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第一章 魔界に来たようです
魔族に絶賛されました
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調理場にこもる独特な香りと危険な食材にも、だんだん慣れてきた。
一つ目の巨人は口調こそきついが根は優しく、私が他の魔族からいじめられていると、庇ってもくれる。
調理場が自由に使えるのも、彼のおかげだ。最初はつらく当たられたけど、今では腕を認められ、いろいろ指導してくれる。
だからこそ、誠心誠意尽くしたい。
「料理長、鍋も磨きますので置いといてくださいね」
「じゃあ、お願いするかな。また一つ、壊れてダメになったが」
「まあ」
貴族はそもそも料理をしないが、私の前世は料理教室の講師だ。少なくとも、くじ引きで決まった料理長より調理器具の扱いは長けている。
ただし、食材の知識はからっきし。
魔界の食材は独特で、毒抜きが必要なものや、噛まれたり血を吸われたりしないように注意が必要なものもある。そのため、皿洗いや鍋磨きをしながら食材についての教えを乞う。
「魔骨鶏の卵は、一日一つしか取れないんでしたっけ?」
「違う。気が向いた時にしか生まないから、多くて一日一個だ」
「わかりました。それから、マンドラゴラの根は猛毒でしたよね。葉っぱは食べられますか?」
「ああ。だがあれは、引き抜くときに注意が必要だ。声を聞くと即死するぞ」
「そうでした……」
城の敷地には、菜園や家畜小屋のようなものがある。言い換えると、知性を持たない危険な植物や生物がうじゃうじゃいるのだ。そのため、魔王の刻印があっても一人では出歩けないし、もふ魔を連れた場合でも彼らが怖がるところには近寄らないようにしている。
「食糧事情を改善するなんて、大きく出すぎたかしら……」
せめて掃除だけに留めておけば良かったかもしれない。でもここでは、掃除より食事の方が切実だ。
現に料理長の心を動かしたのも、私が作ったパンだった。
*****
「パンが膨らんでいる!」
「はい?」
「おい、みんな来てみろ」
料理長の呼びかけで、調理場にいた魔族がわらわら集まってくる。
「これ、食べてみろ」
「はい。……!?!?!?」
「なんだこれは! ふわっふわで柔らかい」
「人間は、こんなに美味しいものを食べているのか?」
「ええ、まあ……」
パン一つで大騒ぎ。
だけど私は、その原因がわかる気がする。
魔界の主流は、古代エジプトのような平べったいパンだ。発酵が不足しているため、ものすごく硬い。小麦は黒く、前世のライ麦に近いかな?
ライ麦のようなパンを膨らませるのは難しいが、パンの教室を日に三つも掛け持ちしていた私にとっては、それほどでもなかった。バターや卵、ハチミツなどをたっぷり使って、発酵時間を長めに取ればいい。
「お前、なかなかやるな」
料理長、まさかのライバル視?
でも、魔界に来てもパン作りを認められたため、私としてはちょっぴり嬉しい。
さらにこの料理長、料理は全て目分量だった。
これじゃあ作る人によって味が変わるし、たとえ上手にできても再現できない。
そこで私は一つ一つ分量を計った。
隠し味を付け加えたレシピを作り、料理長に渡す。魔王の刻印のおかげで、書いた文字も魔界の言葉に変換されるらしい。
「生意気な。だが、この通りにすれば俺でも作れるか?」
他の料理人から聞こえないよう、こっそり問われた。
そのため私も、小声で返す。
「ええ。料理長なら、余裕かと」
サイクロプスの料理長、いかつい外見に比べて内面は素直だ。レシピでわからないことがあるたび、私を呼びつける。
「ヴィオネッタ……呼びにくいな。ヴィー、ここはどういう意味だ?」
「二分の一は、半分という意味です。分量の半分を先にいれ、なじんだところで後の半分を入れてください。書き直しておきますね」
「ああ」
傍から見れば、料理長の指示を受けて私がレシピを作っている感じ。
「できた! ……む。こんなに美味しく焼けるとは、俺は天才だな。助言したお前を褒めてやろう」
「……はは」
その日を境に「料理が急に美味しくなった」と、城で評判になった。
料理長はご満悦。
「なるほど。お前は、人間界で言う料理人だったんだな」
「そんなところ……ですかね」
今世ではなく前世。
料理人ではなく、料理教室の先生。
でも説明するのも面倒なので、省いておく。
ともかく、魔族の舌が人間とほぼ変わらないことはわかった。処刑なんてまっぴらだから、使える知識は全て使って生き延びたい。
*****
「さすがに食材が不足していたら、納得のいくものはできない……か」
夜も更けた調理室。
大きな鉄の鍋で作っているのは、悪豚のスペアリブだ。圧力鍋がないため、長時間煮込む必要がある。
噛みつく果物は、床にたたきつけて気絶させてから皮をむく。
とげとげの中はパイナップルとそっくりな酸味のある果肉だが、これと一緒に煮るだけでスペアリブの柔らかさが断然違う。
「ソースの材料が足りないわ。砂糖はハチミツで、トマトはこの世界ではトルナマトで代用できるけど……。的に当てなきゃ収穫できないなんて、本当に変わっているわね」
ぶつぶつ呟きながら、いろんな食材を試していく。
それなりに美味しいけれど、理想にはほど遠い。
ただし香りだけは良く、前世のスペアリブを思い起こさせた。
「さてと、ようやく試食ね。この時間が一番楽しみだわ」
テーブルの上に置いた木の皿には、苦労して作った骨付き肉が載っている。赤紫のバーベキューソースは酸味が強い気もするが、作り始めに比べれば、かなりの進歩だ。
慣れない食材かつ少ない調理器具で、よくここまで仕上げたと思う。
「いっただっきまーす♪」
ナイフとフォークを使って、一口分の塊を持ち上げた。
突然、妙な気配を感じる。
「ガルル、グルルルルル…………」
この声は狼だ!!
途端に恐怖が甦り、椅子から立ち上がる。
肉の塊がフォークごと床に落ちるが、拾う余裕はない。
だって戸口にいたのは銀の毛並みの狼で、森で遭遇したものの三倍以上はある。銀狼は大きな青い瞳で、まっすぐこちらを見ていた。
調理場には一人きり。
加えて逃げ場もない。
銀色の毛は柔らかそうに見えるけど、凶暴な牙を持つこのもふもふはいただけない。
こんなことなら土下座してでも、強そうな料理長に残ってもらえば良かった。
使える武器は……フライパン?
横目でフライパンを確認した私は、さりげなく取っ手を掴んだ。いざとなったら狼を殴って、一目散に外に出よう。
「ガウウゥゥーーッ」
銀色の狼はたったの一飛びで、間を詰める。
「来ないでっ!」
力を込めてフライパンを振り回すと、まさかの空振り。
バランスを失い床に倒れ込んだ私には、もう後がない!
一つ目の巨人は口調こそきついが根は優しく、私が他の魔族からいじめられていると、庇ってもくれる。
調理場が自由に使えるのも、彼のおかげだ。最初はつらく当たられたけど、今では腕を認められ、いろいろ指導してくれる。
だからこそ、誠心誠意尽くしたい。
「料理長、鍋も磨きますので置いといてくださいね」
「じゃあ、お願いするかな。また一つ、壊れてダメになったが」
「まあ」
貴族はそもそも料理をしないが、私の前世は料理教室の講師だ。少なくとも、くじ引きで決まった料理長より調理器具の扱いは長けている。
ただし、食材の知識はからっきし。
魔界の食材は独特で、毒抜きが必要なものや、噛まれたり血を吸われたりしないように注意が必要なものもある。そのため、皿洗いや鍋磨きをしながら食材についての教えを乞う。
「魔骨鶏の卵は、一日一つしか取れないんでしたっけ?」
「違う。気が向いた時にしか生まないから、多くて一日一個だ」
「わかりました。それから、マンドラゴラの根は猛毒でしたよね。葉っぱは食べられますか?」
「ああ。だがあれは、引き抜くときに注意が必要だ。声を聞くと即死するぞ」
「そうでした……」
城の敷地には、菜園や家畜小屋のようなものがある。言い換えると、知性を持たない危険な植物や生物がうじゃうじゃいるのだ。そのため、魔王の刻印があっても一人では出歩けないし、もふ魔を連れた場合でも彼らが怖がるところには近寄らないようにしている。
「食糧事情を改善するなんて、大きく出すぎたかしら……」
せめて掃除だけに留めておけば良かったかもしれない。でもここでは、掃除より食事の方が切実だ。
現に料理長の心を動かしたのも、私が作ったパンだった。
*****
「パンが膨らんでいる!」
「はい?」
「おい、みんな来てみろ」
料理長の呼びかけで、調理場にいた魔族がわらわら集まってくる。
「これ、食べてみろ」
「はい。……!?!?!?」
「なんだこれは! ふわっふわで柔らかい」
「人間は、こんなに美味しいものを食べているのか?」
「ええ、まあ……」
パン一つで大騒ぎ。
だけど私は、その原因がわかる気がする。
魔界の主流は、古代エジプトのような平べったいパンだ。発酵が不足しているため、ものすごく硬い。小麦は黒く、前世のライ麦に近いかな?
ライ麦のようなパンを膨らませるのは難しいが、パンの教室を日に三つも掛け持ちしていた私にとっては、それほどでもなかった。バターや卵、ハチミツなどをたっぷり使って、発酵時間を長めに取ればいい。
「お前、なかなかやるな」
料理長、まさかのライバル視?
でも、魔界に来てもパン作りを認められたため、私としてはちょっぴり嬉しい。
さらにこの料理長、料理は全て目分量だった。
これじゃあ作る人によって味が変わるし、たとえ上手にできても再現できない。
そこで私は一つ一つ分量を計った。
隠し味を付け加えたレシピを作り、料理長に渡す。魔王の刻印のおかげで、書いた文字も魔界の言葉に変換されるらしい。
「生意気な。だが、この通りにすれば俺でも作れるか?」
他の料理人から聞こえないよう、こっそり問われた。
そのため私も、小声で返す。
「ええ。料理長なら、余裕かと」
サイクロプスの料理長、いかつい外見に比べて内面は素直だ。レシピでわからないことがあるたび、私を呼びつける。
「ヴィオネッタ……呼びにくいな。ヴィー、ここはどういう意味だ?」
「二分の一は、半分という意味です。分量の半分を先にいれ、なじんだところで後の半分を入れてください。書き直しておきますね」
「ああ」
傍から見れば、料理長の指示を受けて私がレシピを作っている感じ。
「できた! ……む。こんなに美味しく焼けるとは、俺は天才だな。助言したお前を褒めてやろう」
「……はは」
その日を境に「料理が急に美味しくなった」と、城で評判になった。
料理長はご満悦。
「なるほど。お前は、人間界で言う料理人だったんだな」
「そんなところ……ですかね」
今世ではなく前世。
料理人ではなく、料理教室の先生。
でも説明するのも面倒なので、省いておく。
ともかく、魔族の舌が人間とほぼ変わらないことはわかった。処刑なんてまっぴらだから、使える知識は全て使って生き延びたい。
*****
「さすがに食材が不足していたら、納得のいくものはできない……か」
夜も更けた調理室。
大きな鉄の鍋で作っているのは、悪豚のスペアリブだ。圧力鍋がないため、長時間煮込む必要がある。
噛みつく果物は、床にたたきつけて気絶させてから皮をむく。
とげとげの中はパイナップルとそっくりな酸味のある果肉だが、これと一緒に煮るだけでスペアリブの柔らかさが断然違う。
「ソースの材料が足りないわ。砂糖はハチミツで、トマトはこの世界ではトルナマトで代用できるけど……。的に当てなきゃ収穫できないなんて、本当に変わっているわね」
ぶつぶつ呟きながら、いろんな食材を試していく。
それなりに美味しいけれど、理想にはほど遠い。
ただし香りだけは良く、前世のスペアリブを思い起こさせた。
「さてと、ようやく試食ね。この時間が一番楽しみだわ」
テーブルの上に置いた木の皿には、苦労して作った骨付き肉が載っている。赤紫のバーベキューソースは酸味が強い気もするが、作り始めに比べれば、かなりの進歩だ。
慣れない食材かつ少ない調理器具で、よくここまで仕上げたと思う。
「いっただっきまーす♪」
ナイフとフォークを使って、一口分の塊を持ち上げた。
突然、妙な気配を感じる。
「ガルル、グルルルルル…………」
この声は狼だ!!
途端に恐怖が甦り、椅子から立ち上がる。
肉の塊がフォークごと床に落ちるが、拾う余裕はない。
だって戸口にいたのは銀の毛並みの狼で、森で遭遇したものの三倍以上はある。銀狼は大きな青い瞳で、まっすぐこちらを見ていた。
調理場には一人きり。
加えて逃げ場もない。
銀色の毛は柔らかそうに見えるけど、凶暴な牙を持つこのもふもふはいただけない。
こんなことなら土下座してでも、強そうな料理長に残ってもらえば良かった。
使える武器は……フライパン?
横目でフライパンを確認した私は、さりげなく取っ手を掴んだ。いざとなったら狼を殴って、一目散に外に出よう。
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