34 / 44
第九話 疑惑と困惑④
しおりを挟む
だがコラディルは口を付けていた酒杯をトンと机に置き、リウに指を突きつけた。
「むしろリウ、一緒に住んでいるお前はあの魔法使い様のどんな話を知ってるんだ?」
突然の話に、リウは一瞬口ごもった。
「どんな話って……ゴッドランド宰相を後援に持つ最年少の天才認定魔法使いで、貴族みたいな生活をしている。ああだけど屋敷は賃貸だと聞いたな。あとは家族のように大事にしているメイド……メイドか? 使用人がいる。それから――」
それからキスがうまい。
昼夜問わず甘い空気で、リウに愛を囁いてくる。
そう言いかけてなんとか途中で口を閉じたものの、リウの顔は赤く染まる。
頬杖をつきながらそれを見ていたコラディルは、大きなため息をつく。
「あの屋敷の持ち主は、あのラーゴ・ラディーン本人だぞ。陛下が直接報償としてお与えになった。有名な話だろ」
「え?」
思いがけない言葉に、リウは大きく目を見開いた。
賃貸契約をしている兼ね合いで、家族以外住まわせることができない。だから婚約しようという話だったはずだ。
「聞いてなかったか? まあ氷像の魔法使いが、お前にはベタ惚れみたいだしな。どうにかして手に入れようと必死だった可能性もなくはないが――」
「なあ待て。ラーゴの二つ名の由来はなんなんだ? この間から色々と耳にするが、どれも俺の知っているラーゴとは違うように思える」
リウの知っているラーゴは表情が豊かで、あの整った美しい顔にトロリと蜂蜜のような笑みを浮かべる。見ているこちらが気恥ずかしくなるほど、好意を顔に出す男だ。
そう伝えるとコラディルは「うげえ」と舌を出す。
「お前は噂を知らなすぎる。あの認定魔法使い様が目的のためにどれだけ非情なのか、その辺の子供だって知ってることだぜ。裏ではゴッドランド宰相の犬として、厄介な貴族や豪商を粛正しまくってるって噂まである。金のためならなんでもやる、血も涙もない認定魔法使いだ」
「そんなわけ」
「あるんだよ。綺麗なのは顔だけだって有名だ。魔法使いってだけで重宝されて、爵位まで手に入れて……クソッ」
忌々しげに呟くコラディルの言葉には、ラーゴに対して随分棘があった。
二人は面識がないはずだというのに、なにをこれほど苛立っているのだろうか。
コラディルは新しく置かれたばかりの酒を一気に煽り、空になった酒杯を机に叩きつける。同期の男らしからぬ荒々しい酔い方に、リウはどうしたのかと不安に駆られる。
「随分呑んでいたのか? こんなに酔って帰っては、奥さんに叱られないか」
コラディルの愛妻家ぶりは竜騎士団内でも有名な話だ。妻によく似た二人の娘を溺愛し、目に入れても痛くないと自慢していた。
妻の話を出せば、一旦水でも飲んで酔いを覚ましてくれるのではないか。リウはそう考えたのだ。
だがリウの心配をよそに、コラディルは「ケッ」と吐き捨てる。
「出てったよ。妻も娘たちも。竜騎士じゃなくなった俺には任せられねえって、向こうの両親がな、連れてった」
「そんな」
記憶にあるコラディルの家族は、実に仲が良さそうに見えた。
可愛らしい妻と娘たち、それに囲まれてやに下がるコラディルを、竜騎士団内ではよく揶揄っていたものだ。愛妻は領地を持たないとはいえ男爵家の末娘で、それを粘り強く口説き落としたことでも有名だった。
あの時の嬉しそうなコラディルの表情は、今の暗い目をしたコラディルと同一人物とは思えない。
「ははっ。まさか愛竜が殺されてこんなことになるなんて、誰が思うかよ」
赤ら顔をしたコラディルは、手のひらの酒杯をゆっくりと揺らす。
眉間に皺を寄せいる彼には、その水面の中になにが見えているのだろうか。
「竜騎士になれたおかげで、育ちのいい可愛い嫁さん貰えて、娘二人も授かって……幸せだった。まさかこんなに早くショアが死んで、退団する羽目になるなんて思うもんか」
「コラディル……」
絞り出される声は喉に詰まるようで、リウはなんと声をかけたらいいか分からなかった。
家族もいないリウではきっと、本当の意味では理解できない。
「でもな、リウ。俺は思うんだ。竜騎士だって誰にでもなれるわけじゃない。魔法使い同様、国を守って国に貢献してるんだ。せめて俺だって、爵位が貰えてたら……」
その一言で、苦しむコラディルの言葉が全て繋がった。
一目置かれていた竜騎士も、竜を失えばただの平民だ。
妻を格差婚で得たコラディルの場合、その煽りを一気に食らってしまったというわけだ。
コラディルは、認定魔法使いという男爵位相当の爵位を得たラーゴを羨んでいるのだ。
いや、この態度はもはや憎んでいると言ってもいい。
「なあリウ、俺は恨むぜ。あのクソ王子のことも、俺を残して死んだショアも」
「待てコラディル。ショアはむしろ被害者だろう? 死ぬまでお前を支えてくれた唯一の相棒を、そんな風に悪く言うもんじゃない」
いくら酔っているとはいえコラディルの暴言は、竜バカのリウには聞き流せなかった。
窘められた男は「ははっ」と薄く笑う。
「なあ知ってるかリウ。俺も、俺の伝手で調べたんだぜ」
なにをだ。そう聞き返そうにも、コラディルの様子にどこか鬼気迫るものを感じ、リウは一瞬躊躇した。
「呪いは、力のある魔法使いなら解呪いできンだとよ。それってお前のダンナも入るんだろうな? なんてったって、この国に四人しかいない認定魔法使いサマだ。それなのに、なんでリウ、お前の呪いは消えてない?」
目が据わっているコラディルの手はゆっくりと動き、革手袋の隙間から覗くリウの赤黒い痣を指さした。
「その様子じゃ、この話も聞かされてなかったんだろ? 周囲と交流を断絶させて家に囲い込み側に置く……なにが目的なんだろうな?」
「ラーゴは」
そんな男ではない。俺を好きだという好意だけでやってくれている。
言い返そうとして、だが言葉が喉につかえて出てこない。
(本当にそうか?)
一度ラーゴを疑ってしまったことのあるリウだ。
もう二度と根拠なく疑うことはしたくない。そう思っているのに、コラディルに言い返すことができない。
なぜならリウ自身が、ラーゴに好かれる明確な理由を知らないからだ。
毎日愛を告げられ大切だと囁かれ、優しく唇を吸われる。
地位も名誉も全て持っているラーゴは、呪いによるリウの痛みを取ってくれる酔狂な男だ。
(いや)
リウは唇を真一文字に引くと、首を横に振った。
「俺はラーゴを信じてる。もしも魔法使いが呪いを解けるのだとして、ラーゴが今それをしないことには理由があるのだろう」
確かにラーゴの行動をリウが全て把握しているわけではない。
これだけ共に生活をしているというのに、リウはラーゴの好きな食べ物すら知らないのだ。
だがそれはいつだって、ラーゴがリウのことばかりだからだ。
自分の好みよりもリウを優先し、忙しい合間を縫って全ての食事を用意している。
外出していようとこまめに帰宅し、リウが痛みを感じる前に呪いを吸い取るのだ。
リウをあそこまで大切にする男が、わざわざリウを騙すわけがない。
「お前に言えない理由があるってか?」
「ああ。俺はそう思うよ」
「はっ、お綺麗なこって。お前は昔からそうだよな。俺と同じ平民出身、しかも孤児だっつうのにさ」
リウに言い返されたことが気に入らなかったのか、コラディルは苛立ちを抑えるかのように酒を一気に煽った。
酒杯を叩きつけられた机から、カンと高い音が響く。
「結局お前も、あの認定魔法使いサマに惚れたってわけか。金もあって貴族相当の天才魔法使いは、そりゃいいよなあ。なーんでも手に入る」
薄笑いを浮かべるコラディルは、まるでリウを挑発しているかのような言い方だ。
その物言いよりも先に、コラディルの指摘に呆然とする。
「……は? 俺が……ラーゴに惚れてる?」
リウの顔にジワジワと熱が集まった。
「むしろリウ、一緒に住んでいるお前はあの魔法使い様のどんな話を知ってるんだ?」
突然の話に、リウは一瞬口ごもった。
「どんな話って……ゴッドランド宰相を後援に持つ最年少の天才認定魔法使いで、貴族みたいな生活をしている。ああだけど屋敷は賃貸だと聞いたな。あとは家族のように大事にしているメイド……メイドか? 使用人がいる。それから――」
それからキスがうまい。
昼夜問わず甘い空気で、リウに愛を囁いてくる。
そう言いかけてなんとか途中で口を閉じたものの、リウの顔は赤く染まる。
頬杖をつきながらそれを見ていたコラディルは、大きなため息をつく。
「あの屋敷の持ち主は、あのラーゴ・ラディーン本人だぞ。陛下が直接報償としてお与えになった。有名な話だろ」
「え?」
思いがけない言葉に、リウは大きく目を見開いた。
賃貸契約をしている兼ね合いで、家族以外住まわせることができない。だから婚約しようという話だったはずだ。
「聞いてなかったか? まあ氷像の魔法使いが、お前にはベタ惚れみたいだしな。どうにかして手に入れようと必死だった可能性もなくはないが――」
「なあ待て。ラーゴの二つ名の由来はなんなんだ? この間から色々と耳にするが、どれも俺の知っているラーゴとは違うように思える」
リウの知っているラーゴは表情が豊かで、あの整った美しい顔にトロリと蜂蜜のような笑みを浮かべる。見ているこちらが気恥ずかしくなるほど、好意を顔に出す男だ。
そう伝えるとコラディルは「うげえ」と舌を出す。
「お前は噂を知らなすぎる。あの認定魔法使い様が目的のためにどれだけ非情なのか、その辺の子供だって知ってることだぜ。裏ではゴッドランド宰相の犬として、厄介な貴族や豪商を粛正しまくってるって噂まである。金のためならなんでもやる、血も涙もない認定魔法使いだ」
「そんなわけ」
「あるんだよ。綺麗なのは顔だけだって有名だ。魔法使いってだけで重宝されて、爵位まで手に入れて……クソッ」
忌々しげに呟くコラディルの言葉には、ラーゴに対して随分棘があった。
二人は面識がないはずだというのに、なにをこれほど苛立っているのだろうか。
コラディルは新しく置かれたばかりの酒を一気に煽り、空になった酒杯を机に叩きつける。同期の男らしからぬ荒々しい酔い方に、リウはどうしたのかと不安に駆られる。
「随分呑んでいたのか? こんなに酔って帰っては、奥さんに叱られないか」
コラディルの愛妻家ぶりは竜騎士団内でも有名な話だ。妻によく似た二人の娘を溺愛し、目に入れても痛くないと自慢していた。
妻の話を出せば、一旦水でも飲んで酔いを覚ましてくれるのではないか。リウはそう考えたのだ。
だがリウの心配をよそに、コラディルは「ケッ」と吐き捨てる。
「出てったよ。妻も娘たちも。竜騎士じゃなくなった俺には任せられねえって、向こうの両親がな、連れてった」
「そんな」
記憶にあるコラディルの家族は、実に仲が良さそうに見えた。
可愛らしい妻と娘たち、それに囲まれてやに下がるコラディルを、竜騎士団内ではよく揶揄っていたものだ。愛妻は領地を持たないとはいえ男爵家の末娘で、それを粘り強く口説き落としたことでも有名だった。
あの時の嬉しそうなコラディルの表情は、今の暗い目をしたコラディルと同一人物とは思えない。
「ははっ。まさか愛竜が殺されてこんなことになるなんて、誰が思うかよ」
赤ら顔をしたコラディルは、手のひらの酒杯をゆっくりと揺らす。
眉間に皺を寄せいる彼には、その水面の中になにが見えているのだろうか。
「竜騎士になれたおかげで、育ちのいい可愛い嫁さん貰えて、娘二人も授かって……幸せだった。まさかこんなに早くショアが死んで、退団する羽目になるなんて思うもんか」
「コラディル……」
絞り出される声は喉に詰まるようで、リウはなんと声をかけたらいいか分からなかった。
家族もいないリウではきっと、本当の意味では理解できない。
「でもな、リウ。俺は思うんだ。竜騎士だって誰にでもなれるわけじゃない。魔法使い同様、国を守って国に貢献してるんだ。せめて俺だって、爵位が貰えてたら……」
その一言で、苦しむコラディルの言葉が全て繋がった。
一目置かれていた竜騎士も、竜を失えばただの平民だ。
妻を格差婚で得たコラディルの場合、その煽りを一気に食らってしまったというわけだ。
コラディルは、認定魔法使いという男爵位相当の爵位を得たラーゴを羨んでいるのだ。
いや、この態度はもはや憎んでいると言ってもいい。
「なあリウ、俺は恨むぜ。あのクソ王子のことも、俺を残して死んだショアも」
「待てコラディル。ショアはむしろ被害者だろう? 死ぬまでお前を支えてくれた唯一の相棒を、そんな風に悪く言うもんじゃない」
いくら酔っているとはいえコラディルの暴言は、竜バカのリウには聞き流せなかった。
窘められた男は「ははっ」と薄く笑う。
「なあ知ってるかリウ。俺も、俺の伝手で調べたんだぜ」
なにをだ。そう聞き返そうにも、コラディルの様子にどこか鬼気迫るものを感じ、リウは一瞬躊躇した。
「呪いは、力のある魔法使いなら解呪いできンだとよ。それってお前のダンナも入るんだろうな? なんてったって、この国に四人しかいない認定魔法使いサマだ。それなのに、なんでリウ、お前の呪いは消えてない?」
目が据わっているコラディルの手はゆっくりと動き、革手袋の隙間から覗くリウの赤黒い痣を指さした。
「その様子じゃ、この話も聞かされてなかったんだろ? 周囲と交流を断絶させて家に囲い込み側に置く……なにが目的なんだろうな?」
「ラーゴは」
そんな男ではない。俺を好きだという好意だけでやってくれている。
言い返そうとして、だが言葉が喉につかえて出てこない。
(本当にそうか?)
一度ラーゴを疑ってしまったことのあるリウだ。
もう二度と根拠なく疑うことはしたくない。そう思っているのに、コラディルに言い返すことができない。
なぜならリウ自身が、ラーゴに好かれる明確な理由を知らないからだ。
毎日愛を告げられ大切だと囁かれ、優しく唇を吸われる。
地位も名誉も全て持っているラーゴは、呪いによるリウの痛みを取ってくれる酔狂な男だ。
(いや)
リウは唇を真一文字に引くと、首を横に振った。
「俺はラーゴを信じてる。もしも魔法使いが呪いを解けるのだとして、ラーゴが今それをしないことには理由があるのだろう」
確かにラーゴの行動をリウが全て把握しているわけではない。
これだけ共に生活をしているというのに、リウはラーゴの好きな食べ物すら知らないのだ。
だがそれはいつだって、ラーゴがリウのことばかりだからだ。
自分の好みよりもリウを優先し、忙しい合間を縫って全ての食事を用意している。
外出していようとこまめに帰宅し、リウが痛みを感じる前に呪いを吸い取るのだ。
リウをあそこまで大切にする男が、わざわざリウを騙すわけがない。
「お前に言えない理由があるってか?」
「ああ。俺はそう思うよ」
「はっ、お綺麗なこって。お前は昔からそうだよな。俺と同じ平民出身、しかも孤児だっつうのにさ」
リウに言い返されたことが気に入らなかったのか、コラディルは苛立ちを抑えるかのように酒を一気に煽った。
酒杯を叩きつけられた机から、カンと高い音が響く。
「結局お前も、あの認定魔法使いサマに惚れたってわけか。金もあって貴族相当の天才魔法使いは、そりゃいいよなあ。なーんでも手に入る」
薄笑いを浮かべるコラディルは、まるでリウを挑発しているかのような言い方だ。
その物言いよりも先に、コラディルの指摘に呆然とする。
「……は? 俺が……ラーゴに惚れてる?」
リウの顔にジワジワと熱が集まった。
156
あなたにおすすめの小説
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
嫌われ将軍(おっさん)ですがなぜか年下の美形騎士が離してくれない
天岸 あおい
BL
第12回BL大賞・奨励賞を受賞しました(旧タイトル『嫌われ将軍、実は傾国の愛されおっさんでした』)。そして12月に新タイトルで書籍が発売されます。
「ガイ・デオタード将軍、そなたに邪竜討伐の任を与える。我が命を果たすまで、この国に戻ることは許さぬ」
――新王から事実上の追放を受けたガイ。
副官を始め、部下たちも冷ややかな態度。
ずっと感じていたが、自分は嫌われていたのだと悟りながらガイは王命を受け、邪竜討伐の旅に出る。
その際、一人の若き青年エリクがガイのお供を申し出る。
兵を辞めてまで英雄を手伝いたいというエリクに野心があるように感じつつ、ガイはエリクを連れて旅立つ。
エリクの野心も、新王の冷遇も、部下たちの冷ややかさも、すべてはガイへの愛だと知らずに――
筋肉おっさん受け好きに捧げる、実は愛されおっさん冒険譚。
※12/1ごろから書籍化記念の番外編を連載予定。二人と一匹のハイテンションラブな後日談です。
追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」
身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。
死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。
カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。
「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」
献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。
これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
天涯孤独な天才科学者、憧れの異世界ゲートを開発して騎士団長に溺愛される。
竜鳴躍
BL
年下イケメン騎士団長×自力で異世界に行く系天然不遇美人天才科学者のはわはわラブ。
天涯孤独な天才科学者・須藤嵐は子どもの頃から憧れた異世界に行くため、別次元を開くゲートを開発した。
チートなし、チート級の頭脳はあり!?実は美人らしい主人公は保護した騎士団長に溺愛される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる