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3.2 真なる魔法
召喚魔法
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憂鬱な気分とは不思議なもので、気持ちが晴れやかではなくやる気が起きないのにもかかわらず、強制的に起こった出来事に対してはいとも簡単に気持ちが切り替わるものだ。僕はいつだってそうやって、場の流れに乗って過ごして来たと言っても過言ではないだろう。
僕が初めて騎士を目指したときだって、憂鬱な気持ちの中で何にもやる気が起きなかったそんなときだし、悪魔を体に憑依させたのだってそうする他なかったからだろう。
何よりも、今の状況がそうだ。
よくも知らない魔法士の女性につれられ、意味のわからない流れのままに悪魔だか、魔物だかと戦わされそうにななっている。
「そもそも僕は戦うなんて言っていない!」
このまま流れに乗って、悪魔と戦ったからといって魔法が使えるようになるとは思えないし、人類を脅かすものでもない悪魔と戦うのはごめんだ。
「あなた達はさっきから戦う戦うって、そんなに戦いたいの? 私は魔法を見せてほしいって言ってるだけなのに」
「なるほど……そういうこと。あんたがやりたいことがようやく理解できた。あんたの言う魔法ってのは、私の真なる魔法のことだったのか」
二人の女性はなにか合点がいったというふうに何度かうなずいている。
できることなら僕にも説明してもらいたいものだが、どうせ聞いてもよくわからないだろう。だったら、話がまとまって僕に話してくれる時を待つべきだ。
「でも、あんたがいう魔物って言うやつが、私の思っているとおりなら戦いになんてならないとおもうんだが」
「それでいいのよ、私はあなたの魔法を彼に見せたいだけなんだから」
ムトはそう言うと口を抑えて笑い始める。
「それにしても、魂の一部なんていうからてっきり魔力のことを魂だなんて読んでいるのかと思ったわ」
まあある意味魂みたいなもんだけど、とムトは話を切り上げた。
彼女が何を考えて笑ったのか、それを知るすべはないが、その雰囲気から二人の女性が僕が思っているよりも遥かに仲が良さそうで何よりだ。この分なら、先程の『戦う』という言葉の意味も直接的な意味ではないのだろう。
僕は安堵とともに大きく息を吐いた。それと同時に、アスタロトが今までとは打って変わって、表情がにこやかになったような気がした。
「王の器に魔法を教える……通常ならありえないことだが、面白いな」
アスタロトは僕の方に少しだけ視線を向けると、再び無に近い表情を作り出す。
悪魔である彼女の言う『王の器』というのはおそらく僕のことを指しているのだろう。つまるところ、王とは僕の中の悪魔を指すといったところか……よくわからないがきっとそうなのだろう。
王の器というのが比喩的な表現ではなく、もっと直接的な言葉を表しているというのが本当のところなのだろう。だが、僕の中で眠っている悪魔はいまだかつて悪魔の王と名乗ったのを聞いたことがない。というのも、僕はあまり彼のことを知らないのだ。
アモンという二つ目の名前として名乗った悪魔が僕に与えた情報は多くない。
しかし、アスタロトの言った言葉の意味はムトの問いによって少しだけ明らかになる。
「王の器?」
「あんたは知らないだろうが、そいつはある意味悪魔の力を内包している。それもかなり強大なもので、私を上回りえる存在だ」
その回答に、僕はある種納得のようなものを感じた。やはり、彼女の言う『王』とは、アモンのことであり、彼を憑依させている『器』としての僕を指しているのだ。
「つまり、僕と悪魔の関係のことを表しているんだな?」
「ああ、そうだ」
アスタロトは少しだけ迷った様子でそう返答した。
思えは、このときから、彼女は僕たちの身に起きる最悪な事態についてすべてを把握していたのだろう……当事者である僕たちだけが最後まで彼女の言葉の本当の意味を理解することができなかった。
「――それで、私の真なる魔法を見たいということだったな?」
ため息交じりに、アスタロトはめんどくさそうな顔をしながらも、どこか乗り気でそう言った。
「ええ、あなたの魔法を彼の魔法で打ち消すっていう実戦を行いたいの」
ムトのいう実戦というのは、なにも直接敵対しない悪魔や魔物を傷つけるというわけではなさそうだ。だが、それを実戦と呼ぶのは少しだけ変な気がする。
確かにある意味では、座学もせずに突然『実践』するわけだから、実戦という言葉があながち間違っていないような気もするが、しかし、戦うというわけではないだろう。それなのに、彼女たちはどこか本当に戦うかのような口ぶりで話しているような気がしてならない。
だけどそれはどうでもいいことだ。僕は勝手に話を進める二人の間に分け入って、ムトに問いただす。
「ちょっとまってくれ! 僕は魔法が使えないんだって」
しかし、ムトはまた呆れたように同じ言葉を返す。
「あなたは魔法が使えるの! だからこそ、実戦で実感してほしいからこそ、こんな無茶なことまでして彼女をよんだんだから」
「だから使えないって……!」
どうやらこれ以上話しても会話にはならなそうだ。仕方なく、僕は身を引いて二人にここから先の流れをゆだねることにした。
「お話は終わったんだな?」
「ええ、彼は自分の才能に気がついていないのよ……そればっかりは実戦でしか理解できない」
「でも本当にいいのか? 私の魔物は少々厄介だぞ」
「だからこそあなたじゃなければいけないのよ」
二人は少しだけ言い争うようなそぶりを見せたが、それもすぐさま収まった。いったいアスタロトがどのような魔法を使うのか、僕にとってはある意味で楽しみである。だが恐怖が全くないということでもないようだ。――さっきから足が震えている。
どうやら、僕は敵意を向けられたわけでもないのに、さっきの殺意に近い魔力を感じ取ったからだろう、彼女の魔法に怯えているのだ。
「一つだけ教えてくれないか?」
僕は震える唇を開いて、できるだけ声が震えないように声を発した。
「なに?」
「今から僕に向けられるであろう魔法のことだ」
なんだそんなことか、とムトは笑う。
「召喚魔法」
ムトが笑うのを無視して、アスタロトがつぶやいた。
僕はというと、召喚魔法なんて言葉を聞いたのは初めてだったため、先ほどよりも大きく動揺していた。
召喚魔法という名前からして、さっきからなんども聞いていて、僕が何度も戦ったあれらのことを思い出したからだ。――魔物をだ。
魔物の生まれるプロセスというのは、実のところ、僕がいた時代ではまだわかっていなかった。古代に存在したとされるカラミタスがどのようにして生まれたのかとか、世界の七つの不思議に属しているほどおかしな現象だったからだ。
まさにそんなことを考えたときに頭痛が僕を襲った。
『俺はカラミタスを生み出したから封印されたらしい……』
いつどこで聞いたのかは忘れてしまったが、どこかの悪魔がそのようなこと言っていたのを思い出した。僕は魔物が悪魔から生み出されたことを知っていたらしい。
「魔物を生み出す魔法……」
「厳密に言えばそうじゃない。魔物とは魂を分け与えたしもべのこと……『インウォカーティオー!』これのことだ」
アスタロトが突然に呪文を唱えた。おそらく彼女クラスになると呪文詠唱など必要ないだろうが、それでも彼女は僕にわかりやすいように唱えてくれたのだろう。
しかし、そこまで懇切丁寧に発動してくれた魔法だが、僕の理解力をはるかに超えたあたりに存在しているようで、突如として現れた魔力反応に反射的に反応してしまい意図せず体が後ろに飛びのいた。
「これが召喚魔法だって!?」
僕はあたり一面を一瞬にして覆い尽くした草花を見て、ある意味あっけにとられた。――こんな魔法は戦闘向きではないからだ。
僕が初めて騎士を目指したときだって、憂鬱な気持ちの中で何にもやる気が起きなかったそんなときだし、悪魔を体に憑依させたのだってそうする他なかったからだろう。
何よりも、今の状況がそうだ。
よくも知らない魔法士の女性につれられ、意味のわからない流れのままに悪魔だか、魔物だかと戦わされそうにななっている。
「そもそも僕は戦うなんて言っていない!」
このまま流れに乗って、悪魔と戦ったからといって魔法が使えるようになるとは思えないし、人類を脅かすものでもない悪魔と戦うのはごめんだ。
「あなた達はさっきから戦う戦うって、そんなに戦いたいの? 私は魔法を見せてほしいって言ってるだけなのに」
「なるほど……そういうこと。あんたがやりたいことがようやく理解できた。あんたの言う魔法ってのは、私の真なる魔法のことだったのか」
二人の女性はなにか合点がいったというふうに何度かうなずいている。
できることなら僕にも説明してもらいたいものだが、どうせ聞いてもよくわからないだろう。だったら、話がまとまって僕に話してくれる時を待つべきだ。
「でも、あんたがいう魔物って言うやつが、私の思っているとおりなら戦いになんてならないとおもうんだが」
「それでいいのよ、私はあなたの魔法を彼に見せたいだけなんだから」
ムトはそう言うと口を抑えて笑い始める。
「それにしても、魂の一部なんていうからてっきり魔力のことを魂だなんて読んでいるのかと思ったわ」
まあある意味魂みたいなもんだけど、とムトは話を切り上げた。
彼女が何を考えて笑ったのか、それを知るすべはないが、その雰囲気から二人の女性が僕が思っているよりも遥かに仲が良さそうで何よりだ。この分なら、先程の『戦う』という言葉の意味も直接的な意味ではないのだろう。
僕は安堵とともに大きく息を吐いた。それと同時に、アスタロトが今までとは打って変わって、表情がにこやかになったような気がした。
「王の器に魔法を教える……通常ならありえないことだが、面白いな」
アスタロトは僕の方に少しだけ視線を向けると、再び無に近い表情を作り出す。
悪魔である彼女の言う『王の器』というのはおそらく僕のことを指しているのだろう。つまるところ、王とは僕の中の悪魔を指すといったところか……よくわからないがきっとそうなのだろう。
王の器というのが比喩的な表現ではなく、もっと直接的な言葉を表しているというのが本当のところなのだろう。だが、僕の中で眠っている悪魔はいまだかつて悪魔の王と名乗ったのを聞いたことがない。というのも、僕はあまり彼のことを知らないのだ。
アモンという二つ目の名前として名乗った悪魔が僕に与えた情報は多くない。
しかし、アスタロトの言った言葉の意味はムトの問いによって少しだけ明らかになる。
「王の器?」
「あんたは知らないだろうが、そいつはある意味悪魔の力を内包している。それもかなり強大なもので、私を上回りえる存在だ」
その回答に、僕はある種納得のようなものを感じた。やはり、彼女の言う『王』とは、アモンのことであり、彼を憑依させている『器』としての僕を指しているのだ。
「つまり、僕と悪魔の関係のことを表しているんだな?」
「ああ、そうだ」
アスタロトは少しだけ迷った様子でそう返答した。
思えは、このときから、彼女は僕たちの身に起きる最悪な事態についてすべてを把握していたのだろう……当事者である僕たちだけが最後まで彼女の言葉の本当の意味を理解することができなかった。
「――それで、私の真なる魔法を見たいということだったな?」
ため息交じりに、アスタロトはめんどくさそうな顔をしながらも、どこか乗り気でそう言った。
「ええ、あなたの魔法を彼の魔法で打ち消すっていう実戦を行いたいの」
ムトのいう実戦というのは、なにも直接敵対しない悪魔や魔物を傷つけるというわけではなさそうだ。だが、それを実戦と呼ぶのは少しだけ変な気がする。
確かにある意味では、座学もせずに突然『実践』するわけだから、実戦という言葉があながち間違っていないような気もするが、しかし、戦うというわけではないだろう。それなのに、彼女たちはどこか本当に戦うかのような口ぶりで話しているような気がしてならない。
だけどそれはどうでもいいことだ。僕は勝手に話を進める二人の間に分け入って、ムトに問いただす。
「ちょっとまってくれ! 僕は魔法が使えないんだって」
しかし、ムトはまた呆れたように同じ言葉を返す。
「あなたは魔法が使えるの! だからこそ、実戦で実感してほしいからこそ、こんな無茶なことまでして彼女をよんだんだから」
「だから使えないって……!」
どうやらこれ以上話しても会話にはならなそうだ。仕方なく、僕は身を引いて二人にここから先の流れをゆだねることにした。
「お話は終わったんだな?」
「ええ、彼は自分の才能に気がついていないのよ……そればっかりは実戦でしか理解できない」
「でも本当にいいのか? 私の魔物は少々厄介だぞ」
「だからこそあなたじゃなければいけないのよ」
二人は少しだけ言い争うようなそぶりを見せたが、それもすぐさま収まった。いったいアスタロトがどのような魔法を使うのか、僕にとってはある意味で楽しみである。だが恐怖が全くないということでもないようだ。――さっきから足が震えている。
どうやら、僕は敵意を向けられたわけでもないのに、さっきの殺意に近い魔力を感じ取ったからだろう、彼女の魔法に怯えているのだ。
「一つだけ教えてくれないか?」
僕は震える唇を開いて、できるだけ声が震えないように声を発した。
「なに?」
「今から僕に向けられるであろう魔法のことだ」
なんだそんなことか、とムトは笑う。
「召喚魔法」
ムトが笑うのを無視して、アスタロトがつぶやいた。
僕はというと、召喚魔法なんて言葉を聞いたのは初めてだったため、先ほどよりも大きく動揺していた。
召喚魔法という名前からして、さっきからなんども聞いていて、僕が何度も戦ったあれらのことを思い出したからだ。――魔物をだ。
魔物の生まれるプロセスというのは、実のところ、僕がいた時代ではまだわかっていなかった。古代に存在したとされるカラミタスがどのようにして生まれたのかとか、世界の七つの不思議に属しているほどおかしな現象だったからだ。
まさにそんなことを考えたときに頭痛が僕を襲った。
『俺はカラミタスを生み出したから封印されたらしい……』
いつどこで聞いたのかは忘れてしまったが、どこかの悪魔がそのようなこと言っていたのを思い出した。僕は魔物が悪魔から生み出されたことを知っていたらしい。
「魔物を生み出す魔法……」
「厳密に言えばそうじゃない。魔物とは魂を分け与えたしもべのこと……『インウォカーティオー!』これのことだ」
アスタロトが突然に呪文を唱えた。おそらく彼女クラスになると呪文詠唱など必要ないだろうが、それでも彼女は僕にわかりやすいように唱えてくれたのだろう。
しかし、そこまで懇切丁寧に発動してくれた魔法だが、僕の理解力をはるかに超えたあたりに存在しているようで、突如として現れた魔力反応に反射的に反応してしまい意図せず体が後ろに飛びのいた。
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