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0章:プロローグ
1.お姫様(♂)
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僕は持て余していた。
――性欲?
世の男性の大半に、それを百パーセント満足させてくれる相手はいないと思う。
御多分に洩れず、僕も大多数の男性と同じ。
そうじゃなくて、
――力をね。
僕が勝つのが分かり切ってるスポーツなんてつまらない。
唯一、喧嘩だけが僕をほんの少しだけ熱くさせてくれた。
スポーツみたいにルールが無いから、僕を本気で倒そうとして、あの手この手で向かってくる。
丁度今、この瞬間みたいに。
だから僕は、ちょっとだけ本気を出せる。
◇◇◇
『二十二時、街外れの廃工場跡の二階』
学園から帰宅している途中で掛かってきた見知らぬ番号の電話を受け取った僕は、一言だけ要件を告げられて切られた。
それだけなら僕にとっては至って普通の日常の一部なんだけど、今日の電話の主は初めて女性だったのだ。
女性からの深夜の呼び出しである。男なら心躍るシチュエーションに違いない。
それが喧嘩へのお呼び出しで無ければ。
最近は男女問わずに煙たがられて避けられるが、僕にも女の子と仲良くしていた時期がある。
僕がこんな風になる切っ掛けになったあの頃。
中学時代、僕のクラスの文化祭での出し物がコスプレ喫茶に決まった。コスプレと謳っている割にメインは僕の女装。思い返せば女の子達から『可愛い』とチヤホヤされる容姿に、スポーツ万能な癖にどこの運動部も長続きせずにすぐ辞めた僕へのやっかみもあったのかもしれない。
当の僕は渋々ながら女装したのだが、鏡で見た自分は正直な所、滅茶苦茶可愛かった。
この可愛さが瞬く間に噂を呼び、文化祭は大盛況。僕のクラスの前はどこのアイドルのサイン会だと言いたくなる程の長蛇の列。
ただ、人が多ければちょっと頭の弱い連中も増えるのが問題だ。
メイン給仕として走り回って疲れ切っていた僕の前に現れたお客様は、見るからにガラの悪そうな男の二人組。文化祭にもナンパ目的で来たのだろうと言いたくなるチャラチャラした容姿の男たちは、僕を見てクソみたいな行動に出た。
「へー、マジで男?」
「ちょっと確かめようぜ」
そういうと僕の股間に手を伸ばしてきて、あろうことか生えているかどうかを確認してきたのだ。
そして僕はブチギレた。女性に触られたこともないのに、あろうことか初体験が男なんて。
キレた僕は生まれて初めて男を殴り、持ち前の運動神経を駆使して二人の意識を刈り取った。
凄い騒ぎになりはしたものの、相手側のセクハラ行為も多数の人が目撃していたお陰でなんとか僕への罰は数日間の謹慎で済んだ。
ただ、ボコボコにした二人組がそれなりにデカいヤンキーグループに属していたのがマズかった。
それからの僕は、ヤンキーグループの報復に加えて凄まじく可愛い男として名が知れ渡り、色んな人達に狙われるのを撃退する日々。
そんな日々が僕にとっては、スポーツをしている時より面白かった。
だから売られた喧嘩は常に買ってきたし、自分から吹っ掛けたりはしないけど、ちょっと挑発したりとかは平然とやってきた。
そして気付いた時に僕の周りから人は居なくり、残ったのは『最強のお姫様』とかいう口にしたくもない称号だけだった。
◇◇◇
薄暗い廃工場の中、僕が通ってきた広い作業場の跡ではヤンキー共が地に伏して呻き声を上げている。
結構な数に囲まれたとはいえ、ただ囲んで鉄パイプや金属バットで殴ってくるだけならいくらでも対処法はある。
「確か二階だったかな」
夕方掛かってきた電話の主に指定された場所へは、どうやら階段が無いこの部屋からは行けないらしい。
ざっと周りを見渡すと、奥へ続く扉が一つだけある。
「ここを大人数で守らせてるんだしこっちだよね」
銀色に光るドアノブを手に取って扉を開けると、比較的小さめの部屋の奥に上へと続く階段が見える。あの先が指定された場所で間違いないだろう。
スッと部屋へ一歩足を踏み入れた瞬間、すぐ隣で風を切るような音が聞こえてきた。
その音へ向かって右手を伸ばすとスポっと手のひらに冷たい金属の感触が返ってきた。
ヤンキーの神器、鉄パイプである。
「やあ」
にこやかに微笑むと、対する鉄パイプ君も口の端を吊り上げてニヤついている。
その顔が分かりやすいヒントになった。
小さい部屋の中で人が隠れられる場所は一つしかない。ヤンキーの反対側、僕が開けたドアの裏側だ。
咄嗟に顔を反対側に向ける途中、部屋にあるガラス窓に月明かりに照らされた人が映っていた。
あたかもスポットライトを受けているようなその人物は、左足を前へ突き出して身体を支えながら右手を大きく振っていた。
野球でよく見るオーバースローというやつである。
「マジ!?」
開けた扉の裏に隠れていたヤンキーが振り回してきた神器、金属バットを左手で掴んだと同時にガシャン!と窓ガラスを突き破りながら野球ボールが顔面目掛けて飛んでくる。
金属バットの勢いを柔らかく受け止めながら、右膝を地面につけて顔の位置を下げつつ金属バットを自分の顔があった場所に引き寄せた。
必殺を期待していたであろう野球ボールは、金属バットに当たるとコン!と小気味いい音を立てて転々と床に転がった。
「ナイスバント!」
サムズアップを決めたいぐらい良いバントだったのだが、生憎両手が塞がっているので却下。
バントをした張本人が口をアホみたいに開けてこっちを見ていたので、金属バットの先に力を込めて反対側のグリップの部分を顎にお見舞いして口を閉じてもらった。
もう一人の鉄パイプ君には鉄拳制裁。
割れた窓から外を確認すると、ボールを投げてきたピッチャー君の姿は既に無い。
とりあえず一段落したものの、久しぶりに少しだけ心臓が高鳴っていた。
不意打ちは喧嘩の常だが、窓の外からの奇襲を受けたのは初めてだ。
多分、ここのヤンキー連中が考えたわけではないだろう。
「会うのが余計楽しみになってきた」
ワクワクした気持ちを胸に、僕は二階へ続く階段へと足を進めた。
そして、その先で会った彼女と僕は――生涯を共に歩むことになる。
――性欲?
世の男性の大半に、それを百パーセント満足させてくれる相手はいないと思う。
御多分に洩れず、僕も大多数の男性と同じ。
そうじゃなくて、
――力をね。
僕が勝つのが分かり切ってるスポーツなんてつまらない。
唯一、喧嘩だけが僕をほんの少しだけ熱くさせてくれた。
スポーツみたいにルールが無いから、僕を本気で倒そうとして、あの手この手で向かってくる。
丁度今、この瞬間みたいに。
だから僕は、ちょっとだけ本気を出せる。
◇◇◇
『二十二時、街外れの廃工場跡の二階』
学園から帰宅している途中で掛かってきた見知らぬ番号の電話を受け取った僕は、一言だけ要件を告げられて切られた。
それだけなら僕にとっては至って普通の日常の一部なんだけど、今日の電話の主は初めて女性だったのだ。
女性からの深夜の呼び出しである。男なら心躍るシチュエーションに違いない。
それが喧嘩へのお呼び出しで無ければ。
最近は男女問わずに煙たがられて避けられるが、僕にも女の子と仲良くしていた時期がある。
僕がこんな風になる切っ掛けになったあの頃。
中学時代、僕のクラスの文化祭での出し物がコスプレ喫茶に決まった。コスプレと謳っている割にメインは僕の女装。思い返せば女の子達から『可愛い』とチヤホヤされる容姿に、スポーツ万能な癖にどこの運動部も長続きせずにすぐ辞めた僕へのやっかみもあったのかもしれない。
当の僕は渋々ながら女装したのだが、鏡で見た自分は正直な所、滅茶苦茶可愛かった。
この可愛さが瞬く間に噂を呼び、文化祭は大盛況。僕のクラスの前はどこのアイドルのサイン会だと言いたくなる程の長蛇の列。
ただ、人が多ければちょっと頭の弱い連中も増えるのが問題だ。
メイン給仕として走り回って疲れ切っていた僕の前に現れたお客様は、見るからにガラの悪そうな男の二人組。文化祭にもナンパ目的で来たのだろうと言いたくなるチャラチャラした容姿の男たちは、僕を見てクソみたいな行動に出た。
「へー、マジで男?」
「ちょっと確かめようぜ」
そういうと僕の股間に手を伸ばしてきて、あろうことか生えているかどうかを確認してきたのだ。
そして僕はブチギレた。女性に触られたこともないのに、あろうことか初体験が男なんて。
キレた僕は生まれて初めて男を殴り、持ち前の運動神経を駆使して二人の意識を刈り取った。
凄い騒ぎになりはしたものの、相手側のセクハラ行為も多数の人が目撃していたお陰でなんとか僕への罰は数日間の謹慎で済んだ。
ただ、ボコボコにした二人組がそれなりにデカいヤンキーグループに属していたのがマズかった。
それからの僕は、ヤンキーグループの報復に加えて凄まじく可愛い男として名が知れ渡り、色んな人達に狙われるのを撃退する日々。
そんな日々が僕にとっては、スポーツをしている時より面白かった。
だから売られた喧嘩は常に買ってきたし、自分から吹っ掛けたりはしないけど、ちょっと挑発したりとかは平然とやってきた。
そして気付いた時に僕の周りから人は居なくり、残ったのは『最強のお姫様』とかいう口にしたくもない称号だけだった。
◇◇◇
薄暗い廃工場の中、僕が通ってきた広い作業場の跡ではヤンキー共が地に伏して呻き声を上げている。
結構な数に囲まれたとはいえ、ただ囲んで鉄パイプや金属バットで殴ってくるだけならいくらでも対処法はある。
「確か二階だったかな」
夕方掛かってきた電話の主に指定された場所へは、どうやら階段が無いこの部屋からは行けないらしい。
ざっと周りを見渡すと、奥へ続く扉が一つだけある。
「ここを大人数で守らせてるんだしこっちだよね」
銀色に光るドアノブを手に取って扉を開けると、比較的小さめの部屋の奥に上へと続く階段が見える。あの先が指定された場所で間違いないだろう。
スッと部屋へ一歩足を踏み入れた瞬間、すぐ隣で風を切るような音が聞こえてきた。
その音へ向かって右手を伸ばすとスポっと手のひらに冷たい金属の感触が返ってきた。
ヤンキーの神器、鉄パイプである。
「やあ」
にこやかに微笑むと、対する鉄パイプ君も口の端を吊り上げてニヤついている。
その顔が分かりやすいヒントになった。
小さい部屋の中で人が隠れられる場所は一つしかない。ヤンキーの反対側、僕が開けたドアの裏側だ。
咄嗟に顔を反対側に向ける途中、部屋にあるガラス窓に月明かりに照らされた人が映っていた。
あたかもスポットライトを受けているようなその人物は、左足を前へ突き出して身体を支えながら右手を大きく振っていた。
野球でよく見るオーバースローというやつである。
「マジ!?」
開けた扉の裏に隠れていたヤンキーが振り回してきた神器、金属バットを左手で掴んだと同時にガシャン!と窓ガラスを突き破りながら野球ボールが顔面目掛けて飛んでくる。
金属バットの勢いを柔らかく受け止めながら、右膝を地面につけて顔の位置を下げつつ金属バットを自分の顔があった場所に引き寄せた。
必殺を期待していたであろう野球ボールは、金属バットに当たるとコン!と小気味いい音を立てて転々と床に転がった。
「ナイスバント!」
サムズアップを決めたいぐらい良いバントだったのだが、生憎両手が塞がっているので却下。
バントをした張本人が口をアホみたいに開けてこっちを見ていたので、金属バットの先に力を込めて反対側のグリップの部分を顎にお見舞いして口を閉じてもらった。
もう一人の鉄パイプ君には鉄拳制裁。
割れた窓から外を確認すると、ボールを投げてきたピッチャー君の姿は既に無い。
とりあえず一段落したものの、久しぶりに少しだけ心臓が高鳴っていた。
不意打ちは喧嘩の常だが、窓の外からの奇襲を受けたのは初めてだ。
多分、ここのヤンキー連中が考えたわけではないだろう。
「会うのが余計楽しみになってきた」
ワクワクした気持ちを胸に、僕は二階へ続く階段へと足を進めた。
そして、その先で会った彼女と僕は――生涯を共に歩むことになる。
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