えぇー 俺が魔族しかも王族て???

腐りんご

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16‥⭐️俺ピンチ!

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☆☆☆


 俺やっちまった。
 グーリドに抱き付いたまま動けなくなった。

「マナト様」

 グーリドの腕が俺を抱き締めた。
 胸がドキドキしてナニも考えられなくなった。

・・・・・


 私はマナト様から抱き付かれ驚いたが嬉しくて抱き締めていた。
 マナト様が潤んだ瞳で見上げてきた。
 ダメだ可愛すぎて堪えられない。

「喰いたい」


「えっ今なんて?」

 シマッタ。マナト様があまりにも美味しそうだったので心の声が漏れていた。私はマナト様の頬を撫でた。
 このまま口づけしたかったがここは人が多すぎる。
 二人きりになりたい……
 私はマナト様の耳元でささやいた。

「後でお部屋に覗ってもよろしいですか?」

「うん」小さく呟いた。


「マナト様、お迎えありがとうございます。まだ仕事が残っておりますので一旦失礼します」

 私はマナト様を抱き締めたままでいたかったが手に口づけしその場を離れた。



 □□□


 俺は自分の部屋に戻ってから頭を抱えた。俺やっちまった!グーリドが「お部屋に覗ってもよろしいですか?」て聞いてきたから「うん」って頷いてしまった。
 どうしよう。
 俺のバカ。
 二人きりはマズイ・・・
 
 
 コンコンドアをノックする音がした。

 ビクッとした。
 
「殿下、リックです。衣装をお持ちいたしました」

 リックさんか?びっくりした。
 衣装ってなんの?

「殿下お忘れですか」

「討伐部隊の方と食事会です。さぁ着替えて下さい」

「あっ完全に頭から抜けてた」

 魔王陛下(伊藤さん)がバイキングの食事会だから大丈夫て言ってたんだった。
 リックさんはあっという間に俺を着替えさせた。なんかヒラヒラした黒をベースにした服で金の刺繍が入っている。 ダンスの衣装に似ていた。
 頭には銀のティアラを付けられた。  

 派手なんですけど・・・・・

「可憐すぎです殿下!」

 リックさん目に涙を浮かべ頬を染めている。
 
「俺 可愛いんですか?リックさん?」

「はい、殿下!とても愛らしいです」

 マジか?
 伊藤さんの言った通りなのか?
 可愛いなんて言われたことないし?
 実感ないな?


 コンコン

 また誰か来た。

「殿下、グーリド殿がみえられました」

 グーリドが部屋に入って来た。

「では私は失礼します」てリックさん出ていかないで・・・


「マナト様ナンと可憐な」

 うっ恥づ。

 グーリドが俺の手にキスし抱き寄せられた。
 ヤバイ胸がドキドキしてきた。
 顎を持ち上げられキスされていた。
 キスが雨のように降ってくる。
 唇に頬に耳に首筋にキスされるたび体が跳ねた。

「可愛いい…お顔を拝見できない日はマナト様が恋しくて堪りませんでした」
 
 耳元で囁かれ腰が砕けそうになった。
 グーリドの手が俺の頬を撫で首筋をなぜていく。
 体が熱い。

「あ~ん・・うっうっ・・・」

 俺、男に触られて気持ちいいなんて本当にどうしたんだ……ヤバイ。

 マズイ!俺のムスコが反応しだした。
 

 コンコン
 リックさんが呼び掛けてきた。

「殿下、魔王陛下がお待ちになっておられます。お急ぎ下さい」

「はい」助かった。
 このままだとヤバかった色々と……

「チッ」
 
 グーリドさん今舌打ちしませんでしたか!

 俺はグーリドに腰を抱かれたままで会場に向かった。




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#お気に入りに入れて下さりありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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