雪女と鬼の長

河伊

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三夜目※

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「くっ……う、うぅ……はぁ……」

六花は歯を食いしばり息を漏らしながらも、酒吞の焦らしに耐えていた。
酒吞は六花の割れ目をなぞるのを繰り返した。たまに割れ目の肉をもにゅもにゅ揉み、ひたすら秘部の入口ばかりを触っていた。

(そんなところずっと触られても……もっと気持ちよくなりたい……!)

体の中心がうずいて仕方ない。六花はもう陰核でも奥でもどちらでもいいから、早く触ってほしくて仕方なかった。腰がヘコヘコ動き始め、酒吞の手に自分の陰部を押しつけようとすると「おっと」と言い、酒吞は手を遠ざけた。

「そろそろ限界か?」
「別に……触りたいならずっとそこを触っていればいい」

六花は酒吞に屈服したくないため、無理に強がってしまった。酒吞は面白そうにクククと笑う。

「では次の段階に移ろう」
「! ああっ!!」

酒吞は陰核を強く擦ったかと思うと、陰核が被っていた皮を剥いていた。六花は何をされたかわからなかったが、急に陰核が空気の揺らぎだけで反応するほど敏感になったのは感じた。

「な、なに? 何したの?」
「豆の皮を剥いたのだ」
「えっ? ~~っっ!!??」

こすこすこす……

「ひぅっ……ぁあ……ああ、あん……あっ」

ぴくぴくぴく、と花芯を擦られるのに合わせて六花の体が震えていく。うずいていた陰核を鎮めるように酒吞は優しく触れているが、剥き出しになった陰核はさらにうずく。

(もっと……もっとギュッて、カリカリして……)

六花は物欲しげに口を開け、はぁはぁと呼吸が荒くなる。だがそんなことを言葉にして言えない。酒吞に強請るなどプライドが許さない。
そして何より忌々しいのが。

「あ、アアッ、やぁっ、あーっ……」
「おお。イく間隔がだんだん短くなってるな。その調子だ」

(また寸止め……イカせてもらえなかった……)

キュウッッと六花の下腹部はずっと切なげに快感を欲している。陰唇もクパクパと迎え入れる準備はとうにできている。
なのに酒吞は陰核だけを悠長にこしこし弄んでいる。六花自ら「イかせてくれ、挿れてくれ」と頭を下げるのを待っているに違いない。

「んん、ぁ、ああ、あっ、ふぅぅ……」
「ハハッ、見ろ。豆がこんなに大きくなってるぞ。乳首といい勝負だ。どこまで大きくなれるか試してみるか?」
「くそっ、ああ~~~っ……」

ピタリと酒吞は指の動きを止め、また六花は達せなかった。

(もう、もう無理っ!!)

六花は勢いよく起き上がり酒吞を押しのけ、自分で自分の陰核をぎゅむっと押し潰した。

「あっ、おぬし」
「~~っっっ、あ~~~~~っっっ!!」

ようやく絶頂を迎え、六花は何も憚らず嬌声を上げた。快感が全身を走り抜けて、脳髄も脊髄もビリビリと強く痺れた。視界はチカチカ光り何も考えられない。
快感の波が引き、はあはあ息を整えている間もぼんやり体中が心地よさに浸っていた。

そんな六花を酒吞は呆れたように見ていた。

「おぬし、俺というものが目の前にいながら一人でイくのはひどいではないか」
「ひどいのはそっちだ! 触らないのが悪い!」
「まったく……まあいい。遅かれ早かれ一人遊びを教えようとは思っていた。そのまま続けるといい」
「え……」

酒吞は胡座をかいてどっかり座り、六花を見物するような姿勢になった。
突然放り出された六花は途方に暮れかけたが、まだ体はさらなる快感を待っている。
六花はおそるおそる自分の秘部に指を伸ばした。

ぬちゃ……

「ひっ……ヌメヌメしてる……」
「触るのは初めてか?」
「う、うん……やだ、濡れてる……」
「そういうものだ」
「お前はなんで、こんなところを舐めることができるんだ?」
「尿とは違うからな。それに快感に喜ぶ女を見るのは気分がいい」
「好き者め…………アッ」

六花の指が自分の気持ちいいところに当たり、ピクッと六花の体が跳ねた。最初は入り口を浅く触るだけだったが、次第に深くさらに奥へ、もっと激しくかき混ぜるように指を動かし始めた。指も1本から3本に増えた。

「アッアッ、はああっ、ああっっ!」
「そう上手だ」

(気持ちいい、気持ちいい!)

「うぅ~~~~ぅぅっ!!」

ビクビクッと体を揺らし六花は2回目の絶頂を迎えた。気怠さのあまり、六花は布団に倒れ込もうとしたが、その前に酒吞に抱き込まれた。

「上手にイけたな。偉いぞ」
「えらい……?」
「偉い偉い、初めてなのによくできた」

よしよしと酒吞に頭を撫でられ、ぽやぽやしながら六花は酒吞に身を預け、厚い胸板に頬を寄せた。

「俺がいなくて寂しい時は、こうやって自分で慰めるのだ」
「……お前がいなくて寂しい時などない」
「ほう。なら俺なしでは生きられないようにしないとだな」

酒吞は六花の唇に唇を寄せた。六花は素直に口を開け、酒吞の舌を受け入れた。快感で頭が回らないが、酒吞の舌が自分にとって気持ちいいものだとはわかっていた。自らの舌で酒吞の口内をチロチロ舐めてみることもした。

「ちゅぱっ……ん、んちゅ」
「んん……おぬしは本当に口吸いが好きだな。言葉より舌の方が正直だ」
「うるさい。口を閉じろ。喋ると口が吸えない」
「はいはい」

再び2人は接吻に興じた。口が溶けてくっついてしまいそうなほど、2人の唾液も体温も混ざり合う。
六花は唇にばかり集中していたが、酒吞の方は違った。口吸いの最中にもにゅもにゅと六花の胸を揉んでいる。

(ああ……口も胸も気持ちいい……)

六花の秘部はもうしとどに濡れて、布団まで染み渡っていた。
酒吞は六花から唇を離すと、臍の下あたりをグッと押した。それだけで「んあっ」と六花は声を漏らした。

「そろそろここに欲しいんじゃないか?」
「……」

六花は何も言わなかった。素直に欲しいと言いたくなかった。酒吞に負けを認めるような気がしたからだ。

酒吞が襦袢を脱ぐと、褌の下で陰茎が立ち上がり布を押し上げているのが見えた。褌を取り払うと解放された陰茎がボロンと飛び出た。もう酒吞の方も準備はすっかりできているのだ。

(ああああ、早く挿れて!)

六花の子宮はキュンキュン疼きっぱなしで痛いくらいだ。自分の指ではナカの奥まで届かなかった。早くその太く長い酒吞の剛直で六花を満たしてほしかった。

しかし酒吞は六花の脚を開かせようとはせず、あろうことか、自分で肉棒をシュッシュッとしごき出した。

「え……」
「何だ」
「い、挿れないの?」
「おぬしが何も言わないからな。俺も自分で慰めることにした」

酒吞の手のなかで陰茎はますますその大きさを増していく。先端から透明な汁が出てきたのを、酒吞は肉棒に擦り付けた。怒張した肉棒はドクドクと音が聞こえそうなほど血管がバキバキに浮き立っている。
六花はそれをただ見ていることしかできなかった。

「うっ……ふぅっ……!」

酒吞が一瞬顔を歪ませた。
どぴゅ、びゅるるる、びゅっ。
白い液体が勢いよく飛び散り、六花の身体にまでかかった。六花はそれを指でぬぐう。

(こ、これを私の体の中に出してたのか。ねちょねちょしてる……)

そしてその白濁とした液体からは確かに酒吞の妖力を感じた。
酒吞はスッキリしたのか清々しい顔で「ふぅ」と息を吐いた。

「かかったか? すまない」
「……この白い液体、お前の妖力を感じる」
「うむ。俺の意志に関係なく勝手に妖力が含まれてしまうらしい。弱いやつらにはひとたまりもないが、おぬしなら平気だろう?」

確かに六花にとっては痛くも痒くもない程度の妖力しか含まれていなかった。これなら腹の中で出されても何の問題もない。

(でも……腹に出された後痛いフリしたらどんな反応するかは気になる)

六花は酒吞の陰茎に手を伸ばし、全体を覆うように手のひらで包んだ。
驚いたのは酒吞だ。そのような六花の突然の行動に目を丸くした。

「……何をする気だ?」
「トキが、魔羅を触ってやれと言っていた」

本当は触るだけでなく舐めて口に入れろと言っていたが、まだそこまでの勇気は六花にはない。射精後の柔らかい魔羅を手でむにむに揉んでみる。

(でもさっき酒吞は揉むというより擦ってたな)

六花はすりすりと肉棒を撫でてみた。人の体相手だから加減がわからず、優しく触れている。
すると酒吞がガッと六花の手に自分の手を重ね、陰茎をぎゅっと握らせた。

「もっと強く握って擦っていい……そう、いいぞ」

酒吞は六花の手を使いながら、こしこし肉棒をしごいていく。六花の手の中で肉棒は固く上向きになっていった。先端からまた汁が漏れ、今にも暴発しそうに熱い。

(精液よりもこの棒が腹に入るほうが危なそう……でも)

六花は酒吞の魔羅を握っていた手をピタリと止めた。酒吞が不思議そうな顔をする。

「どうした?」
「……い」
「うん?」
「い、挿れてもいい……私のナカに」

酒吞は一瞬目を見開いたが、すぐにふっと笑った。

「ではお言葉に甘えるとするかな。六花、挿れやすいようにまんこを広げてくれ」
「え……こうか?」

六花は脚を開き、自分の指でくぱぁと蜜口を広げた。愛液が流れ出て、勃起した陰茎もうねる肉襞も丸見えだ。
六花は期待するような上目遣いで酒吞を見てくる。酒吞は思わず口笛を吹きたくなった。

「絶景だな」
「絶景? これが?」
「ああ。いい景色だ」
「やあっ……」

ぬちゅりと亀頭が侵入してきて、六花の体がうち震えた。

(来た来た来た!)

狭い膣道をかき分け魔羅はゆっくり進んでいく。先ほどの熱い肉棒が自分のナカに入っているのかと思い、肉棒を刺激するために腹に力を入れた。ぎゅうっと肉襞が肉棒に絡みつく。あまりにきつかったのか、酒吞は奥まで進まず、途中で侵入を止めた。

「待て待て、まだ締め付けるな」
「? 握られたいと言ったのは、そっち、あっ……アアッ」
「おぬしのナカはまだキツくて、何もしなくても魔羅を握っておる」

入ったと思った肉棒が引き抜かれ、浅い入り口で抽送を繰り返す。ぐちゅ、ぬちゅ、ぱんっ、ぱちゅ、と液体と肉の擦れる音がする。

「やあっ、やっ、あんっ、んん、あ~っ、奥、もっと、おくぅっ! もっと挿れてっ!」
「浅いところを擦られるのも気持ちよかろう?」
「ひうっ、ひっ、だめ、そこばっか、やだっ!」
「ここがおぬしのいいところだな? ほれ」

酒吞は奥を突かず、六花の弱いところに重点的に肉棒を擦りつけた。亀頭の段差でうまく引っ掛けるように肉襞の隙間を埋めていく。

(やだ、奥、さみしい、さみしいのに~っ!)

「や、ぁあああ~~~~~っ!!!」

甘い刺激には逆らえず六花は絶頂した。それで終わりではなかった。

ごりゅっ

「ぇあ!?」

絶頂途中なのにいきなり最奥まで魔羅に穿たれた。どちゅどちゅどちゅと何度も奥を突かれる抽送が始まる。快感の波が引かず、六花は何度も強制的に高められる。

「まって、んアッ、やらぁぁ…やめて、いやぁ! もうイッてる、イッてるからぁっ!」
「うん。おぬしのナカが何度もヒクヒクしておる」
「だめぇっ、おなか、グリグリしないでぇ…んん~っ! もうむり…ひっ、むり!」

いやいやと六花は頭を振っているのに酒吞は動きを止めない。むしろさらに激しさを増している。

ごちゅっ、ばちゅんっ、ぱちゅっ、ばちゅっ

「ひ、あ、アアッ、ああーっ! ぁ、ああっ!!」
「イけばイくほど締め付けてくるな……」
「んんんんっ、ううあっ!」
「さっき部下たちになんて言われたかわかるか?」
「うぇ……?」

酒吞が動きを止めたが、六花は息が整わず頭が回らなかった。

「雪女にイチモツを挿れたら凍らされる、だと。こんなに熱くてトロトロのまんこなのにな」
「ああ……!」

ぐちゅん、と蜜壺をかき混ぜるように酒吞はぐるりと腰を動かした。

「可哀想にな。あいつらは一生知ることのない名器だ」
「ぁあっ! また、まだイッてるの! うぅ~~っ」
「俺ももう出る……くっ……」

どびゅるるる、びゅっ!
六花と酒吞は同時に絶頂した。六花の膣壁はギュウッと締まり酒吞の精液の一滴まで逃さない。全身が痙攣しナカまでピクピクと震えていた。快楽に脳を焼かれ、蕩け切った顔でハアハアなんとか呼吸を整えようとしている。
ずぷり…と肉棒が抜かれる摩擦だけで、六花は「んあっ…」と軽く絶頂した。

その時、六花は自分のやりたかったことを思い出した。すっと腹に手をやり擦ってみる。

「あ……お腹が痛い」
「?」
「お腹が痛い……お前にナカに出されたからかもしれない……ズキズキする」

実際は全く痛くないしむしろ気持ちよかったが、六花は酒吞の反応見たさに腹痛のフリをした。
酒吞は怪訝そうに六花を見つめている。

「大丈夫か?」
「ダメかもしれない……」
「じゃあ精液をかき出したほうがいいな」

じゅぶん、と酒吞は容赦なく六花の陰唇に指を差し入れた。そして精液と愛液が混ざったものをかき出すため、じゅぼじゅぼと素早く抜き差しする。

「やぁっ、やっ、待って、やめてっ」
「腹が痛いのだろう? なら早く出さねば」
「ア! あぁっ! だめっ!」

ぬぷぬぷくちゅくちゅ、と液体音が止まらない。今さら嘘だと六花は言えなかった。それより快感に襲われもう腹痛のフリができなかった。

「あん、やらっ! 止まって! でちゃう、出ちゃうからァ」
「大丈夫だ。出して流したほうがいい」
「ほんとうにでちゃうのっ、だめ、えぇ! やだ、みないでっ、ァァァ」

ブシャアと六花の陰部から潮が吹き出した。絶頂し六花は顎を見せて仰け反った。

「ァァァあ~~っ!!」
「上手に潮吹きできたな。初めてではないか?」
「しお……?」
「うん。これも愛液と同じで気持ちいいと出るのだ。だから漏らしたわけではないぞ」

よかった、と六花はほっと胸を撫で下ろした次の瞬間、酒吞がぐっと六花の腹を押した。

「それで? 腹が痛いのはどうなった?」
「あ……も、もうよくなった」
「それはよかった。ちなみに俺の精液に耐えられないようなら、すでに一夜目の交わりでおぬしの腹は焼き爛れておる」
「えっ」
「だが二夜過ごして何ともないのだから、俺の精液でおぬしの腹が痛くなることなどない」
「わ、わかっててやったのか……!」
「先に騙そうとしたのはそっちだろう。俺はそれに乗っただけだ」
「~~っ!」

六花は恥ずかしいやら腹が立つやらで、顔を覆ってしまった。「こら隠すな」と酒吞がその手を剥がしにかかる。

「精液に耐えられない女と結婚などしない。幸い六花は体も丈夫で体力もある。俺好みの女でありがたい」
「あ……ああっ!」

どちゅんっ
酒吞の剛直で最奥まで勢いよく貫かれ、六花はまたしても達した。ばちゅばちゅ高速で擦られ、連続絶頂の嵐に六花の体はガクガク震え続けた。

「ぁああっ! い、んん、いつまで、いつまで、やるのっ!? んおお~っ!」
「互いに満足するまでだ」
「わた、わたしはもういいっ、んんんん~っ! はっ、ううっ」
「俺はまだ全然満足していない。せっかく夫婦になれた晴れの日だ。存分にやらせてもらう」
「やぁ~~~~っ! んっ、うああ、また、イッちゃ、あああっ!!」

六花は何度も絶頂し何度も気絶した。そのたびにまた絶頂させられ目を覚ますのを繰り返した。
六花の記憶に残っている最後の時には、もう空が明るくなり始めていた。




✻✻✻✻✻✻

「うぅ……」

六花は目を覚ましたが、腰が重く体を起こすことはできなかった。横を向けば酒吞が気持ちよさそうに寝息を立てていた。

(人の体を好き勝手に使いやがって……)

六花は酒吞が寝ている間に何か仕返しをしてやろうと考えた。手始めに酒吞の角に触れてみた。

(あれ、意外と柔らかい。角って硬いかと思ったけど結構ふにふにしてる)

骨の感触はあるが周りは肉と皮で覆われているような感じだ。六花はしばらく角をふにふに押していた。
その時、ごりっと下腹部に何か硬いものが当たるのを感じた。

(え、何か当たった?)

六花が布団の中を見ると、酒吞の肉棒が硬く勃ち上がっているのがわかった。

(なんで!? 昨日あれだけやったのに…全然疲れてない……)

「うわっ!」

その時、酒吞が布団を蹴り飛ばし六花の上に覆いかぶさってきた。

「おはよう、嫁御どの」
「お、起きてたの?」
「起こされたのだ。誰かさんに角を触られたから」
「そんなつもりじゃ」
「魔羅も元気になってしまった。この責任、取ってもらおうか」

スルスルと酒吞の手が六花の体を這い回った。六花は身を捩って逃れようとする。

「いや、もう朝だしお腹減ったし」
「朝餉は襖の外に用意されておる。三夜目の夫婦が朝までまぐわうことなど珍しくない」
「や、やだーーーーーー!!!!」

屋敷中に六花の悲鳴が響き渡る。
結局2人が布団を出られたのは昼過ぎだった。
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