繰り返した。それでも六花が頑なに口を開かずにいると、酒吞は彼女の背中をそっと撫でた。

「……っ」

火傷を繰り返した六花の背中の感覚は鈍い。しかし触られていることくらいはわかる。火傷痕だらけのデコボコでザラザラした皮膚に触られるのは不快だった。
六花は背中を触る酒吞の手をパシリと叩いた。酒吞には痛くも痒くもない攻撃だったが、よほど六花の顔に不快感が出ていたのか、酒吞は手も唇も六花の体から離した。

「すまない。背中を触られるのは嫌だったか?」
「逆にいいと思ったのか?」
「……すまなかった。もう触らない。だがこれだけは知っておいてほしい。俺はおぬしの火傷痕は全く気にしていない」

酒吞は口づけを再開した。唇にちゅと軽く口をつけたあと、次は首に移動し何度も口づけを繰り返す。首筋を舐め、やわやわと優しく喰む。それから徐々に下がり、胸の谷間をれろりと舐め上げられた。「はあ……」と六花はくすぐったさに吐息を漏らし、震えそうになる体を抑え込んだ。

「おぬしは色が白い。だからか、ここも淡い桃色で可愛らしいな」

酒吞は六花の乳輪をクルクルと円を描くようになぞる。優しい愛撫に六花の体が火照ってくる。じわじわと快感が胸に集中する。
六花は今朝、乳首を摘まれたことを思い出した。あの強い刺激がほしい。だが酒吞はやわやわと乳肉を揉み、乳輪をひたすら愛撫するだけだった。

「はぁ……はぁ……んん……」
「いい乳だ。だがもう少し大きい方がいいな。これから育てよう」
「え……?」
「乳は揉まれると大きくなるのだ。俺がおぬしの乳を大きくするぞ」
「そんなの、頼んでない……んあっ」

胸をもにゅもにゅ揉まれるたびに、六花の腹の奥がキュンキュン疼いた。すでに体は最奥を突かれることを望んでいる。

(もうずっと、胸ばっか……)

ずっと放っておかれている乳首は、早く触ってほしそうに勃起し赤くなっていた。そして酒吞の指先が乳首にチョンと少し触れただけで、六花の体はビクッと跳ねた。

「ハハッ、乳首がまるで苺のようになっておる。実に美味そうだ」
「ああっ!」

ぱくり。乳首が咥えられた瞬間、六花は軽く絶頂しかけた。舌でコロコロ転がされ、じゅっじゅっと吸われる。挙句の果てに甘噛みされ、六花の口から嬌声が盛れる

「んっ……うう、そんなに吸ったって、何も、出ないのにッ」
「だが気持ちいいだろう?」
「~~~~っっ、やっ、乳首取れちゃう!」
「それは困ったな」

言葉に反して酒吞は楽しそうにそう言った。そして乳首から口を離すと、今度は親指と人差し指でギュッと乳首を押し摘んだ。

「う、ああ~~~っ!! アッ?! あっだめ! だめだってば!」

絶頂した六花の身体に追い打ちをかけるように、酒吞は乳首をくにくにと捏ね続ける。快感の波が引かず頭が回らない。六花の口から懇願の声が漏れる。

「やあっ、もうやめてっ! むり! もうむりぃっ! ひぁっ、アアッ!」

もう一度達して六花の体がガクンと跳ねた。ようやく酒吞は六花の胸から手を離した。はあはあと六花は口を大きく開けて空気を吸い、なんとか息を整える。

「おぬしは乳首が弱いな。触られるとすぐにイッてしまう」

酒吞がまた乳首を触ろうと手を伸ばしたから、六花は身を捩ってそれを避けた。

「もう乳首はいい!」
「そうか? ならまんこの方を触るか。もうすっかり濡れているだろう」

酒吞の言う通り、六花の秘部はもう十分潤っていた。酒吞は濡れた割れ目に指をぬぷりと一本沈める。体のナカの侵入物に六花はビクッと体を揺らし体を強ばらせる。

「あ……」
「力を抜け。今日は爪を切ってきたからナカを思う存分いじってやれるぞ」
「っっ、うう……ぁぁ……ああ~っ!」

酒吞は六花の弱いところに気づいたのか、たった1本の指の腹で肉襞をズリズリ擦る。快感に身悶えしながら六花の膣は指をキュウキュウと締めつける。

「昨日の今日だからまだ狭いな。指が押し返されそうだ」
「んっ、やだ、ふあ、あんっ! そこだめっ、ああー~っっ! はぅっ!」

酒吞は指を2本に増やし、六花のナカを広げるように膣内をぐちゅぐちゅかき混ぜた。そして折り曲げられた指が秘芽の裏側の敏感な部分をトントン突く。六花の腰が勝手に揺れ始めた。

(なんで!? 今日は香がないのに、気持ちいい……!)

しかし酒吞の指が長くても六花の最奥までは届かない。六花は次第に、昨夜酒吞の陰茎で置くまで激しく突かれた刺激を求めるようになった。

「あァっ、あ、今日はっ」
「ん?」
「今日は、ぃぃッ、挿れないのか?」
「もう挿れてほしいのか? 欲しがりだな」
「ちが、違うっ! お前が…ん、挿れないと、あ…終わらないんだろ?」
「……そうだな。そういうことにしておこう。早く終わらせてほしいんだな?」
「あ、当たり前だ! アアッ~~~アア!? アッ! やあっ!!」

酒吞は3本の指でガシガシと六花の膣を激しく抜き差しし始めた。グチュグチュジュポジュポと水音が響く。今までよりずっと強い刺激が下腹部から広がり、体中が興奮で高まっていく。

「挿れて出して終わりじゃ味気なかろう? 気持ちよくさせてやりたい俺の気持ちがわからないか?」
「んおっ、は、ああっ! あ、あァん!!!」
「それともこれだけヨガってまだ気持ちよくないか?」
「き、きもちいい! きもちいいのっ、あ、ああっ! だから、ぅぇ?」

ピタリと酒吞は指の動きを止めた。快楽の頂点へ登りつつあった体は途中で止められ、六花は拍子抜けした。

「だから?」
「え?」
「気持ちいい、だから何だと言おうとした?」
「だから……だから……」
「うん」

酒吞は優しく相づちを打ち、六花が答えるのを待ってくれている。その顔は大切なものを見守るかのように穏やかだ。六花は酒吞を直視できず顔を背けた。こんな顔を誰かから向けられたのは何年ぶりか、六花は思い出せなかった。

「気持ちいいから……早く挿れて、ほしい……」

六花は気恥ずかしくなり答える声が小さくなったが、酒吞には聞こえたようだ。

「そうか。六花は俺の魔羅がよほど気に入ったようだな。昨日まで生娘だったのに」

酒吞は嬉しそうに浴衣を脱いだ。すでに肉棒は硬く起き上がっていて、先端が濡れていた。まだ六花のナカに挿れていないのに、なぜ濡れているのだろうと六花は不思議に思った。
くちゅり、と酒吞が濡れた先端を六花の秘部にあてがう。はー、と六花は息を吐いて力を抜いた。昨日、挿れられる時は力を抜いたほうがいいと酒吞に言われたことを覚えていた。その効果あってか、六花の体は素直に酒吞を迎え入れた。

ずぷぷ……じゅぷん。

「ああ……っ」

昨日の今日では、まだ猛々しい肉棒を受け入れることは少し苦しかった。しかしもう痛みは感じないし、何より太く長いものが肉壁を擦れるだけで六花の体はゾワゾワと震えた。
酒吞は互いの体が繋がった状態で六花を抱き上げ、向かい合うように自分の膝の上に座らせた。

「えっ! あァっ!?」

ゴリ、と酒吞の陰茎が六花の子宮口付近まで突き入った。突然の衝撃に六花はハクハクと口を動かした。体勢を変えたから六花自身の体重でさらに奥まで入り込んだのだ。

「この体勢だと抱きしめながらやれるのだ。ほれ、俺の首に腕を回せ」

六花は酒吞に言われたからというより、自分の体を支えるために酒吞の首に腕を回した。すると密着度が増え、自分の胸が酒吞の逞しい胸板でふにゅんと押し潰れるのを感じた。

「動くぞ」

ずちゅっ、どぷっ、ぢゅぱっ、ばちゅんっ。

「あっあっ、やぁっ、あんっ、んあっ」

六花は腕だけでなく脚まで酒吞の体に絡ませ、全身で彼の体に抱きついた。深いところまで穿たれ、突かれるたびに容赦ない快感が体中を駆け抜ける。入口から最奥まで隙間なくミチミチと埋まった肉棒は、ごしごしと肉襞の一つ一つまで擦り、愛液が泡立った。
それだけではない。六花が酒吞の体にしがみつきながら揺られていると、六花の乳首と酒吞の胸板が擦れる。わずかな刺激とはいえ体中が敏感になっている今、それだけでも気持ちいい。酒吞を抱きしめる腕に力が入る。

「んああ~っ! きもちいい……! やあ、もおっ、きもちよくてっ! だめっ!」
「気持ちいいなら駄目ではないだろう。そんなこと言う口はこうだ」
「んんっ?!」

酒吞は六花の後頭部を掴むと、六花の口の中に舌を差し入れた。互いの舌が絡み、ねちゅねちゅと唾液を擦り合わせる。

「ん~っ、んん、はっ、ふぁっ…うっ、んんん」

口を吸われ、乳首は擦れ、膣をガツガツ突かれる。あまりの快感の暴力に六花はもう何も考えられず、蕩け切った頭でされるがままになっていた。酒吞から与えられる刺激すべてが気持ちいい。

その時、肉壁にむぎゅむぎゅ押され、酒吞の陰茎がピクピクと動いた。だが六花は快楽に夢中でそれに気づかなかった。
酒吞の体に力が入った次の瞬間。

「! んん~~~~~~っ!!?!」

びゅるるるっと六花の中に酒吞の精が解き放たれた。熱く濃い液体が腹の奥に広がり、六花はビクビク体を痙攣させた。
2人はぷはっと唇を離した。互いにハァハァと呼吸が荒かった。

「わかるか? おぬしのナカはまだ魔羅を離すまいと咥え込んでおる」
「……それはわからないけど、お前のマラがまた固く大きくなっているのはわかる」
「ハハッ、まだまだ終われそうにないな」

酒吞は再び腰を揺らし、ぱちゅ、どちゅん、と六花の奥を虐める。「あぁんっ!」と喘ぎながら六花は酒吞に抱きつき、体を預けた。




その後、2回射精してからようやく酒吞は陰茎を引き抜いた。愛液と精液が混ざったものがごぽりと中から溢れた。

「もったいない。せっかくの子種が」

酒吞の声は六花の耳に届かなかった。六花は気怠さのあまり全身を床に投げ出し、クタリと力を抜いて横になっていた。眠気に襲われ瞼は半分近く閉じかかっていた。

「ここ布団がないのか。仕方がないな」
「……ん、わっ!」

酒吞は脱ぎ捨てた自分の浴衣を六花にかけると、自分も横になって体の上に六花を寝かせた。

「布団よりは寝心地が悪かろうが、床よりは良かろう。俺の上で寝ると良い」
「……」
「おやすみ」

酒吞は目を閉じると、すぐにぐーぐーと寝息を立てた。
六花もあまりに眠かったから目を閉じた。酒吞の体からトクトクトクと鼓動の音がした。六花はそれを聞きながら眠りについた。




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