永劫回帰の黙示録(レヴェレーション)

真白 悟

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4章 悪魔狩り

14.憎悪

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 井戸の悪魔が持つ魔力量は、3人と1つのもつ魔力量をはるかに凌駕していた。腕一本とはいえ、相手の戦力を削れたのは大きかった。
「やったわねルシフ! これで形勢逆転よ! 今のうちに畳み込みましょう!」
 その言葉に悪魔はおもわず吹き出した。
「形勢逆転!? お前はよっぽど身の程しらずなのだな? 腕一本であろうがお前ら如き数秒で屠りされるわ!」
 ハムートが横槍を入れる。
「いや、数秒は無理だろ・・・・・・」
「うるさい、こういう風に大げさに言った方がカッコイイだろ!」
 ルシフもハムートに便乗した。
「嘘ついてカッコつけるなんて、カッコ悪いぞ・・」
「貴様もうるさいやつだな! これから殺されるやつらなんだから、最期くらい静かに死んでいけ!!」
 悪魔の動揺ぶりに、はじめてルシフとハムートの意見が一致した。

「「お前が一番うるさいけどな・・・・・・」」

 井戸の悪魔はもはや容赦するつもりはないようだ。腰につけている剣を抜いた。
「貴様等全員ミンチにしてさしあげよう!」
 井戸の悪魔は勢いよくルシフに飛びかかった。その刹那、ルシフは剣を取り出し、悪魔の剣をいなす。しかし、悪魔の力があまりにも強く、そのまま体ごと弾き飛ばされた。
 壁に衝突し倒れ伏すルシフに悪魔が剣を振り下ろすも、剣は途中で止められた。ハムートが大剣を投げつけ間一髪で悪魔を仰け反らせた。だが、その甲斐もなく悪魔は凶悪な拳を振り下ろす。ルシフはなんとか体勢を立て直して、その拳を躱すも地面に直撃する。
 すると、まるで地割れでも起きたように地面が二つに割れた。
「嘘だろ! 魔力だけじゃないのか!? これじゃあ力までダンダリオンと同じくらいじゃないか・・・・」
 悪魔はニヤリとわらう。
「おしゃべりとは余裕だな・・次は喋るまもなく殺してやるよ・・・・」
 仰け反りから体制を戻せていないルシフに凶器と化した右手が向かう。ルシフにそれを躱す余裕はない。
 いつの間にか詠唱を始めていたレヴィアの魔法が悪魔をおそう。しかし、悪魔の反応速度はとてつもなく速い。明らかに避ける間などなかったはずなのにもうルシフから遠ざかっている。
「ちっ! これじゃあルシフェルを殺すのもひと苦労だな!」
 悪魔はそう呟きルシフのほうを見る。だが、そこにはルシフのすがたはない。
「どこにいった!?」

「こっちだよ!」

 いつの間に悪魔の裏をとっていたルシフの剣が悪魔の胸を貫いた。
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