24 / 81
広がり
しおりを挟む
中途で連絡を入れつつ無事である事も伝え、其々住家の方に集合する形で晴海のマンションに戻ったのが午後八時頃
晴海らと綾辻の一行と合流して一連の事件の詳細を報告する
「相手のランクは分らないけど一応撃退はしたね」
「それは良かった、ケガも無さそうだね」
「親父やメイちゃんが居たおかげだね」
「で、そちらが?」
「黄美友だお」
「‥だお??」
「少し日本語が怪しいけど気にスンナ」
「そ、そっか。神宮寺晴海です、よろしく」
「おまえがトップ家の子か」
「え、うんそう」
「‥(なんだか最初の頃のレイナさんみたい‥」
とはアヤネも思ったのだが言葉がイマイチなので仕方無いと堪えた
「E事件の方は我々でなんとか出来ましたが、晴海様、レイナに起こった事ですが」
「ああ、ええと‥」と言いかけた所でアヤネが制した
「まずはレイナさんにお伝えしますのでこちらへ」と自分の部屋にレイナを連れて行き急激に霊力が上がった原因をまず、レイナにだけ伝える
勿論聞いた彼女も驚きはしたがやはりどこかで予感があったのだろう
「なるほど」と納得はした
「別に霊力上昇訓練を凄いやってた訳じゃないのに急激に上がったからオカシイとは思った、以前と変わった事と言えばそれくらいしかないもんなぁ‥」
「やはりある程度は気づいてましたか」
「まあね、秘密である理由も分る。ただ、親父にどう説明したらいいか」
「そうですよねぇ‥ただ神宮寺には以前もそういう力を持った当主が居たそうです、晴海様の近くに居る事で霊力の分け与えが起きた、という所だけ説明するのは可能かと」
「そうだな、親父だけに説明するならそれでいいか。まさか性交したから、とも言い難いし秘密部分は洩らさないだろう」
「ええ」
それだけ交わして、今度はレイナは時人を表に引っ張りだし
「晴海は力を分け与える特殊能力がある、多分そのせいだ」
という説明をして納得してもらう
時人自体も別に不信には思わなかったし敢てそれ以上深く追求はしない
「成る程、確かに神宮寺には過去そういう力を持った当主が居た、晴海様はそのレアケースという訳か」
「云うまでもないけど」
「分っている、他言はせぬよ、安易に知られては晴海様に危険が及ぶ」
家は違えど見解は同じ、という事だ。どうやって力を分け与えているか、というのも当然秘密である事も察している、これもあたら拡散しても問題がある、各家にある秘術と同等かそれ以上のモノであり、希少な技なり手法なりはどこにでもあるからだ
再び座に戻ってメイの部分に絞って会談が行われる、とは云え、時人も黄家との交流に空白期間が長く、ずっと交流していた訳でもないのでそこまで詳しい訳でもなく、簡易な現在の状況と分っている事を口頭とレイナに預けた資料で示して後、分厚い封筒を置いて時人も
「では」と戻った
「また女の子‥」
「こっちで現場体験する、という事だから何れにしろこっち住みかなぁ」
「うーん、聞いた感じメイさんも結構戦えるんだね」
「戦える」
「部屋はどうしよう」
「メイ此処でいい」
「ふむ」
「幸い、まだ一部屋ありますからいいのでは」
「そうだね。荷物を運ぼう」
そういう形で皆で、という程荷物は多く無く旅行鞄みたいなモノ一つと綾辻が運んできた組み立て式のラック二点くらいだ、後は置いていった封筒の中身で買い揃えろ、という事らしい
「主に現場での経験を積む目的と、やっぱり僕らと同行するのがいいのかな」
「宜しいかと思います、今はどういうふうにでも組めますし」
「ただアタシらの欠点も分ったけどね」
「行動範囲の狭さ、だね‥」
「そう、普段の見回りとかも公的組織に同行させてもらった方がいいのかもしれない」
「つまり、名雪さんの例を増やす?」
ただ、実際其れは難しい、確かに晴海らは其々の家の嫡子で個々人でも一定の権限を持つのだがあくまで現在は個別の集まりでしかない事、ちゃんとした組織ではなく自由裁量で認められているに過ぎない点がある
勿論、レイナの例の様に自分等が積極的に見回り探知で予防するのは可能だし、名雪の様に「捜査官」としての籍を持っていれば警察組織の人員なので最初から加われるのだが、晴海らに限っては普段は民間人でE案件に関しては起こってから出番となる
晴海が元々持っている権限を使って、最初から命令する、つまり警察組織を手足に使う事は可能だし、相手も協力せざる得ない、というのも可能なのだが強引過ぎるし、晴海は此れを良しとも思わなかった
「流石に無いよね‥」と言わざる得ない
新たに加わったメイに関してだが、先の事件の事もあり、また、綾辻からも配慮された通り「本場の指導員」でもある為
業なんかも見せてもらうが、中々凄い
「秘術じゃなくても十分いけるんだね」
「对!そだよ!けど、あくまで物理だね」
「これってアタシでも使えるのかなぁ‥」
「修行すれバネ」
「とは云ってもあまり難しいのは無理だよなぁ‥」
とレイナも言った通りで、実際は早々習得出来るような業でもない、所謂中国的に言う「仙術」の系等であってはいそうですかと得られる物でもない
メイは学生ではなく、普段は自由なので時間は余ってる、レイナと名雪は比較的簡単な業を習う事にはなった
中国の「気」に置ける修行はそんなに無茶振り修練はない自然から気を集めて肉体・霊力の回復を早めたり、底上げ訓練をしたり、目視に頼らない察知術を強めたりと、日本の四家と違い、誰でもやれば得られる系等のモノもあるにはあるから
と言っても殆どイメトレに近いので名雪と違いレイナには難しかったようだ、座禅を組んで両手に気をイメージして球を作るとか、呼吸でエネルギーを吸って吐くとか、色々だが主に能動的ではない訓練が多いから
「うわ‥めんどくさ」みたいな感じになった
ちなみに先の戦いでも実は「仙術」は使っている
「軽身功」気力の制御に寄って、自身の体重を操作したり
「気察」気力を探知して人間と質の違う相手を探したりとかだ
実際、羅針盤が無くても相手の位置も把握していたし、如何に身軽と云えど自身の脚力で何メートルも跳んで回避など出来ない
ただ、これは気功から一段上の技術で直ぐ訓練してどうのこうのという話しでもないが
晴海らと綾辻の一行と合流して一連の事件の詳細を報告する
「相手のランクは分らないけど一応撃退はしたね」
「それは良かった、ケガも無さそうだね」
「親父やメイちゃんが居たおかげだね」
「で、そちらが?」
「黄美友だお」
「‥だお??」
「少し日本語が怪しいけど気にスンナ」
「そ、そっか。神宮寺晴海です、よろしく」
「おまえがトップ家の子か」
「え、うんそう」
「‥(なんだか最初の頃のレイナさんみたい‥」
とはアヤネも思ったのだが言葉がイマイチなので仕方無いと堪えた
「E事件の方は我々でなんとか出来ましたが、晴海様、レイナに起こった事ですが」
「ああ、ええと‥」と言いかけた所でアヤネが制した
「まずはレイナさんにお伝えしますのでこちらへ」と自分の部屋にレイナを連れて行き急激に霊力が上がった原因をまず、レイナにだけ伝える
勿論聞いた彼女も驚きはしたがやはりどこかで予感があったのだろう
「なるほど」と納得はした
「別に霊力上昇訓練を凄いやってた訳じゃないのに急激に上がったからオカシイとは思った、以前と変わった事と言えばそれくらいしかないもんなぁ‥」
「やはりある程度は気づいてましたか」
「まあね、秘密である理由も分る。ただ、親父にどう説明したらいいか」
「そうですよねぇ‥ただ神宮寺には以前もそういう力を持った当主が居たそうです、晴海様の近くに居る事で霊力の分け与えが起きた、という所だけ説明するのは可能かと」
「そうだな、親父だけに説明するならそれでいいか。まさか性交したから、とも言い難いし秘密部分は洩らさないだろう」
「ええ」
それだけ交わして、今度はレイナは時人を表に引っ張りだし
「晴海は力を分け与える特殊能力がある、多分そのせいだ」
という説明をして納得してもらう
時人自体も別に不信には思わなかったし敢てそれ以上深く追求はしない
「成る程、確かに神宮寺には過去そういう力を持った当主が居た、晴海様はそのレアケースという訳か」
「云うまでもないけど」
「分っている、他言はせぬよ、安易に知られては晴海様に危険が及ぶ」
家は違えど見解は同じ、という事だ。どうやって力を分け与えているか、というのも当然秘密である事も察している、これもあたら拡散しても問題がある、各家にある秘術と同等かそれ以上のモノであり、希少な技なり手法なりはどこにでもあるからだ
再び座に戻ってメイの部分に絞って会談が行われる、とは云え、時人も黄家との交流に空白期間が長く、ずっと交流していた訳でもないのでそこまで詳しい訳でもなく、簡易な現在の状況と分っている事を口頭とレイナに預けた資料で示して後、分厚い封筒を置いて時人も
「では」と戻った
「また女の子‥」
「こっちで現場体験する、という事だから何れにしろこっち住みかなぁ」
「うーん、聞いた感じメイさんも結構戦えるんだね」
「戦える」
「部屋はどうしよう」
「メイ此処でいい」
「ふむ」
「幸い、まだ一部屋ありますからいいのでは」
「そうだね。荷物を運ぼう」
そういう形で皆で、という程荷物は多く無く旅行鞄みたいなモノ一つと綾辻が運んできた組み立て式のラック二点くらいだ、後は置いていった封筒の中身で買い揃えろ、という事らしい
「主に現場での経験を積む目的と、やっぱり僕らと同行するのがいいのかな」
「宜しいかと思います、今はどういうふうにでも組めますし」
「ただアタシらの欠点も分ったけどね」
「行動範囲の狭さ、だね‥」
「そう、普段の見回りとかも公的組織に同行させてもらった方がいいのかもしれない」
「つまり、名雪さんの例を増やす?」
ただ、実際其れは難しい、確かに晴海らは其々の家の嫡子で個々人でも一定の権限を持つのだがあくまで現在は個別の集まりでしかない事、ちゃんとした組織ではなく自由裁量で認められているに過ぎない点がある
勿論、レイナの例の様に自分等が積極的に見回り探知で予防するのは可能だし、名雪の様に「捜査官」としての籍を持っていれば警察組織の人員なので最初から加われるのだが、晴海らに限っては普段は民間人でE案件に関しては起こってから出番となる
晴海が元々持っている権限を使って、最初から命令する、つまり警察組織を手足に使う事は可能だし、相手も協力せざる得ない、というのも可能なのだが強引過ぎるし、晴海は此れを良しとも思わなかった
「流石に無いよね‥」と言わざる得ない
新たに加わったメイに関してだが、先の事件の事もあり、また、綾辻からも配慮された通り「本場の指導員」でもある為
業なんかも見せてもらうが、中々凄い
「秘術じゃなくても十分いけるんだね」
「对!そだよ!けど、あくまで物理だね」
「これってアタシでも使えるのかなぁ‥」
「修行すれバネ」
「とは云ってもあまり難しいのは無理だよなぁ‥」
とレイナも言った通りで、実際は早々習得出来るような業でもない、所謂中国的に言う「仙術」の系等であってはいそうですかと得られる物でもない
メイは学生ではなく、普段は自由なので時間は余ってる、レイナと名雪は比較的簡単な業を習う事にはなった
中国の「気」に置ける修行はそんなに無茶振り修練はない自然から気を集めて肉体・霊力の回復を早めたり、底上げ訓練をしたり、目視に頼らない察知術を強めたりと、日本の四家と違い、誰でもやれば得られる系等のモノもあるにはあるから
と言っても殆どイメトレに近いので名雪と違いレイナには難しかったようだ、座禅を組んで両手に気をイメージして球を作るとか、呼吸でエネルギーを吸って吐くとか、色々だが主に能動的ではない訓練が多いから
「うわ‥めんどくさ」みたいな感じになった
ちなみに先の戦いでも実は「仙術」は使っている
「軽身功」気力の制御に寄って、自身の体重を操作したり
「気察」気力を探知して人間と質の違う相手を探したりとかだ
実際、羅針盤が無くても相手の位置も把握していたし、如何に身軽と云えど自身の脚力で何メートルも跳んで回避など出来ない
ただ、これは気功から一段上の技術で直ぐ訓練してどうのこうのという話しでもないが
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる