彼女は異世界人

琥太朗

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彼女は異世界人

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1回戦が終了した俺たち。賢者タイム中に

「研二~、ずっと黙ってたんだけど、私この世の人じゃないの。」
「えっ?」
「私ね、異世界から来た悪魔なのね。」
「え~?そんなのあるの?ゲームとか、アニメの中だと思ってたんだけど?」
「並行世界って言う考えかたあるでしょう?アレってホントにあるの。で、私は悪魔が居る異世界から来たのね。」
「じゃあさ、真希はどうしてここに来たの?」

真希は俺のを握りながら

「私ね、追放されたの。」
「何やらかしたの?」
「私の世界は悪魔界と人間界に分かれて、それぞれ行き来はあるけど、領分が定められた中で暮らしていたんだよね。ある日、友達と人間界に呑みに行って~酔っ払って~人間さんが崇拝する神様の銅像を倒して壊しちゃっんだよね。謝ったんだけど、人間さん達許してくれなくて。」
「まぁ、そうだよなぁ」
「で、戦争になったの。私悪魔界の長の娘だから責任とって追放になる事で治ったのね。」
「そりゃなるわな~」

真希に触られたら大きくなる俺。俺も真希を弄り始める。

「パパはほとぼりが覚めたら帰って来て良いと言ってくれたんだけど、友達に聞いたらまだまだ人間さんは怒りがおさまっていなくて。」

俺は真希体の方が気になり、話が半分くらいしか聞いていなかった。

「で、この世界に来て、人間さんとの仲介をしてくれる人を探しているの。子供も出来たから、パパやママに報告もしたいし。」
「えっ?ちょい待って!もう一度言ってくれる?」
「だから、人間さんとの・・・」
「いや、そのあとの話。子供出来たって?」
「うん出来た。研二の子。」

俺、まだ20歳。大学生なんですけど~、まぁ真希とは飲みに行って知り合って、お持ち帰りしてからのお付き合いですが、避妊とそこそこだったしな~、しょうがないかなぁ~。悪魔の長かぁ怖そうだよなぁ~、魔法かなんかで消されとか、八つ裂きにされるんだろなぁ~、怖いな~逃げようかなぁ~。

「・・・でね、研二に一緒に来て欲しいの。」
「と、どこへ?」
「だからパパやママに会って欲しいの。」

ですよね~、マジ嫌! 絶対殺されるでしょう!

「お、俺、殺されない?」
「多分。 大丈夫かな? パパ私に甘いから」

そんなレベルじゃないでしょう!

「イヤイヤ、多分瞬殺でしょう。炎かなんかで焼かれて、あーヤベー!」

デカくなった俺のが、腹の中に引っ込むくらい縮んだ。

「大丈夫だって、私がなんとかするから。だから一緒に行こ?」

気が進まないけど、行く事にした。 子供出来たし、ちゃんとしなきゃな~、1、2発殴られるくらい我慢出来るけど、炎で焼かれるのは嫌!

「じゃあ、早速!行こう!」
「どうやって?」
「亜空間を作って、ここの空間と悪魔界に通路を作るの。まぁ、ドア一枚で繋がるんだけどね。」

真希はパンティを履いたら、上下のスウェットと言う超ラフなカッコ。

「そんなカッコでいいの?」
「だって家に帰るだけだもん!」

俺はとりあえず初対面で会うし俺もTシャツGパンというのは・・・成人式で着たスーツで行く事にした。

「じゃあ行くよ。」

真希が作った亜空間にドアが付いている。
BGMを流すならど◯エモンのドアが出て来た奴?
真希がドアを開けると、冷たい風が吹いて来た。
少し薄暗いか?

「はい、我が家で~す。」
「へ? もう着いたの?」

薄暗く感じたのは夕方で壁には昼光色の電球が点っていたからか。

「じゃあ、パパに会おうか。」

あー!俺の人生20年。短かったなぁ~!
親父、お袋!先立つ不幸を許してくれー!ちゃんとコンドーム使ってりゃ良かった!

涙目の俺は魔界の長である真希の父に会った。
正面にある椅子に物々ししく座っているのが父親か?その横に座っているのが母親か?その周りには側近らしいものもいる。

「パパ!ママ!ただいま~!」
「おお、娘よ!悪魔界の救世主を連れてきてくれたか?ありがとう!」
「・・・パパ、そうじゃないの。あのねー、できちゃったの?」
「あっ?何が?」
「赤ちゃん。 出来ちゃった!」

あー!そんなに簡単に言えば、パパさん怒るだろ! 火炙り確定!!

「な、何ー!! だ、誰だ? お腹の子の父親は!そいつか?」
「あ、あの~、はい、そうです。私です、すみません!」

立ち上がったパパさんは俺に向かって、

「ワシは許さんぞ!お前なぞ、炎で焼いて骨も残らぬくらいにしてやる!」

と言うと手の先から火炎放射器みたいに炎が俺に降り注いだ。

ギャー!腕で顔を隠したが火だるまになる俺。これで終わり!サヨナラ俺の人生!

が、熱くない。
えっ?何これ?

凄い業火なんですけど?全然熱くないですが?

「な、何?わしの魔法が効かぬとな?、ならば、ゴーレムよ!コイツを叩き潰してしまえ!」

石の床から岩石の怪物が現れた、3mくらいか?
両手で俺の頭めがけ殴ってきたが、腕が粉々に砕けてしまった。おまけに体当たりまでしたがそのまま瓦礫になってしまった。

「な、何だこれは?」

思うに、これって異世界アニメでアルアルの無双になった俺?って奴?
ちょいはったりをかましてやろうかな?

「お義父さん!この辺にしておかないとこの城を破壊しますよ、それでもやりますか?」

義父殿は怒りがおさまらないようだが、自分の魔法が効かない以上、どうしようもない。

「うぬぬ~、わかった、降参じゃ。」
「で、先ずはお叱りを受ける覚悟で参じました。異世界の人間で研二と言います。この度、ご縁が有りまして、娘さんと恋仲になり、子供が出来てしまいました。ご挨拶の前にその様な事になってしまった事を謝らせでください。」

「あらまぁ、それはご丁寧に。」

ママさんが口を挟む。

「娘が異世界に行くとなってから、こうなるとは思っていました。でも救世主様を連れてきてくれるとはね~。」

「で、娘さんの話をお聞きした所、こちらの人間界と争いになっているとの事。」
「いかにもそうじゃ、それで困っている。娘にはその仲介に入れる者を追放かたがた連れて来て欲しかったのじゃ。」

この無双、人間界でも通用するんじゃね?
俺は無謀にも、

「その仲介役、私に任せていただけませんか?」
「其方にお任せしてもよろしいか?それなら娘を嫁にやろう!」
「とりあえず、仲介に行って、この諍いを鎮めてからで。」

俺は真希と人間界に降り立った。
どちらかというと人間界の方が殺気立ってる。

「あの~、この世界の1番偉い人に会いたいんだけど、どうやったら会えますか?」

道行く人に尋ねてみた。

降り立った都市の真ん中に国王が住んでいるという。
真希を連れて行くのは事を大きくしそうな気がするが、一緒に行くときかないので連れて行く。

当然、門の前で止められる。

「何の用だ!」
「国王陛下に会わせてください。」
「そう簡単に会えるわけがないだろう!」

門兵が槍をむけて来たので手で払ったら、20mも吹っ飛び、気絶した。
これで大騒ぎにならないはずはない。まぁ、それも覚悟の上だ。ズカズカと中に入って行く俺たち。

衛兵達も切りかかってくるが全部手で薙ぎ倒してしまい、国王の前まで来てしまった。
国王の周りは側近が控えて国王を守っている。

「あの~、国王陛下。部下の皆さんに手荒なことをしてすみません。陛下とお話しがしたくて。」
「な、何を言っておる。貴様はこの人間界を乗っ取りに来たら悪魔界の使いであろうが!」
「違いますよ。私は人間です。この世界の人間ではありませんけど。」
「ならば何が目的だ!悪魔界の者が我々の象徴である銅像を壊してしまい国民が怒りまくっておるのだぞ!」
「それについては私からもお詫びします。ほら!真希もちゃんと誤って!」
「国王様、銅像を壊してしまっで本当にごめんなさい。」
「いいや!それで収まるものではない!」

国王の話では悪魔界の領土の3割と国家予算の半分を上納しろと言う。

「それは出来ないお話しです。銅像を復元して幾らかの弁償でおさまりませんか?」
「ならぬ!交渉決裂じゃ!悪魔界に戦争を宣言する!」

やれやれ、もうどうにでもなれだ。

「じゃ、私の要求に応えてもらうために人間界の兵器を破壊します。」

俺は1人で人間界の軍本部に行き、ありとあらゆる機器を壊して回った。真希は大事を取って亜空間入って貰い、戦車、戦艦等の兵器、ミサイルレーダの情報基地も潰した。国王はすかさず白旗を揚げた。

俺は国王に対して無条件で降伏すること、悪魔界にも争い事を起こさない、前の様に友好的に交易をする事を約束させた。
真希と悪魔界に戻ってその報告をすると、

「今こそ人間界を乗っ取るチャンス!」

とか言い始めたので、丁寧に周りくどく、アッチの悲惨な光景を説明し、こちらも軍備を放棄しないどうなるか分かりますよね~と脅しをかけた。

その後、悪魔界の軍備放棄を確認して、人間界の国王と悪魔界の義父とで和平調印がなされた。
その中で、軍備が増強されないか監査役を数年ごとに送り調査することとした。
このような体制を作るのに1年程かかり、真希は女の子を出産した。

俺は元の世界に戻ろうと思っていたが、真希と娘を置いていく訳にも行かず、方や人間界の国王も王位を俺に譲って治めて欲しいと言い出した。それに対して義父も悪魔界の長も俺に任せると言い出して、結局、この異世界の2つの国を俺が治める事になり、面倒なのでマルっとひとつの国にしてしまった。国王が俺で副大臣は義父と元国王。実際の政は各々副大臣にお願いした。

 俺は20歳代にして悠々自適の暮らしを手に入れてしまった。




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