43 / 85
それぞれの想い
体育祭5
しおりを挟む
藍人にさらし姿を見られたけど、性別はバレていないはずだ。何たって「あるかないかわからない」って言ってたぐらいだし……。女の子だって思われなくて良かったと、前向きに考えるべき?
本番前にへこんでしまったけれど、気持ちを切り替えて頑張らないといけない。紅のいる赤組を優勝させないといけないから。私は藍人の失礼な言動を頭から追い出すと、急いで運動場に向かった。
紅や赤組のみんなは、既に着替え終わっていた。衣装係の子が貫頭衣を渡してくれる。
「ありがとう。作るの大変だったね」
「いえ、大したことはありません。あの……紫記様、頑張って下さい」
私は頷くと、今着ている衣装の上から被った。更に小道具の剣も用意し待機する。鳳凰用の紐の付いた帽子や扇は、演舞中にさりげなく渡されるから今は要らない。
全員が手作り、または仕立ててもらった貫頭衣を着ている。女子は手に赤いポンポンを持っていて、男子は素手。男子の何人かは大きな赤い旗を振り回す予定だ。
時間が迫ってきたので、みんなで円陣を組む。リーダーの紅が声をかけた。
「悔いのないよう全てを出し切れ!」
「「「おおーーっ」」」
紅と目が合う。
もう不機嫌ではないようだ。
互いに頷き確認すると、走って定位置についた。
演舞前半は、激しい戦いを繰り広げないといけない。
「さあ、華麗な演舞も残すところ一組となりました。赤組は『鳳凰の舞』です。炎の中、激しく争う二つの国。やがて全てが燃え、大地が死に絶えます。灰の中から復活するのは、一対の鳳凰。甦った鳳凰は、人々に希望を与えることができるのでしょうか」
アナウンスが流れ、激しい曲がかかる。
まずは旗を持った男子が並び、大きく振って炎を表現する。残った私達は二手に分かれて突撃し、戦う。女子が戦火の役、男子が思い思いに戦いを表現する役だ。日頃の恨みとばかりに飛び掛かる生徒は、リハーサルの時に注意を受けていた。
紅と私のみ剣を扱う。
本部席側中央で舞うように剣を合わせる。
飛び退り、近づいてはまた飛びのく。
飛び上がったり、地に伏せたりして激しい戦いを剣の舞で表現する。
何度も練習したから、楽しく思える。
今日で終わりだなんてもったいない。
この時間がいつまでも続けばいいのに……
太鼓の合図で、互いに斬り伏せられる。
全員が運動場に倒れる形となった。
熾火のような小さな火は、女子の赤いポンポンだ。その間に隠れた私と紅は、貫頭衣を脱ぎ捨てて、帽子を被り扇を持つ。
ここからが『鳳凰の舞』。
いよいよクライマックスだ。
徐々に立ち上がり、復活を表現する。
両手に持った扇で鳳凰の舞を舞う。
他にも、何人かの女子が同じ踊りをする。
その中には桃華の姿もあるはずだ。
「紫記、俺だけを見ろ」
視線を大きく逸らしたつもりはなかったけれど、紅が舞いながら私に話しかけてくる。随分余裕だね? 首を大きく動かさないと頭の紐が揺れないので、それは無理。でも、チームワークを大事にしようということなのだろう。笑みを浮かべて紅に応じる。
「わかった」
ずっと練習してきたから、息はぴったりだ。扇を閉じたり開いたりするタイミングも全く一緒。あとは、難しい表現を乗り切ればいい。
紅に背を向け寄りかかる。
限界まで仰け反る私が、彼の腕一本で支えられる。戦で失われた人々の悲しみを表現しつつ、鳳凰の夫婦の情愛を表すんだとか。練習で「離さない」と言ってくれたから、遠慮なく体重をかける。重いと思われようと、どうせ今日が最後だ。演舞では密着するけど、実生活ではあり得ないから。
その後起き上がると、鳳凰同士が最も近づく場面になる。私は紅を下から見上げて、優しく頬を撫でる。対する紅も情熱を込めて、私の方に屈まなければならない。力が入り過ぎたせいか、紅の鼻と私の鼻がぶつかる。小さな頃から知っているけど、イケメンのどアップは心臓に悪い。
色っぽく、なるべく色っぽく。
照れてはいけない照れてはいけない――
一生懸命自分に言い聞かせ、赤くならないように注意する。必死な私とは違い、紅の切ないような表情は真に迫っている。本番だからだろうけれど、演技でここまでできるって相当すごい。そんな目で見られたら、桃華もきっとイチコロだろう。
フィナーレは、起き上がった全員が喜びの舞を踊る。で、ここからが大変なんだけど、男子の作ったタワーの上に登らなければいけない。鳳凰の飛翔を表すらしい。でも、振り付けを考えた人は自分でやったことがないと思う。三段とはいえ貴族風狩衣だとさすがにキツイから。
崩れないように慎重に。
一番上に立った紅と私は、羽に見立てた扇を同時に広げる。
やった、決まった!
曲が終わり、拍手と歓声に包まれる。
終わったしもう十分働いたから、後は退場するだけだ。ところが――
退場の時、誰が仕掛けたのか煙が上がった。
みんなも咳き込みながら帰っていく。
というよりこれって何?
リハーサルには無かったのに。
回って来た煙が辺りに立ち込め苦しい。
喉が……息ができない――!
「紫!」
紅が慌てて飛んで来る。
タワーの一番上にいたために、下りた時にまともにくらってしまった。以前、小児喘息だった私。今でも大量の埃や煙に弱い。下りた瞬間、激しく咳き込む。紅に縋りついた私は、息を吸うのに必死だ。
「ハッ……ハッ……ハッ」
「大丈夫だ。落ち着け」
紅が背中を撫でてくれる。
そのまま私を横抱きにして、走ってくれた。
終了のアナウンスが聞こえる。
どうやら全て演出だと思われたようだ。
違うのに――
救護テントで携帯用の吸入器を借り、事なきを得る。念の為、お昼も保健室で休むことにした。こっちの吸入器の方が大きいから、私にとっては都合がいい。吸入中の私の側には、紅と碧先生が腕を組んで立っている。
「危なかったね、紫ちゃん。まあ喘息の子は他にもいるけど、今のところ誰も来てないかな」
「碧先生、すみません。紅もごめん。また迷惑をかけたね」
「構わない。疲れも出たんだろう。終わるまで側にいるから」
優しい紅はそう言ってくれるけど、人気者の彼をここに引き留めておくわけにはいかない。
「もう大丈夫だから。みんなとお昼に行ってきていいよ」
午後の私は最後の方に騎馬戦があるだけ。
でも紅は、いろんな競技にエントリーしていた。
しっかりお昼を食べないと、途中で力尽きてしまうかも。
「いや。話があると言っただろう? ちょうどいい。碧、外してくれ」
紅が碧先生を追い出そうとしている。
慌てて口を開こうとした私より先に、碧先生が抗議する。
「んー、タイミング的に最悪かな? 僕を外に出しても、ほら」
碧先生が身体をどけると、扉を開けて入って来た一団が見えた。
桃華に黄、蒼がいる。
その後ろには、藍人と橙也まで。
「紫記様、大丈夫ですか? 私、もうびっくりしちゃって」
「ゆ……紫記、演舞の後どうしたの? 僕、心配しちゃったよ」
「紅、最後のはまさかお前の演出ではないよな? 片づけが大変だと先生方がこぼしていたぞ」
「紫記……さっきはなんかごめん。とりあえず謝っとくわ」
「鳳凰、なかなか良かったよ? 紅輝と一緒なのが妬けるけどね」
途端に保健室が賑やかになる。
私の異常に気づいたみんなが、わざわざ来てくれたらしい。
「はあぁぁ」
紅は大きくため息をつくと、なぜか額に手を当てていた。
本番前にへこんでしまったけれど、気持ちを切り替えて頑張らないといけない。紅のいる赤組を優勝させないといけないから。私は藍人の失礼な言動を頭から追い出すと、急いで運動場に向かった。
紅や赤組のみんなは、既に着替え終わっていた。衣装係の子が貫頭衣を渡してくれる。
「ありがとう。作るの大変だったね」
「いえ、大したことはありません。あの……紫記様、頑張って下さい」
私は頷くと、今着ている衣装の上から被った。更に小道具の剣も用意し待機する。鳳凰用の紐の付いた帽子や扇は、演舞中にさりげなく渡されるから今は要らない。
全員が手作り、または仕立ててもらった貫頭衣を着ている。女子は手に赤いポンポンを持っていて、男子は素手。男子の何人かは大きな赤い旗を振り回す予定だ。
時間が迫ってきたので、みんなで円陣を組む。リーダーの紅が声をかけた。
「悔いのないよう全てを出し切れ!」
「「「おおーーっ」」」
紅と目が合う。
もう不機嫌ではないようだ。
互いに頷き確認すると、走って定位置についた。
演舞前半は、激しい戦いを繰り広げないといけない。
「さあ、華麗な演舞も残すところ一組となりました。赤組は『鳳凰の舞』です。炎の中、激しく争う二つの国。やがて全てが燃え、大地が死に絶えます。灰の中から復活するのは、一対の鳳凰。甦った鳳凰は、人々に希望を与えることができるのでしょうか」
アナウンスが流れ、激しい曲がかかる。
まずは旗を持った男子が並び、大きく振って炎を表現する。残った私達は二手に分かれて突撃し、戦う。女子が戦火の役、男子が思い思いに戦いを表現する役だ。日頃の恨みとばかりに飛び掛かる生徒は、リハーサルの時に注意を受けていた。
紅と私のみ剣を扱う。
本部席側中央で舞うように剣を合わせる。
飛び退り、近づいてはまた飛びのく。
飛び上がったり、地に伏せたりして激しい戦いを剣の舞で表現する。
何度も練習したから、楽しく思える。
今日で終わりだなんてもったいない。
この時間がいつまでも続けばいいのに……
太鼓の合図で、互いに斬り伏せられる。
全員が運動場に倒れる形となった。
熾火のような小さな火は、女子の赤いポンポンだ。その間に隠れた私と紅は、貫頭衣を脱ぎ捨てて、帽子を被り扇を持つ。
ここからが『鳳凰の舞』。
いよいよクライマックスだ。
徐々に立ち上がり、復活を表現する。
両手に持った扇で鳳凰の舞を舞う。
他にも、何人かの女子が同じ踊りをする。
その中には桃華の姿もあるはずだ。
「紫記、俺だけを見ろ」
視線を大きく逸らしたつもりはなかったけれど、紅が舞いながら私に話しかけてくる。随分余裕だね? 首を大きく動かさないと頭の紐が揺れないので、それは無理。でも、チームワークを大事にしようということなのだろう。笑みを浮かべて紅に応じる。
「わかった」
ずっと練習してきたから、息はぴったりだ。扇を閉じたり開いたりするタイミングも全く一緒。あとは、難しい表現を乗り切ればいい。
紅に背を向け寄りかかる。
限界まで仰け反る私が、彼の腕一本で支えられる。戦で失われた人々の悲しみを表現しつつ、鳳凰の夫婦の情愛を表すんだとか。練習で「離さない」と言ってくれたから、遠慮なく体重をかける。重いと思われようと、どうせ今日が最後だ。演舞では密着するけど、実生活ではあり得ないから。
その後起き上がると、鳳凰同士が最も近づく場面になる。私は紅を下から見上げて、優しく頬を撫でる。対する紅も情熱を込めて、私の方に屈まなければならない。力が入り過ぎたせいか、紅の鼻と私の鼻がぶつかる。小さな頃から知っているけど、イケメンのどアップは心臓に悪い。
色っぽく、なるべく色っぽく。
照れてはいけない照れてはいけない――
一生懸命自分に言い聞かせ、赤くならないように注意する。必死な私とは違い、紅の切ないような表情は真に迫っている。本番だからだろうけれど、演技でここまでできるって相当すごい。そんな目で見られたら、桃華もきっとイチコロだろう。
フィナーレは、起き上がった全員が喜びの舞を踊る。で、ここからが大変なんだけど、男子の作ったタワーの上に登らなければいけない。鳳凰の飛翔を表すらしい。でも、振り付けを考えた人は自分でやったことがないと思う。三段とはいえ貴族風狩衣だとさすがにキツイから。
崩れないように慎重に。
一番上に立った紅と私は、羽に見立てた扇を同時に広げる。
やった、決まった!
曲が終わり、拍手と歓声に包まれる。
終わったしもう十分働いたから、後は退場するだけだ。ところが――
退場の時、誰が仕掛けたのか煙が上がった。
みんなも咳き込みながら帰っていく。
というよりこれって何?
リハーサルには無かったのに。
回って来た煙が辺りに立ち込め苦しい。
喉が……息ができない――!
「紫!」
紅が慌てて飛んで来る。
タワーの一番上にいたために、下りた時にまともにくらってしまった。以前、小児喘息だった私。今でも大量の埃や煙に弱い。下りた瞬間、激しく咳き込む。紅に縋りついた私は、息を吸うのに必死だ。
「ハッ……ハッ……ハッ」
「大丈夫だ。落ち着け」
紅が背中を撫でてくれる。
そのまま私を横抱きにして、走ってくれた。
終了のアナウンスが聞こえる。
どうやら全て演出だと思われたようだ。
違うのに――
救護テントで携帯用の吸入器を借り、事なきを得る。念の為、お昼も保健室で休むことにした。こっちの吸入器の方が大きいから、私にとっては都合がいい。吸入中の私の側には、紅と碧先生が腕を組んで立っている。
「危なかったね、紫ちゃん。まあ喘息の子は他にもいるけど、今のところ誰も来てないかな」
「碧先生、すみません。紅もごめん。また迷惑をかけたね」
「構わない。疲れも出たんだろう。終わるまで側にいるから」
優しい紅はそう言ってくれるけど、人気者の彼をここに引き留めておくわけにはいかない。
「もう大丈夫だから。みんなとお昼に行ってきていいよ」
午後の私は最後の方に騎馬戦があるだけ。
でも紅は、いろんな競技にエントリーしていた。
しっかりお昼を食べないと、途中で力尽きてしまうかも。
「いや。話があると言っただろう? ちょうどいい。碧、外してくれ」
紅が碧先生を追い出そうとしている。
慌てて口を開こうとした私より先に、碧先生が抗議する。
「んー、タイミング的に最悪かな? 僕を外に出しても、ほら」
碧先生が身体をどけると、扉を開けて入って来た一団が見えた。
桃華に黄、蒼がいる。
その後ろには、藍人と橙也まで。
「紫記様、大丈夫ですか? 私、もうびっくりしちゃって」
「ゆ……紫記、演舞の後どうしたの? 僕、心配しちゃったよ」
「紅、最後のはまさかお前の演出ではないよな? 片づけが大変だと先生方がこぼしていたぞ」
「紫記……さっきはなんかごめん。とりあえず謝っとくわ」
「鳳凰、なかなか良かったよ? 紅輝と一緒なのが妬けるけどね」
途端に保健室が賑やかになる。
私の異常に気づいたみんなが、わざわざ来てくれたらしい。
「はあぁぁ」
紅は大きくため息をつくと、なぜか額に手を当てていた。
0
あなたにおすすめの小説
冷遇された聖女の結末
菜花
恋愛
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
家から出ない女優の幼馴染を連れ出したら、いつの間にか伝説になっていた件。
Memu(メム)
恋愛
学校に行かない引きこもりの国民的女優――水宮小鞠。
女の子に間違われる地味男子――白雲凪。
俺に与えられた役目はひとつ。
彼女を、学校へ連れて行くこと。
騒動になれば退学。
体育祭までに通わせられなくても退学。
成功率ほぼゼロの無理ゲーだ。
距離は近い。
でも、心は遠い。
甘えてくるくせに、本音は隠す幼馴染。
それでも――
俺は彼女の手を引く。
退学リミット付き登校ミッションから始まる、
国民的スター幼馴染とのドタバタ青春ラブコメ、ここに開幕。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わんこ系婚約者の大誤算
甘寧
恋愛
女にだらしないワンコ系婚約者と、そんな婚約者を傍で優しく見守る主人公のディアナ。
そんなある日…
「婚約破棄して他の男と婚約!?」
そんな噂が飛び交い、優男の婚約者が豹変。冷たい眼差しで愛する人を見つめ、嫉妬し執着する。
その姿にディアナはゾクゾクしながら頬を染める。
小型犬から猛犬へ矯正完了!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる