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五章 テクサイス帝国編 1 大陸最大の国
405 暫しの別行動
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≪ カズ達がオリーブ王国を離れてから三ヶ月後 ≫
ここはオリーブ王国の南西に位置する大都市アヴァランチェ、その中心部から少し離れた一角にある倉庫。
そこには騙されて王都に連れて来られた蜘蛛のモンスターと、とある食べ物で売り上げを伸ばし、店舗を増やした商人姿があった。
モンスターの名前はトラベルスパイダー。
共通語を話すことができ、貴族の商人の元で働く変わったモンスター。
「ご苦労さん。頼まれた物はいつも通りこの樽に入ってる。ルータ様にも宜しく伝えてくれ」
「了解です。次は七日後に生クリームを運んで来ます」
「頼んだよ。まだ大量に入手出来から、王都の他ではアヴァランチェでしか販売出来ないのが残念だ」
「国中に行き渡るのは、まだ先らしいです。それでも以前より生産量は増えてると」
「わかっています。来月にはご挨拶に行くと伝えてください」
「承知しました。シャルヴィネさん」
商人シャルヴィネから受け取った麦酢の入った樽を蜘蛛糸で縛り、上空に蜘蛛の糸を広げ、風魔法をそれに当て王都へと飛んで運んで行った。
「やれやれ。最初に話せるモンスター来た時は驚いたが、更に驚いたのは、貴族様の元で働いていると聞いた時には自分の耳を疑った」
タマゴサンドを売り込もうと王都に店を出したシャルヴィネと、買い出しに出たオリーブ・モチヅキ家でメイドとして働く猫の獣人キウイが、新商品を目ざとく見つけ、お屋敷に持ち帰ったところから縁が出来ていた。
それからお互いの商品を流通させるようになり、その運搬がカズから頼まれたトラベルスパイダーが現在行っている。
アヴァランチェでも初めはモンスターが都市内に現れる事が問題視されたが、王都の貴族ルータ・オリーブ・モチヅキと、王都の第2ギルドマスターのフローラ・クラルス・ナトゥーラが早くに対処したことで、大事にはならなかった。
今では取り引きをしているシャルヴィネの所有する倉庫に、直接空から下りて来るようしている。
都市の住人が近くで見て、怖がらないように。
警戒という点では、トラベルスパイダーがアヴァランチェに飛来する際は、アヴァランチェの冒険者ギルドマスター、ロウカスクが毎回確認に来ている。
本人は面倒だと思っているが、王都の貴族と冒険者第2ギルドマスターから言われては断ることは出来なかった。
最近では問題ないのではとアヴァランチェ内でも話が上がり、トラベルスパイダーが上空を飛んでいても、気にする住人は少なかった。
子供に至っては、トラベルスパイダーを見つけると、手を振り喜ぶ子もいたりする。
そんな事になっているなど、カズ達は知るよりもなかった。
≪ そして現在、裁縫と刺繍の街バイアステッチ ≫
ウールの街からバイアステッチに到着して十五日、現在街にはアレナリアとビワの二人だけ、カズとレラはバイアステッチを離れて、十日前に職人の街クラフトに向かっていた。
「見えてきたぞレラ」
「どこどこ?」
バイアステッチとクラフトを定期的に行き来する、寝泊まり出来る大型の乗り合い馬車の一台。
その馬車の小さな窓からひょこっと顔だけを出し、カズが指差す先を見るレラ。
「ほら、左に見える岩山がレアな鉱石が取れるという鉱山だ。あの麓に職人の街クラフトがあるんだと」
「赤茶色や黄色いの所がある。あそこは白と紫の層になってる。変な山」
「色々な鉱石が混ざってるから、レアな素材が取れるんだろ」
「ふ~ん。あちしにはどうでもいいけど、予定より早く着きそうだから良かった」
「乗客が少なかったからな。軽くなった分、速度が上がって一日で走る距離が伸びたんだろ」
「これでガタガタ揺れる馬車で寝なくてすむよ。だって寝てたら体が痛くなってたまらないんだもん。やっぱり馬車移動は、カズが手を加えたのじゃなきゃ」
「あの馬車で移動するなら、引っ張る馬を探さないとな」
「馬はホースを思い出すから、他のがいい」
「そうか。なら考えておこう」
「そうしてね~」
また馬車移動が出来るように、馬以外の何かをテイムするなりどうにかしようと、カズは考えることにした。
「とりあえず馬車の件はまた今度にして、クラフトに着いたら、急いで用事を済ませてバイアステッチに戻らないと」
「アレナリアが付いてるからビワなら大丈夫だよ」
「俺もそうは思うが、ワイバーンの時のように、急に何が起きるとも限らないだろ」
「カズは心配性なんだから。アレナリア一人で二人を守るのは大変だからって、あちしを連れて来たんだから大丈夫だよ。カズがくれたアイテムだって、身に付けてるんだから。それにいつでも念話で連絡出来るんでしょ」
「まあそうだが……何はともあれ、パフさんに頼まれた人探しを早く終わらせよう」
「鍛冶屋をしてるドワーフのおっちゃんを連れて戻るんでしょ」
「ハイドワーフな。問題はどこの鍛冶屋に居るかだ」
「聞いてこなかったの?」
「クラフトの街に居るらしいんだが、半年以上連絡が取れてないって言ってたから」
「半年も連絡ないのに、それでよくクラフトに居るってわかるね」
「長年の付き合いだからじゃないか? とりあえずは街の鍛冶組合に行って聞いてみる。それで見つかればいいんだが」
「戻りも同じ馬車でしょ。早くてもアレナリアとビワに会えるのは二十日くらい先かぁ。あちしも鍛冶屋のおっちゃん探し手伝うよ」
「それはいいが、勝手に動き回って迷子にならないでくれよ」
「ならないもん!」
こうしてカズとレラが乗る大型の乗り合い馬車は、職人の街クラフトに入る。
同時刻、裁縫と刺繍の街バイアステッチでは、午前の仕事を終えたビワが昼の休憩に入っていた。
「お待たせしました」
「そんなに急がなくても大丈夫よ。私もちょっとした依頼を終わらせて来たところだから」
「皆さん今日は昼食を外で取ると出ていきましたから、お店にはパフさんしか居ませんので入ってください。許可はもらってます」
アレナリアはビワに案内され、小さな手芸店の奥へと入っていく。
「おや来たかい、アレナリアのお嬢ちゃん。お茶を出してあげるから座りな」
「お嬢ちゃんはやめてちょうだい。外見的には私の方が年下に見えるでしょうけど、ずっと上なんだから」
「お嬢ちゃんみたいな背丈の子達を、多く面倒見てきたものだからついね。悪気はないんだよ。はいお茶」
「わかってるわ。お茶ありがとう。それでビワの仕事ぶりはどう?」
「真面目で良いよ。元々少し基礎が出来ていたから、半年程前に入ってきた二人と、同じくらいには出来るようになってきてるね。覚えも早いし」
「あ…ありがとうございます」
誉められ嬉しくなり、ビワは照れていた。
「ただ、他の子達と打ち解けるのには、まだ時間が掛かりそうね」
「そこはもう少し見守ってあげてほしいわ」
「人それぞれ事情もあるからね。ゆっくり慣れることさ。半年前に入ってきた二人も半獣人だと差別されて、わたしが連れて来た時には人見知りが激しい娘達だったからね」
「この街でも差別は?」
「少なからずあるよ。奴隷の扱いも変わってきたからね、昔よりはましになったさ。まだ先になるだろうが、半獣人だからって、こそこそ生きる必要はなくなるよ」
「ちょっとしたことなのに、世知辛い世の中よね」
暫しの沈黙が流れ、場の空気はどんよりと。
「辛気臭い話しはやめやめ。早く食べないと、休憩時間終わるよ」
「それもそうね」
「そうですね。…はい。アレナリアさんのお弁当です」
「ありがとビワ」
ビワは棚に置いてある自分の手提げ袋から、二人分の弁当箱を取り出し、一つをアレナリアが座る前に置いた。
この日のお弁当は、さっくりと焼けたパンに、しっかり水を切ったレタスと、薫製してほぐした鶏肉を少量の香辛料で味付けをし、パンに挟んだもの。
アレナリアの方は味付けは、オリーブオイルと塩胡椒と、街で売っていた果実酢を使って作ったドレッシング。
大峡谷を渡ったサードキャニオンやセカンドキャニオンの街では見かけなかったお酢が、ここバイアステッチに伝わっていた。
これによりマヨネーズが作れるとアレナリアは喜んでいたが、お酢を見つけたのはカズとレラがバイアステッチを離れた後だった。
そのためコロコロ鳥の卵が手元になく、時期的な問題から売ってもいなかったので、作ることが出来なかった。
「せっかくお酢を見つけたのに、マヨネーズはカズが戻って来るまでお預けなのよね」
アレナリアは一口食べてぼそっと呟いた。
「今日のドレッシングは駄目でしたか?」
「そんなことないわ。今日のお弁当も美味しいわよ」
「それなら良かったです」
美味しいと言うが、アレナリアは物足りなそうな顔をしていた。
ここはオリーブ王国の南西に位置する大都市アヴァランチェ、その中心部から少し離れた一角にある倉庫。
そこには騙されて王都に連れて来られた蜘蛛のモンスターと、とある食べ物で売り上げを伸ばし、店舗を増やした商人姿があった。
モンスターの名前はトラベルスパイダー。
共通語を話すことができ、貴族の商人の元で働く変わったモンスター。
「ご苦労さん。頼まれた物はいつも通りこの樽に入ってる。ルータ様にも宜しく伝えてくれ」
「了解です。次は七日後に生クリームを運んで来ます」
「頼んだよ。まだ大量に入手出来から、王都の他ではアヴァランチェでしか販売出来ないのが残念だ」
「国中に行き渡るのは、まだ先らしいです。それでも以前より生産量は増えてると」
「わかっています。来月にはご挨拶に行くと伝えてください」
「承知しました。シャルヴィネさん」
商人シャルヴィネから受け取った麦酢の入った樽を蜘蛛糸で縛り、上空に蜘蛛の糸を広げ、風魔法をそれに当て王都へと飛んで運んで行った。
「やれやれ。最初に話せるモンスター来た時は驚いたが、更に驚いたのは、貴族様の元で働いていると聞いた時には自分の耳を疑った」
タマゴサンドを売り込もうと王都に店を出したシャルヴィネと、買い出しに出たオリーブ・モチヅキ家でメイドとして働く猫の獣人キウイが、新商品を目ざとく見つけ、お屋敷に持ち帰ったところから縁が出来ていた。
それからお互いの商品を流通させるようになり、その運搬がカズから頼まれたトラベルスパイダーが現在行っている。
アヴァランチェでも初めはモンスターが都市内に現れる事が問題視されたが、王都の貴族ルータ・オリーブ・モチヅキと、王都の第2ギルドマスターのフローラ・クラルス・ナトゥーラが早くに対処したことで、大事にはならなかった。
今では取り引きをしているシャルヴィネの所有する倉庫に、直接空から下りて来るようしている。
都市の住人が近くで見て、怖がらないように。
警戒という点では、トラベルスパイダーがアヴァランチェに飛来する際は、アヴァランチェの冒険者ギルドマスター、ロウカスクが毎回確認に来ている。
本人は面倒だと思っているが、王都の貴族と冒険者第2ギルドマスターから言われては断ることは出来なかった。
最近では問題ないのではとアヴァランチェ内でも話が上がり、トラベルスパイダーが上空を飛んでいても、気にする住人は少なかった。
子供に至っては、トラベルスパイダーを見つけると、手を振り喜ぶ子もいたりする。
そんな事になっているなど、カズ達は知るよりもなかった。
≪ そして現在、裁縫と刺繍の街バイアステッチ ≫
ウールの街からバイアステッチに到着して十五日、現在街にはアレナリアとビワの二人だけ、カズとレラはバイアステッチを離れて、十日前に職人の街クラフトに向かっていた。
「見えてきたぞレラ」
「どこどこ?」
バイアステッチとクラフトを定期的に行き来する、寝泊まり出来る大型の乗り合い馬車の一台。
その馬車の小さな窓からひょこっと顔だけを出し、カズが指差す先を見るレラ。
「ほら、左に見える岩山がレアな鉱石が取れるという鉱山だ。あの麓に職人の街クラフトがあるんだと」
「赤茶色や黄色いの所がある。あそこは白と紫の層になってる。変な山」
「色々な鉱石が混ざってるから、レアな素材が取れるんだろ」
「ふ~ん。あちしにはどうでもいいけど、予定より早く着きそうだから良かった」
「乗客が少なかったからな。軽くなった分、速度が上がって一日で走る距離が伸びたんだろ」
「これでガタガタ揺れる馬車で寝なくてすむよ。だって寝てたら体が痛くなってたまらないんだもん。やっぱり馬車移動は、カズが手を加えたのじゃなきゃ」
「あの馬車で移動するなら、引っ張る馬を探さないとな」
「馬はホースを思い出すから、他のがいい」
「そうか。なら考えておこう」
「そうしてね~」
また馬車移動が出来るように、馬以外の何かをテイムするなりどうにかしようと、カズは考えることにした。
「とりあえず馬車の件はまた今度にして、クラフトに着いたら、急いで用事を済ませてバイアステッチに戻らないと」
「アレナリアが付いてるからビワなら大丈夫だよ」
「俺もそうは思うが、ワイバーンの時のように、急に何が起きるとも限らないだろ」
「カズは心配性なんだから。アレナリア一人で二人を守るのは大変だからって、あちしを連れて来たんだから大丈夫だよ。カズがくれたアイテムだって、身に付けてるんだから。それにいつでも念話で連絡出来るんでしょ」
「まあそうだが……何はともあれ、パフさんに頼まれた人探しを早く終わらせよう」
「鍛冶屋をしてるドワーフのおっちゃんを連れて戻るんでしょ」
「ハイドワーフな。問題はどこの鍛冶屋に居るかだ」
「聞いてこなかったの?」
「クラフトの街に居るらしいんだが、半年以上連絡が取れてないって言ってたから」
「半年も連絡ないのに、それでよくクラフトに居るってわかるね」
「長年の付き合いだからじゃないか? とりあえずは街の鍛冶組合に行って聞いてみる。それで見つかればいいんだが」
「戻りも同じ馬車でしょ。早くてもアレナリアとビワに会えるのは二十日くらい先かぁ。あちしも鍛冶屋のおっちゃん探し手伝うよ」
「それはいいが、勝手に動き回って迷子にならないでくれよ」
「ならないもん!」
こうしてカズとレラが乗る大型の乗り合い馬車は、職人の街クラフトに入る。
同時刻、裁縫と刺繍の街バイアステッチでは、午前の仕事を終えたビワが昼の休憩に入っていた。
「お待たせしました」
「そんなに急がなくても大丈夫よ。私もちょっとした依頼を終わらせて来たところだから」
「皆さん今日は昼食を外で取ると出ていきましたから、お店にはパフさんしか居ませんので入ってください。許可はもらってます」
アレナリアはビワに案内され、小さな手芸店の奥へと入っていく。
「おや来たかい、アレナリアのお嬢ちゃん。お茶を出してあげるから座りな」
「お嬢ちゃんはやめてちょうだい。外見的には私の方が年下に見えるでしょうけど、ずっと上なんだから」
「お嬢ちゃんみたいな背丈の子達を、多く面倒見てきたものだからついね。悪気はないんだよ。はいお茶」
「わかってるわ。お茶ありがとう。それでビワの仕事ぶりはどう?」
「真面目で良いよ。元々少し基礎が出来ていたから、半年程前に入ってきた二人と、同じくらいには出来るようになってきてるね。覚えも早いし」
「あ…ありがとうございます」
誉められ嬉しくなり、ビワは照れていた。
「ただ、他の子達と打ち解けるのには、まだ時間が掛かりそうね」
「そこはもう少し見守ってあげてほしいわ」
「人それぞれ事情もあるからね。ゆっくり慣れることさ。半年前に入ってきた二人も半獣人だと差別されて、わたしが連れて来た時には人見知りが激しい娘達だったからね」
「この街でも差別は?」
「少なからずあるよ。奴隷の扱いも変わってきたからね、昔よりはましになったさ。まだ先になるだろうが、半獣人だからって、こそこそ生きる必要はなくなるよ」
「ちょっとしたことなのに、世知辛い世の中よね」
暫しの沈黙が流れ、場の空気はどんよりと。
「辛気臭い話しはやめやめ。早く食べないと、休憩時間終わるよ」
「それもそうね」
「そうですね。…はい。アレナリアさんのお弁当です」
「ありがとビワ」
ビワは棚に置いてある自分の手提げ袋から、二人分の弁当箱を取り出し、一つをアレナリアが座る前に置いた。
この日のお弁当は、さっくりと焼けたパンに、しっかり水を切ったレタスと、薫製してほぐした鶏肉を少量の香辛料で味付けをし、パンに挟んだもの。
アレナリアの方は味付けは、オリーブオイルと塩胡椒と、街で売っていた果実酢を使って作ったドレッシング。
大峡谷を渡ったサードキャニオンやセカンドキャニオンの街では見かけなかったお酢が、ここバイアステッチに伝わっていた。
これによりマヨネーズが作れるとアレナリアは喜んでいたが、お酢を見つけたのはカズとレラがバイアステッチを離れた後だった。
そのためコロコロ鳥の卵が手元になく、時期的な問題から売ってもいなかったので、作ることが出来なかった。
「せっかくお酢を見つけたのに、マヨネーズはカズが戻って来るまでお預けなのよね」
アレナリアは一口食べてぼそっと呟いた。
「今日のドレッシングは駄目でしたか?」
「そんなことないわ。今日のお弁当も美味しいわよ」
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