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数年後
55話 男達に異変
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今現在シュオナ達は廃墟と化した宿屋に着き物陰に隠れている。
「シュオナ、リュイ、建物の中に誰かいるか?」
ククルとククアはシュオナとリュイの顔を見て確認をする。
2人は首を横に振ったが曇った顔をする。
「生物らしき熱は見られないし、気配もない。でも違和感がある」
「シュオナの言うとうりだ。何かがこの宿屋の中に仕掛けられている感じがある。解除した方がいい。国民に何かあっては手遅れだしな」
「シュオナとリュイがこう言っている。ククル、ククア。俺は解除した方がいいと思っている。他はどうだ?」
ミカギが周りに確認をとる様に周りを見渡す。
「僕はぁ、いいと思うよ~。被害が出てからだと責任は全部こっちに来るしね~。やらなかったら報告書がさらに厚くなるだけだから早く片付けちゃおー?」
チトセは苦笑いをしながらケラケラと笑う。
「俺達も問題ありません」
ルディルの言葉にハヨクは無言で頷く。
「「俺達はもとよりそのつもりだったぞ?とにかく決まったから警戒しながら中を調べよう」」
ククルとククアの言葉を聞いた後周りを警戒しながら宿屋の中に入っていく。
廃墟の宿屋のわりにはとても綺麗だった。つい最近床を箒の様なもので履いた様な跡も見つけた。ここにいたのは確実だと分かった。
「2階には何も無かった。後は宿屋の奥の大部屋だけだ。気を抜かないように」
ククルの言葉に更に警戒しながら部屋の中へと順番に入っていく。それぞれ部屋の部屋を確認しにククル達は各自散っていった。シュオナとリュイは出入口の警戒をする。
そんな時に出入口の扉が唐突にバシン!!と音を出し閉まってしまった。
「なんだ?!急に扉が閉まったぞ?!」
「俺に任せて!」
シュオナは何も気配も音も聞こえなかったので混乱した。
リュイは咄嗟にドアノブに手を掛けて思い切り押す。だが獣人のリュイでもビクともしなかった。
「リュイでも開けれないのか…。もしかしてミスリル合金?」
「流石に宿屋に使わないだろ」
扉を見ながら話していると後から足音が聞こえてきた。
「「どうした?!」」
「お前達大きな音がしたが無事か?!」
「大丈夫ぅ~?」
「シュオナ!リュイ!」
「2人とも大丈夫ですか?!」
全員が大慌てで戻って来た。
「すみません…扉が唐突に閉まり閉じ込められてしまいました」
俯き自身の未熟さを反省をするシュオナ。
「音も気配もしなかったのですか?」
「そう。僕もリュイも音を聞いてない。気配もなかった」
「そうですか。2人が聞き取れなかったという事はこの部屋に入ってしばらくすると自動的に閉じ込められるようになっていたようですね。ククル隊長、ククア副隊長、どうしますか?」
「「どこかしら解除するためのものがあるはずだ。それを探そう」」
「それが懸命な判断だな」
全員が納得して探しに行こうとすると唐突にリュイが顔半分を手で覆い片膝をつく。それを隣で見ていたシュオナは驚き近寄る。
「リュイ?!大丈夫か?何かあった…の、か??」
リュイの様子を見ると何やら顔を赤らめて床を見たままこちらを見てくれなかった。
「皆!リュイの様子がおかしいんだ!!この部屋の何か仕掛けがもう既に発動しているかもしれない!気をつけてくれ!」
シュオナが声をかけた時には全員が何故か顔を赤くして顔半分を覆っていた。
「皆どうして顔半分を覆ってるんだ?人体に悪影響あるような感じはしないぞ?」
不思議に思いククル達に近寄ろうとすると「近寄るな!!」と大声を出して足を止めさせられた。
「ど、どうしたんだよ?急に大声を出して止めなくても普通に言えばいいだろ…」
本当に心配になりさらに近づこうと足を進める。
「シュオナ、頼む…今は近づくな」
「お願いですから…今はあなたに何をするか…」
ルディルとハヨクの言葉に驚き、あと五歩程歩けば手が届くほど近くいる場所で足が再び止まる。
「急にそんなことを言ってもわかるわけないだろ。リュイから始まって皆おかしすぎるぞ?」
「……どうやらシュオナ。いや、女性には効かないようになっているようだな」
ククルがシュオナを視界に入れないように下を向きながら言う。
「女に効かない??…そんな毒物あるわけないだろ」
「どれだけ鈍いんだ…ククルが言っているのは毒物ではない。知っているとは思うがこれは媚薬か興奮剤だ。男しか効かないように改良されているんだろう」
さらにククアが付けたしてくれたおかげで理解が出来た。
「結局は僕以外は動けないということだな。僕が探してくるよ。どうやって異性だけに効果を出しているのか仕組みにとても気になるが壊さないとこの状況を改善しないからな」
シュオナは責任重大な任務を与えられた。場違いなのは分かっていたが頼られたような気がして嬉しかった。
「頑張って探すからそれまで耐えててくれ!はっきりって媚薬?興奮剤?が、どれ程辛いか知らないし、わからない。まず使いたくもないし知りたくもないからな。
とにかく急いで探してみる!一通り探したら一旦ここに戻ってくるから!!敵が乗り込んできてみんなが怪我をしたなんて考えたくもないからな!それじゃ、行ってくる!」
シュオナは各部屋へ何か変な物や不自然な物がないか探しに行った。
「シュオナ、リュイ、建物の中に誰かいるか?」
ククルとククアはシュオナとリュイの顔を見て確認をする。
2人は首を横に振ったが曇った顔をする。
「生物らしき熱は見られないし、気配もない。でも違和感がある」
「シュオナの言うとうりだ。何かがこの宿屋の中に仕掛けられている感じがある。解除した方がいい。国民に何かあっては手遅れだしな」
「シュオナとリュイがこう言っている。ククル、ククア。俺は解除した方がいいと思っている。他はどうだ?」
ミカギが周りに確認をとる様に周りを見渡す。
「僕はぁ、いいと思うよ~。被害が出てからだと責任は全部こっちに来るしね~。やらなかったら報告書がさらに厚くなるだけだから早く片付けちゃおー?」
チトセは苦笑いをしながらケラケラと笑う。
「俺達も問題ありません」
ルディルの言葉にハヨクは無言で頷く。
「「俺達はもとよりそのつもりだったぞ?とにかく決まったから警戒しながら中を調べよう」」
ククルとククアの言葉を聞いた後周りを警戒しながら宿屋の中に入っていく。
廃墟の宿屋のわりにはとても綺麗だった。つい最近床を箒の様なもので履いた様な跡も見つけた。ここにいたのは確実だと分かった。
「2階には何も無かった。後は宿屋の奥の大部屋だけだ。気を抜かないように」
ククルの言葉に更に警戒しながら部屋の中へと順番に入っていく。それぞれ部屋の部屋を確認しにククル達は各自散っていった。シュオナとリュイは出入口の警戒をする。
そんな時に出入口の扉が唐突にバシン!!と音を出し閉まってしまった。
「なんだ?!急に扉が閉まったぞ?!」
「俺に任せて!」
シュオナは何も気配も音も聞こえなかったので混乱した。
リュイは咄嗟にドアノブに手を掛けて思い切り押す。だが獣人のリュイでもビクともしなかった。
「リュイでも開けれないのか…。もしかしてミスリル合金?」
「流石に宿屋に使わないだろ」
扉を見ながら話していると後から足音が聞こえてきた。
「「どうした?!」」
「お前達大きな音がしたが無事か?!」
「大丈夫ぅ~?」
「シュオナ!リュイ!」
「2人とも大丈夫ですか?!」
全員が大慌てで戻って来た。
「すみません…扉が唐突に閉まり閉じ込められてしまいました」
俯き自身の未熟さを反省をするシュオナ。
「音も気配もしなかったのですか?」
「そう。僕もリュイも音を聞いてない。気配もなかった」
「そうですか。2人が聞き取れなかったという事はこの部屋に入ってしばらくすると自動的に閉じ込められるようになっていたようですね。ククル隊長、ククア副隊長、どうしますか?」
「「どこかしら解除するためのものがあるはずだ。それを探そう」」
「それが懸命な判断だな」
全員が納得して探しに行こうとすると唐突にリュイが顔半分を手で覆い片膝をつく。それを隣で見ていたシュオナは驚き近寄る。
「リュイ?!大丈夫か?何かあった…の、か??」
リュイの様子を見ると何やら顔を赤らめて床を見たままこちらを見てくれなかった。
「皆!リュイの様子がおかしいんだ!!この部屋の何か仕掛けがもう既に発動しているかもしれない!気をつけてくれ!」
シュオナが声をかけた時には全員が何故か顔を赤くして顔半分を覆っていた。
「皆どうして顔半分を覆ってるんだ?人体に悪影響あるような感じはしないぞ?」
不思議に思いククル達に近寄ろうとすると「近寄るな!!」と大声を出して足を止めさせられた。
「ど、どうしたんだよ?急に大声を出して止めなくても普通に言えばいいだろ…」
本当に心配になりさらに近づこうと足を進める。
「シュオナ、頼む…今は近づくな」
「お願いですから…今はあなたに何をするか…」
ルディルとハヨクの言葉に驚き、あと五歩程歩けば手が届くほど近くいる場所で足が再び止まる。
「急にそんなことを言ってもわかるわけないだろ。リュイから始まって皆おかしすぎるぞ?」
「……どうやらシュオナ。いや、女性には効かないようになっているようだな」
ククルがシュオナを視界に入れないように下を向きながら言う。
「女に効かない??…そんな毒物あるわけないだろ」
「どれだけ鈍いんだ…ククルが言っているのは毒物ではない。知っているとは思うがこれは媚薬か興奮剤だ。男しか効かないように改良されているんだろう」
さらにククアが付けたしてくれたおかげで理解が出来た。
「結局は僕以外は動けないということだな。僕が探してくるよ。どうやって異性だけに効果を出しているのか仕組みにとても気になるが壊さないとこの状況を改善しないからな」
シュオナは責任重大な任務を与えられた。場違いなのは分かっていたが頼られたような気がして嬉しかった。
「頑張って探すからそれまで耐えててくれ!はっきりって媚薬?興奮剤?が、どれ程辛いか知らないし、わからない。まず使いたくもないし知りたくもないからな。
とにかく急いで探してみる!一通り探したら一旦ここに戻ってくるから!!敵が乗り込んできてみんなが怪我をしたなんて考えたくもないからな!それじゃ、行ってくる!」
シュオナは各部屋へ何か変な物や不自然な物がないか探しに行った。
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