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第1章:全てを司りし時計の行く末
1章23話 美しき太ももの襲来
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クイーンハートの叫び声と共に、転入試験一戦目――ペペット vs 湊の試合が幕を開けた。
「残消符!」
湊は試合開始と共に、すぐさま腰のポーチにストックされている誘導鉄杭に手を伸ばして残消符を刻んだ。
対戦相手のペペットには何も武器が握られていない。どんな魔法を繰り出してくるのかと湊が相手の戦闘スタイルを推測しようとした瞬間、ペペットはその場から姿を消した。
「は、速い!?」
ペペットが尋常ではないスピードで湊の眼前に現れた。
「ふふ、その驚きよう、私の好みだわ」
ペペットは湊のお腹に握り拳を突き立て、会場の橋の壁まで吹っ飛びぶつかった。さらに、彼女の拳が当たった瞬間に手に握っていた誘導鉄杭が落ち、彼女の足もとに転がる。
「ぐはっ!!」
湊は壁から自身の身体を引き剥がし、彼女を睨んだ。
「お前のその技――身体の強化か!」
「大正解!」
ペペットの尋常ではないスピードと、武器を両手に持たないで突っ込んでくるその戦闘スタイル――それは魔法による身体の強化と、その結果、自身の身体の能力への信頼からくるものであった。
彼女はミニスカに黒タイツを着用しており、肉付きの良い太ももを誇示するような格好をしている。その姿も恐らくは自身の身体への信頼からくる物であろうと無意識に考えられた。
「まるで姿が消えたように錯覚したぜ」
「そうでしょ。今の私は疾風の如く、目にも止まらぬ速さで走ることができるわ」
彼女は自身の身体能力を自負し、これでもかと艶かしい身体を湊に見せつけた。右足をやや捻り、後ろの太ももを湊に披露しながら、自身のミニスカートをチラチラとはためかせて余裕ぶっていた。だが――
「消えたように錯覚させることのできる身体能力。確かに凄いよ、お前は」
「ふふ、私を舐めないでちょうだい。帝王の如き眼光を持った貴方のそれを、私の身体に釘付けにさせてあげるわ」
「だが、俺は実際に消えることができる――残消転移!!」
「へ?」
ペペットの強化された身体は、その動体視力も向上させる。彼女の美しい赤い長髪と相まって、そのスラリと長い足、程よく肉付きの良い太ももを含む彼女の身体は、力を併せ持った美の権化であった。
しかし、そんな彼女はなぜか先程まで自身が吹っ飛ばした湊を見失った。この動体視力を持ってしても帝王には敵わず――
「終わりだ、ペペット」
ペペットは急に首元に冷んやりした鋭い何かを感じて視線を移した。
すると、自身の首には背後から手を回される形で忍び寄った短剣が添えられており、少し表面の皮膚が切れたのか、薄ら血が出ていた。
「な、何が起きて……」
彼女は状況を理解できず、地面を見た。足元にあるのは、先程ただ対戦相手の湊が落とした鉄の棒である。
「俺は物体に転移用の呪縛符を埋め込むことができる」
「転移、魔法を使えるのか……」
首に短剣を当てられた状態で、ペペットは湊の明かした転移魔法に触れる。
「俺はさっき故意に、そう、故意に落としたその誘導鉄杭に転移してお前の背後を取った」
「そんなことが!」
彼女はこいつは何者だと、やはり帝王の力ではないかと驚愕している。ミニスカートからはみ出るその黒タイツに絞られたその太ももを揺らしながら、ペペットは驚愕からか少しし震えていた。
「降参するんだ、ペペット」
「嫌だといったら?」
彼女は自身が降参を強制されていることに腹立ち、湊をむしろあおるような口ぶりで発言した。
「こうする」
「ぐあ!!」
湊は短剣を首に当てながら、もう片方の手で彼女の腹を服の上から締め付けた。そのせいで、ペペットの美しい身体が痙攣するように震え、その自慢のスラリと伸びた脚の太ももをぶるんぶるん震わせる。
「わ、私は諦め、ないんだから!」
「ぐほ!?」
ペペットは湊に背後に立たれ、短剣を首に当てられた状態で、さらに腹を絞められていた。その状態で手を出せば何をされるか分からない。その状況下、足をえいやと曲げて、背後の湊の金玉に自慢の踵を蹴り込ませた。
「うおおおおおおお、貴様ああああ!!」
「私の踵にその金玉で触れられたことに感謝しなさい!」
彼女は湊の金玉を殴打した後、すぐさま距離を取った。既に湊は空間系魔法残消転移に関する情報を調子に乗って彼女に漏らしてしまった。そのため、彼女は湊の扱う鉄の棒――誘導鉄杭に細心の注意を払う。
「もう貴方の攻撃は喰らわないわ。転移魔法……そんな高等魔法を使えることは褒めてあげる。だけど、もうその仕組みは理解できた。貴方に次はないわ。って、私の話を聞いてるの!?」
「うおおおお、男の急所を狙うとはあああ!!!」
ペペットは何かを湊にべらべら喋り続けていたが、当の湊はその身体強化された彼女の踵で金玉を殴打されて苦しんでいる最中であった。
「なんか……ごめん」
彼女からも謝られる始末である。
「だけど、もうこれで貴方は終わりよ」
湊は膝を地面に付けた状態で、ペペットを見つめる。ペペットは自身の脚を開き、前傾姿勢を取った。その瞬間、目にも止まらぬ速さで湊へと突っ込む。
「貴方との対戦は楽しかったわ。でも、これで終わり――」
加速したペペットは自身の右手を握った。その手を湊の顔面目掛けて力一杯に振りかざす。
貴方との対戦は楽しかたったと、些細な感謝を最後に漏らした。しかしやはり試合は無情であり、強いものが勝利を掴み取るのが摂理であった。
ペペットは勝利を確信した。
「残消転移」
「ってあれ!?」
なぜか彼女の拳は跪いた湊に届かなかった。しかし、それと同時にペペットは自身の先程締められた腹に違和感を感じた。
「これは!!」
跪いた湊はその場から消え、現れたのは――ペペットの腹元。ペペットの腹元に曲げた膝を繰り出した状態で転移してきた湊に、ペペットは自身の勢いを殺し切れずに突っ込んだ。
「あの時かあああ!!」
ペペットが湊に腹を絞められた際、恐らくあの時に転移用の呪縛符を自身の服の腹部分に付けられたことを理解した。湊は膝げりポーズの状態で彼女の腹元に転移し、その膝がみぞおちを直撃した。
さらには、服の上から残消符を腹元に刻まれたペペット。あくまで残消符は服に刻まれており、その服と位置交換を行った湊。そのため、自身の元いた場所にはペペットの服が転移し、湊はペペットの服と位置交換するようにペペットの眼前に転移したことになる。
そのためペペットは現在ミニスカを履いたまま、上半身をブラジャー1着のみ来た状態で、上着を転移させられて脱がされ立っている状態であった。その腹むき出しのペペットに湊はみぞおち膝蹴りを繰り出したのであった。
「――」
瞬間的に彼女は気絶し、身体は勢いのあるまま試合会場の壁に突っ込んだのであった。
「相手が戦闘不能になった場合は、うーんと、俺の勝ちでいいの?」
湊は会場に対して、壁に気絶して突っ込んだペペットを指差した。彼女はその可愛い顔を台無しにするかのように白目を剥きながら、涎を口からべろーと垂らした状態で壁にめり込んでいた。
どうもミニスカの中身は黒パンツだったようで、壁にめり込んだ衝撃で後ろの布がめくりあがり、太ももを痙攣させていたようであった。
会場は一瞬何が起きたのか理解できないというように静けさで溢れかえっていた。一方、ペペットが負けたことを皆が理解した瞬間に、会場は溢れんばかりの歓声で包まれた。
「て、帝王が君臨したわああああああ!」
「きゃあああ、帝王が、帝王がいるわああ」
湊は当初、帝王という言葉で自身を呼称された時は本当に嫌な気持ちであった。恐らくはミミに縛られて付いたこの身体の赤い跡と、パンツ姿で現れたその姿から、「変態の王様」だったり、「ミミをこき使う変態男」という意味合いでのみそのワードが使用されているように感じたからだ。
しかし、意外にもペペットを奇妙な魔法で撃ち倒した湊への評価は悪いものではなく、帝王という言葉もその強さを揶揄するものへと代わり、不思議と湊を応援する前向きな声が多数を占めるようになってきた。
「あれもしかして俺、この世界でハーレム路線いけちゃったりする?」
いやいやそんな事はないと湊は自戒するも、しかし、男の子としてはこの会場で女の子に囲まれながら賞賛されるのは非常に気持ちが良いものであった。
そんな中湊が鼻の下を伸ばしていると、黒髪ツインテールと白髪ツインテールの2人の美少女がこちらに歩いてきた。
「あれあれ湊君。昨日ぶりじゃないか。昨日の温泉で会った時はとんだ変態さんが転入してくると思っていたけど、会場の評価も意外と悪くないから不思議だよね!ふんふんふん。やっぱり力は正義なのかな?――」
「あれれれ、湊っちのその傷はははあ!!ダメえ、ミミちゃんとそんなことしちゃ!!って、温泉で会った時より傷の数多くないですか?はっ!!もしかして、あの後2回戦目、3回戦目と不純な行為を続けましたか?ダメです!青少年がそんな淫らな生活を送ってはああ――」
あれっ、こいつらはと湊が嫌な予感で歩いてくる2人を見つめ、その顔に見覚えがあると叫ぶ。
「お前らは!!昨日温泉に入って来た――」
「そうです、僕たちは――」
黒髪ツインテールの人物が湊の発言に応じてそう呟き、
「黒髪ツインの可愛い美少女、ブラックピースと――」
「白髪ツインの美しき清女、ホワイトピース――」
湊がその掛け声に続き――
「合わせて?」
「ダブルピース!!って何言わせてんのかな湊君?ふんふんふん」
昨日温泉に侵入してきたブラックピース、ホワイトピースがそこに立っていたのであった――
「残消符!」
湊は試合開始と共に、すぐさま腰のポーチにストックされている誘導鉄杭に手を伸ばして残消符を刻んだ。
対戦相手のペペットには何も武器が握られていない。どんな魔法を繰り出してくるのかと湊が相手の戦闘スタイルを推測しようとした瞬間、ペペットはその場から姿を消した。
「は、速い!?」
ペペットが尋常ではないスピードで湊の眼前に現れた。
「ふふ、その驚きよう、私の好みだわ」
ペペットは湊のお腹に握り拳を突き立て、会場の橋の壁まで吹っ飛びぶつかった。さらに、彼女の拳が当たった瞬間に手に握っていた誘導鉄杭が落ち、彼女の足もとに転がる。
「ぐはっ!!」
湊は壁から自身の身体を引き剥がし、彼女を睨んだ。
「お前のその技――身体の強化か!」
「大正解!」
ペペットの尋常ではないスピードと、武器を両手に持たないで突っ込んでくるその戦闘スタイル――それは魔法による身体の強化と、その結果、自身の身体の能力への信頼からくるものであった。
彼女はミニスカに黒タイツを着用しており、肉付きの良い太ももを誇示するような格好をしている。その姿も恐らくは自身の身体への信頼からくる物であろうと無意識に考えられた。
「まるで姿が消えたように錯覚したぜ」
「そうでしょ。今の私は疾風の如く、目にも止まらぬ速さで走ることができるわ」
彼女は自身の身体能力を自負し、これでもかと艶かしい身体を湊に見せつけた。右足をやや捻り、後ろの太ももを湊に披露しながら、自身のミニスカートをチラチラとはためかせて余裕ぶっていた。だが――
「消えたように錯覚させることのできる身体能力。確かに凄いよ、お前は」
「ふふ、私を舐めないでちょうだい。帝王の如き眼光を持った貴方のそれを、私の身体に釘付けにさせてあげるわ」
「だが、俺は実際に消えることができる――残消転移!!」
「へ?」
ペペットの強化された身体は、その動体視力も向上させる。彼女の美しい赤い長髪と相まって、そのスラリと長い足、程よく肉付きの良い太ももを含む彼女の身体は、力を併せ持った美の権化であった。
しかし、そんな彼女はなぜか先程まで自身が吹っ飛ばした湊を見失った。この動体視力を持ってしても帝王には敵わず――
「終わりだ、ペペット」
ペペットは急に首元に冷んやりした鋭い何かを感じて視線を移した。
すると、自身の首には背後から手を回される形で忍び寄った短剣が添えられており、少し表面の皮膚が切れたのか、薄ら血が出ていた。
「な、何が起きて……」
彼女は状況を理解できず、地面を見た。足元にあるのは、先程ただ対戦相手の湊が落とした鉄の棒である。
「俺は物体に転移用の呪縛符を埋め込むことができる」
「転移、魔法を使えるのか……」
首に短剣を当てられた状態で、ペペットは湊の明かした転移魔法に触れる。
「俺はさっき故意に、そう、故意に落としたその誘導鉄杭に転移してお前の背後を取った」
「そんなことが!」
彼女はこいつは何者だと、やはり帝王の力ではないかと驚愕している。ミニスカートからはみ出るその黒タイツに絞られたその太ももを揺らしながら、ペペットは驚愕からか少しし震えていた。
「降参するんだ、ペペット」
「嫌だといったら?」
彼女は自身が降参を強制されていることに腹立ち、湊をむしろあおるような口ぶりで発言した。
「こうする」
「ぐあ!!」
湊は短剣を首に当てながら、もう片方の手で彼女の腹を服の上から締め付けた。そのせいで、ペペットの美しい身体が痙攣するように震え、その自慢のスラリと伸びた脚の太ももをぶるんぶるん震わせる。
「わ、私は諦め、ないんだから!」
「ぐほ!?」
ペペットは湊に背後に立たれ、短剣を首に当てられた状態で、さらに腹を絞められていた。その状態で手を出せば何をされるか分からない。その状況下、足をえいやと曲げて、背後の湊の金玉に自慢の踵を蹴り込ませた。
「うおおおおおおお、貴様ああああ!!」
「私の踵にその金玉で触れられたことに感謝しなさい!」
彼女は湊の金玉を殴打した後、すぐさま距離を取った。既に湊は空間系魔法残消転移に関する情報を調子に乗って彼女に漏らしてしまった。そのため、彼女は湊の扱う鉄の棒――誘導鉄杭に細心の注意を払う。
「もう貴方の攻撃は喰らわないわ。転移魔法……そんな高等魔法を使えることは褒めてあげる。だけど、もうその仕組みは理解できた。貴方に次はないわ。って、私の話を聞いてるの!?」
「うおおおお、男の急所を狙うとはあああ!!!」
ペペットは何かを湊にべらべら喋り続けていたが、当の湊はその身体強化された彼女の踵で金玉を殴打されて苦しんでいる最中であった。
「なんか……ごめん」
彼女からも謝られる始末である。
「だけど、もうこれで貴方は終わりよ」
湊は膝を地面に付けた状態で、ペペットを見つめる。ペペットは自身の脚を開き、前傾姿勢を取った。その瞬間、目にも止まらぬ速さで湊へと突っ込む。
「貴方との対戦は楽しかったわ。でも、これで終わり――」
加速したペペットは自身の右手を握った。その手を湊の顔面目掛けて力一杯に振りかざす。
貴方との対戦は楽しかたったと、些細な感謝を最後に漏らした。しかしやはり試合は無情であり、強いものが勝利を掴み取るのが摂理であった。
ペペットは勝利を確信した。
「残消転移」
「ってあれ!?」
なぜか彼女の拳は跪いた湊に届かなかった。しかし、それと同時にペペットは自身の先程締められた腹に違和感を感じた。
「これは!!」
跪いた湊はその場から消え、現れたのは――ペペットの腹元。ペペットの腹元に曲げた膝を繰り出した状態で転移してきた湊に、ペペットは自身の勢いを殺し切れずに突っ込んだ。
「あの時かあああ!!」
ペペットが湊に腹を絞められた際、恐らくあの時に転移用の呪縛符を自身の服の腹部分に付けられたことを理解した。湊は膝げりポーズの状態で彼女の腹元に転移し、その膝がみぞおちを直撃した。
さらには、服の上から残消符を腹元に刻まれたペペット。あくまで残消符は服に刻まれており、その服と位置交換を行った湊。そのため、自身の元いた場所にはペペットの服が転移し、湊はペペットの服と位置交換するようにペペットの眼前に転移したことになる。
そのためペペットは現在ミニスカを履いたまま、上半身をブラジャー1着のみ来た状態で、上着を転移させられて脱がされ立っている状態であった。その腹むき出しのペペットに湊はみぞおち膝蹴りを繰り出したのであった。
「――」
瞬間的に彼女は気絶し、身体は勢いのあるまま試合会場の壁に突っ込んだのであった。
「相手が戦闘不能になった場合は、うーんと、俺の勝ちでいいの?」
湊は会場に対して、壁に気絶して突っ込んだペペットを指差した。彼女はその可愛い顔を台無しにするかのように白目を剥きながら、涎を口からべろーと垂らした状態で壁にめり込んでいた。
どうもミニスカの中身は黒パンツだったようで、壁にめり込んだ衝撃で後ろの布がめくりあがり、太ももを痙攣させていたようであった。
会場は一瞬何が起きたのか理解できないというように静けさで溢れかえっていた。一方、ペペットが負けたことを皆が理解した瞬間に、会場は溢れんばかりの歓声で包まれた。
「て、帝王が君臨したわああああああ!」
「きゃあああ、帝王が、帝王がいるわああ」
湊は当初、帝王という言葉で自身を呼称された時は本当に嫌な気持ちであった。恐らくはミミに縛られて付いたこの身体の赤い跡と、パンツ姿で現れたその姿から、「変態の王様」だったり、「ミミをこき使う変態男」という意味合いでのみそのワードが使用されているように感じたからだ。
しかし、意外にもペペットを奇妙な魔法で撃ち倒した湊への評価は悪いものではなく、帝王という言葉もその強さを揶揄するものへと代わり、不思議と湊を応援する前向きな声が多数を占めるようになってきた。
「あれもしかして俺、この世界でハーレム路線いけちゃったりする?」
いやいやそんな事はないと湊は自戒するも、しかし、男の子としてはこの会場で女の子に囲まれながら賞賛されるのは非常に気持ちが良いものであった。
そんな中湊が鼻の下を伸ばしていると、黒髪ツインテールと白髪ツインテールの2人の美少女がこちらに歩いてきた。
「あれあれ湊君。昨日ぶりじゃないか。昨日の温泉で会った時はとんだ変態さんが転入してくると思っていたけど、会場の評価も意外と悪くないから不思議だよね!ふんふんふん。やっぱり力は正義なのかな?――」
「あれれれ、湊っちのその傷はははあ!!ダメえ、ミミちゃんとそんなことしちゃ!!って、温泉で会った時より傷の数多くないですか?はっ!!もしかして、あの後2回戦目、3回戦目と不純な行為を続けましたか?ダメです!青少年がそんな淫らな生活を送ってはああ――」
あれっ、こいつらはと湊が嫌な予感で歩いてくる2人を見つめ、その顔に見覚えがあると叫ぶ。
「お前らは!!昨日温泉に入って来た――」
「そうです、僕たちは――」
黒髪ツインテールの人物が湊の発言に応じてそう呟き、
「黒髪ツインの可愛い美少女、ブラックピースと――」
「白髪ツインの美しき清女、ホワイトピース――」
湊がその掛け声に続き――
「合わせて?」
「ダブルピース!!って何言わせてんのかな湊君?ふんふんふん」
昨日温泉に侵入してきたブラックピース、ホワイトピースがそこに立っていたのであった――
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