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嵐を呼んだウエディングドレス
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執務室の窓からは美しい下弦の月明かりが差し込んでいるが、執務室の主であるエルトニア帝国第三皇子のナイルズは月見をするほどの余裕はなかった。
皇帝である父が体調を崩し父の仕事の代行を肩代わりした分、以前より三倍になった書類に目を通しながら男の報告を聞いていた。
「そうか二度結婚式を……」
くつくつとナイルズは笑った。
ソコロにウエディングドレスを贈ったのは、ちょっとした思いつきと気紛れと好奇心からだった。
エルトニア帝国の近々立太子の噂のある第三皇子ナイルズから贈られたウエディングドレスを国としてどう処理するか、ソコロはどう思うかソコロの夫はどう対処するかに興味があった。
結果はほぼナイルズの予想通りで意外性がなかったのは残念だが、ソコロが幸せそうだったと聞くと喜ばしい気持ちの陰に少しばかりの口惜しくもあるのだが、そこは気付かないふりをナイルズはしてる。
下弦の月も大分傾いてきた頃に執事が執務室にやって来た。
「旦那さま、そろそろお休みになっては」
そう言って彼は琥珀色の飲み物をナイルズの前に置いた。
細かい文字を見ていたからかナイルズは鼻根を軽く親指と人差し指で揉みながら、執事に礼をいい飲み物を手に取って椅子を回すと下弦の月を見上げた。
ソコロの結婚式の日は満月だったなと、ナイルズは欠けた月に時間の経過を教えられる。
ナイルズがグラスを軽く振ると、カランとグラスの中の氷が鳴いた。
「今日はいつもと雰囲気が違いますね。なにかございましたか?」
この執事は子供の頃からナイルズの世話をするナイルズが信用する人間の一人で、ちょっとした変化も見逃さない優秀な人物でもあった。だから今の自分の姿を見られるのはナイルズにはばつが悪くもある。
「昔、迷子の女の子に会って、その娘の手を引いてあげたことがあるんだ。ずっと手を引いてあげたかったんだが、気付いたらその娘は私の手を振り払い、一人で立ち上がり道を見つけて何処かへ行ってしまった。――――何故か今日はその娘が思い出されてね」
ナイルズがグラスを口元に運べばカランと氷が鳴る。
「左様でございますか。それは良い思い出とも悪い思い出ともいえますね」
執事は軽く机の上を整理しながらそう言って、主人を見る。月を見上げる主人の後ろ姿に、哀愁の色が漂うのは見間違いではないのを確認して主人の次の言葉を待った。
「そうだな、どっちにもとれるな」
くっくっとナイルズは笑う。
「ですが坊っちゃまにはいい思い出だったのでしょう」
ナイルズを坊っちゃまと呼ぶ執事は、ナイルズが女性に淡白すぎるのを心配していた。そして決してナイルズは口にはしないが、女性に淡白なのは事故死したレイチェルが原因ではないかと執事は思っている。
「いい思い出……か」
ナイルズの姿勢が月から目を離し俯いたように背後にいる執事には見えた。
「迷子の女の子はソコロ様ですね。手を離されたことを後悔なさってるのですか?」
「じぃには隠しごとはできないな。」
余計なことは言わない癖に、その口から言葉を紡ぐと確信を突いてくる。まったくやり難い相手だと、ナイルズは僅かに口角を上げる。
忙しい皇帝と皇妃に代わり親代わりに、ナイルズの面倒を見てくれたのが執事だった。子供の頃からナイルズをよく見ている執事には隠しごとができない。隠しても何故か執事にはばれてしまうのだ。きっとナイルズには伝えてないだけで、執事にはナイルズ隠している他のことも分かっているのだろう。
「あちらの公爵家に正式に婚約の申し込みをなされば宜しかったのでは?」
執事の言葉に目を伏せ声を出さずにナイルズは笑った。
「私はソコロという器が欲しかったんじゃない。心が欲しかった」
だからあえて正式な申し込みはしなかった。今でもそれにナイルズの後悔はない。
「……左様ですか」
レイチェルが亡くなってから女性に見向きもしなかったナイルズが気に入ったソコロは、執事の目からしても皇妃になるのに十分な品格の持ち主に映った。ソコロが滞在していた当時には極秘ではあったが、ほぼナイルズが立太子するのは決まっていて、女性に淡白なナイルズがさらに淡白になっている時期で、そんな折に会ったソコロへナイルズが感心を示したのには執事のが驚いた。ナイルズとソコロは内々の見合いのようなものだったが、レイチェルの不審な事故以来、元々慎重だったナイルズはさらに慎重になっていて、ソコロが婚約者候補だと内外の貴族に知られるのを嫌がった。それ故に一年様子を見ることになったのだが……今考えるとそれが良くなかったのかもしれない。さっさと婚約までしていれば、違った未来が見れたかもしれないと執事はナイルズの横で微笑むソコロを想像して惜しいことをしたと悔やむ。
「ですが意外でした。坊っちゃまはレイチェル様に似た人を次も選ぶと思っておりました」
また鋭いことを言うとナイルズは苦笑いする。
「第三皇子という気軽な立場ならレイチェルで問題はないが、皇太子という立場ではレイチェルは選べない。なにより彼女は皇妃は荷が重すぎるし、なったとしても幸せにはなれなかったろう」
ナイルズの冷静な判断に執事も舌を巻く。あんなにも愛されていたレイチェルをばっさりと切り捨てるとは。
「皇太子ならソコロ様が良い、ということでしょうか?」
成程とも執事は思う。レイチェル様は一人では立ってられないかのような方だった。愛らしく嫋やかではあったが、強さはなかった。生まれが伯爵家で少々爵位が低いのも皇帝や皇妃がナイルズとの婚約を渋った原因の一つではあるが、一番問題にしていたのはその性格だったのを執事は知っていた。ナイルズの言い方では、彼自身も気付いていたのかもしれない。
「……そうはっきりと言われると、身勝手な男のように聞こえるな。だがあながち間違ってない。一人でしなやかに立てる女がいい」
皇帝になるのであれば、半歩下がってついてくるのではなく、隣で一緒に歩いてくれる女が理想だ。ソコロはそう考えているナイルズの理想通りだったし、たぶんソコロにナイルズは一目で惹かれもしたのだろう。愛し愛されたレイチェルとはソコロは真逆の女だったが、強かなくせに脆そうで実はナイルズが予想していたより真っ直ぐで意思の強い女だった。
するりとナイルズの手から逃げて行った女……。ナイルズはじっと自分の手の平を見つめた。
ソコロの選んだ男は今は貧乏伯爵だと報告を受け、もしソコロが自分でした選択を誤ったと後悔しているようなら攫いに行くつもりだった。だが、使用人と楽しそうにトンカチ持って家の補修をされたりして幸せそうでしたよ。―――などと聞いたら、ナイルズはうっすら笑うしかない。
「またソコロ様のような方とめぐり逢えればよろしいですね」
執事の言葉にはっとナイルズは我に返ると背後の執事へと椅子を回し向き合った。
「そうだな出逢えるといいな……」
「出逢えますとも!このじいが補償します」
執事は胸を張るとナイルズを慈しむかのように見つめて言葉を続けた。
「というより、出逢ってもらわねば困ります。なにしろじいは坊っちゃまのお子様を見るのが夢ですからな」
と言うとこほんと咳払いをした。
「そうだったな。じいをまだまだ待たせそうだが、頑張るよ」
ナイルズはふっと笑い目を細めると、琥珀色の液体が入ったグラスを持ったまま立ち上がり、窓際に寄るとまた月を眺めた。
まぁしばらくの間は満月を見るたびに、迷子の少女の笑顔を想像してしまいそうだが。
からん……ナイルズの持つグラスに氷がぶつかりが鳴く。
ソコロ、いつまでも幸せに。
ナイルズは下弦の月を眺めながら、執事に気付かれないよう心の中でそっと呟き、誤魔化すように琥珀色の液体をごくりと飲むのだった。
皇帝である父が体調を崩し父の仕事の代行を肩代わりした分、以前より三倍になった書類に目を通しながら男の報告を聞いていた。
「そうか二度結婚式を……」
くつくつとナイルズは笑った。
ソコロにウエディングドレスを贈ったのは、ちょっとした思いつきと気紛れと好奇心からだった。
エルトニア帝国の近々立太子の噂のある第三皇子ナイルズから贈られたウエディングドレスを国としてどう処理するか、ソコロはどう思うかソコロの夫はどう対処するかに興味があった。
結果はほぼナイルズの予想通りで意外性がなかったのは残念だが、ソコロが幸せそうだったと聞くと喜ばしい気持ちの陰に少しばかりの口惜しくもあるのだが、そこは気付かないふりをナイルズはしてる。
下弦の月も大分傾いてきた頃に執事が執務室にやって来た。
「旦那さま、そろそろお休みになっては」
そう言って彼は琥珀色の飲み物をナイルズの前に置いた。
細かい文字を見ていたからかナイルズは鼻根を軽く親指と人差し指で揉みながら、執事に礼をいい飲み物を手に取って椅子を回すと下弦の月を見上げた。
ソコロの結婚式の日は満月だったなと、ナイルズは欠けた月に時間の経過を教えられる。
ナイルズがグラスを軽く振ると、カランとグラスの中の氷が鳴いた。
「今日はいつもと雰囲気が違いますね。なにかございましたか?」
この執事は子供の頃からナイルズの世話をするナイルズが信用する人間の一人で、ちょっとした変化も見逃さない優秀な人物でもあった。だから今の自分の姿を見られるのはナイルズにはばつが悪くもある。
「昔、迷子の女の子に会って、その娘の手を引いてあげたことがあるんだ。ずっと手を引いてあげたかったんだが、気付いたらその娘は私の手を振り払い、一人で立ち上がり道を見つけて何処かへ行ってしまった。――――何故か今日はその娘が思い出されてね」
ナイルズがグラスを口元に運べばカランと氷が鳴る。
「左様でございますか。それは良い思い出とも悪い思い出ともいえますね」
執事は軽く机の上を整理しながらそう言って、主人を見る。月を見上げる主人の後ろ姿に、哀愁の色が漂うのは見間違いではないのを確認して主人の次の言葉を待った。
「そうだな、どっちにもとれるな」
くっくっとナイルズは笑う。
「ですが坊っちゃまにはいい思い出だったのでしょう」
ナイルズを坊っちゃまと呼ぶ執事は、ナイルズが女性に淡白すぎるのを心配していた。そして決してナイルズは口にはしないが、女性に淡白なのは事故死したレイチェルが原因ではないかと執事は思っている。
「いい思い出……か」
ナイルズの姿勢が月から目を離し俯いたように背後にいる執事には見えた。
「迷子の女の子はソコロ様ですね。手を離されたことを後悔なさってるのですか?」
「じぃには隠しごとはできないな。」
余計なことは言わない癖に、その口から言葉を紡ぐと確信を突いてくる。まったくやり難い相手だと、ナイルズは僅かに口角を上げる。
忙しい皇帝と皇妃に代わり親代わりに、ナイルズの面倒を見てくれたのが執事だった。子供の頃からナイルズをよく見ている執事には隠しごとができない。隠しても何故か執事にはばれてしまうのだ。きっとナイルズには伝えてないだけで、執事にはナイルズ隠している他のことも分かっているのだろう。
「あちらの公爵家に正式に婚約の申し込みをなされば宜しかったのでは?」
執事の言葉に目を伏せ声を出さずにナイルズは笑った。
「私はソコロという器が欲しかったんじゃない。心が欲しかった」
だからあえて正式な申し込みはしなかった。今でもそれにナイルズの後悔はない。
「……左様ですか」
レイチェルが亡くなってから女性に見向きもしなかったナイルズが気に入ったソコロは、執事の目からしても皇妃になるのに十分な品格の持ち主に映った。ソコロが滞在していた当時には極秘ではあったが、ほぼナイルズが立太子するのは決まっていて、女性に淡白なナイルズがさらに淡白になっている時期で、そんな折に会ったソコロへナイルズが感心を示したのには執事のが驚いた。ナイルズとソコロは内々の見合いのようなものだったが、レイチェルの不審な事故以来、元々慎重だったナイルズはさらに慎重になっていて、ソコロが婚約者候補だと内外の貴族に知られるのを嫌がった。それ故に一年様子を見ることになったのだが……今考えるとそれが良くなかったのかもしれない。さっさと婚約までしていれば、違った未来が見れたかもしれないと執事はナイルズの横で微笑むソコロを想像して惜しいことをしたと悔やむ。
「ですが意外でした。坊っちゃまはレイチェル様に似た人を次も選ぶと思っておりました」
また鋭いことを言うとナイルズは苦笑いする。
「第三皇子という気軽な立場ならレイチェルで問題はないが、皇太子という立場ではレイチェルは選べない。なにより彼女は皇妃は荷が重すぎるし、なったとしても幸せにはなれなかったろう」
ナイルズの冷静な判断に執事も舌を巻く。あんなにも愛されていたレイチェルをばっさりと切り捨てるとは。
「皇太子ならソコロ様が良い、ということでしょうか?」
成程とも執事は思う。レイチェル様は一人では立ってられないかのような方だった。愛らしく嫋やかではあったが、強さはなかった。生まれが伯爵家で少々爵位が低いのも皇帝や皇妃がナイルズとの婚約を渋った原因の一つではあるが、一番問題にしていたのはその性格だったのを執事は知っていた。ナイルズの言い方では、彼自身も気付いていたのかもしれない。
「……そうはっきりと言われると、身勝手な男のように聞こえるな。だがあながち間違ってない。一人でしなやかに立てる女がいい」
皇帝になるのであれば、半歩下がってついてくるのではなく、隣で一緒に歩いてくれる女が理想だ。ソコロはそう考えているナイルズの理想通りだったし、たぶんソコロにナイルズは一目で惹かれもしたのだろう。愛し愛されたレイチェルとはソコロは真逆の女だったが、強かなくせに脆そうで実はナイルズが予想していたより真っ直ぐで意思の強い女だった。
するりとナイルズの手から逃げて行った女……。ナイルズはじっと自分の手の平を見つめた。
ソコロの選んだ男は今は貧乏伯爵だと報告を受け、もしソコロが自分でした選択を誤ったと後悔しているようなら攫いに行くつもりだった。だが、使用人と楽しそうにトンカチ持って家の補修をされたりして幸せそうでしたよ。―――などと聞いたら、ナイルズはうっすら笑うしかない。
「またソコロ様のような方とめぐり逢えればよろしいですね」
執事の言葉にはっとナイルズは我に返ると背後の執事へと椅子を回し向き合った。
「そうだな出逢えるといいな……」
「出逢えますとも!このじいが補償します」
執事は胸を張るとナイルズを慈しむかのように見つめて言葉を続けた。
「というより、出逢ってもらわねば困ります。なにしろじいは坊っちゃまのお子様を見るのが夢ですからな」
と言うとこほんと咳払いをした。
「そうだったな。じいをまだまだ待たせそうだが、頑張るよ」
ナイルズはふっと笑い目を細めると、琥珀色の液体が入ったグラスを持ったまま立ち上がり、窓際に寄るとまた月を眺めた。
まぁしばらくの間は満月を見るたびに、迷子の少女の笑顔を想像してしまいそうだが。
からん……ナイルズの持つグラスに氷がぶつかりが鳴く。
ソコロ、いつまでも幸せに。
ナイルズは下弦の月を眺めながら、執事に気付かれないよう心の中でそっと呟き、誤魔化すように琥珀色の液体をごくりと飲むのだった。
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