31 / 231
31.心とカラダ
しおりを挟む
「もう、上がりましょうか」
美貴はそう言って、浴槽から立ち上がった。
「車椅子、持ってきます」
「ありがとう」
ボクは浴槽から引き上げられて、車椅子に乗せられた。バスタオルで体を拭いてベッドに移動する。ベッドの上に移ると、カラダにバスタオルを巻いた美貴もボクの隣に横になった。
「初めて会った男とエッチするのって、どんな気持ちなんだろう」
ボクの発した言葉とは裏腹に、美貴のカラダを包んでいるバスタオルに手をかけて剥ぎ取った。裸になったカラダを、こちらに向かすと乳房とお腹の肉が寄って、余計にグラマラスに見える。「普通の女性だったら、抵抗感があるんでしょうけど、私はそういう感情の部分が壊されてたので、今さらっていう感じはします」
「お金のためだと、割り切ってる」
「そうですね。怖い人はイヤですけど、ある意味、元の主人が一番恐ろしかったですから」
「暴力とか振るわれてたの」
「ええ、気に入らないことがあると、手を上げられてましたね。手元にお金がある時はよその女と浮気してるんですけど、お金がなくなると、私にカラダを求めてきてました。狭いアパートだったので、娘の前でも私を求めてきて。娘が小学生になっても、お構いなしでやってましたね。それを拒むと、娘に手を出しそうで怖かったです」
「娘さんは、大丈夫だったの」
「彼は、『どうせオレの子じゃないかもしれないんだから』とよく言ってました。私が仕事に出ている間になにかされたのかもしれません。仕事から帰ってくると下着を履いてない娘が泣いて抱きついて来たことがありました。私がなにかされるのは我慢すればいい事ですが、娘に手を出していたのは我慢出来なくて、実家に娘を連れて帰ってましたね」
「それで離婚されたんですね」
「はい、もう限界になってしまって。でも、お金に困って、男性のお世話になってしまうんですよ。それでも、私にカラダは反応してしまうんです。頭が真っ白になるくらい気持ちよくなって、逝ってしまったりする私のカラダが許せなくって。ダメですね、私って」
そういうと美貴は、シーツに顔を埋めた。
今日のボクがいつもと違うのは、美貴のそんな匂いを感じ取っていたかもしれない。
「今日は、これでやめて帰りませんか」
「えっ、」
美貴はそう言って、浴槽から立ち上がった。
「車椅子、持ってきます」
「ありがとう」
ボクは浴槽から引き上げられて、車椅子に乗せられた。バスタオルで体を拭いてベッドに移動する。ベッドの上に移ると、カラダにバスタオルを巻いた美貴もボクの隣に横になった。
「初めて会った男とエッチするのって、どんな気持ちなんだろう」
ボクの発した言葉とは裏腹に、美貴のカラダを包んでいるバスタオルに手をかけて剥ぎ取った。裸になったカラダを、こちらに向かすと乳房とお腹の肉が寄って、余計にグラマラスに見える。「普通の女性だったら、抵抗感があるんでしょうけど、私はそういう感情の部分が壊されてたので、今さらっていう感じはします」
「お金のためだと、割り切ってる」
「そうですね。怖い人はイヤですけど、ある意味、元の主人が一番恐ろしかったですから」
「暴力とか振るわれてたの」
「ええ、気に入らないことがあると、手を上げられてましたね。手元にお金がある時はよその女と浮気してるんですけど、お金がなくなると、私にカラダを求めてきてました。狭いアパートだったので、娘の前でも私を求めてきて。娘が小学生になっても、お構いなしでやってましたね。それを拒むと、娘に手を出しそうで怖かったです」
「娘さんは、大丈夫だったの」
「彼は、『どうせオレの子じゃないかもしれないんだから』とよく言ってました。私が仕事に出ている間になにかされたのかもしれません。仕事から帰ってくると下着を履いてない娘が泣いて抱きついて来たことがありました。私がなにかされるのは我慢すればいい事ですが、娘に手を出していたのは我慢出来なくて、実家に娘を連れて帰ってましたね」
「それで離婚されたんですね」
「はい、もう限界になってしまって。でも、お金に困って、男性のお世話になってしまうんですよ。それでも、私にカラダは反応してしまうんです。頭が真っ白になるくらい気持ちよくなって、逝ってしまったりする私のカラダが許せなくって。ダメですね、私って」
そういうと美貴は、シーツに顔を埋めた。
今日のボクがいつもと違うのは、美貴のそんな匂いを感じ取っていたかもしれない。
「今日は、これでやめて帰りませんか」
「えっ、」
3
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる