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一章
理路整然②
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青かった髪は燃えるような赤に、雪のごとく白かった肌はチョコレート色に変わり、丸みを帯びていた耳も元の鋭く尖った形を取り戻していた。
「どうして分かった──なんて訊いたら、まるで犯人みてぇだなぁ」
「同じようなものでしょう? なんの脈絡もない遠隔強姦に何度も走ったんですから……なんて、不毛なやり取りを繰り返してもしょうがないですね……。レイプした側の行動を知っていたのがあなただけだったからですよ。あなた、はっきりこうおっしゃいましたね──『一気に喉元まで伸ばされた』と。『一気』……。他の方の『あんなに極太のモノを慣らすことなく入れられるなんて』という発言は映像からでも判断できますが、臀部に突き刺した性器がどういうスピードで僕の口から出てきたかは犯した術師本人しか分からないはずです。実際、奥深くまで収まってしばらくは普通のセックス同様ガシガシ揺さぶっていましたから、その間にゆっくり消化管を犯しながらゴールに達したという可能性だってあったわけで──なぜ『一気』だとご存じだったんですか──? そう考えたら、タイムリミットと同じ『1週間』が提示されたことも頷けますし、他の3人がそれについてなんの異も唱えなかった理由も見えてきます。まぁ、それについては完全な憶測でしかないので、間違っていたのであれば謝罪したいのですが──」
「──その必要はないよ」
合わせたようなタイミングで残りのメンバーが入ってきた──当然のように正体をさらして──。
「どうして分かった──なんて訊いたら、まるで犯人みてぇだなぁ」
「同じようなものでしょう? なんの脈絡もない遠隔強姦に何度も走ったんですから……なんて、不毛なやり取りを繰り返してもしょうがないですね……。レイプした側の行動を知っていたのがあなただけだったからですよ。あなた、はっきりこうおっしゃいましたね──『一気に喉元まで伸ばされた』と。『一気』……。他の方の『あんなに極太のモノを慣らすことなく入れられるなんて』という発言は映像からでも判断できますが、臀部に突き刺した性器がどういうスピードで僕の口から出てきたかは犯した術師本人しか分からないはずです。実際、奥深くまで収まってしばらくは普通のセックス同様ガシガシ揺さぶっていましたから、その間にゆっくり消化管を犯しながらゴールに達したという可能性だってあったわけで──なぜ『一気』だとご存じだったんですか──? そう考えたら、タイムリミットと同じ『1週間』が提示されたことも頷けますし、他の3人がそれについてなんの異も唱えなかった理由も見えてきます。まぁ、それについては完全な憶測でしかないので、間違っていたのであれば謝罪したいのですが──」
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