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しおりを挟む海斗に背中を押されたものの、どうやって誘えばいいのかわからず時間だけが経って行った。海斗が思っていた以上に勇人はヘタレだったようである。
その頃、高坂はというと・・・
勇人に告白されて嬉しかったがあれから忙しくなり電話やメールをしているでけだ。
以前よりもつながりを感じられるが、それでも会いたくて会いたくてこうやってスマホの待ち受け画面の勇人を見つめることしかできなくて、出るのはため息だけである。
はあ~・・
この写メはあの障害物競走で大騒ぎになった女王様のコスプレ姿だ。これを見たとき股間に衝撃を受けてノックアウトされてしまった記憶は新しい。
写真は没収したものの個人の写メはなかなか処分できなかった。風紀もそこまでは手が伸びなかったのが現状だ。
いやしかし、風紀委員長ともあろう者が恋人のこんな写メを・・・言いたいことはいっぱいある。だけど・・デレデレになっている彼の姿を見て誰も何も言えなくなってしまったのだ。
誰もがその存在を恐れて逃げ出す高坂理人が鼻の下を伸ばしてデレデレになっている何て・・・・。
かわいいだけじゃなくてこんな色気をダダ漏れにさせていたなんて、お仕置きをしたいところだが・・・
「委員長、またですか?」
「・・・え、ああ・・・すまん」
「・・はあ~まったく、しっかりしてくださいよっ!」
何度目かのため息に原田の視線が痛い。ついさっき、ウザいと注意されたばかりなのだ。
こいつ、見た目はかわいいのに問題をおこした生徒には容赦がないよな。あの侵入者にも手加減なしの拳を入れていたし、見回りで拘束した奴らにも・・だったな・・。
噂が噂を呼んで通り名がついた。
『風紀の悪魔』―――と・・
まあ、実際その通りだったので笑えなかった。
「・・・誘ったらどうなんですか?」
「・・・・ん?」
「聞いていなかったんですか?」
いけね!全然聞いていなかった。
「勇人を文化祭に誘ってみたらどうですかって言ってんですよ」
「勇人と・・文化祭を」
原田の提案に勇人の笑顔が浮かんで顔が緩む。
一緒に屋台の物を食べたり、喫茶店や幽霊屋敷に入って怖がった勇人がオレに抱きついたりして・・
もじもじしながら勇人が―――
『手をつないでもいい・?』
『ああ、いいぞ・・もしかして、怖いのか?』
真っ赤な顔をして―――
『そ、そんなわけないだろ・・』
『ハハハ・・無理するなよ。オレが守ってやるから』
俯いていた顔を上げて―――
『ほ、ほんとに・・守ってくれるの・・?』
とかになったりして、うまくいけば・・き、キスまで・・・。
「委員長・・?」
「はっ・・・オレは何を?」
いけない!癒しが勇人が足りなくて変な妄想をしていたらしい。
「で、どうするんですか?勇人を誘うんですよね?」
「いや・・誘いたいが・・見回りがあるし・・」
できれば勇人と一緒に楽しみたいが風紀委員長であるオレはそれは叶いそうにもない。
高揚していた気分が一気に下がってしまった。
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