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それぞれの胸に決意を
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少年は、いつの間にかいなくなっていた。
私はといえば、全身の力が吸い取られたかのように脱力感に襲われていた。
「全部・・・・私のせいだ・・・。」
誰もいない森で、消え入りそうな声でそう呟いた。
私が。
正確には、前世の私の願いが。
この世界のヒロインを滅茶苦茶にしてしまった。
そして、そのせいで今。この国には多大な被害が出ている。
何とかしないと、私が。
しばらく頭を抱えたまま座り込んでいたが、足音が聞こえてきたので、音のする方に反射的に振り返った。
「ユリア…!良かった、ここにいたんだね。
全く、妖精の奴ら。ユリアを一人で行動させるなんて・・・。」
そう言いながらこちらに向かってきていたのは、レインだった。
「レイン・・・。」
レインの顔を見た時、少しだけ安心できた。
レインはこの世界に来てから会った人なのに、なんだか昔からの知り合いに会ったような、そんな感覚にさえなる。
どうしてこんな風に感じるんだろう。
そいえば、前世での私がこの世界で息を引き取ろうとした時、誰かが部屋に入ってきたけど。
その人と、なんだか似ているような・・・・?
「ユリア、どうかした?」
私が何も言わずにレインの顔をまじまじと見つめているので、レインが心配そうな顔をした。
「ううん、なんでもないの。」
レインをこれ以上心配させるわけにもいかないので、力が抜けてしまっている足で無理矢理立ちあがる。
バケツもついでに持とうとしたら、レインが即座にバケツを持ち上げた。
「大丈夫、僕が持つから。」
「・・・ありがとう、レイン。」
レインが私に微笑んだ。
それだけで、先ほどまで暗い感情が押し寄せていたのに、一筋の光が差し込んだような、救いの手が差し伸べられたような気がした。
目を閉じて息を吸い込んだ。
そうよ、立ち止まったり落ち込んだりしている場合じゃない。
自分だけ安全な場所にいるなんて、駄目だ。
私は、あの城に戻らないといけない。そして、手遅れになる前に、ローラを止めなくては。
この国のためにも、そして自分のためにも。
レインと一緒にテオと妖精のいる所まで戻ってくると、エリザが私の方に飛んできた。
「ごめんね、ユリア!一人で行かせてしまって・・・!」
「私は全然平気よ!エリザまでレインみたいに過保護にならないで。」
エリザが泣きついて来たので、よしよしと頭をなでる。
「・・・ところで、この水はこの皇太子殿下に掛ければいいのかな?」
レインがたっぷりと川の水が入ったバケツを地面に置きながらエリザに聞いた。
「ええ。でも、それは私たちがやるから、ユリアとレインは休んでいて。」
エリザはそう言うと、ルクスとイグニスの三人で集まり、テオの傷口に優しく水を掛けていた。
消毒みたいなものだろうか。
元居た世界では川の水で消毒なんて、考えられないけど・・・。
「これで、魔物から受けた傷を浄化できるはずよ。私たち三人の魔力も注入したし、じきに良くなるわ。」
エリザがそう言うので、テオの方を覗き込んでみると、紫色に変色していた傷口が綺麗になり、顔色も幾分か良さそうに見えた。
「そう・・・。ありがとう、エリザ。」
妖精たちにお礼を告げた私は立ち上がった。
「どうしたの?ユリア。」
急に立ち上がった私を、座っていたレインが見上げた。
「・・・私、お城に戻るわ。」
その一言で、レインの顔つきが一瞬で険しい表情へと変わった。
「だめに決まっているだろう、そんなの。どう考えても危険すぎる。」
「レイン。私は、行かなくてはいけないの。」
私はレインをじっと見つめた。
レインも同じように見つめ返してくる。
「こうなったのは、全部私のせいだから。」
レインが私の言葉を聞くなり目が大きく見開いた。
「ユリアのせいじゃないよ!どうして君のせいになるんだ。」
レインはそう言ってくれるが、私は首を振ることしかできない。
「レインは何も知らないから、そんな事が言えるのよ。
もう、私の事は放っておいて。」
こんな風に言いたいわけじゃないのに、こんな言葉しか出てこなかった。
レインを見ると、悲痛な表情を浮かべていた。
「僕は・・・・。」
「俺も行こう。ユリアと一緒に城へ。」
レインが何か言いかけたが、それに被すように後ろから声が掛けられた。
そちらの方へ視線を移すと、横たわっていたテオが、上半身だけ起こして私を見ていた。
「・・・テオ!もう大丈夫なの?」
思わずそう聞いてしまう。さっきより顔色がいいだけで、まだ身体は傷だらけだし、聞いといて何だが大丈夫そうには見えない。
「俺も、行かなくてはならないんだ。ユリアと同じで、ローラを止めないといけない責任が俺にもあるんだ。」
テオの言葉に思考が止まる。
私と同じで・・・?テオには一体どんな事情があるっていうの?
「前に、ユリアにも話したはずだ。俺には皇位を継ぐよりやらなければならない事があるって。
それが、ローラを止めることだ。」
テオの言葉に耳を疑った。
ローラを止めることが、テオのやらなければならない事・・・・?
「ずっとローラを探していた。まさか君の妹になっているなんてあの時は思いもしなかったが。
だが、彼女の歌を聴いてすぐに分かった。あの歌声は、聖女にしか出せないからな。」
ちょっと待って。それって・・・・。
「ユリア。君に契約結婚を持ち掛けていたのに、本当にすまなかった。
でも、俺にとってはローラを見つける事が何よりの最優先事項だったから・・・。」
「ちょっと待って!テオ、あなたはローラに操られてローラと婚約したんじゃないの?」
思わず口を挟んでしまう。
テオが静かに首を横に振って否定した。
「違う。操られてなんかいない。あれは、俺の意志でそうしたんだ。
こんな事を言っても信じられないかもしれないが、俺には前世の記憶があって、ローラは俺の前世での元婚約者だったんだ。」
そ、それって・・・・。
思わず口に手を当てる。
「俺は、ローラと婚約していたにもかかわらず、別の女性と恋に落ちてしまったんだ。
そのせいで、俺はローラにとんでもないことを・・・。」
テオはそこまで話すと、少しだけ間を置いた。
まるで、言うのをためらう様な、そんな雰囲気だった。
「俺は、ローラを殺してしまったんだ。そして、彼女は死ぬ間際にこう言った。
『この国をいつか滅ぼしてやる』と。」
そういえば、ローラは確かに死ぬ間際に、何かを叫んでいた気がする。
私は当時すっかり動揺していたし、よくは覚えていないけど。
でも、ローラを直接突き飛ばしたアレクははっきりと言葉を聞いただろう。
息をのんだ。
もう間違いなかった。この人は・・・。
「あなたは、もしかして・・・・アレクなの?」
その名前は、流れ落ちる水のように口から自然に零れてきた。
テオの目が大きく見開いた。
「どうしてその名前を・・・・。」
ああ、何てことなの。もしかして、ローラは私だけでなく、テオの魂が前世のアレクの生まれ変わりだと言う事すら知っていたの?
この地に、全てそろってしまった。当時のあの三人が。
ローラが私と同じように、アレクの生まれ変わった魂がテオだと知っているのなら。
これはきっと、彼女の復讐なのだろう。
私は、テオの顔をじっと見つめた。
「アレク。私はレイラよ。」
それだけでテオには充分だった。
その一言で、全て理解したようだ。
「・・・ユリア、城にはどうしても行くの?」
レインの声に少しだけ、現実に引き戻されるような気持ちになった。
突然のテオの告白に動揺していた私は、すっかりレインの事を忘れていた。
「ええ、テオと一緒にローラを止めに行くわ。」
「・・・・なら、僕も行くよ。」
レインは、何かを決意したような、そんな表情に見えた。
「ユリア、忘れないで。僕にとって一番大事な事は、君が幸せになる事だ。」
相変わらず私の事が最優先なレインの発言に、いつもの私なら苦笑しているはずなのだが。
この時ばかりは、レインがそう言ってくれることが何よりの救いだった。
私はといえば、全身の力が吸い取られたかのように脱力感に襲われていた。
「全部・・・・私のせいだ・・・。」
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「ユリア…!良かった、ここにいたんだね。
全く、妖精の奴ら。ユリアを一人で行動させるなんて・・・。」
そう言いながらこちらに向かってきていたのは、レインだった。
「レイン・・・。」
レインの顔を見た時、少しだけ安心できた。
レインはこの世界に来てから会った人なのに、なんだか昔からの知り合いに会ったような、そんな感覚にさえなる。
どうしてこんな風に感じるんだろう。
そいえば、前世での私がこの世界で息を引き取ろうとした時、誰かが部屋に入ってきたけど。
その人と、なんだか似ているような・・・・?
「ユリア、どうかした?」
私が何も言わずにレインの顔をまじまじと見つめているので、レインが心配そうな顔をした。
「ううん、なんでもないの。」
レインをこれ以上心配させるわけにもいかないので、力が抜けてしまっている足で無理矢理立ちあがる。
バケツもついでに持とうとしたら、レインが即座にバケツを持ち上げた。
「大丈夫、僕が持つから。」
「・・・ありがとう、レイン。」
レインが私に微笑んだ。
それだけで、先ほどまで暗い感情が押し寄せていたのに、一筋の光が差し込んだような、救いの手が差し伸べられたような気がした。
目を閉じて息を吸い込んだ。
そうよ、立ち止まったり落ち込んだりしている場合じゃない。
自分だけ安全な場所にいるなんて、駄目だ。
私は、あの城に戻らないといけない。そして、手遅れになる前に、ローラを止めなくては。
この国のためにも、そして自分のためにも。
レインと一緒にテオと妖精のいる所まで戻ってくると、エリザが私の方に飛んできた。
「ごめんね、ユリア!一人で行かせてしまって・・・!」
「私は全然平気よ!エリザまでレインみたいに過保護にならないで。」
エリザが泣きついて来たので、よしよしと頭をなでる。
「・・・ところで、この水はこの皇太子殿下に掛ければいいのかな?」
レインがたっぷりと川の水が入ったバケツを地面に置きながらエリザに聞いた。
「ええ。でも、それは私たちがやるから、ユリアとレインは休んでいて。」
エリザはそう言うと、ルクスとイグニスの三人で集まり、テオの傷口に優しく水を掛けていた。
消毒みたいなものだろうか。
元居た世界では川の水で消毒なんて、考えられないけど・・・。
「これで、魔物から受けた傷を浄化できるはずよ。私たち三人の魔力も注入したし、じきに良くなるわ。」
エリザがそう言うので、テオの方を覗き込んでみると、紫色に変色していた傷口が綺麗になり、顔色も幾分か良さそうに見えた。
「そう・・・。ありがとう、エリザ。」
妖精たちにお礼を告げた私は立ち上がった。
「どうしたの?ユリア。」
急に立ち上がった私を、座っていたレインが見上げた。
「・・・私、お城に戻るわ。」
その一言で、レインの顔つきが一瞬で険しい表情へと変わった。
「だめに決まっているだろう、そんなの。どう考えても危険すぎる。」
「レイン。私は、行かなくてはいけないの。」
私はレインをじっと見つめた。
レインも同じように見つめ返してくる。
「こうなったのは、全部私のせいだから。」
レインが私の言葉を聞くなり目が大きく見開いた。
「ユリアのせいじゃないよ!どうして君のせいになるんだ。」
レインはそう言ってくれるが、私は首を振ることしかできない。
「レインは何も知らないから、そんな事が言えるのよ。
もう、私の事は放っておいて。」
こんな風に言いたいわけじゃないのに、こんな言葉しか出てこなかった。
レインを見ると、悲痛な表情を浮かべていた。
「僕は・・・・。」
「俺も行こう。ユリアと一緒に城へ。」
レインが何か言いかけたが、それに被すように後ろから声が掛けられた。
そちらの方へ視線を移すと、横たわっていたテオが、上半身だけ起こして私を見ていた。
「・・・テオ!もう大丈夫なの?」
思わずそう聞いてしまう。さっきより顔色がいいだけで、まだ身体は傷だらけだし、聞いといて何だが大丈夫そうには見えない。
「俺も、行かなくてはならないんだ。ユリアと同じで、ローラを止めないといけない責任が俺にもあるんだ。」
テオの言葉に思考が止まる。
私と同じで・・・?テオには一体どんな事情があるっていうの?
「前に、ユリアにも話したはずだ。俺には皇位を継ぐよりやらなければならない事があるって。
それが、ローラを止めることだ。」
テオの言葉に耳を疑った。
ローラを止めることが、テオのやらなければならない事・・・・?
「ずっとローラを探していた。まさか君の妹になっているなんてあの時は思いもしなかったが。
だが、彼女の歌を聴いてすぐに分かった。あの歌声は、聖女にしか出せないからな。」
ちょっと待って。それって・・・・。
「ユリア。君に契約結婚を持ち掛けていたのに、本当にすまなかった。
でも、俺にとってはローラを見つける事が何よりの最優先事項だったから・・・。」
「ちょっと待って!テオ、あなたはローラに操られてローラと婚約したんじゃないの?」
思わず口を挟んでしまう。
テオが静かに首を横に振って否定した。
「違う。操られてなんかいない。あれは、俺の意志でそうしたんだ。
こんな事を言っても信じられないかもしれないが、俺には前世の記憶があって、ローラは俺の前世での元婚約者だったんだ。」
そ、それって・・・・。
思わず口に手を当てる。
「俺は、ローラと婚約していたにもかかわらず、別の女性と恋に落ちてしまったんだ。
そのせいで、俺はローラにとんでもないことを・・・。」
テオはそこまで話すと、少しだけ間を置いた。
まるで、言うのをためらう様な、そんな雰囲気だった。
「俺は、ローラを殺してしまったんだ。そして、彼女は死ぬ間際にこう言った。
『この国をいつか滅ぼしてやる』と。」
そういえば、ローラは確かに死ぬ間際に、何かを叫んでいた気がする。
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でも、ローラを直接突き飛ばしたアレクははっきりと言葉を聞いただろう。
息をのんだ。
もう間違いなかった。この人は・・・。
「あなたは、もしかして・・・・アレクなの?」
その名前は、流れ落ちる水のように口から自然に零れてきた。
テオの目が大きく見開いた。
「どうしてその名前を・・・・。」
ああ、何てことなの。もしかして、ローラは私だけでなく、テオの魂が前世のアレクの生まれ変わりだと言う事すら知っていたの?
この地に、全てそろってしまった。当時のあの三人が。
ローラが私と同じように、アレクの生まれ変わった魂がテオだと知っているのなら。
これはきっと、彼女の復讐なのだろう。
私は、テオの顔をじっと見つめた。
「アレク。私はレイラよ。」
それだけでテオには充分だった。
その一言で、全て理解したようだ。
「・・・ユリア、城にはどうしても行くの?」
レインの声に少しだけ、現実に引き戻されるような気持ちになった。
突然のテオの告白に動揺していた私は、すっかりレインの事を忘れていた。
「ええ、テオと一緒にローラを止めに行くわ。」
「・・・・なら、僕も行くよ。」
レインは、何かを決意したような、そんな表情に見えた。
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