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第九話 疑惑と困惑②
軽い発熱だと思っていたリウだったが、徐々に熱は高くなり悪夢に苦しむ夜もあった。
そんな時は必ずラーゴがリウの手を握り、あの子守歌を聞かせてくれた。
苦しむリウの背中を擦り、大丈夫だと囁く。
そして時々、水と一緒にあの甘い唇が重なる。
高熱に苦しむ日があれどあの身をよじるような呪いの痛みがなかったのは、適宜ラーゴが口づけをしてくれていたのだろう。記憶はないものの、時々唇に残った感触があった。
熱を出した日から五日ほどたち、ようやくリウもベッドに座れる程度に回復したように思う。
「そろそろ外を散歩してもいいだろう?」
「駄目でえす」
リウはささやかな希望を口にするものの、メメルによって取り付く島もなく却下される。
とはいえリウの身の回りの世話をしてくれるのはメメルであり、口調も態度も冷たいものの、ラーゴに代わり甲斐甲斐しく世話をしてくれるのもまた彼女だった。
「今日もラーゴは仕事かい?」
「当然です。主様は大変素晴らしい魔法使いでお忙しいんで。本来なら誰かさんの世話をする余裕なんてないんですよっ」
ただの世間話だが、やはりメメルの言葉には険がある。
雇われているメイドという以上に、メメルはラーゴに対して特別な感情を抱いていることはすぐに分かった。
だがリウを嫌いだという態度は隠さない割に、その世話は手を抜くことがないどころか丁寧なものだ。
なによりメメルは、リウの手足の赤黒い痣を気味悪く思わない。
リウを気に食わないながらも、そういった部分を攻撃することはないのだ。そういった彼女の人間性を、不思議とリウは気に入っていた。
まるで懐かない子猫のようでもある。
苦笑しながらもリウは、そんなメメルにもう一歩踏み込んでみた。
「メメルはラーゴのことが好きなんだよね。随分二人は付き合いが長いようだけど、いつからなんだい?」
その瞬間、メメルの表情は見たこともないほど明るく輝いた。
「聞きたいですかあ!? ん、ゴホン……んっん……教えてほしいですかあ」
「うん、教えてくれるかい?」
話したいのに素直に話せないメメルを微笑ましく思いながら、リウは寝台の背もたれに体重を預ける。
目に見えてソワソワするメメルは愛らしい。
少女は咳払いを一つしてから、ツンとした表情を取り繕う。
「メメルは父と共に戦闘奴隷として働かされていました。しかしメメルはこの可愛さでしょう? 父は必死でメメルを男だと偽っていたのですが魅力は隠しきれず、当時の変態主人の目に止まってしまった」
「え、は? 戦闘奴隷? 奴隷?」
あっさりと告げられるメメルの過去に、リウは思わず身を乗り出す。
それをメメルは疑われたと受け取ったのか、シャツのボタンを一つ外して「ほら」と鎖骨に付けられた奴隷の印を見せてくる。
小さな焼き印は周囲の皮膚を引き攣らせ、奴隷印自体は薄くなっているものの痛々しい。
メメルは襟元を正しながら、うっとりとした声で当時を思いだしていた。
「ですがメメルはラッキーでした。主様……ラーゴ様が変態主人の罪を暴いてくださって。行き場のなくなった父とメメルを側に置いてくださったんですから。メメルの純潔は主によって守られました」
「なるほど、だからラーゴのことを」
つまりメメルにとってラーゴはただの主人ではなく、恩人なのだ。
そしてうら若い乙女だったメメルはきっと、ラーゴに恋をしているのだろう。
だがそう推測するリウに、メメルは毛虫でも見るような表情を向けた。
「好きとか愛とかそんな容易いものだと思われてますか。捧げたいのは純潔だけじゃないです。メメルの持っている技術も知識も経験も全て、命だって主様に捧げたい。死ねと言われたら喜んで死にます。それが愛ってやつじゃないですか?」
「どう、だろう」
少なくともリウは今まで、特別誰かを好きになったことはない。
そういった関係を持った女性がいなくもないが、皆リウが噂通りの竜バカだと知ると離れていった。
愛とまでは言えずとも好意を頂いていたはずの女性にも、リウはあまり執着することはなかった。去って行く女性にこれまでの感謝の気持ちを伝え、なぜか落胆された経験はある。
多いはずの給与の多くは竜のための魔石になり、身なりにさほど構う方ではない。
竜騎士という制服を脱いだリウは、ただの平凡な男だ。
メメルの定義するそれを愛というのなら、リウは誰も愛したことはないし、愛されたこともないだろう。
(いや、違うな。ラーゴがいた)
平凡なリウに、メメルの言う愛を捧げようとしている人間がたった一人だけいる。
確かにメメルの定義するそれとよく似ている。
だがリウは例え誰であっても、喜んで死を受け入れられるほどの愛は持てない気がした。唯一誰かのために命を賭せるとすれば、それは相棒である竜・ガジャラのためだろう。
そう考えればリウに人間は愛せないのかもしれない。
一瞬自分の思考に耽っていたリウに向かって、メメルがズイと指さした。
「だからメメルは、リウ様が嫌いです」
「俺がラーゴの婚約者だからだろう?」
「は~、違います。違いませんけど、違います!」
「どっちなんだい」
メメルは腰に両手を当て、フンとそっぽを向いた。
今日も少年のような格好のメメルだが、もしかして過去の戦闘奴隷として働かされていた過去のせいだろうか。
そんな斜めの方向に思考をずらしてしまうリウに、メメルは腕を組んで言い放った。
「リウ様は、どうせ偽装結婚のつもりなんでしょ」
「えっ、いや」
心臓がドキリと跳ね上がる。
誰にも口外していないことを、なぜメメルが知っているのか。
どう返答すればいいのか考えあぐねて焦るリウを、メメルはジトッと睨み付ける。
「見てたら分かりますよ。ホント、見てたら。嫌になるくらい分かりますよ、ええ、嫌になる。嫌になるくらい、メメルは主様だけを見ていたんですからねっ」
嫌になるくらい分かることを強調しながら、メメルは鼻息荒く何度もあちこちそっぽを向く。リウは自分の存在がメメルの気に触っていることは分かっていたが、一体どの部分に腹を立てているのかさっぱり分からないでいた。
「それなのになんで当の本人は分からないのか、メメルにはぜんっぜん分かんないです。メメルは主様が不憫で不憫で……。だからメメルはアンタ様が嫌いですっ」
一気にそうまくし立てると、メメルはイーッと歯を剥き出しにする。
「主様は忙しいはずの仕事を押しやって、リウ様の呪いについて調べています。西に東に駆け回って、それなのに数時間おきに頻繁に屋敷に戻ってるんです。お仕事中は一ヶ月屋敷を空けることだってザラだった方が、アンタ様のためだけに戻って来てる」
「そ、そうか……」
「照れてるんじゃねえですよ! そんな話じゃねえんです!」
まるで熱烈な愛を捧げられているようなメメルの言葉だったが、本人にとっては事実の羅列だったのだろう。赤面するリウの反応に地団駄を踏むかのように怒り出す。
「リウ様が負担を強いてるって話です! 当たり前みたいに主様の奉仕を受け取るだけで! なにかを返そうって気持ちもない! アンタ様がいなければ、ラーゴ様は……ラーゴ様は」
話しながら尻すぼみになっていくメメルは、自分の言葉にシュンと落ち込んでしまった。彼女は本当にラーゴのことを大切に思っているのだ。
一般的に見れば、メイドのメメルが言っていることは労働者として最悪な部類だ。
職務を逸脱し、身分が上である主の婚約者に対する一方的な暴言は、貴族法に照らし合わせればすぐにでも追い出されても仕方がないほどである。
だがメメルがラーゴのことを慕っているのは紛れもない事実だ。だからといってなにを言ってもいいのかと問われれば、違うと答えるだろう。
それでもリウはこんな発言をしてくるメメルを悪く思わなかったし、彼女の言葉は痛いほど胸に突き刺さった。
第三者からは、リウがそう見えるのだ。
ラーゴを大切に思っているメメルだからこそ、リウの曖昧な態度に腹を立てている。
(返す言葉もないな)
リウもメメルの言葉には同意するしかなかった。
ラーゴの優しさにあぐらをかいて、ただただ旨味を享受しているだけの人間だ。
それがラーゴの負担になっているなんて、考えてもいなかった。言い訳かもしれないが、リウにはそれを考える余裕もなかったのだ。
「いくら本当のこととはいえ、メメルは言い過ぎました。ごめんなさい。どんな罰でも受けます」
差し出されたメメルの手のひらには、痛々しく走る傷跡が残されていた。
当然のように罰を受け入れようとする彼女の半生を想像するだけで、リウは眉をひそめてしまう。
リウが竜騎士として暮らしている日々の裏で、リウと同い年だという彼女にはどんな苦しみがあったのだろうと思う。
決して同情したわけではないが、どうしても幼い少年のように見えるメメルは、世話焼きリウの庇護欲を誘う。
「罰したいわけじゃないよ。教えてくれてありがとう」
差し出された手を握る。
女性の手のひらだとは思えないくらい硬い皮膚には、指の付け根に剣ダコがあった。
そんな時は必ずラーゴがリウの手を握り、あの子守歌を聞かせてくれた。
苦しむリウの背中を擦り、大丈夫だと囁く。
そして時々、水と一緒にあの甘い唇が重なる。
高熱に苦しむ日があれどあの身をよじるような呪いの痛みがなかったのは、適宜ラーゴが口づけをしてくれていたのだろう。記憶はないものの、時々唇に残った感触があった。
熱を出した日から五日ほどたち、ようやくリウもベッドに座れる程度に回復したように思う。
「そろそろ外を散歩してもいいだろう?」
「駄目でえす」
リウはささやかな希望を口にするものの、メメルによって取り付く島もなく却下される。
とはいえリウの身の回りの世話をしてくれるのはメメルであり、口調も態度も冷たいものの、ラーゴに代わり甲斐甲斐しく世話をしてくれるのもまた彼女だった。
「今日もラーゴは仕事かい?」
「当然です。主様は大変素晴らしい魔法使いでお忙しいんで。本来なら誰かさんの世話をする余裕なんてないんですよっ」
ただの世間話だが、やはりメメルの言葉には険がある。
雇われているメイドという以上に、メメルはラーゴに対して特別な感情を抱いていることはすぐに分かった。
だがリウを嫌いだという態度は隠さない割に、その世話は手を抜くことがないどころか丁寧なものだ。
なによりメメルは、リウの手足の赤黒い痣を気味悪く思わない。
リウを気に食わないながらも、そういった部分を攻撃することはないのだ。そういった彼女の人間性を、不思議とリウは気に入っていた。
まるで懐かない子猫のようでもある。
苦笑しながらもリウは、そんなメメルにもう一歩踏み込んでみた。
「メメルはラーゴのことが好きなんだよね。随分二人は付き合いが長いようだけど、いつからなんだい?」
その瞬間、メメルの表情は見たこともないほど明るく輝いた。
「聞きたいですかあ!? ん、ゴホン……んっん……教えてほしいですかあ」
「うん、教えてくれるかい?」
話したいのに素直に話せないメメルを微笑ましく思いながら、リウは寝台の背もたれに体重を預ける。
目に見えてソワソワするメメルは愛らしい。
少女は咳払いを一つしてから、ツンとした表情を取り繕う。
「メメルは父と共に戦闘奴隷として働かされていました。しかしメメルはこの可愛さでしょう? 父は必死でメメルを男だと偽っていたのですが魅力は隠しきれず、当時の変態主人の目に止まってしまった」
「え、は? 戦闘奴隷? 奴隷?」
あっさりと告げられるメメルの過去に、リウは思わず身を乗り出す。
それをメメルは疑われたと受け取ったのか、シャツのボタンを一つ外して「ほら」と鎖骨に付けられた奴隷の印を見せてくる。
小さな焼き印は周囲の皮膚を引き攣らせ、奴隷印自体は薄くなっているものの痛々しい。
メメルは襟元を正しながら、うっとりとした声で当時を思いだしていた。
「ですがメメルはラッキーでした。主様……ラーゴ様が変態主人の罪を暴いてくださって。行き場のなくなった父とメメルを側に置いてくださったんですから。メメルの純潔は主によって守られました」
「なるほど、だからラーゴのことを」
つまりメメルにとってラーゴはただの主人ではなく、恩人なのだ。
そしてうら若い乙女だったメメルはきっと、ラーゴに恋をしているのだろう。
だがそう推測するリウに、メメルは毛虫でも見るような表情を向けた。
「好きとか愛とかそんな容易いものだと思われてますか。捧げたいのは純潔だけじゃないです。メメルの持っている技術も知識も経験も全て、命だって主様に捧げたい。死ねと言われたら喜んで死にます。それが愛ってやつじゃないですか?」
「どう、だろう」
少なくともリウは今まで、特別誰かを好きになったことはない。
そういった関係を持った女性がいなくもないが、皆リウが噂通りの竜バカだと知ると離れていった。
愛とまでは言えずとも好意を頂いていたはずの女性にも、リウはあまり執着することはなかった。去って行く女性にこれまでの感謝の気持ちを伝え、なぜか落胆された経験はある。
多いはずの給与の多くは竜のための魔石になり、身なりにさほど構う方ではない。
竜騎士という制服を脱いだリウは、ただの平凡な男だ。
メメルの定義するそれを愛というのなら、リウは誰も愛したことはないし、愛されたこともないだろう。
(いや、違うな。ラーゴがいた)
平凡なリウに、メメルの言う愛を捧げようとしている人間がたった一人だけいる。
確かにメメルの定義するそれとよく似ている。
だがリウは例え誰であっても、喜んで死を受け入れられるほどの愛は持てない気がした。唯一誰かのために命を賭せるとすれば、それは相棒である竜・ガジャラのためだろう。
そう考えればリウに人間は愛せないのかもしれない。
一瞬自分の思考に耽っていたリウに向かって、メメルがズイと指さした。
「だからメメルは、リウ様が嫌いです」
「俺がラーゴの婚約者だからだろう?」
「は~、違います。違いませんけど、違います!」
「どっちなんだい」
メメルは腰に両手を当て、フンとそっぽを向いた。
今日も少年のような格好のメメルだが、もしかして過去の戦闘奴隷として働かされていた過去のせいだろうか。
そんな斜めの方向に思考をずらしてしまうリウに、メメルは腕を組んで言い放った。
「リウ様は、どうせ偽装結婚のつもりなんでしょ」
「えっ、いや」
心臓がドキリと跳ね上がる。
誰にも口外していないことを、なぜメメルが知っているのか。
どう返答すればいいのか考えあぐねて焦るリウを、メメルはジトッと睨み付ける。
「見てたら分かりますよ。ホント、見てたら。嫌になるくらい分かりますよ、ええ、嫌になる。嫌になるくらい、メメルは主様だけを見ていたんですからねっ」
嫌になるくらい分かることを強調しながら、メメルは鼻息荒く何度もあちこちそっぽを向く。リウは自分の存在がメメルの気に触っていることは分かっていたが、一体どの部分に腹を立てているのかさっぱり分からないでいた。
「それなのになんで当の本人は分からないのか、メメルにはぜんっぜん分かんないです。メメルは主様が不憫で不憫で……。だからメメルはアンタ様が嫌いですっ」
一気にそうまくし立てると、メメルはイーッと歯を剥き出しにする。
「主様は忙しいはずの仕事を押しやって、リウ様の呪いについて調べています。西に東に駆け回って、それなのに数時間おきに頻繁に屋敷に戻ってるんです。お仕事中は一ヶ月屋敷を空けることだってザラだった方が、アンタ様のためだけに戻って来てる」
「そ、そうか……」
「照れてるんじゃねえですよ! そんな話じゃねえんです!」
まるで熱烈な愛を捧げられているようなメメルの言葉だったが、本人にとっては事実の羅列だったのだろう。赤面するリウの反応に地団駄を踏むかのように怒り出す。
「リウ様が負担を強いてるって話です! 当たり前みたいに主様の奉仕を受け取るだけで! なにかを返そうって気持ちもない! アンタ様がいなければ、ラーゴ様は……ラーゴ様は」
話しながら尻すぼみになっていくメメルは、自分の言葉にシュンと落ち込んでしまった。彼女は本当にラーゴのことを大切に思っているのだ。
一般的に見れば、メイドのメメルが言っていることは労働者として最悪な部類だ。
職務を逸脱し、身分が上である主の婚約者に対する一方的な暴言は、貴族法に照らし合わせればすぐにでも追い出されても仕方がないほどである。
だがメメルがラーゴのことを慕っているのは紛れもない事実だ。だからといってなにを言ってもいいのかと問われれば、違うと答えるだろう。
それでもリウはこんな発言をしてくるメメルを悪く思わなかったし、彼女の言葉は痛いほど胸に突き刺さった。
第三者からは、リウがそう見えるのだ。
ラーゴを大切に思っているメメルだからこそ、リウの曖昧な態度に腹を立てている。
(返す言葉もないな)
リウもメメルの言葉には同意するしかなかった。
ラーゴの優しさにあぐらをかいて、ただただ旨味を享受しているだけの人間だ。
それがラーゴの負担になっているなんて、考えてもいなかった。言い訳かもしれないが、リウにはそれを考える余裕もなかったのだ。
「いくら本当のこととはいえ、メメルは言い過ぎました。ごめんなさい。どんな罰でも受けます」
差し出されたメメルの手のひらには、痛々しく走る傷跡が残されていた。
当然のように罰を受け入れようとする彼女の半生を想像するだけで、リウは眉をひそめてしまう。
リウが竜騎士として暮らしている日々の裏で、リウと同い年だという彼女にはどんな苦しみがあったのだろうと思う。
決して同情したわけではないが、どうしても幼い少年のように見えるメメルは、世話焼きリウの庇護欲を誘う。
「罰したいわけじゃないよ。教えてくれてありがとう」
差し出された手を握る。
女性の手のひらだとは思えないくらい硬い皮膚には、指の付け根に剣ダコがあった。
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