日本が危機に?第二次日露戦争

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第9話

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夜が明けた。マリウポリの住民は起き始めた。実際は銃声を聞いて恐れながら家の中に隠れていたが完全に収まって外に出てきたのだ。もうマリウポリには誰1人ロシア兵はいない。捕虜はマリウポリ市内に設けられた収容所に全員収容された。もうマリウポリ市内は安全だ。ただ今だに周りがロシア軍に囲まれているのは変わらない。そして海自はウクライナ海軍にマリウポリを完全に奪還したことを報告した。そしたら黒海を巡回していた艦隊の一部が応援に来る事になった。海自はそれまではマリウポリを守って応援部隊が来たら応援部隊の一部に守りを任せて打って出ることになった。応援部隊は今日中に着く予定だ。ただ大分前に既にクリミア大橋をウクライナ海軍は報告を受けずに超えていたようで朝9時には着いていた。そしてウクライナ海軍と海自が合同で市の行政府に旗をあげることになった。この頃には住民が窓から外を覗いたりしていた。そして日本国旗やウクライナ国旗を見て興奮した住民たちが喜んで外に出てきた。マリウポリの住民たちはずっとウクライナ軍を待っていたのだ。そして日本がウクライナに着いたということは知らなかったが日本はG7の一員なため援軍に来てくれたと察したみたいだ。だから市民たちは反抗しないで歓迎してくれた。自衛隊員たちは市民たちに囲まれて口々に
「ウクライナに栄光あれ」
「日本に栄光あれ」
「英雄に栄光あれ」
と言われた。マリウポリの市民はロシア軍を嫌っていた。だから解放軍が訪れたことを喜んでいた。市内は大騒ぎになりそうだったがロシア軍を警戒している自衛隊隊員とウクライナ海軍の兵士によって宥められていた。マリウポリ市民は去年の5月にロシア軍に占領されてから長く苦しい時を過ごしたが遂に報われて11ヶ月に及ぶ占領が終わった。しかしロシア軍の残したものは酷い。あちこちに死体や瓦礫がまだあり、死体の殆どは拷問の跡がある。これらは証拠としてロシアは戦争犯罪に問われることになるだろう。




そして日本の自衛隊、ウクライナ軍の合同で市の守りを固めてマリウポリだけではなくザポリージャ原発への道を進む用意をしていった。明日には準備が完成して更なる奪還作戦が進む予定だ。士気旺盛で精鋭部隊によって構成された両軍の勝利は間違えないだろうと思われている。


人々の目にもマリウポリ奪還作戦が無事成功して作戦は無事に進むと思われていた。しかしここで番狂せが起こった。









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