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3話 日本ケッペル国交樹立交渉
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ケッぺル王国 シラファ城
「国王陛下、初めまして。日本国外務省の羽田と申します。本日は、貴国との国交樹立を求めてこの場に参りました」
「これはこれはご丁寧に。私はサルボという者で、この国ケッペル王国の長を務めております。我が国としては貴国の意志を歓迎いたしますぞ」
シラファ城の中でも、最も豪華であろう晩餐の間で交渉は始まった。
「さて、ハネダ殿。まずは一献どうかな?」
早速、サルボはハネダに酒を勧める。相手の気を緩めさせて、交渉をしやすくしようとしているのだ。
「いえ、遠慮させていただきます。こちらも仕事で来ていますので」
当然、ハネダは断る。
「そうですか………では本題に入るとしましょう。先ほども言いましたが、我が国は貴国の国交樹立の要請を受け入れましょう」
「な、なるほど。それは良かったです。では、二国間での条約について話させて頂きたいのですが………」
…
…
…
「では、条約は成立ということでよろしいですか?」
「はい、ケッペル王国側としては異論ありません。二ホン国のような大変優れた国と国交を持てることだけでも我々にとって有難い話ですからね」
「そ、そうですか。日本国も貴国と良好な関係を築けることを期待しております。では、本日はこれで失礼させていただきます」
「そうですか。では、また次の会議でお会いできるのを楽しみにしております」
条約についての交渉はすんなりと終わった。内容は国交樹立や互いの主権を侵害しないといった基本的な部分しかないのだから当然かもしれないが、にしても速すぎると羽田は考えていた。
(あれしかない時間で内容を精査していたとは思えない………いくらなんでもおかしいぞ?まるで焦ってるかのようだ)
なんとなく、羽田は不気味なものを感じていた。
―――――――――――
「二ホンと国交樹立が出来たぞ!これほどすんなりいくとはな!?」
サルボは興奮しながらそう大声で話す。
「ええ、本当に良かった!こんな状況でですから足元を見てくるのかと思いましたが、むしろあの国は対等な条件を提示してきましたな!」
「ともかく、これで我が国単独で攻められるということはなさそうだな。二ホンの軍隊は強いと聞く。これは心強い味方を得たな」
ケッペル王国側は二ホンと国交を持てたことに歓喜していた。なにしろ、アグレシーズ帝国の圧力によって周辺国に国交断絶をされたりラファ―からの援助も期待できなくなる中で新たな国と国交を持てるとは思っていなかったからだ。
「しかし、アグレシーズ帝国の宣言に逆らうとは二ホン国も相当自信があるのでしょうなあ」
「聞いたところによると、インベルド王国は二ホンに手も足も出なかったそうだ。きっと帝国相手にも勝算があるのだろう」
日本は知らなかった。アグレシーズ帝国の出した【宣言】を。
新たな戦争を巻き起こしたこの交渉は、表向きつつがなく終わった。
「国王陛下、初めまして。日本国外務省の羽田と申します。本日は、貴国との国交樹立を求めてこの場に参りました」
「これはこれはご丁寧に。私はサルボという者で、この国ケッペル王国の長を務めております。我が国としては貴国の意志を歓迎いたしますぞ」
シラファ城の中でも、最も豪華であろう晩餐の間で交渉は始まった。
「さて、ハネダ殿。まずは一献どうかな?」
早速、サルボはハネダに酒を勧める。相手の気を緩めさせて、交渉をしやすくしようとしているのだ。
「いえ、遠慮させていただきます。こちらも仕事で来ていますので」
当然、ハネダは断る。
「そうですか………では本題に入るとしましょう。先ほども言いましたが、我が国は貴国の国交樹立の要請を受け入れましょう」
「な、なるほど。それは良かったです。では、二国間での条約について話させて頂きたいのですが………」
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「では、条約は成立ということでよろしいですか?」
「はい、ケッペル王国側としては異論ありません。二ホン国のような大変優れた国と国交を持てることだけでも我々にとって有難い話ですからね」
「そ、そうですか。日本国も貴国と良好な関係を築けることを期待しております。では、本日はこれで失礼させていただきます」
「そうですか。では、また次の会議でお会いできるのを楽しみにしております」
条約についての交渉はすんなりと終わった。内容は国交樹立や互いの主権を侵害しないといった基本的な部分しかないのだから当然かもしれないが、にしても速すぎると羽田は考えていた。
(あれしかない時間で内容を精査していたとは思えない………いくらなんでもおかしいぞ?まるで焦ってるかのようだ)
なんとなく、羽田は不気味なものを感じていた。
―――――――――――
「二ホンと国交樹立が出来たぞ!これほどすんなりいくとはな!?」
サルボは興奮しながらそう大声で話す。
「ええ、本当に良かった!こんな状況でですから足元を見てくるのかと思いましたが、むしろあの国は対等な条件を提示してきましたな!」
「ともかく、これで我が国単独で攻められるということはなさそうだな。二ホンの軍隊は強いと聞く。これは心強い味方を得たな」
ケッペル王国側は二ホンと国交を持てたことに歓喜していた。なにしろ、アグレシーズ帝国の圧力によって周辺国に国交断絶をされたりラファ―からの援助も期待できなくなる中で新たな国と国交を持てるとは思っていなかったからだ。
「しかし、アグレシーズ帝国の宣言に逆らうとは二ホン国も相当自信があるのでしょうなあ」
「聞いたところによると、インベルド王国は二ホンに手も足も出なかったそうだ。きっと帝国相手にも勝算があるのだろう」
日本は知らなかった。アグレシーズ帝国の出した【宣言】を。
新たな戦争を巻き起こしたこの交渉は、表向きつつがなく終わった。
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