日本が危機に?第二次日露戦争

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第11話

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マリウポリに駐留しているウクライナ、日本連合軍は現在こちらに向かってきているロシア軍1万によって危機状況だった。いくら地の利を持つパルチザンが協力して地雷などを道中に撒いていようと来るものは絶対に相手の方が人数が多い。最小に数を減らしたとしてもロシア軍がこちら3千人に対して8千人程度居るのは変わらない。自衛隊とウクライナ軍はロシア側の対応がもう少し遅い前提だった為この状態は大問題だ。


更に運の悪い事にロシア軍がクリミア大橋に向かっていた。そこには海自艦隊が密かにロシア軍通行中に破壊する為に待ち構えている。ロシア軍は多くの対空ミサイルを置いて防空網を厚くしているがその位置は全てウクライナ軍のドローンによりバレていたし海自にも提供されていた。そして徐々に破壊されていた。その為破壊作戦は恐らく成功するだろうが向かって来ている全部のロシア軍を倒す事は恐らく困難だろうと思われた。ロシア軍はまた大変多くの数の兵士をクリミア半島防衛に送り込んで来ていたので全員を海に落とすのはかなり困難で恐らく無事にクリミア半島に渡れた兵士はロシア軍の最重要拠点の一つであるマリウポリにも来ると思われる。こうしてマリウポリの危機は着々と悪化している中運の良いことが起きた。ある意味の奇跡だ。



クリミア大橋の近くに駐留している海自艦隊が大戦果を上げた。








遂にロシア軍の部隊がクリミア大橋を通りかかった。そして海自艦隊は絶妙なタイミングで10発程ミサイルを発射。
無事全てのミサイルが橋や燃料補給車両に命中し、燃料補給車両は大爆発を起こして橋は元々昨年10月に起きたクリミア爆発事件によって少し壊れていたが今回の大爆発で完全に破壊された。そしてロシア軍は大損害を得た。これは完全にたまたまだがクリミア大橋を渡って入るロシア軍は予想より少し少なかった上に前で起きた爆発に気付かずに進んだ為、殆ど全軍が海に落ちたり焼けたりして大惨事にまで発展していく事になる。こういうのがロシア軍の連携不足や不注意、練度の不足そして功績をただただ流行る事によって起きたはんがいだ。
ウクライナ側はロシアのこういう部分に多いに助けられていた。そしてこの海自艦隊の功績によりマリウポリの危機はまだまだ以前と変わらず大変な状態だが前よりはマシな状況に変化が起きた。これによって当初見込まれていたクリミア方面からの軍隊が来る事は無くなった。そして更に良いことが起きた。



ヘルソン市側からロシア軍を攻めていたウクライナ軍が無事渡河作戦を成功してロシア側の重要拠点の一つでパルチザンの活動が特に激しいことでも有名なメリトポリまで奪還した。メリトポリからマリウポリは120マイルぐらいでかなり近いしこれでヘルソン市から見てマリウポリまでの距離は半分を切った事になる。何せヘルソンからメリトポリの距離は約140マイルだ。またメリトポリは侵攻初期からずっと一年以上占領下に置かれていたのでこの奪還はとても喜ばれた。そしてこのマリウポリ奪還やメリトポリ奪還、更には自衛隊の参戦はウクライナ国民やウクライナ軍兵士をとても喜ばせて一年が超えて少し厭戦気分になっていたウクライナの士気を大幅に上げた。それとは対照的にロシア軍の士気は駄々下りだ。




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