私の世界旅行記。

もみじまんじゅう

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イタリア留学生活1日目

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 イタリア --- ヨーロッパにある国の一つ。
   景色も素晴らしく、料理も美味しい。誰もが一度は訪れたいと願う、そんな場所。

 私はその地に実際に降り立つことができた。


 水の都 ----ヴェネツィア

 私の拠点は、夢の国のモチーフにもなった、運河に囲まれた都市、ヴェネツィア。そんなヴェネツィアに私は一年間留学をする。

 
 今回は、そんな冒険の始まりを語っていこうと思う。


 今でも、飛行機から初めて見たその姿を思い出す。ずっと憧れていた場所。感動して、危うく涙が出そうになった。これまで、景色に感動して涙なんて出るものだろうかと思っていたが、意外と簡単に出るものだった。私が涙脆いのもあるかもしれないが。

 日本からはるばる18時間ほどかけて、スーツケースを三つ持って移動してきた。空港でスーツケースを無事、三つとも受け取ることができた時は安心した。一緒に行動していた友人二人と、ロストバゲージなんかしたらどうしようと不安になっていたからだ。

 空港からバスで移動して、アパートがある場所に移動した。だけど、それは私が想像していたヴェネツィアとははるかに異なっていた。

 バス停に降り立った瞬間、近くのお店で店員が客と言い争いをしていて、何やら棒のようなものを振り回して客を追いかけ回していた。さらに、近くにいた人も皆ジロジロと物珍しそうにこっちを見ていて、怖かった。噂には聞いていたが、ここはやはり危ない場所のようだ。

 この時は正直、今すぐに日本に帰りたいとまで思っていた。

 事前に連絡していたアパートの大家さんに迎えに来てもらい、一緒にアパートへと向かう。
 
 道はでこぼこしていて、スーツケースを三つも持って歩くのは骨が折れた。

 なんとかアパートに辿り着き、荷物を無事部屋に持っていくことができた。

 アパートのフラットは七人でシェアしていて、キッチンとバスルームは共有、部屋は一人部屋だった。

 ヴェネツィアで家探しをするのはとても大変で、なんとか見つけたのがこの家だった。多くの部屋は、二人部屋で、しかもホテルのようにベッドが隣り合わせという日本ではなかなか見ない仕様だった。流石に見ず知らずの人と一年も一緒の部屋で過ごすのは気が疲れる。なんとしてでもプライベート空間が欲しかった私は、一人部屋を見つけることができた。

 フラットにはイタリア人や日本人、イラン人がいる。私ともう一人の日本人は学生だが、他は仕事をしている。

 

 この日の夜ご飯は、ヴェネツィアに来るまでの苦楽を共にした友人二人と近くのピザ屋さんでマルゲリータを食べた。ここは、世界で最も美味しいピザ屋さん50にノミネートするほど美味しいと有名だった。ヴェネツィアに到着する前から、ここに行くと決めていた。

 初めてイタリアで食べる本場のピザ。メニューもイタリア語で読めなくて、翻訳機を使った。周りのイタリア人がみな美男美女で、流石イタリアだと感じた。
 
 私も友人二人もやっぱり最初はマルゲリータと思って、マルゲリータを頼んだ。

 提供時間は想像の10倍ほど早くて、注文してから5分ほどで届いた。ピザはとても大きくて、顔の二倍ほどあった。移動で疲れてお腹もペコペコで、すぐに食べ始めた。

 ただ、イタリアは食べ方に厳しいと聞いていたので、周りの様子を伺う。

 「ナイフとフォーク使うのかな?それとも手でいいのかな?」

 友人と相談しながら、あたりを見回す。

 だが、意外にもみな普通に手で食べたりしていた。

 なので、私たちもいつも通り手で食べることにした。

 ピザはアツアツで、口にした瞬間幸せが広がった。

 これが本場のピザ。

 私も友人も感動して、黙って食べ進めてしまうぐらい美味しかった。

 ただ、とても大きくていくらお腹を空かせていたとはいえ、半分ちょっと食べ進めてきたぐらいでお腹がキツくなってきた。

 そこで、余ったものは持ち帰ることにした。ここで、初めて習ったイタリア語が「ダスポルト、ペルファボーレ」という、持ち帰りでお願いしますという意味の言葉だ。

 イタリアのレストランは食べ物の量が多く、割と使う頻度が高いので役に立つ。

 そんなこんなで初日は無事終わった。
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