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幕末動乱篇8 抗争の渦中
抗争の渦中(1)
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ことの始まりは、家老の新任だった。保守的な岩国の藩主吉川経幹が一門出身の家老の就任に賛成した。保守派が巻き返しに出てきたのだ。
その一方追討軍に対して、攻め込まれるような事態も考慮するため、抗戦を主張する高杉や波多野、聞多と言った面々が政務座に抜擢されることにもなった。
ひたすら恭順するのか、一応恭順の姿勢はとるもの軍備も整えて公儀との戦もじさない武備恭順派との対立が鮮明になってきていた。
聞多は、晋作と今後のことを確認しあっていた。藩内の対立が自分たちの取るべき道筋を困難なものにしていた。
「政務座役の皆が辞表を提出じゃと。これではあいつらがやりたい放題じゃ。それで、殿にお目通りして、辞表の撤回の命をしてくださるようお願いしてきた」
聞多は政庁での藩論工作に務めることにした。
「僕は萩に行き、奇兵隊や諸隊の様子を見てくる」
晋作は自ら創設に関わった奇兵隊を、自分の側につくようにすべきだと考えていた。
「それは大事じゃ。抑えるもんは抑えておかんと。わし等こそが殿や世子様をお守りしなくては。保守派の連中はお家の存続第一で、殿が邪魔だと思えば押し込みだって納得ずくでやりかねんぞ。わしはできる限りのことをやろうと思っちょる」
「聞多、何をやろうとしてる」
「藩論一致じゃ。総員総登城で御前会議をやる。そこで決着をつける。」
「勝ち目はあるのか」
「わからん、ただひたすら恭順して未来はあるのかぐらいは言える。防長武士の意地見せるは今じゃとな。おぬしの作った奇兵隊だって、解散させられるんは納得できんじゃろ。味方になりそうな組はあるのか」
「奇兵隊は別物だ。あいつらの殆どは士分ではない」
「第四大体が付いてきてくれとるが、小隊ぐらい貸してもらえないか。念の為もう少し手持ちの部隊を山口に置いてほしいんじゃ」
「隊長がおらぬ力士隊を使えば良い」
「これで決まった」
「僕は萩へ行くが、本当に大丈夫か」
「あぁ俊輔は横浜に交渉にいっちょるし。ええんじゃないか」
「きをつけろよ」
聞多は高杉と別れると、政務役の事務方に向かった。
「先だって出された、政務座役の辞表の撤回手続きをせよ、と殿の命をお持ちしてきた。そのうえで総員総登城を明日行えとのことだ。よろしく頼む」
高杉と会う前に世子定広の小姓が密かに持ってきた書付を握りしめた。世子様にこのような思いをさせてはならない、その一心で動いていた。
次は辞表を出させられた、大和や内蔵太に会いに行って、明日登城するように言いに行かなくては。それで、晋作に使わせてもらえる力士隊と隊に待機を命じておく。他にやるべきことはなんだ。控えの間でいろいろと書類を作っていて、やっと帰ろうと思った時声をかけられた。家老の筆頭宍戸備前だった。人のいないところに連れ出されて、意見を聞かれた。
「政務座役らの辞表撤回の手続きをしているとな」
「はい、殿の命です。総員総登城の上御前会議を行い、藩是を決定します。公儀に対する方針です」
「只管恭順か武備恭順か。おぬしは武備恭順だったな」
「はい、殿をお助けしお家のためには武備恭順とするしかありませぬ」
「うまくいくのか、会議で決しても保守派は上士組の軍を動かすかもしれぬ」
「大丈夫でございます。会議で藩論一致させることが大事でございます」
「なれど、それは理想じゃ。そのような理想通りには物事は運ばぬよ」
「ご心配ありがとうございます。私にも策はありますので」
「策とは」
尋ねられて、口が滑ったと思った。ここで言うべきか迷った。相手は宍戸備前様だ、本当に心配しているに違いない。
「もしものときに寺に手勢をおいております。あちらが動く前に潰します」
「なるほどの。それなら安心じゃ」
「それではまだやるべきことがありますので、これにて」
「きをつけての」
聞多は急いで、大和の屋敷に向かった。聞多が政庁をあとにした時、宍戸備前に話しかける人がいたことに、当然気がつくはずもなかった。
大和も渡邊内蔵太も辞表の撤回がなされたことで、明日の御前会議に出席することを約束してくれた。これで少しは心強い。
その足で第四大隊と力士隊の詰め所によった。明日の御前会議のあと、保守派の支援で山口に来ている先鋒隊を潰す段取りを話し合った。この力士隊とは別に脱藩浪士も数人で組になって近くにいたので合流してきていた。
「明日どういう結果になっても、会議の後、夜に顔を出す。その時の指示に従ってほしい」
聞多が帰るときに皆に声をかけた。先鋒隊襲撃は明日の夜、密かに行う。これが聞多の策だった。これでやるべきことはやった。あとは明日にすべてをかける。
翌日、家を出ようとすると兄が引き止め、立場にあった登城をするべきだと言った。一人で出かけるなど軽輩だというのだ。従者を連れて行くべきとしつこく言われるので、指示に従い淺吉を連れて行くことにした。確かに身内の者を連れて歩くことは安心感があった。
登城し、議場に入った。御前会議が始まった。波多野や渡邊、大和といった辞表提出組も出てきていて心強かった。彼らは同志もしっかり連れてきてくれているようだった。
「少なくとも、御公儀の申すことに従い、お家の存続に尽くすべきと考えます」
保守派の中井が口火を切った。
「御公儀の申すべきところが、どのようなものかご存知の上、申されているのか」
聞多は公儀のやり口から、始めようとした。
「殿と世子様は隠居や謹慎となりましょう、山口の政庁は打壊の上廃棄といったところです。減封もやむを得ないと考えます」
「それだけではありませぬのか。転封だってあり得るのではないですか。毛利家とこの防長2カ国は切り離せない絆がある、その絆を引き裂くことでも力は削がれます。そこまでして、御公儀に従う意味はございますか。これでは関ケ原の戦いの後と同じことが繰り広げられるではありませんか。戦わずして負けることが潔く、お家のためになるどころか、毛利家家臣の不甲斐なさでお家を貶めることになるとしか、私には思えませぬ。そもそも何を持って我らは朝敵となり、追討を受けねばならなくなったのか、それすらも曖昧ではございませぬか。そのようなまま物事を進めることにも危うさを感じざるを得ません」
そう、関ヶ原の減封は家臣にとって、痛い話として刷り込まれている。この二の舞だけは避けなければならないは、効くはずだ。
「即時攘夷など過激なことを進めてきた結果、朝廷からは朝敵に、ご公儀からも追討を受けることになったのではありませぬか。この始末取るには穏便にことを行う以外ございませぬ。武備など言う二枚舌では、ご公儀には誠意は通じません」
「殿や世子様の隠居や謹慎を受け入れるとなると、どなたかを跡継ぎにせねばなりませぬな。興丸様ならまだしも、徳川の近親者をということになっても仕方がないと思われているのではないですか。そのようなこと我らには納得のできようもございません」
「それでは、戦になっても勝てると申されるのか」
「負けを前提とされている方に、勝てるかといわれるとは。それはやり方次第。準備を怠らず、藩論一致の上、決戦の意思があれば勝つとは申せませぬが、負けることはないと存じます」
論者たちに疲労の色が見えてきたところ、敬親が昼食のための中断をしようと言い出した。それに対しても聞多は反論した。
「我らは今やきちんと食事はとれております。しっかり食べられぬ時代ならまだしも、この時に一度くらい昼食を抜いても何も問題はございませぬ。続けられぬほどの弱いものなどこの場に居るはずがございません」
こういわれると、中断する理由がなくなってしまった。聞多はどこまでも力で押し切るつもりだったのだ。
そのあとも似たような議論が続き、保守派の只管恭順論は武士として戦わずして敗れるのかという弱さもはらみ、聞多に論破される印象が強くなっていた。そうなってくると藩主敬親も武備恭順を認めることができる雰囲気になってきた。
「よしわかった、この度の方針は武備恭順でやっていく。皆もそのつもりでやってくれ」
一応の結論は出た。聞多はこの山場を押し切れたことに満足だった。しかし、反対の保守派はこの会議が茶番で、実のところ我らの意見を聞くつもりもなかったのではないかと思っていた。それを仕掛けたのが誰かもはっきりわかっていた。
この会議の様子と結果を気にしていた先鋒隊の詰所に、報告が行くのも当然のことだった。
その一方追討軍に対して、攻め込まれるような事態も考慮するため、抗戦を主張する高杉や波多野、聞多と言った面々が政務座に抜擢されることにもなった。
ひたすら恭順するのか、一応恭順の姿勢はとるもの軍備も整えて公儀との戦もじさない武備恭順派との対立が鮮明になってきていた。
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「僕は萩に行き、奇兵隊や諸隊の様子を見てくる」
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「わからん、ただひたすら恭順して未来はあるのかぐらいは言える。防長武士の意地見せるは今じゃとな。おぬしの作った奇兵隊だって、解散させられるんは納得できんじゃろ。味方になりそうな組はあるのか」
「奇兵隊は別物だ。あいつらの殆どは士分ではない」
「第四大体が付いてきてくれとるが、小隊ぐらい貸してもらえないか。念の為もう少し手持ちの部隊を山口に置いてほしいんじゃ」
「隊長がおらぬ力士隊を使えば良い」
「これで決まった」
「僕は萩へ行くが、本当に大丈夫か」
「あぁ俊輔は横浜に交渉にいっちょるし。ええんじゃないか」
「きをつけろよ」
聞多は高杉と別れると、政務役の事務方に向かった。
「先だって出された、政務座役の辞表の撤回手続きをせよ、と殿の命をお持ちしてきた。そのうえで総員総登城を明日行えとのことだ。よろしく頼む」
高杉と会う前に世子定広の小姓が密かに持ってきた書付を握りしめた。世子様にこのような思いをさせてはならない、その一心で動いていた。
次は辞表を出させられた、大和や内蔵太に会いに行って、明日登城するように言いに行かなくては。それで、晋作に使わせてもらえる力士隊と隊に待機を命じておく。他にやるべきことはなんだ。控えの間でいろいろと書類を作っていて、やっと帰ろうと思った時声をかけられた。家老の筆頭宍戸備前だった。人のいないところに連れ出されて、意見を聞かれた。
「政務座役らの辞表撤回の手続きをしているとな」
「はい、殿の命です。総員総登城の上御前会議を行い、藩是を決定します。公儀に対する方針です」
「只管恭順か武備恭順か。おぬしは武備恭順だったな」
「はい、殿をお助けしお家のためには武備恭順とするしかありませぬ」
「うまくいくのか、会議で決しても保守派は上士組の軍を動かすかもしれぬ」
「大丈夫でございます。会議で藩論一致させることが大事でございます」
「なれど、それは理想じゃ。そのような理想通りには物事は運ばぬよ」
「ご心配ありがとうございます。私にも策はありますので」
「策とは」
尋ねられて、口が滑ったと思った。ここで言うべきか迷った。相手は宍戸備前様だ、本当に心配しているに違いない。
「もしものときに寺に手勢をおいております。あちらが動く前に潰します」
「なるほどの。それなら安心じゃ」
「それではまだやるべきことがありますので、これにて」
「きをつけての」
聞多は急いで、大和の屋敷に向かった。聞多が政庁をあとにした時、宍戸備前に話しかける人がいたことに、当然気がつくはずもなかった。
大和も渡邊内蔵太も辞表の撤回がなされたことで、明日の御前会議に出席することを約束してくれた。これで少しは心強い。
その足で第四大隊と力士隊の詰め所によった。明日の御前会議のあと、保守派の支援で山口に来ている先鋒隊を潰す段取りを話し合った。この力士隊とは別に脱藩浪士も数人で組になって近くにいたので合流してきていた。
「明日どういう結果になっても、会議の後、夜に顔を出す。その時の指示に従ってほしい」
聞多が帰るときに皆に声をかけた。先鋒隊襲撃は明日の夜、密かに行う。これが聞多の策だった。これでやるべきことはやった。あとは明日にすべてをかける。
翌日、家を出ようとすると兄が引き止め、立場にあった登城をするべきだと言った。一人で出かけるなど軽輩だというのだ。従者を連れて行くべきとしつこく言われるので、指示に従い淺吉を連れて行くことにした。確かに身内の者を連れて歩くことは安心感があった。
登城し、議場に入った。御前会議が始まった。波多野や渡邊、大和といった辞表提出組も出てきていて心強かった。彼らは同志もしっかり連れてきてくれているようだった。
「少なくとも、御公儀の申すことに従い、お家の存続に尽くすべきと考えます」
保守派の中井が口火を切った。
「御公儀の申すべきところが、どのようなものかご存知の上、申されているのか」
聞多は公儀のやり口から、始めようとした。
「殿と世子様は隠居や謹慎となりましょう、山口の政庁は打壊の上廃棄といったところです。減封もやむを得ないと考えます」
「それだけではありませぬのか。転封だってあり得るのではないですか。毛利家とこの防長2カ国は切り離せない絆がある、その絆を引き裂くことでも力は削がれます。そこまでして、御公儀に従う意味はございますか。これでは関ケ原の戦いの後と同じことが繰り広げられるではありませんか。戦わずして負けることが潔く、お家のためになるどころか、毛利家家臣の不甲斐なさでお家を貶めることになるとしか、私には思えませぬ。そもそも何を持って我らは朝敵となり、追討を受けねばならなくなったのか、それすらも曖昧ではございませぬか。そのようなまま物事を進めることにも危うさを感じざるを得ません」
そう、関ヶ原の減封は家臣にとって、痛い話として刷り込まれている。この二の舞だけは避けなければならないは、効くはずだ。
「即時攘夷など過激なことを進めてきた結果、朝廷からは朝敵に、ご公儀からも追討を受けることになったのではありませぬか。この始末取るには穏便にことを行う以外ございませぬ。武備など言う二枚舌では、ご公儀には誠意は通じません」
「殿や世子様の隠居や謹慎を受け入れるとなると、どなたかを跡継ぎにせねばなりませぬな。興丸様ならまだしも、徳川の近親者をということになっても仕方がないと思われているのではないですか。そのようなこと我らには納得のできようもございません」
「それでは、戦になっても勝てると申されるのか」
「負けを前提とされている方に、勝てるかといわれるとは。それはやり方次第。準備を怠らず、藩論一致の上、決戦の意思があれば勝つとは申せませぬが、負けることはないと存じます」
論者たちに疲労の色が見えてきたところ、敬親が昼食のための中断をしようと言い出した。それに対しても聞多は反論した。
「我らは今やきちんと食事はとれております。しっかり食べられぬ時代ならまだしも、この時に一度くらい昼食を抜いても何も問題はございませぬ。続けられぬほどの弱いものなどこの場に居るはずがございません」
こういわれると、中断する理由がなくなってしまった。聞多はどこまでも力で押し切るつもりだったのだ。
そのあとも似たような議論が続き、保守派の只管恭順論は武士として戦わずして敗れるのかという弱さもはらみ、聞多に論破される印象が強くなっていた。そうなってくると藩主敬親も武備恭順を認めることができる雰囲気になってきた。
「よしわかった、この度の方針は武備恭順でやっていく。皆もそのつもりでやってくれ」
一応の結論は出た。聞多はこの山場を押し切れたことに満足だった。しかし、反対の保守派はこの会議が茶番で、実のところ我らの意見を聞くつもりもなかったのではないかと思っていた。それを仕掛けたのが誰かもはっきりわかっていた。
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